FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/12/23 月曜日

さあ、いよいよクリスマス週の始まりです。世界中の金融市場が軒並みクローズ、開いているのは「バリバリの仏教圏とイスラム圏、日本と中国くらい」じゃないかと言われております。

英語版 Wikipeda「Observance of Christmas by country (国ごとによるクリスマスの祝賀状況) 」のページによりますと⇩色がついていない国が「クリスマスを祝日として祝っていない国」でして、いや、本当に「バリバリの仏教圏とイスラム圏、日本と中国くらい」しか祝日としていない国が無いくらいの勢いです。


(1月7日をクリスマスとしている国も含みます)

en.wikipedia.org

そうなると、当然ですが西側の先進国では12月25日クリスマスに金融市場がオープンしているのは日本が唯一か所だけと言う事になります。ちなみに、12月24日は午前中や午後2時くらいまででクローズする市場も多くありますが、これはクリスマスイブが実際には24日の日没以降と言うのも関係しているのでしょう。


 

さあ、そんな今週ですが、やっぱり指標もありますしイベントも予定されております。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 

今週は、世界中のほとんどの国の中銀では金融政策発表が予定されておりません。そんな中でも金融政策を発表しようと攻めてる国もありまして、もっとも、その全部がエキゾチックカントリーと言われている国なんですが、23日月曜日キルギスタン、26日木曜日にエジプト、27日金曜日にスリランカ,トリニダードトバゴとなってます。実際、こんな情報を聞いたところで何かできるわけじゃ無いとは思うんですけど。

 

直接は金融政策と関係しない政治絡みのイベントとしては、トランプ大統領の弾劾がどうなるのかが一番の関心事で、他には、トランプ大統領が中国に対して何か発言するのか、トランプ大統領が原油価格について何か言うのか、また、北朝鮮が武力強化を軍事委員会で決定した事に対してトランプ大統領が何か意見を述べるのか、まさにトランプウィークとも言える感じです(笑)。

だいたい、このクリスマスシーズンに波風立てようってのが、欧米と言われる地域のお偉いさんの中じゃトランプ大統領くらいでしょう。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目の指標や金融イベントが少ないので、議事要旨公開もここで羅列しておきます。

本日12月23日月曜日午後10時半にカナダの月次国内総生産が発表になります。事前の市場予想や前回値なんて無視してぶっ飛んだ数字を発表し、加ドルを一気に盛り上げていただきたいと思います(笑)。23日から24日に変わる瞬間の深夜24時にアメリカの耐久財受注,新築住宅販売件数が発表されます。こちらもぶっ飛んでいただければ、なおありがたい(笑)。

24日火曜日午前8時50分に日銀が10月に開催した金融政策決定会合の議事要旨を公開します。24日から25日に変わる瞬間の深夜24時に米リッチモンド連銀が製造業指数を発表します。アメリカの現地時間では日付が変わって24日の午前中のうちですので、クリスマスイブは24日の日没以降ですから、官製指標の発表があっても不思議ではありません。

25日クリスマスの水曜日、午前8時50分に日本の週次対外証券売買高が発表されます。いつも完全無視の指標なんですが、とりあえず25日に発表になるので書いてみました(笑)。午後2時には日本の新築住宅着工件数の発表もあり「さすがにクリスマスと言えども関係ない日本だな」と言う感じです。

26日木曜日、ボクシングデーと言われる日でして「クリスマスでもらったプレゼント(ボックス)を使用人も開けることができるようにお休みをあげよう」と言う趣旨で、格闘技のボクシングとは関係ありません。祝日にもなっている国がありまして、この日の詳細に関しては、また26日のネタにしてもしたいと思います。アメリカの指標は、発表前に祝日が入ると発表日を変更する事が多くあり、クリスマスも当然のようにその対象としているお役所がほとんどです。ところが、午後10時半にアメリカの労働省が失業給付関連指標を発表します。

え~、労働省は特殊な皆さんで、アメリカ人らしからぬ「こつこつと、決まった通りにやり続ける事を美徳」としている感じでして、昨年の12月から今年の始めにかけて、連邦予算の執行停止により各省庁が指標発表すら停止する事態がありましたが、その時にも「そんなの関係ねえ」とばかりに、毎週毎週決まった通りに発表を続けておりました。「じゃ、なに?発表タイミングが元日に当たったら元日に発表すんの?」って疑問が生じるかと思いますが、ええ元日に発表します(笑)。実際に、直近ですと2014年1月1日(日本時間で1月2日)に発表しております。

27日金曜日午前8時半に日本の失業率,有効求人倍率など雇用関連指標、午前8時50分に日本の鉱工業生産、午前10時半に中国の鉱工業収益などが発表になります。欧州時間以降の指標には特に目立ったものもなく、これで今週は終わりとなります。 


 

クリスマスは、クリスマス自体より待ってる間、アドベントの期間の方が楽しいのですが、それでも待ちに待ったクリスマスであることには変わりません。「あ~あ、もうクリスマスになっちゃった」と考えるより、目の前にせっかくやってきたクリスマスを全力で楽しみ、クリスマスが終わったら「次のクリスマスまで、あと364日」って考えればいいだけです(笑)。

本日23日と明日24日の東京時間終了までは通常より若干資金管理をキツめにして取引を行い、クリスマス明け以降はどうするのかまだ検討中です。

クリスマスが間に入る週ですが、頑張る時と楽しむ時をきっちり分けて、メリハリをつけ今週も頑張ってまいりましょう。


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら