FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/06/10 戦績

 2021/06/10 木曜日 戦績

USDJPY         +44,200円

EURUSD         +71,902円

GBPUSD        +235,174円

AUDUSD          +3,611円

NZDUSD         +15,288円

USDCAD         +42,532円

USDCHF         +77,438円

EURJPY        +152,700円

GBPJPY        +331,300円

AUDJPY         +12,200円

NZDJPY         +26,400円

CADJPY         +50,500円

CHFJPY         +28,600円

EURGBP         +53,842円

EURCHF                -

TOTAL       +1,145,687円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,362,133円

 

月間戦績(6月)

TOTAL       +5,931,892円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +110,491,105円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +735,741,511円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,115,741,526円

 

昨日午後8時45分、欧州中央銀行ECBが2日間の金融政策理事会を終え、決定した金融政策を発表しました。政策金利は事前の市場予想通り全て据え置き、
欧州中央銀行(ECB)
06/10 2045JST
現状 市場予想 結果
主要リファイナンスオペ金利
(政策金利)
  0.00%   0.00%   0.00%
限界貸付ファシリティー金利
(貸出金利)
+0.25% +0.25% +0.25%
預金ファシリティー金利
(預入金利)
 -0.50%  -0.50%  -0.50%

また、量的緩和政策に関しても、一時的なパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を含め全て現状の購入ペースを維持するとの事でして、

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

先日からECB高官らによる「物価上昇の目標は一時的な到達で判断せず、目標近辺で安定する事が重要」との見解と合わせ、恐らくECBは、物価上昇のオーバーシュート(行き過ぎ)もやむなし、あるいはオーバーシュートあり気で今後数年の金融政策を考え始めているように思えます。

焦点は、どこまでのオーバーシュートを認めるのか、あるいは目指しているのかで、具体的に言えば過去どれくらいの月数まで遡って物価上昇の移動平均を見ているのかと言う事です。まあ、それが分かったら大儲けウハウハなんでしょうけど(笑)。

とりあえず金融政策が発表された直後は目立った反応もなく、この程度でも何時もよりは大きく動いた方かと思います⇩

 

午後9時半からはECBのラガルド総裁による記者会見が予定されておりました。午後9時半と言うとアメリカの指標発表が重なる時間でして、今回はアメリカの消費者物価指数(CPI)だったため、発表される数字が前回値や事前の市場予想と大きく乖離すると危険だな~とは思っていたんですが、実際の発表数値はこんな感じ⇩

米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.8% +0.4% +0.6%
消費者物価指数(前比) +4.2% +4.7% +5.0%
消費者物価指数コア(前比) +0.9% +0.4% +0.7%
消費者物価指数コア(前比) +3.0% +3.4% +3.8%

まあ、たしかに数字は良い結果だったんですが、そんなに騒ぐほどの事じゃ・・・・・・


いや、大騒ぎだった(笑)

何が大騒ぎだったのかと言うと円売りで大騒ぎでして、最近は特にアメリカの指標で円が極端に動く事が多くなってきまして、そろそろ「アメリカがクシャミをすると日本が風邪をひく」桶屋理論が開始の頃合いかもしれません。大きく相場が動きときには、いつも桶屋理論が跋扈(ばっこ)しているように思えてなりません。

ちなみに数字が良かったアメリカのCPIですが、この発表を受け米国債利回りは急上昇したものの⇩

外国為替市場では結果として全く反応していなかったと言うのが正解のようでして、対円以外の通貨では、午後9時半ジャストから米ドルが売られまくってまして、一瞬だけ反応したものの不動に近かったのはスイスフランだけと言う状況でした。

対米ドルで値動きがある場合、米ドル側に動く意思があって変動しますとどれかの通貨だけ置き去りと言うのが難しく(全ての通貨のバランスで外国為替市場は成りなっているので程度問題ですが)、対スイスフランで不動だったと言う事は米ドル自身には動く気が無かったのかもしれません⇩

 

で、午後9時半からあったラガルド総裁の会見なんですが、会見中にロイターやらブルームバーグが「タカ派発言!」とか色々と速報入れておりましたが、終わってみたら大した新しい内容もなく、ユーロの値動きを見ていたら会見なんて見ていなくても「そんなもんだろう」と容易に想像できそうです⇩

タカ派発言とやらで20pips程度上げ、その後特に何もなくダラダラと40pipsくらい下げておわり。今はまだ、劇的な変更を行うような時期でもありませんし、むしろ市場へのインパクトを抑える事に「成功した」と言うべきなのかもしれません。


 

本日は、この後午前9時の東京御開帳でメジャーSQもありますし、週末でもあるので株だけではなく為替も含め金融市場全体が活況になってくれる事を期待しております。文字大きくするくらい切実な願い(笑)。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

英国5月
0801JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
RICS住宅価格指数
(前比)
+76
+75
+77 +83
日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業物価指数(前比) +0.9%
+0.7%
+0.5% +0.7%
企業物価指数(前比) +3.8%
+3.6%
+4.5% +4.9%
オーストラリア6月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者期待インフレ指数 +3.5% +3.8% +4.4%
オーストラリア5月
1330JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
HIA新築住宅販売件数
(前比)
 -54.4% +15.2%
フランス第1四半期(1-3月)
1430JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数
(前比)
 -0.1% +0.2% +0.3%
フランス第1四半期(1-3月)
1430JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数
(前比)確定値
+0.3% +0.3% +0.5%
イタリア4月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産
(前比)
 +0.3%
  -0.1%
 +0.3%  +1.8%
鉱工業生産
(前比)
+38.4%
+37.7%
+72.2% +79.5%
中国5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
人民元新規貸出 1兆4700億CNY 1兆4000億CNY 1兆5000億CNY
ファイナンス規模 1兆8500億CNY 2兆0012億CNY 1兆9200億CNY
中国5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM0(前比)  +5.3%  +5.0%  +5.6%
マネーサプライM1(前比)  +6.2%  +5.7%  +6.1%
マネーサプライM2(前比)  +8.1%  +8.1%  +8.3%
南アフリカ4月
1830JST
前回値 結果
金生産
(前比)
 +10.4%
 +10.5%
+177.9%
アイルランド5月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI
+0.7% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI
+1.1% +1.7%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
+0.6% +0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
+1.1% +1.9%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.8% +0.4% +0.6%
消費者物価指数(前比) +4.2% +4.7% +5.0%
消費者物価指数コア(前比) +0.9% +0.4% +0.7%
消費者物価指数コア(前比) +3.0% +3.4% +3.8%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  38.5万件  37.2万件  37.6万件
失業保険継続受給件数 375.7万件
377.1万件
360.2万件 349.9万件
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
週当り実質賃金
(前比)
 -0.1%
+0.2%
 -0.1%
週当り実質賃金
(前比)
 -1.7%
 -1.4%
 -2.2%
週当り平均賃金
物価調整
 394.74ドル
 395.74ドル
 394.16ドル
週当り平均賃金
物価調整
1053.28ドル
1055.95ドル
1058.52ドル

 


=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(06/04分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)  +98Bcf  +98Bcf  +98Bcf

 


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2021/06/09 戦績

 2021/06/09 水曜日 戦績

USDJPY         +14,400円

EURUSD         +53,282円

GBPUSD         +60,992円

AUDUSD         +13,313円

NZDUSD         +21,409円

USDCAD         +34,647円

USDCHF         +43,569円

EURJPY         +75,500円

GBPJPY        +112,900円

AUDJPY         3,600

NZDJPY         +24,000円

CADJPY          +7,600円

CHFJPY         +62,900円

EURGBP         +37,236円

EURCHF                -

TOTAL         +558,148円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,216,446円

 

月間戦績(6月)

TOTAL       +4,786,205円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +109,345,418円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +734,595,824円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,114,595,839円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

あれ?もう水曜日終わって今日は木曜日でしたよね?まあ、こう言う週もあるか。


 

昨日午後11時、カナダ中銀のカナダ銀行が今後の政策金利と金融政策を発表しました。政策金利は事前の市場予想通り据え置き、

カナダ銀行(中央銀行)
06/09 2300JST
現状 市場予想 結果
翌日物金利誘導目標
(政策金利)
0.25% 0.25% 0.25%

金融政策も現状維持、と言うか、ガッチガチに変更なし⇩

jp.reuters.com

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さすがにここまで頑固に「なんも変えないよ?」と言われますと、若干の期待感で買われていた加ドルも「じゃ買うのや~めた!」となりまして⇩

ニューヨーク時間に入った午後11時過ぎから米ドルが急激に買われ始め、加ドルもそれに流され急落、何事も無かったかのようにカナダ銀行の金融政策発表会も幕を閉じた感じです。

発表会と言えば、最近は子供のピアノ発表会でもマスクをしておりまして、あの広いステージ上でピアノに向かっているだけでマスクは果たして必要なのだろうかと。ピアノ弾いてる最中に、ちょっとマスクズレたりしたら気になって仕方ないと思うんですが、演奏している最中だけはマスク外しちゃだめすかね?

