FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/01/30 戦績

 2017/01/30 月曜日 戦績

USDJPY         +43,200円

EURUSD        +161,117円

GBPUSD        +128,604円

AUDUSD         △4,677

USDCAD         +12,323円

EURJPY        +196,100円

GBPJPY        +117,200円

EURGBP         +19,465円

TOTAL         +673,332円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +673,332円

 

月間戦績(01月)

TOTAL      +19,930,418円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL      +19,930,418円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +579,487,267円

 

トランプ大統領の移民政策と言う名の下に行われた、特定の国からの入国を制限する大統領令を端に発した混乱から、月曜日の金融市場は随分と荒れ模様でした。

ドルは日本時間で午前3時過ぎの取引開始前後から売られ、対円だけで無く対ユーロなど他の通貨も上昇しスタートしました。日経平均は前営業日対比で約100円のマイナス、その後欧州時間にかけまして、今度はユーロが大暴落しながらドルだけで無くユーロでも円が買われる状況に、とにかく円しか買う物が他に無いので円買ってますと言う状況でした。あまり、いい買われ方では無いのですが仕方ありません。そもそも、何がいい買われ方なのかと言われても分かりませんけど(笑)。

 

ところで、今回のトランプ大統領の出した大統領令による入国制限って、一体どうなるんでしょうかね。私もアメリカに入国する際には「外国人」ですので、やはり感心はあります。

今回の騒動、確かに批判される部分はあると思うのですが、外国人に対して入国を許可したり、就労を許可したり、居住を許可したり、あるいは退去を命じる事に関しては、国家の権限として認められた正当な権利ですので、やり方の批判はあったとしても、その権利自体を批判する事は本来は間違っているはずなんです。

また「査証 = VISA」を持っているのに入国拒否する事に関して批判的な報道もありましたが、あの報道に関しては完全に間違っておりまして、VISAと言うのは入国を許可する書類では無く、入国審査を受ける権利を持つ事を証す書類でして、VISAがあるから入国出来ないのがおかしいと言う理論は報道したところの勉強不足です。

ニューヨークJFKやリバティ国際空港で足止めされていた方の中にも、既に裁判所への訴えで仮入国が許可になっている方もおられますが、アメリカの入国審査を受ける際にVISAを持っている事の最大のメリットはこれでして、入国審査官の決定に納得出来ない時には、裁判で公正な判断を仰ぐ事が可能なんです。

 

もし、日本人がVISAを持たずにハワイ旅行へ行き、何かの間違いでテロリストと勘違いされ入国拒否されたとしましょう。VISA免除で渡航する際には、現在はESTAと言う事前登録を行いますが、この登録をする際にVISAを持つ人の権利である入国審査官の決定に意義を申し立てる権利を放棄しております。ですので、どのような理由でも入国審査官が「ダメ」と言ったらその場で終了なわけです。

アメリカのビザ免除プログラムの正式名称は "Visa Waiver Program" といいます。アメリカ大使館の日本語訳でも「ビザ免除プログラム」と訳されておりますが、直訳しますと「ビザ放棄プログラム」となります。"Waiver" に、本来は免除と言う意味はありません。単に、アメリカ大使館も日本語にする際に意訳したに過ぎず、本来は「ビザを持つ者の権利を放棄する代わりに、ビザが無くても入国審査を受ける権利を与える」と言う政策なわけです。

 

あまり一般の日本人の方には馴染みが無いかもしれませんが、今回入国を差し止められている国を含む特定の国に過去に入国履歴がある人は、昨年からビザ免除対象国の人であっても、ビザ免除でアメリカに入国する事が出来なくなっております。

私も、過去に中東の国々に入国した事がありまして、ビザ免除でアメリカには入る事が出来ません(笑)。いや、笑い事では無いのですが仕方ありませんよね。アメブロ時代にリアルタイム進行で書いたのですが、昨年アメリカで "とあるビジネス" を始めた際に E-2 条約投資ビザと言うのを取得しておりまして、ビザ自体はあるので入れそうなものなのですが、今は過去の渡航履歴とかひっくり返されて難癖付けられそうなので、アメリカへ行くのは自粛しておいた方がいいのかもしれません。

 

今回の件で既にアメリカに到着し入国が一時的に止められている皆さんは、国籍的に考えますと、恐らくビザを持っている方かと思われます。法治国家として、正当な手段を認め、正当な権利を行使させ、公正な判断を行い、粛々と手続きが進みます事を期待しております。

 


 

さて、そんなこんなで昨日は為替は欧州時間からメインで大混乱と言うか、今回こそは正にリスク回避の円買いでして、上の戦績数字に入っておりません日付が本日1月31日に変わってからも随分と円の高値を伸ばしてくれました。

欧州時間で派手に売られていたのはユーロでしたが、ニューヨーク時間に入りましてからは今度はポンドに対象が移り、ポンドドルが大幅に下落。クロス円のポンド円は「ドル円×ポンドドル」の掛け算ですから、ドル円もそのまま円高進行でしたのでポンドドルの下落と相乗して、ポンド円はジェットコースター状態です。

 

先日、せっかく拾った112円台のドル円も結局は差金決済で利益確定してしまったので、いっそ110円切るくらいまで一気に加速付けて一旦は押してもらって、それからまた「USA!USA! 」を再始動してもらえれば、嬉しいかなと(笑)。とは言いながら、実は既に短いインターバルでドルコスト平均法使い、ドルを買い始めております。為替相場って猫さんと一緒で本当に気分屋ですので、いつ突然、ガラッと方向感が180度変わるか分かりませんから(汗)。

ただ「それほど金価格が上昇していない事」と「原油などの資源が株式下落と共に相関している事」などから、市場関係者的には「トランプ大統領の入国制限政策に関して、大きく金融市場に影響を与え続ける事は無い」と、思っている感じです。もちろん、今後のトランプ大統領の采配次第で逐次状況が変化するとは思いますので、十分注意が必要だと言う事は分かっているでしょう。

 

最近こんなネガティブにさせられるニュースが多いので、今日は何か楽しいニュースでもあればいいなと思うんですが。ああ、芸能人がどうのこうのはお腹いっぱいなので、もう結構です(笑)。