FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2016/10/31 月曜日

このブログ、本日月曜日の更新を除き、普段のメインコンテンツは上半分の戦績(実績)報告の部分でして、扱っている内容的にはFXと言う事になっております。

とは言いながら、半分以上は私の適当なコラムがメインな感じにもなってまして、もうFXなんて全く関係無い、子供のことやデジタルガジェットのことなども話題に出ておりますが、それでも仕事の事に関しては極力FXの事に絞ろうとはしておりまして、最近は頑張って日経平均先物や原油の話題を遠ざけておりました。

ところが、つい最近ある方から「最近、エリックさんの原油劇場のお話しが無いのですが、儲かってないからでしょうか?」と言う質問がございました。「えっ?」と少しビックリして返信しましたら「原油劇場のお話し、ノリノリなんで楽しみなんで」と。

そっか、よく考えてみれば、このブログに来てくださってる常連さんのみなさんで、外国為替を中心(メイン)にやられている方って、実は「皆無?」。まあ、別にいいんですけど(笑)。


それでは、ご要望にお応えしましてエリックの原油劇場なんですが、最近は一時期の勢いは無くなりまして、派手な日でも通しリハくらいの感じで停滞気味です。方向感的にはバッチリなので「上がる日には買い」「下がる日には売り」これだけでも凄い事なんですけど、強い情報が無いと大きく出るのはなかなか難しいようです。

それと、実はエリックから言われまして、もう何社か今使っているディーリングデスクから注文を出せる原油先物取引が可能なブローカーと契約しました。「そんなの、申込書を出して審査受けてOKなら簡単に口座開設できるだろ?」と思われるかもしれませんが、法人で、しかも一応は金融取引を専門として成り立っている法人としては、どこでもいいから口座を開くと言うわけにはいかず、色んな条件があるんです。

一番の条件しては「安全なブローカー」と言う当たり前な事があるのですが、もう1点重要な事がありまして、いま現在使っております①取引銀行と、新しく契約する②ブローカーの双方にて、①の銀行が提供しているサービスである「Prime Brokerage = プライムブローカレッジ」を受け入れてもらえませんとなりません。これ、なにかと言いますと「①の銀行さんが②のブローカーにうちの会社の保証を行い、②のブローカーには証拠金を預けずに取引をさせてもらう」と言う事が一番のメインになります。

ちなみにこのサービスを利用する事で、①の銀行さんを使って銀行との直接取引にも関わらず、まるでFXのようにレバレッジを掛けた取引も可能でして、このお陰で「北欧のFXをメインにする、あの有名な "とある" 銀行さん」との間で、ごくたまに Bit と Ask が逆転するアービトラージチャンスがあったりとか、何気に面白い。いや、各銀行さんご本人様たちは面白く無いとはおもいますけど(汗)。


で、なぜエリックが複数の原油先物取引が可能なブローカーとの契約を希望して来たのかといいますと、わざと予想とは反対方向の注文出してる(汗)。いや、最近話題の見せ玉とか価格操作とか市場操縦とかでは無く、1社のブローカーに集中させて多くの利益を出して行くと、エリックが注文したら、それに乗って同時に注文を出すようにブローカーのシステムが組まれてしまうと。なぜそれが嫌なのか、理由の一つとしては「不愉快」、そしてもう一つとしては「自分の利益を逸する可能性がある」と言う事です。

つまり、エリックが100枚注文を出した時に、ブローカーが同時に100枚いやそれ以上の枚数を注文出したとすると、エリックが買えたであろう金額では買えずに高い価格で買わさせられ、逆に決済する時には売れたであろう価格よりも低い価格でしか売れなくなる可能性があるわけです。FXは相対取引とは言え、そこまでは考える必要が無い流動性がありますが、市場規模が小さい先物市場では重要なんだそうです。

なので、普段から「損をする取引もあえて行う」事で、ブローカーに目をつけられないようにすると言う事でして、既に目をつけられていたであろう先日の派手に原油劇場を繰り広げました時のブローカーさんでは、今回は申し訳ないけど、他のブローカーで取引して回収した分の半分程度は損失で終わるような取引を入れさせてもらったそうです(汗)。もし、そのブローカーが、エリックが注文したらそれに乗って同時に注文を出すようにシステムを組んでいたとしたら(゚A゚;)


と、結局はFXとは直接関係無い話しになってしまったわけですが、もうこの際それも仕方ないでしょう(笑)。

 


 

今週は、本日10月31日を除き残りの平日4日間は11月です。ほぼ11月と言ってもいい週の幕開けです。今年も残りあと約2ヶ月、外国為替市場としてはクリスマス近辺で年内の主だった取引が終わりますので既に2ヶ月を切っております。

今年に悔いを残さないように残り約2ヶ月を有意義に過ごすため、まずは今週一週間を頑張って乗り切り、来週、そして再来週につなげていきましょう。