2016/08/26 戦績
米ワイオミング州ジャクソンホールにて行われておりました、カンザスシティ連銀主催の経済政策シンポジウムにおきまして、FRB議長ジャネット・イエレン博士の講演が行われました。内容的にはおよその予想通りだったのですが、とにかくこのイベントのお陰で全く動意が無い一週間でしたので、正直終わってくれた事が嬉しいです。
発言内容が伝わる毎に当初は神経質な値動きでして、正直言って講演開始時刻直後の「ドル買いスパート&全戻し+オーバーシュート」は、ちょっと何してるんだか分かりません。
流行の最先端である御発注(誤発注)か、流動性が低下して広がった銀行間スプレッドを値動きと勘違いした金融機関やヘッジファンドの自動取引システムが勝手に注文を出したのが連鎖したのか、まあ何でもいいんですが、最初の行って来いが取れなかったばかりか、少し利益を落としたので一応文句言っておきました(笑)。
今回、イエレンのおばちゃん議長の講演内容を元にドルが買われており結果として対ドル通貨ペアはドルに対して下落しておりますが、ちょっと毛色が違うのが円でして、 円だけはドルを買うために売られるのでは無く、積極的に円が売られている感じがあります。
どうも、値動きを見ておりますと1ドル100円を切ってもらっては困る人たちと、101円台に乗ってもらっては困る人たちがいたような感じでして、今までドル円の動きを敢えて抑えていた人たちが、さすがに今回のこの値動きで匙を投げたのか、あるいは値を抑える事に耐えられなくなったのか。そんな感じがしました。
今は日本時間で 2016/08/27 02:17 でして、値は落ち着いております。今後、黒田日銀総裁の出ているパネルディスカッションでの内容が伝わったり、今回のシンポジウムが閉会後に囲み取材で内容が伝えられたりしますと、もう少し何かが動く可能性もあるかもしれません。
裁量取引のポジションも持ってしまっているので、今日はこのまま朝までかなと言う感じです。