2022/04/18 月曜日
2022年第16週の月曜日です。
本日18日月曜日は、欧州の多くの国ではイースターマンデーの祝祭日でお休みとなっており、金融市場も休場となるところが多くなっております。ただ、アメリカでは連邦の祝日では無いので連邦機関や金融機関、金融市場はオープンします。このあたり、多民族国家であるがゆえに宗教的な意味合いが強いイースターを祝日の理由にできないとか言われてますが、だったらクリスマスはどうよ?と言う感じもありまして、実に都合がいい多民族国家の主張です(笑)。
さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、19日火曜日午後4時半にインドネシア,午後8時半にパキスタン,(時刻未定)ザンビア、23日土曜日午前7時にパラグアイなどが予定されておりますが、今週は極めて金融政策発表が少ない週と言えます。
19日火曜日午前10時半に豪州中銀RBAが前回4月5日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。この回は政策金利は据え置きで、声明文の文言を若干修正した感じでして、その文言修正がどこまで本気なのか議事要旨で謳われますと豪ドルが動意づく切っ掛けになりそうではあります。
2022年4月5日 豪州中銀RBA金融政策発表時の報道⇩
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21日木曜日早朝3時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックが何なのかは、過去に何度も何度も何度も何度も書いておりますので詳細は省略しますが、このベージュブックが次回FOMCで議題のたたき台になるため、利上げ利下げの予想が難しい時などにはこのベージュブックでドッカ~ンと動く事もあります。ベージュブックはマスコミが伝えるような恣意が入った情報ではなく、標準化した目線から全米の現状を鳥瞰できる数少ない報告書でして、最近は特にその重要性が増していると私は考えております。為替や株の金融取引では、正しく大きく全体の流れを見た視点と言うのは非常に重要で、多くの人達がマスコミやSNSが伝える情報を鵜呑みにする中で、正しい情報を得ると言うアドバンテージは「ずるい」と言えるほど大きなものです。せっかく無料で全世界に公開してくれるのですから、これを見て利用しない手はありません。
次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。
本日18日月曜日、欧米と言われる地域では多くの国が祝祭日となっておりまして、指標発表すらおサボりです(笑)。強いて言うなら本日の最も注目指標は、午前11時頃にあります中国の四半期国内総生産(GDP)くらいでしょうか。外国為替市場が薄商いの中での発表ですので、あえてこれで仕掛けてくる連中もいるかもしれません。
明日19日火曜日、この日も注目の指標は少なく、午後9時半にアメリカの住宅着工件数があるくらいです。
20日水曜日、午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数の発表があります。
21日木曜日、午前7時45分にニュージーランドの四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。あと他には、午後9時半にアメリカの週次失業保険件数の発表があったり、同じく午後9時半にフィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表があったりしますが、いまいちパッとしませn。
22日金曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午前8時半に日本の全国消費者物価指数(CPI)の発表があります。今回は日本のCPIを赤字にしたのは、ドル円との問題でして、もしかしたらドル円の位置次第ではこの指標で大きく動く可能性もありそうです。午後3時に英国の小売売上高、午後9時半にカナダの小売売上高が発表されます。市場に与えるインパクトどうのこうの関係なく、消費に期待が持てるような数字だといいのですが。
先週はドル円が126円後半をマークしたりと、なかなかの相場を見せてくれました。この外国為替相場と言うのは本当に不思議で、「もうこれ以上行かないだろう」と大勢の人が思うと余計に進み、「まだ行くだろう」と大勢の人が思うと急激に反転します(笑)。まさに、投資の格言である「人の行く裏に道あり花の山」を地で行く展開となりえる感じです。
サブプライムローン問題の後には映画にもなったようなCDS使った逆張りが注目されたり、VIX急騰の時にも順張りで一気に2700億円稼いで話題になったりと、己の判断を信じて行動する事で結果的には他の人とは違った動きになったとしても、最終的には利益を上げる事が出来る場合があります。人の行く裏に道あり花の山の格言は、なんでもかんでも裏目を取るという事ではなく、そこに理論を求めております。
現状の「とにかく円売り」の市場ですが、長い目で見て一方的に円が安くなり続ける事はあるでしょうか?例えばドル円が1ドル150円、200円、500円、1000円?(笑)。それが無いと信じられるなら、単順に円買いという事で無く、CDSやVIXと言った高度な金融商品を探して長期的に円高に偏位した際に一気に稼ぐ事が出来るような手法を見つける事が花の山にたどり着く道なのかもしれません。
さあ、そんな夢を見ながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。
