2016/12/19 戦績
月曜日からのボーナス相場(笑)。ドル円が下げてると言うよりも、完璧に欧州通貨、特にポンドに対しての上昇(チャート上は下落)で、クリスマス休暇前の調整相場ですね。毎年年末になりますと実需からのドル買いが叫ばれますが、実はドル円に関しては月足で陰線引けしてる12月も多かったりします。
1993年から2015年までの23年間で見ますと、12月に「上がって終わった年=陽線引け」が13回「下がって終わった年=陰線引け」が10回でして、実需のドル買いよりも相場によって振り回されている方が多いことは、チャートを見れば分かりやすいかと思います。この手の判断をする時、大きな波でドル買いなのか、ドル売りなのかを判断しなければなりませんから、少なくても20年程度以上のチャートを見る必要があるでしょう。中には数年のチャートで判断・解説しているサイトなんかもありますから、お気をつけ下さい。
まあ今年は陰線引けするとなると、ここから大変な事になってしまいます(笑)。このままある程度調整が済みましたら、軽くなった市場を狙ってヘッジファンド辺りが頑張って1円2円の乱高下相場でも作って終わるのでしょうか。
さあ今日は、今年最後になります日銀金融政策決定会合の2日目、いつも通りですとお昼過ぎには何らかの動きがあるかと思います。早々と「現状維持」の方針を決めて、委員の皆さんと上級職員の皆さんで松花堂弁当を食べるのか(笑)。それとも、白熱した議論を行って「次回以降で変更の可能氏を示唆する」展開があるのか。
世界情勢もきな臭くなってきておりまして、先日の米海軍無人潜水機の中国による拿捕もそうですが、昨日はトルコにおきましてロシアの駐トルコ大使が銃で撃たれて亡くなると言う事件もありました。大使を殺害すると言う事は、その国の国家元首を殺害するのと同義でして、戦争の引き金や口実にもなりかねない行為です。まあ、この事件を起こした犯人がそこまで考えていたとは思えませんが。ロシア連邦アンドレイ・カルロフ駐トルコ大使閣下のご冥福をお祈り申し上げます。
中東や旧ソ連地域で行ってみたい場所が山ほどありまして、しかもそのほとんどが、危険だったりビザが取りにくかったりする場所だったりするんです。この世の中、なんとか平和になって欲しいんですよね。