 

そう言えば、はてな公式ではアナウンスされていないようですが、チャート画像を貼っていて気がついたんですが、画像を貼ったときに loading="lazy" をタグに付与するようになったようです。

このタグ入ると画像を遅延読み込みするため、画像が大量にあるページを開いたときにページ自体が表示されるまでの時間が短縮されたように感じる効果がある一方、今現在表示されていない部分にある画像(スクロールした下の方にある画像)は、スクロールして画像のある位置が画面上にまでやって来ませんと画像読み込みを開始しないため、画像が画面上にやってきてからの読み込みとなりまして、画像だけ表示が遅くなったように感じるかもしれません。

私のブログなんかは、別に画像が遅延表示だろうが先読みだろうが大して変わらないのですが、画像を貼る事をメインにされている方のブログですと、ユーザビリティに影響が出てくるところかと思います。

この、はてなの何もお知らせなく仕様変更するところ、なんとかならないものでしょうか?IT業界全般的に言えるのですが、ある日突然「仕様変更」とかで使い勝手が変わるのは、ユーザーフレンドリーとは全く言えないと思うんです。それが、仮にユーザビリティの向上につながると自信がある事でも。

グーグルやアップルのOSやアプリなんかは、ある日突然、今まで左にあった操作部分が右に来たりしまして、家電製品で言えば「テレビの電源ボタンの左右を遠隔操作で入れ替えておきました。ああ、何もお客さんには言ってませんが、まあ、わかるでしょ?それくらい。これ、絶対に使いやすくなるから親切でやってるんですよ!」って感じです。

もうちょっと、せめて変更したらお知らせくらいお願いしたいと思うんです。よろしくおねがいします。


 

一昨日のネットワーク障害の件について、ロイターがコラムで珍しく(笑)良い事を書いてました⇩

インターネットはそうではない。ネットは非公式のものであり、企業、政府、その他による互恵システムだ。この仕組みはほとんどの場合、著しく効率的に機能する。どこかで目詰まりが生じれば、ファストリーのような企業が登場してプレッシャーを和らげる。しかし政府は99.999%のアップタイム(サービス提供時間のうち実際にユーザーがサービスを利用できる時間の割合)保証も、切断したリンクのリアルタイムでのバックアップも、行ってはくれない。ユーザーが追加の信頼性を確保したければ、より高い料金を払うか、自力で重要なインフラを構築するしかない。

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

あれ?これ、昨日の私のブログ読んで書きました?(笑)。

まあ、それだけ「多少知っている人にとっては常識的な事」でして、お金をネット上で扱っている我々は、特に注意しないとならないところだと言う事です。十分に気をつけたいところです。 


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

NZL第1四半期(1-3月)
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業売上高
(前比)
 -0.2%
 -0.6%
+2.1%
製造業売上高
(前比)
+0.4%
+0.5%
+0.4%
日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーストックM2(速報値)
季節調整前(前比)
 +9.2%  +8.4%  +7.9%
マネーストックM2(速報値)
季節調整済(前比年率)
 +5.9%
 +5.8%
 +0.2%
マネーストックM3(速報値)
季節調整前(前比)
 +7.8%  +7.0%  +6.9%
マネーストックM3(速報値)
季節調整済(前比年率)
 +3.5%
 +3.4%
 +4.2%
マネーストックCD(速報値)
季節調整なし(前比)
+26.7%
+25.6%
+32.3%
広義流動性(速報値)
季節調整前(前比)
 +6.8%
 +5.9%
 +7.3%
広義流動性(速報値)
季節調整済(前比)
+16.6%
 +3.5%
+12.8%
広義流動性(速報値)
平均残高・季節調整済
1969兆5千億円
1953兆6千億円
1989兆3千億円
オーストラリア6月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数 +113.1 +107.2
消費者信頼感指数(前比)  -4.8%  -5.2%
ニュージーランド6月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ANZ 景況指数
(速報値)
+1.8  -0.4
ANZ 業況指数
(速報値)
+27.0 +29.1
中国5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)  -0.3%  -0.1%  -0.2%
消費者物価指数(前比) +0.9% +1.6% +1.3%
中国5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.9% +1.8% +1.6%
生産者物価指数(前比) +6.8% +8.5% +9.0%
ドイツ4月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支・季節調整 +202億ユーロ
+205億ユーロ
+163億ユーロ +155億ユーロ
貿易収支・季節調整 +140億ユーロ
+143億ユーロ
+163億ユーロ +159億ユーロ
ドイツ4月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支 +300億ユーロ
+302億ユーロ
+230億ユーロ +213億ユーロ
日本国5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
工作機械受注・速報値
(前比)
+120.8% +140.7%
米国4月
2300JST
前回値 市場予想
(先行発表値)
結果
卸売在庫(前比) +0.8% +0.8% +0.8%
米国4月
2300JST
前回値 市場予想 結果
卸売売上高(前比) +4.3%
+4.6%
+1.0% +0.8%

