FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/05/23 月曜日

2022年第21週の月曜日です。

先週末は、ドル円が微妙に128円を割り込んだラインで終えまして、ブルームバーグが榊原英資氏による「ドル円は150円になる可能性がある」との発言を取り上げ始めたことから、そろそろ円安も終焉の頃合いかな?と思っております(笑)。

www.bloomberg.co.jp

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さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で25日水曜日午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の金融政策と政策金利を発表します。政策金利は現状 +1.50%から 50bp(ベーシスポイント)の引き上げで +2.00%との大方の市場予想となっております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、23日月曜日午後8時半パキスタン,午後9時ガーナ,午後10時イスラエル、24日火曜日午後4時半インドネシア,午後10時半ナイジェリア、25日水曜日午前11時ニュージーランド,午後7時ガンビア,午後11時モザンビーク、26日木曜日午前3時グァテマラ,午前10時韓国,午後8時トルコ、27日金曜日午後7時ブルガリアなどが予定されております。

 

26日木曜日早朝3時に、米FRBが前回5月3~4日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、一気に50bp(ベーシスポイント)の利上げを行っておりまして、今後もこのペースが続くのかどうか今回の議事要旨で手がかりを探ろうと非常に注目が集まっております。

 

直接金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、本日23日月曜日に日米首脳会談が東京にて開催されます。経済面での協力などの話し合いはあるにしろ、特に金融市場に直接影響がある内容があるとは思えませんが、対中・対ロシア・対北朝鮮などの発表で、間接的に金融市場に影響が出てくる場合も考えて警戒はしておいた方がいいでしょう。

www.nikkei.com

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次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日23日月曜日、正直言って注目指標と言えるような発表がありません。一昔前でしたら、午後5時に発表されますドイツのIfo企業景況感指数なんかが注目されていたのでしょうが、ここ最近の指標スルーが状態化した市場環境と、ユーロに関しては、欧州の個別国の状況では動かなくなってきており、この指標も動意に結びつくようなことはなさそうです。

明日24日火曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表があります。アメリカの経済を支えている個人消費で一般的には最大の金額となる住宅関連指標ですが、ここ最近は随分と回復しておりまして、この新築住宅販売件数は完全に新型コロナウイルスの影響前の水準を超えております。実は、新築住宅販売件数に関してだけは新型コロナウイルスが猛威を振るっていた頃もあまり数値が低下しておらず、むしろ伸びていたような感じもありました。いずれにせよ、注目の指標である事には間違いありません。

25日水曜日、この日もあまり注目の指標がなく、午後3時にあるドイツの四半期国内総生産(GDP)にしても確定値でして、極端に大きく変更がなければスルーされる程度の指標です。午後9時半にありますアメリカの耐久財受注ですが、いつもなら変動が激しい輸送用機器を除いた数値が注目されるところ、航空機・船舶などを含む超高額な輸送用機器の受注がアメリカ経済成長の起爆剤となるため、輸送用機器を含めた総合値が伸びる事を期待されております。

26日木曜日、午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)が発表されますが、欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表のため、極端に大きく変更がなければスルーされそうです。

27日金曜日午前8時半に東京都区部消費者物価指数(CPI)がありますが、これで市場が動いた事なんて過去に数えるほどしか無く、週に1回くらい日本の指標を書いておこうと言う趣旨でしかありません(笑)。とりあえず書いておきます。午前10時半に豪州の月次小売売上高の発表があります。豪ドルですが、総選挙も終わった直後と言う事でナイーブな動きになる可能性もあり、指標には高反応を示すかもしれませんので注意しておいた方が良さそうです。そして、指標日照りな今週に突如現れる大型指標、午後9時半にありますアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標です。間違いなく今週注目度ナンバーワン指標で、むしろ注目度オンリーワン指標と言っても過言ではなさそうな気がします。なにせアメリカの経済は個人消費にかかってます。また、個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)は、同様の指標である消費者物価指数(CPI)よりも広範囲の調査対象のためFRBが最も注目していると言われており、PCEデフレーター・コアPCEデフレーターの数値しだいでは米ドルが極端に動意づく可能性もありそうです。最後、午後11時にミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレ・確定値の発表があり今週も終了です。