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2022/04/11 月曜日
2022年第15週の月曜日です。
本日は、次の日曜日に復活祭 = イースターが待ち受ける、聖週 = ホーリーウィークの聖月曜日です。来週18日の月曜日ですが、多くのキリスト教国において復活祭=イースターの祝日となっております。また、今週15日の金曜日はイースター前の金曜日となる「聖金曜日=グッドフライデー」でして、これもまた多くのキリスト教国で祝日となっております。
世界中でどれくらいの国が今週15日の金曜日をグッドフライデーとして祝祭日のお休みにしているのか、世界中の祝祭日を網羅する事だけに心血を注いでいるサイト officeholidays.com で確認したところ⇩
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なんと、122ヶ国ありました。およそ世界の3分の2の国はお休みと言う事です。
基本的にはアメリカもお休みなんですが、連邦の祝日になっていないため連邦機関が行う指標発表などは通常通り、ニューヨーク州は州の祝日となっているためニューヨーク証券取引所は休場となってまして、対応がマチマチとなってます。外国為替市場は動いてはおりますが、市場参加者が極端に少なくなるため、全く動かなくなるか、あるいは急変する可能性もあったり非常に注意が必要な日となります。
欧米でこれだけお休みとなりますと、週末に向けてポジション整理や今週の取引自体が低調になる可能性が大いにありえます。こう言った時に、特に最近は大きく仕掛けが働いて思いもよらない値動きをする事もありまして、2019年のお正月1月3日にありましたフラッシュクラッシュが原因とも言われている大きな値崩れのような事態が発生する可能性、あるいは発生しようと仕掛けられる可能性もあります。
とにかく、このような時には生き残りを賭け、技術的にはポジション持ったら必ずストップロス、指値でエントリーを入れる時には必ず一緒にIf Done (IFD)でストップオーダーを入れるように、これだけやっておけば最悪でも致命傷全財産無くして追証なんて可能性は低くなります。If Done (IFD) で少なくてもストップオーダだけは入れる、あるいは、エントリーからリミットとストップを組み合わせた If Done (IFD) OCO 注文を出すと言った意味が分からない場合、意味と注文の内容をよく理解してから取引をするように強くオススメします。
さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で13日水曜日午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNA)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +1.00%から 25bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.25%との大方の市場予想となっております。一部では 50bpの引き上げなんて声もあるようですが、当たったら「ほらな?ほらな?」と言いたいだけです(笑)。
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同じく13日水曜日午後11時にカナダ中銀のカナダ銀行(BOC)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は現状 +0.50%から一気に 50bp(ベーシスポイント)の引き上げで +1.00%との大方の市場予想となっております。
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14日木曜日午後8時45分にに欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっており、他の多くの中銀が利上げを行う中で日銀と一緒に利上げ出来ない仲間となってます(笑)。また、45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されており、利上げが無ければ今回もラガルド総裁会見まで外国為替市場は大きな動きはないかと思われます。ただ、ECBの一部の皆さんは利上げ主張をしておりまして、この辺りが会合でどの程度影響あるのか?また、声明文でどの程度反映されるのかが注目となっております。
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これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、11日月曜日午後10時イスラエル、13日水曜日午前10時ニュージーランド,午後6時15分ナミビア,午後6時半ザンビア,午後11時カナダ、14日木曜日午前10時韓国,午後8時トルコ,午後8時ウガンダ,午後8時ウクライナ,午後8時45分欧州などが予定されております。
ちなみに、14日木曜日午後8時にウクライナの中央銀行であるウクライナ国立銀行が金融政策発表を行う予定となっておりまして、今回は発表を行うと公式HPでスケジュールを出しております⇩
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次に、純粋な数字だけの指標です。
本日11日月曜日、午後3時に英国の指標集中発表があり国内総生産(GDP)、鉱工業生産など各産業の生産指数、貿易収支などが発表されます。他に注目の指標が無い日でして、発表される時間も午後3時と言う動きやすい時間であり、特に英国のGDP辺りに注目しておきたいところです。