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(06/04分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) -508.0万バレル   -524.1万バレル  
ガソリン在庫(前比) +149.9万バレル   +704.6万バレル  
中間留分在庫(前比) +372.0万バレル   +441.2万バレル  
クッシング原油在庫(前比) +78.4万バレル   +16.5万バレル  
原油輸入量(前比) +24.7万バレル   +62.0万バレル  

 


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2021/06/08 戦績

 2021/06/08 火曜日 戦績

USDJPY         +22,300円

EURUSD         +33,751円

GBPUSD         +86,486円

AUDUSD          +7,739円

NZDUSD         +16,226円

USDCAD         +12,403円

USDCHF         +36,622円

EURJPY         +47,300円

GBPJPY         +43,400円

AUDJPY               0円

NZDJPY         +15,300円

CADJPY         +24,700円

CHFJPY         +40,900円

EURGBP         +26,688円

EURCHF                -

TOTAL         +413,815円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +658,298円

 

月間戦績(6月)

TOTAL       +4,228,057円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +108,787,270円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +734,037,676円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,114,037,691円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、インターネットであちこちのサイトにアクセスしづらい状況が発生しまして、私もちょうど英国政府のページを見ようとしたら「 Error 503 Service Unavailable 」が出たため「まあ、英国政府のホームページだし、またか」と思って簡単にあきらめていたところ、実は世界的な大規模障害だった(笑)。

あちこちのニュースで報じられてはいたんですが、たとえばこの朝日新聞の記事タイトルでは「政府機関などのサイトダウン」となってますが、サイトはダウンしておりませんので書いた人がよく分かってないのでしょう⇩

www.asahi.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

さすがに専門サイトの PC Watch は正確に報じてまして、タイトルでも「正常に表示できず」また本文でも「表示できない障害が発生」と正確に書いておりました⇩

pc.watch.impress.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

「伝わればいい」と言う考え方もあるかとは思うんですが、上の2つの記事タイトルを比較してみますと、むしろ正確に書いた PC Watch の記事タイトルの方が一般の人にも分かりやすく、伝える側も専門的な内容の場合には、専門家の判断を仰ぐなど正確性には注意してもらいたいところです。朝日新聞も PC Watch 見て記事書けばよかったのにね?(笑)。

 

ところで、ネットで障害が発生しますと必ずと言っていいほど「確実性のある接続を望む声」が出てくるのですが、そもそも論で「インターネットは不確実な接続方式」でして、今回のような障害が発生しても、「全部が切断されたり」あるいは「全ての通信が不可能になったりしない」ところが最大の特徴です。

インターネットって、実はこの21世紀も4分の1が終わろうとしている世の中なのに、世界の大部分の通信は善意で接続されております。Tier-1ネットワークと言われる、インターネット通信の大部分を支える大規模ネットワークを運用する会社同士がお互いの費用負担無しで相互に接続しておりまして、確実性のある接続を作るとしたら「一体誰が費用負担するの?」と言う事になってきてしまいます。例えるなら、街ナカにあるフリーWiFiに「確実に接続できて、高速で、安定して、安全」そんなネットワークを望むような感じです。

このインターネット全盛の世の中になっても、まだ月額数百万円から数千万円するような国際専用線を使っている企業がありますが、それこそ自前でその費用負担をし、確実なネットワークを作っているからに他なりません。それだけ確実なネットワークを作るのにはお金がかかります。

 

今回の障害を起こしたと言われている CDN サービスなんですが、詳細は省かせてもらいますが(NTTコミュニケーションズによる解説 リンク切れ時 ⇨ アーカイブ P1 P2 P3 )、実は世界中のハッキングされたパソコンやインターネットデバイスから一斉に攻撃される DDoS攻撃と言う非常に厄介な攻撃に確実に対抗できる唯一の手段でして、CDNを提供している大手 Akamai社や Fastly社は、「ある特定の国が異常に敵視」していると思われます。

設定ミスだと既に発表されておりますが、本当に設定ミスだったのか?設定変更を出来る立場の人にまで特定の国の人が入り込んでいるのでは無いのか?陰謀論好きとしては色々と考えてしますところです。


 

で、インターネットの障害について長々と書いていると言う事でお分かりになるかと思いますが、昨日も外国為替市場は全くの閑古鳥でした。残念!