それと、27日金曜日にアメリカの債券市場だけが米東部で午後2時で取引終了となります。来週の月曜日がメモリアルデーの祝日で連邦休日となっているため、その前営業日を半休にする事で連休の効果を高めるためと言う理由です。午前中だけの取引ではなく午後2時に終わると言う事で、正確に言えば半休と言うわけでも無いんですが、英語で言うと「Partial Holiday (パーシャルホリデー) 」でして、直訳すると「部分的な休日」となりますが、意訳するとやっぱり半休?(笑)。22日に債券市場が半休での直接影響は外国為替市場や株式市場へ無いとは言っても、来週月曜日までアメリカが連休になる事によるポジション整理や動意の低下などはありそうですので、その辺りは注意が必要でしょう。


 

最近天気が悪い日が非常に多く、このまま梅雨に入ってしまうのでは無いか?と半分諦めモードに入り始めております。もっとも、日本より緯度が赤道に近い地域では、梅雨どころか雨季がありますので、日本はまだマシとも言えます。まあ、「◯◯よりマシ」とか言い出した段階で半分諦めモードどころか、完全諦めモードと言った感じですけど。いっそ、梅雨が無い北海道にでも移住しましょうか。移住するにもお金がかかりますし、とりあえず稼いでから考えたいと思います(笑)。

今週も一週間、生活レベル維持したまま東京から北海道に移住できるほどお稼ぎできるよう、がんばってまいりましょう。


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2022/05/16 月曜日

2022年第20週の月曜日です。

ドル円も130円を切って週末を越え、今週の円がどうなるのか楽しみです。もっとも、ユーロ円やポンド円、豪ドル円など対米ドル以外では既に少し落ち始めておりまして、そう言う部分はマスコミさんでは報じないようです(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で16日月曜日午後0時半チュニジア、18日水曜日(時間未定)ザンビア,午前7時ウルグアイ、19日木曜日午前11時スリランカ,午後4時フィリピン,午後10時南アフリカ、20日金曜日午前2時40分エジプト、21日土曜日午前7時にパラグアイなどが予定されております。日本の皆さんにおなじみなところとしては、19日午後10時にあります南アフリカくらいでしょうか。

 

17日火曜日午前10時半に豪州中銀RBAが前回5月3日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。この回は、RBAが政策金利を従前の 0.10%から 25bp(ベーシスポイント)引き上げ 0.35%とした回でして、政策金利を上げたことよりも、今後の利上げに関することで議事要旨にどのように書かれているのか期待が集まっております。「終わったことは終わったことでもういいや」的な感じです(笑)。

19日木曜日午後8時半に欧州中銀ECBが前回4月11日に開催しました理事会の議事要旨を公開します。この回は、貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO-3)の優遇金利貸出期間を当初の予定通り6月にて終了すると決定し、量的緩和政策の終了時期を早ければ7月まで前倒しすると示唆した回でした。議事要旨の公表を受け、市場の期待感とECBの考えの間にどの程度の乖離があるのかが、外国為替市場を含む金融市場の動意が発生するポイントとなるかと思われます。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日16日月曜日、特に注目度が高い指標は無いのですが、強いていえば、午前11時に中国の月次小売売上高の発表、午後9時半にニューヨーク連銀の製造業景況指数の発表があるくらいでしょうか。中国の小売売上高は、前年比で大幅減となる市場予想となっておりまして、市場予想に沿った結果であったとしてもパッと見の数字で判断する可能性もあり、上海や深圳そして香港などの株式市場が動き、そこから外国為替市場へ波及してくる可能性もあります。