明日12日火曜日、午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。英中銀イングランド銀行(BOE)は、もうちょっと失業率が上昇すると予想していたところ思いのほか失業率が上昇せず済んでいる事から、失業率が利上げへのハードルとならなかった感じです。そのため、他の国=中銀よりも失業率が若干でも上昇したときに、今後の利上げに対して過敏に反応する可能性もあり、今後は今までより注意が必要な指標発表だと思われます。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。もうアメリカのCPIと言うだけで今週の注目ナンバーワン指標です(笑)。一体アメリカの物価はどこまで上るのか。前年比で前回3月に発表になった2月度の7数値が 7.9%でしたが、今回発表になる3月度の数字は 8.4%予想となっておりまして、仮に事前の市場予想通りだったとしても利上げ加速期待からの流れとなりそうです。
13日水曜日、午前8時50分に日本のマネーストック統計、同じく午前8時50分に日本の機械受注の発表があります。たぶん全く動かないでしょう。悔しかったら動いてみろ!って感じです(笑)。連日立て続けなんですが、午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)など物価関連指標の集中発表があります。アメリカさんよりまだマシですが、それでも英国も前年比で6%を超えるようなCPIとなってまして、発表される数字次第ではポンドに動きがありそうです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表を終えているため、もしCPIの数値で市場が不完全燃焼だったりした場合、例えばCPIの数値が弱かった場合などPPIの発表に戦場が移る可能性も若干あります。注目度は、前日のCPIの数字次第と言うことになりそうです。
14日木曜日、午前10時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州中銀RBAは先進国の中銀の中で数少ない政策金利を上げていない中銀でして、雇用や物価の数値はRBAへの利上げ圧力となる可能性も高く、この雇用関連指標も特に注意しておいた方がいいでしょう。午後9時半にアメリカの小売売上高の発表があります。少し前なら小売売上高の数値がいいと、すぐに USA!USA! となって米株価上昇からの外国為替市場まで波及待ったなしと言った状態でしたが、最近はあまりそう言ったところを見かけないような気がします。理由としては、小売売上高の数値自体が伸び悩んでいることと、物価と雇用に注目がシフトしているためで、ただ物価と雇用に注目が集まっていたのはFRBが利上げをするトリガーとしてこの2点をあげていたからで、利上げが始まった今となったら今後また小売売上高の注目が集まってくる事でしょう。なにしろ、アメリカの繁栄を支えているのは消費ですから。
15日金曜日、この日は主要な国の多くで祝日となっているため、指標としては午後9時半にあるニューヨーク連銀製造業景気指数、午後10時15分にあるアメリカの鉱工業生産くらいしか目立った指標はありません。ただ、市場が閑散としているでしょうから、あえて挑んで来る大口の方などがいれば急変もありそうです。その辺りを注意して、ストップロスの設定をよく考えた方が良さそうな日です。
以上で今週の注目指標は終了です。
夏が来ました(笑)。
昨日、東京では27度近くまで気温が上昇し、半袖と言うかTシャツだけで過ごす事ができました。春が来たと思ったら初夏に突入した!そんな気分だったんですが、なんやら今週は後半になりますとまた寒くなるようです。
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気温の変化で体調を崩しませんよう十分に注意しながら、今週も一週間頑張ってまいりましょう。
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2022/04/04 月曜日
2022年第14週の月曜日です。
今週から豪州とニュージーランドがサマータイムから標準時(冬時間)に戻りまして、指標発表時間がいままでの夏時間の時に比べ1時間遅くなります。豪州中銀RBAの金融政策発表は午後0時半から午後1時半に、NZ中銀RBNZの金融政策発表は午前10時から午前11時にそれぞれ変更となります。1時間遅くなるため、冬時間から夏時間に変わったときのように「待っていたら1時間前に発表が終わっていた」とかにはなりませんが、それでも自動取引の設定なんかを間違えたりしませんように。
さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で4月5日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが今後の金融政策を発表します。夏時間の間は午後0時半の発表でしたが、標準時(冬時間)に戻りさっそくの1時間繰り下がりの発表となっております。政策金利は現状 0.10%維持との市場予想となってます。
これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、5日火曜日午後1時半豪州,午後9時ルーマニア、6日水曜日(時間未定)ポーランド、7日木曜日午前11時スリランカ,午後7時セルビア、8日金曜日午前8時ペルー,午後1時半インド、9日土曜日午前7時ウルグアイなどが予定されております。