って言うか、私のココをご覧になられている皆さんは、そんな事は既にご自身でお分かりですよね?(笑)。

 

全く全然動かなかったわけではなく、スイスフランが買われていたりもしたんですが、やはり米ドルやユーロそして円が主導で動いてくれませんと、取引全体のボリュームが上がりません。豪ドル円なんて酷い有様でして⇩


なんじゃこりゃ?(笑)


 

昨日午後6時、ドイツの民間調査会社である欧州経済研究センター(ZEW)が、毎月公表しております景況感指数を発表しました⇩

ドイツ6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 +84.4 +86.0 +79.8

そもそもプラスだったらポジティブな結果とされている指標なんですが、最近は非常に数値が高くなってまして、今回は事前の市場予想が前回値の +84.4なんて言う 21世紀に入ってから過去最高値を上回る +86なんて言う予想を出していたようなんですが、さすがに +79.8と80をちょっと切った数値に落ち着きました。

事前の市場予想を下回ったとは言え、高い数値には違いないので市場ではポジティブに反応したとロイターが伝えております⇩ 

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これ、もう事前の市場予想って必要なんですかね?(笑)。

もしこれが雇用統計だったとしたら「市場予想 86万人のところ79.8万人」なんて結果だった場合、「うぉぉぉぉ~市場予想下回った~~~!!!」とかなんとかでドル急落からの全部戻しとかになりそうな気がします。ほんと、指標で反応したりしなかったり、市場の皆さんはいつも気分屋です。 


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

米国4月
0400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高 +185.83億ドル
+258.41億ドル
+220.00億ドル +186.12億ドル

───── ニューヨーク時間終了 ─────

英国5月
0801JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BRC小売売上高(前比) +39.6% +18.5%
日本国4月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +9831億円  +3896億円  +2895億円 
経常収支・季節調整 +2兆6501億円  +1兆5006億円  +1兆3218億円 
経常収支・季節調整 +1兆6965億円  +1兆5690億円  +1兆5528億円 
日本国4月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
毎月勤労統計調査・速報値
現金給与(前比)
+0.6%
+0.2%
+0.8% +1.6%
毎月勤労統計調査・速報値
実質賃金指数(前比)
+0.8%
+0.5%
+2.1%
毎月勤労統計調査・速報値
総実労働時間(前比)
+0.8%
+0.4%
+4.3%
日本国第1四半期(1-3月)
0850JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比)
  -1.3%   -1.2%   -1.0%
国内総生産(GDP)確定値
(年率換算・前比)
  -5.1%   -4.8%   -3.9%
GDP個人消費・確定値
(前比)
  -1.4%   -1.4%   -1.5%
GDPデフレーター・確定値
(前比)
  -0.2%   -0.2%   -0.1%
オーストラリア5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NAB企業信頼感(先行判断) +17
+26
+20
NAB企業景況感(現況判断) +32 +37
日本国5月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
景気ウォッチャー調査
現状判断DI
39.1 34.0 38.1
景気ウォッチャー調査
先行き判断DI
41.7 38.0 47.6
ドイツ4月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)  +2.2%
 +2.5%
 +0.5%   -1.0%
鉱工業生産(前比)  +4.8%
 +5.1%
+29.5% +26.4%
フランス4月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支  -61.44億ユーロ
 -60.67億ユーロ
 -54.21億ユーロ  -62.44億ユーロ
経常収支  -26.78億ユーロ
 -28.96億ユーロ
 -34.00億ユーロ  -14.03億ユーロ
イタリア4月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高・速報値
(前比)
  -0.1%  +0.8%   -0.4%
小売売上高・速報値
(前比)
+23.5%
+%
+51.0% +30.4%
ドイツ6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 +84.4 +86.0 +79.8
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 +84.0 +84.9 +81.3
ユーロ圏第4四半期(10-12月)
1800JST
前回値
(改定値)
市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -0.6%  -0.6%  -0.3%
圏内総生産(GDP)確定値
(前比)
 -1.8%  -1.8%  -1.3%
ユーロ圏第1四半期(1-3月)
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
雇用者数
確定値(前比)
 -0.3%  -0.3%  -0.3%
雇用者数
確定値(前比)
 -1.9%
 -2.1%
 -2.1%  -1.8%
米国5月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NFIB中小企業景況感  99.8 101.0  99.6
米国4月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -750.25億ドル
-744.48億ドル
-690.00億ドル -688.99億ドル
カナダ4月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支  -13.50億加ドル
 -11.40億加ドル
  -7.00億加ドル  +5.90億加ドル
米国4月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
求人労働移動調査(JOLTS)
速報値(前比)
828.8万人
812.3万人
830.0万人 928.6万人
求人倍率(JOLTS)
速報値(前比)
5.4
5.3
6.0

 