明日17日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。ハードカレンシー発券国の雇用関連指標と言うだけでなく、午後3時と言う非常に動きやすい時間のため注意が必要です。午後6時にはユーロ圏の圏内総生産(GDP)があります。欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表となってまして、よほど大きな変更でもなければスルーとなるかと思われます。午後9時半にアメリカの月次小売売上高の発表があります。この指標が今週の注目ナンバーワン指標となりまして、火曜日にして今週最大の山場を迎えてしまいます(笑)。

18日水曜日午前8時50分に日本の四半期国内総生産(GDP)速報値の発表があります。今回は前期比・前年比ともマイナス予想となっておりまして、また状況がよくわかってない(あえて分かろうとしない)マスコミの皆さんが「日本おしまい」と報じるのでしょう(笑)。それ以外では、株式市場も外国為替市場も反応するような感じは現時点ではありません。午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)を含む各種物価指数や小売売上高など英国の集中指標発表があります。英国は物価上昇がアメリカなんてレベルでは無い凄い勢いで伸びてまして、今回の数字次第では「もう一気に利上げするしか無いだろう」的な予想も現実味を帯びてきそうな感じです。正直言って、ポンドの動きが楽しみです。午後9時半にカナダの消費者物価指数(CPI)が発表されます。当然、カナダの指標は対カナダドルだけでしか動きを期待できないのですが、カナダドル好きの私としては注目の指標となっております。同じく午後9時半にアメリカの住宅着工件数や建築許可件数など新築住宅関連指標の発表があります。アメリカの経済を支える個人消費の最も高額な買い物である住宅供給に関しての数字ですので、直接は政策金利の決定に影響は薄いものの、経済全体の状況を見るのに重要な役割を持つ指標です。極端に拡大解釈して金融市場が大きく動くこともございます。・

19日木曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。順調に回復している豪州の雇用ですが、逆に言えば「順調に回復していて当たり前」と言った見方もされており、失業率や新規の雇用者数などが事前の市場予測通りで当たり前、少しでも下回ると絶望と言う仮面を被った売りが入る切っ掛けになりかねません。豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨の取引をされている方は要注意です。午後9時半にアメリカの週次失業保険関連指標の発表や、午後11時にアメリカの中古住宅販売件数などアメリカの「そこそこ指標」が発表されます。

20日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)が発表されます。なにせ日本の場合、物価上昇すると「生活が苦しくなる」と揚げ足をとり、物価が伸び悩むと「政府や日銀が無能」だと叩かれるだけのような気がします。最近は、円安による輸入物価上昇や資源高を受けたことにより物価上昇しているのが、さも本来の物価上昇とは違う的に報じられていることが多いのですが、当然ですが原因がそれらであっても物価上昇は物価上昇であり、当然に賃金上昇の圧力となるわけです。そして、この日は注目度が高いEU圏やアメリカの指標発表が無いため、午後3時にある英国の小売売上高の発表が最後の注目指標の発表となります。午後3時に注目指標の発表が終わると言う、なんとも早すぎる感じですが、こればっかりは仕方ありません。


 

最近やたら雨が多い東京でして、「もう梅雨?」と聞きたくなるような感じになってきております。季節の変わり目などは予報もハズレたり、突如変更になることも多く、どこまで天気予報を信用していいのか難しいところです。本格的に梅雨になる前に、雨が多いと果てしなく雨の日ばかりが続きそうで、そろそろ晴れの日も多くなって欲しい感じがしますが、こればかりは神頼みしかなさそうです。

天気が不安定なところで、せめて金融市場くらいは安定して欲しいところで、利益さえ出ていれば天気なんて些細なことと思えるでしょう(笑)。今週も一週間、雨降りが些細なことと思えるよう、頑張ってまいりましょう。


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2022/05/09 月曜日

2022年第19週の月曜日です。

ゴールデンウィークも終わりまして、と、これを書いている段階ではまだ終わっていないわけですが、ぶっちゃけ今回のゴールデンウィークは非常に充実していたため、若干遊び疲れた感じではあります(笑)。