4月7日木曜日早朝3時に、米FRBが前回3月15~16日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、25bp(ベーシスポイント)の利上げを行っておりまして、今後は大幅利上げがあると予想されていることから、今回の議事要旨で手がかりを探ろうと非常に注目が集まっております。
7日木曜日午後8時半に、欧州中銀ECBが3月10日に開催しました金融政策理事会の議事要旨を公開します。この回は、政策金利は変更せず、目新しい金融政策の発表も無かった事から発表時には市場へのインパクトが非常に小さかったんですが、それがゆえに議事要旨で何か今後のヒントが無いか探る展開となりそうです。
8日金曜日午前10時半に、豪州中銀RBAが半期に1度の金融安定性報告書(Financial Stability Review)を公表します。非常に長期的かつ、大局から見た豪州の状況をまとめたものなので、これをもとに急激に市場が動意づくと言う事はあまり無いのですが、今後のRBAの方針が分かりにくい中で、何かの手がかりがあると今回は市場での反応があるかもしれません。一応注意しておいた方がいいかと思います。
今週は金融イベントが少ない事から、FOMC議事要旨の公開もECB議事要旨の公開もいつも以上に注意しておいた方が良さそうです。
次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。
本日4日月曜日、特に目立って重要そうな指標はありません。強いていうなら、午後11時にあるアメリカの製造業新規受注くらいでしょうか。特に、受注額の浮き沈みが大きな輸送用機械の受注でも伸びていますと、アメリカ復活!USA!USA!となりそうな感じはあります(笑)。
明日5日火曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後9時半にアメリカの貿易収支の発表があります。今はあまり貿易収支に注視していない感じではありますが、それでもいつ注目が行くのか分からないところが市場参加者の皆様ですので注意しておいた方がいいでしょう。午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数の発表がありまして、この発表の15分前にマークイット社の同種の指標サービス業PMIが発表されるので、そこからの流れも要注意です。
6日水曜日、この日も注目度合いが高い指標が少ない日でして、翌日早朝3時にFOMC議事要旨公開も控えている事から、仮に注目度合いが比較的高い指標の発表があっても指標では動かなそうな感じもあります。一応、午後6時にあるユーロ圏の生産者物価指数(PPI)くらいが比較的注目度が高めな指標と言えそうです。
7日木曜日、最近ユーロは指標で動く事はあまり無い感じですが、それでも午後6時にありますユーロ圏の月次小売売上高は発表時間が午後6時と言うちょうど動きやすい時間でもあるので気をつけたい指標です。
8日金曜日、午前8時50分に日本の経常収支と貿易収支(国際収支ベース)が発表になります。日本の貿易収支は、国際収支ベースと通関ベースと言うのが発表されてまして、今回は国際収支ベースの方です。いわゆる世界中で発表されている貿易収支はこの国際収支ベースですので、他国の貿易収支との比較はこの指標となります。そして午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表になります。今週、私が個人的に注目度ナンバーワンの指標がこの指標でして、せっかく米雇用統計と1週ズレで発表になるのですから、加ドルには大暴れして欲しいところです(笑)。
また、金融イベントや指標だけでなく、ウクライナ情勢が非常に流動的になっておりまして、金融に対する影響も大きくなっております。場合によっては、反転しての急変などの可能性も非常に高くなっておりまして、リスク管理には万全を期した方がいい時期かと思われます。なお、レバレッジを低くする事がリスクを低くする事では無いので、その辺りをよく理解してから取引をされる事をお勧めします。執行されるされないは別にしても、必ずストップロスは入れておきたいところです。
さて、昨日のブログでもお知らせしましたが、今週から週に1回月曜日のブログ更新とする事にいたしました。ブリグジットの時みたいな凄い事でもあれば、また臨時に更新する事もあるかとは思いますが、今後は基本期に月曜日の更新となります。今後もよろしくお付き合いください。
少し前は「5月頃の気温」とか言われていたのに、ここ数日は急激に冬に戻ってしまったような感じだった東京ですが、週半ばからは気温も上り春らしい陽気になるようでして、今度の土日はお出かけ日和となりそうです。その天気予報を信じて、今週も一週間頑張ってまいりましょう。裏切られそうな気もする(笑)。
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2022/04/02 市況
2022年04月02日、土曜日早朝までの市況です。
金曜日に米雇用統計が発表されてから微妙にドル買いに傾斜していたような感じではありましたが、どうやら日本時間で午後11時にあったNYオプションカットに向けた動きだったようで、深夜24時のロンドンフィキシングを越え日付が変わってからは明確なドル買いの気配は無くなり、若干のドル売り調整で終わった感じです。
ドル円的には 122.50円近辺と言う、心理的節目 120.00円と125.00円のちょうど中間と言う非常に美味しい位置で終わりまして、来週以降の動きが楽しみです。
さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます。
通貨/商品 | Long(買建て) | Short(売建て) | Net(売買差引) | 前週比 |