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2021/06/07 戦績

 2021/06/07 月曜日 戦績

USDJPY          +9,700円

EURUSD         +41,189円

GBPUSD         +58,677円

AUDUSD          +2,410円

NZDUSD          +8,995円

USDCAD         1,820

USDCHF               0円

EURJPY         +34,400円

GBPJPY         +69,100円

AUDJPY               0円

NZDJPY          +5,600円

CADJPY          +4,300円

CHFJPY         2,400

EURGBP         +14,332円

EURCHF                -

TOTAL         +244,483円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +244,483円

 

月間戦績(6月)

TOTAL       +3,814,242円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +108,373,455円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +733,623,861円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,113,623,876円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

あれ?昨日って休業日でしたっけ?(笑)。

基本的にはドル売り円買いだった昨日、およそ先週木曜日の米ADPから金曜日雇用統計の無駄に元気だった動きを除くと、その前からの動きを継続していた感じです。

 

円は買われていたのですが、最近はとんと相関うんぬん言われなくなった日経平均は先週末から上昇して開始し順調に値を落とした感じではあるんですが、ギリギリ先週末の終値を上回って終わっておりました。

今週は11日金曜日に特別清算指数の算出、通称SQも控えており、果たして魔の水曜日が訪れるのか今日の動きを注目したいところです。

為替動かないから株に浮気(笑)。⇦ これ、失敗するパターン


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国5月
0850JST
前回値 結果 前回比
外貨準備高 1兆3785億米ドル 1兆3875億米ドル +90億米ドル
オーストラリア5月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ANZ求人広告件数(前比)   +4.7%   +7.9%
ANZ求人広告件数(前比) +198.8% +219.8%
中国5月
1200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支(人民元) +2765億CNY +2760億CNY +2960億CNY
中国5月
1200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸出額(人民元建て)
(前比)
 +22.2%  +19.5%  +18.1%
輸入額(人民元建て)
(前比)
 +32.2%  +44.2%  +39.5%
中国5月
1200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支(米ドル)  +428.5億ドル  +507.5億ドル  +455.3億ドル
中国5月
1200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸出額(米ドル建て)
(前比)
 +32.3%  +32.0%  +27.9%
輸入額(米ドル建て)
(前比)
 +43.1%  +53.5%  +51.1%
日本国4月
1400JST
前回値
(前月確定値)
市場予想
(中心値)
結果
景気先行指数(CI)速報値 102.4
102.5
102.9 103.0
景気一致指数(CI)速報値  92.9
 93.0
 95.6  95.5
スイス5月
1445JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 3.3% 3.1% 3.1%
失業率(季節調整済み) 3.2%
3.1%
3.1% 3.0%
ドイツ4月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業新規受注(前比)  +3.9%
 +3.0%
 +0.5%   -0.2%
製造業新規受注(前比) +29.2%
+27.8%
+77.8% +78.9%
スイス5月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI
+0.2% +0.3% +0.3%
消費者物価指数(前比)
CPI
+0.3% +0.5% +0.6%
スイス5月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
+0.3% +0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
 -0.1% +0.3%
フランス5月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
外貨準備高 1834.28億ユーロ 1912.34億ユーロ
スペイン4月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産
(前比)
 +0.6%
 +0.4%
 +0.5%  +1.2%
鉱工業生産
(前比)
+12.9%
+12.4%
+44.4% +48.2%
英国5月
1630JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ハリファックス社住宅価格指数
(前比)
 +1.5%
 +1.4%
 +1.2%  +1.3%
ハリファックス社住宅価格指数
(前比)
 +8.2% +10.0%  +9.5%
スイス 週次
1700JST
前回値 結果
当座預金残高(国内銀行のみ) 6兆3459.0億CHF 6兆3217.5億CHF
当座預金残高(外国銀行含む) 7兆1049.7億CHF 7兆1079.3億CHF
中国5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
外貨準備高 3兆1981.80億
米ドル
3兆2150.00億
米ドル
3兆2218.03億
米ドル
ユーロ圏6月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
センティックス社
投資家信頼感指数
+21.0 +25.4 +28.1
スペイン5月
1930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ICO消費者信頼感指数 77.8 79.5 89.0

 


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2021/06/07 月曜日

2021年第23週の月曜日です。

なんか、どっかの小国でビットコインを法定通貨にするとか言う情報が出てましたが、あれって小国だろうが弱小国だろうが、法定通貨にされてしまうと外為法で規制される外国通貨になってしまうんですが、今後どうなるんでしょうかね?