昨年2021年、一昨年2020年と、2年連続で新型コロナウイルスの影響によりゴールデンウィークは大人しくしておくのが社会的なコンセンサスとなっていた感じで、買い物すら息を潜めるような状況でした。

今年も、それ以前の状況まで戻ったとは言えずとも、お出かけをしていても問題無いレベルにまで戻った事は喜ばしい事です。ゴールデンウィークが終わり、当然に新型コロナウイルスの感染者数は増加する事でしょう。その数字だけに振り回され、またしても社会の営みを抑止させるような発言だけが大きく取り沙汰される事だけは無いようにしていただきたいと思います。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10日火曜日午後9時ルーマニア、11日水曜日(時間未定)ルワンダ,午前6時ホンジュラス,午後4時マレーシア,午後5時ジョージア(グルジア)、12日木曜日午後7時セルビア、13日金曜日午前3時メキシコ,午前8時ペルー,午後0時半チュニジアなどが予定されております。

本日9日月曜日午前8時50分、日本銀行が前々回3月17~18日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。日銀は「議事要旨」を公開する前に「主な意見」と言う議事要旨のサブセット版のようなものを公開してまして、既にこの回の主な意見は1月26日に公開され、その時は完全スルーでした。今回も恐らく何も無いかと思いますが、念の為に注意だけはしておいた方がいいかと思います。

12日木曜日午前8時50分に、前回4月27~28日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。 分かりやすいんです、が、たぶん値が動く事は無いでしょう(笑)。

と、言うことで、今週は日銀の議事録関係の公開が2件あり、金融政策関係ですと日銀のこれだけと言う少しさみしい週となっております。その分、ちょっとした事でも「◯◯待ち」と言った状況が発生しないため値が急激に動く事もあり、むしろ注意が必要な週となっております。特に先週FOMCを終えておりますのでFRB高官らがこぞってアレコレ言い出す週でもあり、発言関係に敏感となりそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

9日月曜日、特に目立った指標はありません。午前8時半に日本の勤労統計調査が発表になりますが市場に影響があるとは思えず、とりあえず日本の指標なので書いてみました(笑)。

10日火曜日、この日も特に注目の指標はありません。午前8時半に日本の全世帯家計調査がありますが市場に影響があるとは思えず、とりあえず日本の指標なので書いてみましたパート2(笑)。午後6時にドイツとユーロ圏のZEW景況感調査が発表になりますが、これも赤字で強調するほどでは無いでしょう。

11日水曜日午後9時半にアメリカの月次消費者物価指数(CPI)が発表になります。突然やって来る大型指標でして、いきなり今週注目ナンバーワン指標となっております。先週あったFOMCでは市場が予想していた通りの結果となり、材料出尽くしで一旦はドル売りとなったわけですが、ここで再度CPIが材料となるのかどうか。前回値や事前の市場予想との乖離がどの程度になるのか、指標発表直前まで動向を注視しておきたいところです。

12日木曜日午後3時に英国の第1四半期国内総生産(GDP)各種生産指数貿易収支など集中発表が予定されております。特にGDPは非常に注目されており、午後3時という外国為替市場が動きやすい時間という事もあるためポンドが極端に振れる可能性もありそうです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表があるため注目度は低いのですが、もしCPIの発表で動けないような状況、例えば市場予測とピッタリ一致となった場合などはPPIが注目される事になるため、前日のCPIの流れから注意しておく必要がありそうです。

最後13日金曜日、この日も目立った指標がありません。13日の金曜日という事で恐れおののき指標発表をしないのでしょう(笑)。午後11時にミシガンなんとかさんのなんとか指数速報値があり、今週は終了となります。


 

さて、ゴールデンウィークも終わりまして、次の日本の祝日は7月18日海の日となってます。天皇誕生日が12月23日から2月23日に移動し12月も祝日が無い月となってから、また以前のように「公務員のボーナス月には祝日が無い」と言う状況になっております(笑)。

