2016/08/02 戦績
見て下さい、この美しいドル円の下落(笑)。
ほとんど混じり気の無いキレイな下落でして、東京時間と欧州時間の間に若干戻しまして、欧州の指標が出揃った後でニューヨーク時間開始まで微妙な戻しと言うか、ほぼ動意無しと言う状況。下落する時はキレイに線が引けそうな感じで下落しております。ああ、私あんまりチャートにお絵かきするの好きじゃ無いんで、いつも見ているのは素のチャートです。精々引いたところで、MA(移動平均線)くらいでしょうか。彩りとして(笑)。
世界的に昨日は株安が進行しまして、円に資金が入ってきた感じを受けました。いつもは「有事の円買い?塩害じゃねえの?(笑)」「円が逃避通貨?愛の逃避行とどっちが美味しい?(笑)」みたいに笑っておりますが、昨日は円を買っていると言うよりも、資金が円に流入していると言うような感じでして、 それが上のチャートに現れていると思います。
それぞれの市場で一番いつも値が動く時間帯「東京時間は仲値から後場終了まで」「欧州時間はニューヨーク時間と被ってる時間が多く、いつも方向感が付く欧州時間開始から主要指標が出そろう位まで」そして「ニューヨーク時間は開始から終了まで」これらの時間帯では迷うこと無く、大口の利益確定が入る事も無く、淡々と手持ち資金を円にしていくような雰囲気でした。
結局、株安・原油安・金価格上昇のコンボでして、昨日は豪州中銀が政策金利を25bp引き下げまして、瞬間は豪ドルが売られたのですが、米ドル売りの流れでその後買い戻されどころか豪ドル買いの展開になりまして、結果として「政策金利引き下げは織り込み済み」と言ういつものアレです(笑)。
月曜日にも書いたのですが、今日は朝から通常はあまり意識されない、日銀金融政策決定会合の要旨公開がありまして、 今回は6月に開催分の要旨公開なので、最近の日銀の政策に対するスポットの当たり方からしますと、内容次第で若干いつもより円が動く可能性もあると考えております。
昨日は財務大臣の麻生さんが、為替の値動きを緊張感を持って見守ると言う発言もありまして、できれば議事要旨公開で政府も日銀も、少しは円安に向かってほしいと思っているのが本音でしょうか。
私は、動くように動くところを、のほほんと見守りたいと思っております(笑)。