FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

お墓参りに行ってきました。

昨日、お墓参りに行ってきたのですが、その前に。

随分と昨日の大発会はご盛況のようでしたね。その後、本日早朝までのニューヨーク市場でもダウが大幅上昇し「さあ2万ドル!」の流れに乗ってきております。つられ高でCME日経先物も、昨日の東京市場日経平均終値より更に値を伸ばし、ドル建てでは19,700円を越える水準にまで達しております。

 

相場って、よく「調整を繰り返して」とか「急激に上がると調整下げが来る」とか言われてますが、本当の上げ基調の時は調整なんて無く、ただ毎日一本調子で上がっていくのみです。調整と言われるのは大半が利益確定が入るためでして、極端な一本調子に乗ってしまうと、誰しも「もっと行くのでは無いか」と利益確定をためらうものでして、そう言う心理状態になると調整も何も無く、ひたすら誰かが「音を上げる」まで「値を上げる」だけです。上手いこと言った(≧∇≦)/!

今年の株式相場がそうだと言うのでは無く、金融一般論を言いながら、株式市場が盛況だと金融市場全体が良い雰囲気になるので「上がって欲しいなあ」と期待しております。

 

何やら昨日は、ブロ友のぴロシィ~さんは1日で100万近く持ち株が上げたみたいで、一部利益確定したとか。仮に、本日もっと上がる事があっても、利益確定した分はそれはそれで現金が手に乗った *1わけですから、素晴らしい事です。

(元)輸出専業(id:yuan2)さんは、昨年から持ち続けていたCME日経先物のポジションが凄い事になっているとか。これ、よく先物のポジションを持ったまま年を越せるなと、聞いただけでガクブルしてしまいます。週超え(over weekend)も怖いのに、年越え(over year-end holiday)なんて、とてもとても。

 


 

さて、昨日お墓参りに行ってきました。広東語圏では「拜山(カナ表記:バイサン)」と言います。標準中国語では「掃墓」でして、日本人的にはこちらで書かれていた方が分かりやすいですよね。お墓の掃除に行ってお参りしとこうと言う事です。本当は春節(旧正月)とかに行く事が多いのですが、その代わりと言う事で(笑)。それでも、昨日も結構多くの方がお墓参りにやって来ておりました。

 

何度か香港に行かれた事がある方は、ご存知かもしれません。いや、何度か香港に行かれた事がある方でも、よほど注意していないと分からないかな?

香港国際空港からエアポートエクスプレスで九龍・香港方面に向かいますと、まず青衣駅 *2 に到着します。その青衣駅を出発しますと、すぐに川 *3を渡りまして、その進行方向左側にお墓が相当数並んでおります。

わざとそう言う線路の作り方にしたのか、たまたまそうなったのかは分かりませんが、お墓のある左側と逆側、進行方向右側にはビクトリアハーバーそして香港島側が見えてきますので、ほとんどの方はお墓の存在に気が付かないかもしれません。

非常に日当たりが良い場所でして、その上往来する交通も多く、このお墓の裏には火葬場がありまして次々にお仲間が来る事ですし、亡くなってから入るのには寂しくなくていいかもしれません(笑)。 ちなみに、中国語繁体字でも火葬場は火葬場でして、この場所の火葬場は香港に6ヶ所あるうちの1ヶ所、葵涌(クヮイチュン)火葬場です。香港に6ヶ所の火葬場があることなんて、あまり香港人でも知りませんから、この記事をご覧の方は非常に珍しいトリビアを得たと思っていただいて結構です(笑)。

それではトリビアついでにあといくつか、火葬場を管理している香港のお役所は食物環境衛生署と言うお役所でして、日本人的には「食物ですか?(汗)」みたいな感じでしょうが、日本語に意訳しますと保健所です。 また、香港には土葬の風習が残っているため、火葬場ならぬ土葬場と言うものがございます。中国語繁体字では墳場と書きまして、そうあの古墳場の古くない版なので、墳場と言うわけです。

 

香港の場合、やはり今でも土葬を望んでいる方も多く、お墓の使用料はかなり高いです。民間の墓地ですと、日本風に言えば永代使用料として日本円で4~5百万円は平気でかかりまして、公共の墓地ですとそこまで高く無いのですが6年で出る必要があります。ええ、出るんですよ(汗)。出てどうするのかと言いますと、民間の墓地に入るか、その段階で火葬してお墓に入り直しです。最初から火葬しますと、そのままお墓に入るパターンもありますが、最近ではロッカー式の納骨堂がメインになってます。面積が狭い香港では、生きている人が必要な土地だけでも不足しているため、なかなか死後も落ち着くのは難しい感じです。とか言いながら、日本のように家族の墓とかでは無く、通常は1人1個 *4づつの非効率(笑)。これも、もともとは土葬をメインとしてた風習なのでしょう。

 

昨日お墓参りに行きましたのは、私が香港で育った家のすぐ近所に住んでおりましたお祖母ちゃんのお墓でして、お祖母ちゃんと言いましても血が繋がったり養子縁組をしていたりとかではありません。ただ、近所に住んでおり小さい頃から非常に可愛がってもらっておりまして、以前もアメブロ時代に書いたのですが、私と妹が広東語が話せるのは、このお祖母ちゃんが教えてくれたからです。「香港人が広東語話せなかったら、お友達出来なくてカワイソウだから」と言って教えてくれたそうです。教えてくれたと言っても、遊んでもらっていたに近いのですが(笑)。

 

香港、一応は中華圏なので仏教も普及しているのですが、日本が一応仏教国と言いながらも神社などの神道も多く広まっているのと同じように、中国三大宗教として儒教と道教も多く信仰されております *5。もう、ほんと日本の仏教や神道の信仰具合と同じ感じで、何かイベント事がある時だけって言う感じもしないでもありません。

このお祖母ちゃんも、実際に何教の信仰をしてたとかあまり良くわからず、地域的に道教でのお葬式が多かったので「んじゃ道教で」みたいな感じになったそうです(笑)。いや、笑いごとじゃ無いんですけど、日本人でもお寺の檀家になられてる方は現在ではそうおられないでしょう。でも、お葬式は多分仏教式ですよね?それと同じような感じです。ですので、道教のお祈りとかそう言うのは良く分かりませんが、いつもお墓参りに行った時には周りの方の見よう見真似で何とか頑張っております。

そうそう、道教って日本の方にわかりやすく言えば、風水とか陰陽道とか五行思想とかですね。日本でも、お好きな方が結構おられると思います。

 

随分と脱線しましたが、お墓参りに行ってきましたと言うお話しです。

今回、日本に帰る前に行かれて良かった。最近は、いつもエアポートエクスプレスや高速道路から手を合わせてるだけでしたから。 

 


*1:実際には、株の受け渡しは4営業日後ですので、売った株の売却代金が手に乗るのは4営業日後になります。

*2:繁体字:青衣站・カナ表記:チンイージャム・英語:Tsing Yi Station

*3:本当は海峡部と湾部でして、海峡部は藍巴勒海峡、湾部は地元では垃圾灣と言いますが正式名称は醉酒灣となってます。

*4:お墓の数のかぞえ方が「個」と言う単位が合ってるのかどうかは分かりませんが(笑)。日本語では「基」でしたっけ?

*5:元宗主国である英国の影響で、キリスト教を信仰している方も日本の比率よりは多いそうですが、それでも純粋な中華家系の方では、そう多くはないそうです。