---|---|---|---|---|
JPY (097741) | 15,274 | 117,405 | -102,131 | -23,649 |
EUR (099741) | 200,043 | 178,669 | +21,374 | -2,469 |
GBP (096742) | 30,624 | 70,694 | -40,070 | -2,826 |
CAD (090741) | 32,429 | 33,964 | -1,535 | +3,405 |
CHF (092741) | 3,292 | 14,871 | -11,579 | -3,155 |
AUD (232741) | 33,960 | 83,566 | -49,606 | +1,583 |
NZD (112741) | 15,504 | 16,371 | -867 | -3,387 |
VIX (1170E1) | 43,046 | 108,942 | -65,896 | -7,478 |
金Gold (088691) | 327,632 | 70,036 | +257,596 | +9,564 |
パラジウム(075651) | 1,564 | 3,575 | -2,011 | -803 |
原油 (067651) | 420,097 | 101,366 | +318,731 | -21,238 |
通貨/商品 | Long(買建て) | Short(売建て) | Net(売買差引) | 前週比 |
---|---|---|---|---|
JPY (097741) | 36,676 | 115,158 | -78,482 | -16,142 |
EUR (099741) | 207,051 | 183,208 | +23,843 | +5,049 |
GBP (096742) | 32,753 | 69,997 | -37,244 | -8,183 |
CAD (090741) | 29,314 | 34,254 | -4,940 | -22,680 |
CHF (092741) | 6,012 | 14,436 | -8,424 | -3,195 |
AUD (232741) | 23,747 | 74,936 | -51,189 | -6,333 |
NZD (112741) | 17,156 | 14,636 | +2,520 | -1,133 |
VIX (1170E1) | 42,776 | 101,194 | -58,418 | -10,564 |
金Gold (088691) | 328,660 | 80,628 | +248,032 | -13,756 |
パラジウム(075651) | 1,973 | 3,181 | -1,208 | -199 |
原油 (067651) | 436,560 | 96,591 | +339,969 | -1,846 |
過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp |
随分と円が売られたものです。遂に、買い建てと売り建ての売買差引がマイナス10万ロットを超えました。マイナス10万ロットを上回るのは、昨年10月にドル円が112円を超えた頃以来でして、その頃と比べたらマイナス増加の立ち上がりは少し遅いくらいかもしれません。考え方的には2つあり、1つは「ここまで円が売られると思ってなかった」と言うものと、もう1つは「まだまだ上がるから余裕かましてる」と言ったもの(笑)。いずれにせよ、急激に変動するときは先物のポジションなんてあてになるハズがありません。
さて、3月25日のブログ(2022/03/24市況)でもお知らせしましたが、本日の更新をもって毎日の更新は終了とする事にしました。
今後は毎週月曜日に週に1回更新する予定でして、今までの月曜日の更新と同じようなスタイルになるかと思います。また、特別何かあった場合には臨時で更新を行うかもしれません。毎週月曜日に週に1回更新の初回が明日となるため、明日までは日々更新が続いているような感じにはなるかと思います。
今後もよろしくお付き合いください。
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2022/04/01 市況
2022年04月01日、金曜日の市況です。
昨日午後9時半、アメリカの雇用統計がありました。いつも注目されている事になっている非農業部門雇用者数は、前回値がプラス7.2万人に上方修正された上で事前の市場予想中心値を下回る結果となりましたが、今回の本命注目だった平均時間賃金が前年比で前回値も事前の市場予想中心値も超えて伸びまして⇩
米国3月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +75.0万人 +67.8万人 |
+49.0万人 | +43.1万人 |
平均時間賃金(前年比) | +5.2% +5.1% |
+5.5% | +5.6% |
この内容では全体的な流れまで持っていく事は難しかったようですが、円やポンドなど一部の通貨ではドル買いの展開となりました⇩
ドル円なんかは東京時間だけで100Pipsほど上げる値動きがあったため、雇用統計発表を受けた値動きではやや不満な感じではあります。ただ、極端に変に動いて取れないなら、この程度で良かったとも言えます。
いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。
= 一般経済指標 =
ニュージーランド3月 0600JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ANZ Roy Morgan 消費者信頼感指数 |