私としては、国際送金の手段としては非常に有用なので、あまり規制にかかるようなことは避けて欲しいとは思うところです。

 

さて、本日はニュージーランドが女王誕生日で祝日となっており、月曜日早朝のオセアニカ開始がどうなるのか注意しておりましたところ、特に大きな混乱があるわけでもなく、いつも通り冷静に値が付かず値が飛んでいるだけでした(笑)。

ところで、本日はニュージーランドが女王誕生日と言う事ですが、ニュージーランドの元首はクイーンエリザベス2世女王陛下でして英国と同じです。英国と同じと言うか、英連邦=コモンウェルスと言われる国々の中で、英国と同じくエリザベス2世女王を元首としている国を英連邦王国と言い、このあたりごっちゃになってる方も多いかと思いますが、英連邦と英連邦王国は似てるけど別物です。そして、英連邦王国の各国で女王誕生日が別々の日で設定されているわけですが、英国では今年は6月13日土曜日で6月中旬が多く、カナダでは5月の下旬に終わりまして、オーストラリアは基本的に英国と同じなんですが州によって違うとか理解が難しい状況になってます。これ、別々の日付に設定されていると公式行事に訪問しやすいと言う利点もあったりします。もっとも、ほとんど外遊とかされませんけど(笑)。

ネットで調べてもらえば、およそ「気候のいい時期に祝日を設定するため」のような感じで書かれている事も多いかと思いますが、ニュージーランドの日程6月上旬はジョージ5世国王の誕生日が6月3日、英国やオーストラリアの6月中旬はエドワード8世国王の誕生日が6月23日、カナダの5月下旬はビクトリア女王の誕生日が5月24日と、実際にカナダは公言してますが、だいたい過去の国王・女王の誕生日が基準になっているようで、気候云々は「もともとの国王誕生日の日程に据え置くための言い訳」では無いかと思われます。

イングランドにスコットランドが脅迫されて国王を拿捕されて強引に合併させられグレートブリテン王国が出来て以降、4月生まれは現在のエリザベス2世女王だけでして、そのあたりも女王誕生日がバラバラな理由になっているようです。まさかこんなに在位期間が長くなると思わず女王誕生日を変更しなかったためとか(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で6月9日水曜日午後11時にカナダ中銀カナダ銀行が今後の金融政策と政策金利を発表します。また、金融政策発表後にはカナダ中銀総裁の会見が予定されておりますが、正確な時間が未定のため直前のアナウンスに注意しておきたいとこです。前回の金融政策会合では、資産購入ペースを従前の週40億加ドルから週30億加ドルへと変更し、先進国の中銀の中で唯一の金融緩和政策解除(テーパリング)を始めたカナダ中銀ですが、それゆえに今回は特に変更は無いと思われます。

6月10日木曜日午後8時45分に欧州中銀ECBが今後の金融政策を発表します。また、金融政策発表から45分後の午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されております。多くの委員らの発言で市場の「ECBテーパリング期待感」が盛り上がりますと、その火消しに躍起になっていた先週のECBでして、今現在は「どうせ現状維持だろ」と言う流れになっております。が、これがもしかしたら作戦で「テーパリングをサプライズとしておき、市場にある程度のインパクトを与えておきたい」のかもしれません。よくニュージーランド中銀がやっている作戦でして、事前の報道に惑わされることなく、十分に注意しておきたいところです。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、9日水曜日午後8時ごろにポーランド、6月11日金曜日午後7時半にはロシアの発表があります。最近はロシアンルーブルを取引される方も多いらしいんですが、そんなに魅力的ですかね?ぶっちゃけ、今は買って持ってるだけで上昇しているようにも見えるんですが、これ対円ではドル円の影響が強いだけでして、買いスワップはそれほど大きく無い事を考えたら怖いような気がしてなりません。まあ、なんでも自己リスクなので私がとやかく言う事ではありませんが。

あと、毎度おなじみエキゾチックカントリーでは7日月曜日午後6時にカザフスタン、8日火曜日午後10時半モルドバ、9日水曜日午前6時にチリ共和国、10日木曜日午後4時ウズベキスタン,午後7時セルビア、11日金曜日午前8時にペルー,午後10時モーリシャスなどが予定されております。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、11日金曜日からG7先進国首脳会議が英国イングランドのリゾート、カービスベイにて開催されます。あまり聞き慣れない地名かと思われますが、ぶっちゃけ英国人でも「ああ、そんなところあったね」的な場所でして、日本で言えば南紀白浜と言った感じでしょうか(笑)。別に地方でやる事には何ら問題があるわけでもなく、日本で行われた2008年の洞爺湖サミットや2016年の伊勢志摩サミットは評判もなかなか上々でした。⇦ 行くのが大変だと言う評価だけは除く