12月は年末年始休みが入りますし、日本でもクリスマスはなんだかんだ言ってホリデーモードですが、6月は本当に何も無いため、せめて6月には各々がセルフ休暇を取れる雰囲気になれるよう、なんかイベント的なものでもあればいいように思います。そういうところ、大手広告代理店が頑張ってくれるといいのですが。

いつまでも祝日祝日言っていても祝日が増えるわけでもありませんし、そろそろ本気出して頑張りたいところです。まずはその第一歩、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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2022/05/02 月曜日

2022年第18週の月曜日です。

ゴールデンウィークの連休突入前だった先週の木曜日、日銀が金融政策決定会合を行いました。会合の内容としたら、金利抑制についての方針を明確にしただけで、ここのところ急激に進行している円安についての策は提示せず⇩

jp.reuters.com

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その結果、久々に登場した1ドル131円台⇩

今週は、ゴールデンウィークを堪能しながら、このドル円の動きもお楽しみにしたいと思います。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月3日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.10%から15bp(ベーシスポイント)の引き上げを行い 0.25%とするとの市場予測となっておりまして、ここ最近は住宅価格の上昇だけでなく物価全体が上昇してきている事から、利上げしても耐えられると判断する可能性は十分にあるかと思います。

jp.reuters.com

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5日木曜日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.50%上限から 1.00%上限へと50bp(ベーシスポイント)引き上げが予想されております。また、午前3時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。この50bp引き上げなんですが、国際通貨基金(IMF)の会合でパウエル議長が発言したものでして、結果に注目しております。

jp.reuters.com

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5日木曜日午後8時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は 0.75%から 1.00%へと25bp(ベーシスポイント)引き上げ予想が大半となっております。また、金融政策発表後にベイリー総裁による記者会見も予定されております。アメリカでは、かなりイケイケな感じで物価上昇が続いておりますが、英国では少し物価上昇が落ち着いてきておりまして、利上げに関して少しだけ期待感が低下してきております。今回利上げが行われたとしても、発表される声明文にて物価上昇に対する意識がMPC委員の中でどのようになっているのかによって、今回の発表直後の値動きが随分と変わってきそうです。

jp.reuters.com

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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、3日火曜日午後1時半豪州,午後5時アルメニア,(発表時間未定)マラウィ・4日水曜日午後5時半アイスランド・5日木曜日午前3時米国,午前6時ブラジル,午後5時ノルウェー,午後8時英国,午後9時半チェコ,(発表時間未定)クウェート,バーレーン,アラブ首長国連邦,サウジアラビア,香港,マカオ,ヨルダン,ポーランド・6日金曜日午前8時チリ,午後9時モルドバなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

4日水曜日午前6時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融安定性報告書(Financial Stability Report)を公表します。また、6日金曜日午前10時半に豪州中銀RBAが四半期金融政策報告(Statement on Monetary Policy)を公開します。それぞれ発表時間の直後にはNZドルや豪ドルの動きに注意しておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

2日月曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。この発表の15分前にマークイット社のPMIが発表されるので、その数字次第ではマークイット社のPMIからのコンボでドル急変が発動するかもしれません。

3日火曜日、特に目立った指標は無いんですが、午後11時にありますアメリカの製造業新規受注くらいでしょうか。

4日水曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。発表時間は月曜日と同じですので、その時間だけ一応気をつけておけばいいでしょう。午前7時45分にニュージーランドの失業率など雇用関連指標の発表があります。午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートの発表があります。先月は随分とブレが収まりまして、果たしてこのまま大きくブレずに続くのか、そこが気になって仕方ありません(笑)。午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数がありますが、この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも要注意です。

5日木曜日、純粋な指標としては目立つ指標が少ない日となってます。午前10時半に豪州の住宅建設許可件数がありますので、豪ドルを取引している場合には少し注意しておいた方がいいかもしれません。