81.7 | - | 77.9 |
日本国1-3月期 0850JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
日銀短観 大企業製造業業況判断DI |
+17 +18 |
+15 | +14 |
日銀短観 大企業製造業先行き |
+13 | +13 | +9 |
日銀短観 大企業製造業設備投資 (前年度比) |
+12.4% | +8.9% | +8.4% |
日本国1-3月期 0850JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
日銀短観 大企業非製造業業況判断DI |
+10 +9 |
+6 | +9 |
日銀短観 大企業非製造業先行き |
+9 +8 |
+7 | +7 |
日銀短観 大企業非製造業設備投資 (前年度比) |
+7.5% | +7.9% | -1.6% |
日本国1-3月期 0850JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
日銀短観 大企業全産業業況判断DI |
+14 | +11 | +11 |
日銀短観 大企業全産業先行き |
+10 +11 |
+10 | +8 |
日銀短観 大企業全産業設備投資 (前年度比) |
+9.3% | +8.3% | +2.2% |
オーストラリア2月 0930JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
住宅ローン残高 (前月比) |
+2.6% | +1.5% | -3.7% |
住宅ローン残高 居住用物件(前月比) |
+1.0% | +1.0% | -4.7% |
住宅ローン残高 投資用物件(前月比) |
+6.1% | +5.5% | -1.8% |
スイス3月 1530JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) CPI |
+0.7% | +0.5% | +0.6% |
消費者物価指数(前年比) CPI |
+2.2% | +2.4% | +2.4% |
ユーロ圏3月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前月比) HICP(EU基準)・速報値 |
+0.9% | +1.9% | +2.5% |
消費者物価指数(前年比) HICP(EU基準)・速報値 |
+5.9% | +6.7% | +7.5% |
米国3月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | +75.0万人 +67.8万人 |
+49.0万人 | +43.1万人 |
失業率 | 3.8% | 3.7% | 3.6% |
平均時間賃金(前月比) | +0.1% 0.0% |
+0.4% | +0.4% |
平均時間賃金(前年比) | +5.2% +5.1% |
+5.5% | +5.6% |
米国3月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非農業部門民間雇用者数 | +73.9万人 +65.4万人 |
+48.0万人 | +42.6万人 |
製造部門雇用者数 | +3.8万人 +3.6万人 |
+3.0万人 | +3.8万人 |
週間平均勤務時間 | 34.7 | 34.7 | 34.6 |
U6失業率 | 7.2% | - | %6.9 |
労働参加率 | 62.3% | 62.4% | 62.4% |
米国3月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ISM製造業景況指数 | 58.6 | 58.8 | 57.1 |
ISM製造業雇用指数 | 52.9 | - | 56.3 |
米国2月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
建設支出(前月比) | +1.6% +1.3% |
+1.0% | +0.5% |
=別表= 購買担当者景気指数(製造業) 最新04/01
日本国3月 04/01 0930JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
52.7 | 54.1 |
中国3月 04/01 1045JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
50.4 | 48.1 |
フランス3月 04/01 1650JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
57.2 |
ドイツ3月 04/01 1655JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
58.4 | 56.9 |
ユーロ圏3月 04/01 1700JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
58.2 | 56.5 |
英国3月 04/01 1730JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
58.0 | 55.2 |
米国3月 04/01 2245JST |
前回確定値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
57.3 | 58.8 |
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