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ P1 P2

今回は対中問題や新型コロナウイルスワクチンについてなど特に重要な議題が多く、終了が13日の日曜日になることから、今週末はポジションを持ち越さないように注意が必要かと思われます。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日7日月曜日、午前11時半ころに中国の貿易収支が発表されるハズです。中国の指標発表時間は非常にいい加減で変動するため確定できないものが多く苦労します。中にはピタッと決めた時間に発表される指標もあるのですが、国家統計局の発表する指標は定まらないものが多い感じがします。おい、国家だぜ?国家統計局だぜ?いいんかよ?(笑)。⇦ ワライゴトでは無いが、むしろワライゴトにしておきたい感じ 午後3時にドイツの製造業新規受注が前年比で70%を超えるような事前の市場予想だったりもありますが、東京時間終了と重なってドルの動きにちょぴっとでも影響を与えてくれると嬉しいかな~程度でして、逆に言えば、この指標すら取り上げるほどの指標の薄い日と言う事になります。

明日8日火曜日、午前8時50分に日本の国際収支ベースの貿易収支、同じく日本の第1四半期国内総生産GDPの確定値が発表になります。今週、これ以外に目立つ日本の指標が無いため取り上げただけでして、この2つの指標で市場が反応するとは露程も(つゆほども)思っておりません(笑)。いつもの「週に1回は日本の指標にスポットライトを」と言う気遣いで取り上げておきました。午後6時には欧州の圏内総生産(GDP)もありますがこちらも確定値でして、極端に数字の変動が無ければスルーでしょう。欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は3回目の「確定値」の発表となってます。午後9時半にアメリカの貿易収支があります。中国との通商対立がニュースでガンガン報じられていた頃には、アメリカや中国の貿易収支で市場が大きく反応する事もあったのですが最近はあまり動く事もなくなりました。ただ、ここのところアメリカの指標で市場が過敏になっている感じがあり、油断していると思わぬ値動きがあるかもしれません。

9日水曜日、午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)など物価関連の指標が発表になります。こちらも中国の国家統計局が発表する数字なんですが、担当者がきちっとした性格なのか、だいたい毎回時間通りに発表になってます(笑)。他には、本当に指標日照りな感じの日でして、あまりにも目立つ指標が無い週半ば水曜日のため、むしろ通常では反応しないような午後3時のドイツ貿易収支や、午後6時40分のドイツ国債入札、午後6時45分のイタリア国債入札なんかでも反応してしまうような気もします。国債入札は日本でも大きく反応する事もたまにありますので、指標とはちょっと違いますが、政策金利を半固定としているような時期には気をつけておいた方がいい感じでして、発表時間だけは確認しておいた方が良さそうです。⇦ 市場で値が動いた後で、理由付けのために必要な感じ(笑)。

10日木曜日、ECBの金融政策発表も終わり、ラガルド総裁の会見が始まるのと同じ午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。ほんと、まともな指標が少ない今週で唯一まともな指標と言った感じでして、こちらが今週の注目ナンバー1指標と言う事にしておきましょう。なんで「言う事に」みたいな表現かと言えば、最近はCPIが多少上振れしても政策金利を変更させないスタンスを再度打ち出している中銀が多くFRBもその類なので、CPIである程度大きな数字が出ても市場での反応は限定的となりそうなためです。それでも、将来への期待感や長期的に見た時の影響などからCPIの数字が大きければそれなりの反応はするハズでして、もちろん、それなりの反応と言う部分に期待しております。

11日金曜日、午後3時に英国の月次国内総生産(GDP)や、同じく英国の鉱工業生産など各種生産指数など英国の指標集中発表が待ち受けております。英国は、新型コロナウイルスの影響で指標発表時間を従前の午後5時(冬時間では1時間遅く)から午前3時に変更しましたが、一応これは暫定となっているものの、東京時間が終わった直後の発表と言う事でなかなかいい時間となってまして、もしかしたら新型コロナウイルスの影響が収まっても戻さない=暫定解除するのではないかと思うところです。指標発表を分散させて市場への影響を抑える方がいいのか、指標発表を集中させて市場への影響は一度で済ませる方がいいのか、国によって考え方は様々ですが、英国の指標集中発表を見ていると分かりやすい気がして私としてはポジティブな印象です。で、この日も小マシな指標は英国のコレらだけでして、最後に午後11時ミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレ速報値があり今週は終了となります。 


 

さて、もう季節的には梅雨でもおかしくないんですが、東京はいまだに梅雨入りしておらず、さらに今週は30度を超える気温にもなるとの予報が出ております。

tenki.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

まあ、いいお天気だと言うのに文句を言っても仕方ありません(笑)。

暑くなったらエアコンさんのお世話になるわけでして、また電気代がかかる季節がやってきます。暑くなる前にエアコンさんのご飯代を稼いでおくためにも、まずは今週一週間がんばってまいりましょう。


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