6日金曜日、日本ではゴールデンウィークが明けるのか、まだ明けないのか微妙な日となります(笑)。午前8時半に東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表になります。これで市場が動いた事なんて過去に数えるほどしか無く、週に1回くらい日本の指標を書いておこうと言う趣旨でしかありません(笑)。そして午後9時半にアメリカの雇用統計があります。今週の注目ナンバーワン指標となります。FOMC直後の発表と言う事もあり、FOMCでの雇用に関する言及も雇用統計発表後の値動きに関わってくるため、その辺りも注意しておきたいところです。また、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標も発表となります。


 

ゴールデンウィークに突入し、本日2日月曜日と6日金曜日もお休みですと9連休と言う方も多いかと思います。

普段は平日がお仕事のため、このゴールデンウィークはFXをやろうと楽しみにされていた方もおられるでしょう。最近は非常に値動きも大きく、短期の売買でも上手にやれば収益があげられるチャンスがゴロゴロしております。逆に言えば、損失を出す可能性も大きい感じですので、どうかストップロスだけは忘れずにいて欲しいと思うところです。

せっかく本当にゴールデンなゴールデンウィークなんですから、皆様もどうかよい連休をお過ごしください。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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2022/04/25 月曜日

2022年第17週の月曜日です。

本日はオーストラリアやニュージーランド、南太平洋の島国の多くで ANZAC Day(アンザックデー)と言う祝日となっております。また、英国は祝日ではありませんが、ロンドンにて戦没者慰霊祭が行われます。アメリカで5月最終月曜日に行われる戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)と同じような日でして、当初は第一次世界大戦のガリポリの戦いで戦った兵士らを追悼する日だったものが、徐々に全ての戦没した兵士らを追悼する日となったようです。

そして、いよいよ日本では今週末となる4月29日金曜日からゴールデンウィークが始まります。特に、スワップポイントの付与・徴収が変則的となるため、ご自身の取引しているFX業者のアナウンスを注意しておいた方がいいでしょう。基本的にはニューヨーク時間で、26日火曜日終了時点で4日分、27日水曜日終了時点で4日分、29日金曜日終了時点で3日分のスワップ受け払いとなるかと思います。相場の状況次第では、ドル円ショートなんて一瞬クローズして再度エントリーした方がいいような状況もありえそうです。みんな考える事は同じで、失敗したら大変ですけど(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で4月28日木曜日お昼の正午前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。事前の市場予想では、政策金利は -0.10%の現状維持が大半となっております。今回は年に4回公開されます「経済・物価情勢の展望」いわゆる日銀展望レポートが金融政策の発表と同時に公開される事になっております。今回の発表では「物価上昇率の引き上げ」が行われるとみられ、円安についても何か言及があるかもしれません。と言うか、言及がある事を期待してます(笑)。また、午後3時からは日銀黒田総裁の記者会見が予定されております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、25日月曜日午後1時半キリギスタン,午後6時カザフスタン、26日火曜日午後9時ハンガリー、28日木曜日(時間未定)ボツワナ,午前3時グアテマラ,午前7時コスタリカ,(正午前後)日本国、午後4時半スウェーデン、29日金曜日(時間未定)マラウィ,午後7時ブルガリア,午後7時半ロシア,午後9時アゼルバイジャン、30日土曜日午前3時コロンビアなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日25日月曜日、特に目立って注目の指標はありません。最近は、物価関連と雇用関連の指標以外では全く動じない感じですので、あえて余計な指標まで追いかける必要は無いようにも思います。

明日26日火曜日午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標の発表があります。日本の場合、雇用に関しては資本主義とは思えないような高水準での雇用維持が継続されており、失業に関する数値が日銀の金融政策に与える影響は非常に小さいため、注目度合いが低い傾向があります。今回もそのたぐいでしょう(笑)。午後9時半にアメリカの耐久剤受注が発表されます。輸送用機械を含む総合値がどれだけ上昇するのかが、市場の反応するポイントになるかと思います。午後10時にアメリカの米連邦住宅金融局(FHFA)が発表する住宅価格指数と、同じく午後10時にアメリカのファイサーブ社が集計しS&P社が発表するケースシラー(CS)住宅価格指数の発表があります。指標発表サイトなどではCS米住宅価格指数をメインにしているんですが、こちらは全米の主要都市における実際に取引された様々な物件を集計しているため、現金で購入された物件も、低額物件も高額物件も全て含まれております。対してFHFAが発表する方は公社融資を受けた全米全ての物件が対象となるため、あらゆる都市が含まれている一方、公社融資の受けられる信用力が高い者が購入した物件だけが集計対象となり、当然ですが現金で売買された場合や、信用力が低く民間の金融機関だけで融資を受けた場合は集計に入りません。統計を分析するためには、何がなんでも全ての情報をかき集めればいいと言うわけではありませんが、こう言う事も知った上で指標を見る事は、数字を見て判断する上で必要な知識かと思います。政策金利を利上げするとなったら、当然に住宅ローンの利率も上り、住宅価格も上昇します。既に住宅価格は高騰しておりますので、今まで以上に注目度が上がりそうなのが住宅価格指数でしょう。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表があります。いまアメリカは「USA!USA!」モードに突入しつつあり、アメリカの経済を支えている個人消費で一般的には最大の金額となる住宅関連指標は今後非常に重要性が増してくるでしょう。そろそろ注意が必要な頃です。

27日水曜日午前10時半に豪州の四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。豪州中銀RBAは中銀としては異例の権限の少なさの中で頑張っておりまして、ここ最近は住宅価格だけ上昇する事が悩みのタネでした。ここにきて、消費者物価指数全体が上昇してきており、そろそろ物価全体のバランスを考慮して利上げが可能となってくる頃です。そのため、今回のCPIの数値しだいでは大きく豪ドルが動くかもしれません。

28日木曜日午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表があります。この指標が今週の注目ナンバーワン指標となっておりまして、GDPの伸びもそうなんですが、国内総生産のひとつの指標として発表になる物価の変動を示す、個人消費支出デフレーター(PCEデフレーター)が注目されております。消費者物価指数(CPI)よりも広範囲の調査対象のためFRBが最も注目していると言われており、PCEデフレーター・コアPCEデフレーターの数値しだいでは利上げが早まるような観測や報道も出てくるかもしれません。

29日金曜日、この日は欧州各国で消費者物価指数(CPI,HICP)や国内総生産(GDP)の発表が相次ぎます。個々の国の指標がユーロに対して大きな影響を与えるような状況ではありませんが、束になってかかってくるため午後3時以降の欧州時間には注意しておいた方がいいかと思います。午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)があります。最近はカナダドルの動きが対米ドルであまりパッとしませんが、カナダドル好きとしては、この辺りでカナダの底力を見せつけて欲しいと思うところです(笑)。同じく午後9時半にアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標が発表になります。こちらが今週注目ナンバー2指標となっております。PCEデフレーターはFRBが利上げを迫られる瞬発力の指標、この個人収支関連指標はもう少し長いスパンで利上げをしても大丈夫かFRBが判断するための指標と言う意味合いがあります。いずれにせよ、数字が良ければFRBの利上げ方針が変わらないって事でいいでしょう(笑)。最後、午後11時にミシガンなんとかさんのなんとか指数 確定値があり今週は終了です。


 

今週末はいよいよゴールデンウィークが始まると言うだけでなく、週末と月末が完全に重なります。週の途中で月が変わるのと違い週末と月末が重なりますと、月末要因に加え更に週末リスク回避などの売り買いも交錯するため極端に動く事もあり、今週末は特に値動きには注意が必要です。もっとも、極端に動く事を狙ってポジションを持ってみると言うも面白いかもしれませんけど(笑)。

ゴールデンウィークを前にして、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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