FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/12/02 月曜日

いよいよ今年も終わり、最終月12月の第一週が始まります。

正直12月はイベント盛りだくさんで、仕事なんてしているより童心(同心ではない)に還り子供たちと遊んで過ごしたいのですが、私ももういいおとな(良い大人とは言ってない)ですので、ずっと子供たちと一緒に過ごすわけにもいきません。

そもそも子供は成長すると親から離れていく、つまり親離れするもので、いくら私が遊んで過ごしたいと望んだところで1日1時間が限界のようです(笑)。⇦ 本当は心で泣いている。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で明日12月3日火曜日午後0時半に豪州中銀RBAが金融政策を発表予定です。政策金利は据え置きの +0.75%のままの市場予想でして、恐らく政策金利はそのままとなるでしょう。声明文で何が書かれているのか、今後も経済動向しだいで利下げがあると示唆されるような事があると動いてくれるのですが、こればっかりは発表を待つしか分かりません。

4日水曜日から5日木曜日に日付が変わる瞬間の、12月4日水曜日深夜24時にカナダ中銀のカナダ銀行が金融政策を発表します。こちらも政策金利は据え置きの +1.75%のままの市場予想ですが、カナダはいい意味で予想を裏切る事が多く、現時点では「必要になれば利下げを行う」との意思を明確にしており、突然必要に迫られる可能性も無いこともありません(笑)。

私の個人的な狙いどころとしては、豪州中銀は後手でネガティブな市場へのインパクト、カナダ銀行はサプライズでポジティブな市場へのインパクトを期待しております。ええ、狙いどころと言いながら、単に希望を書いただけです。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、12月4日水曜日にポーランド、5日木曜日にインドの発表があります。毎度おなじみエキゾチックカントリーでは、12月4日にナミビア,チリ、5日木曜日にボツワナなどが予定されております。今週は非常に少なくなっておりまして、中小の国は米FOMCが終わり様子見てからの予定にしているところが多いようです。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、4日木曜日から2日間の予定でNATO首脳会議が英国ロンドンで開催されます。

www.sankei.com

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最近、非常に揉めているNATOでして、先日はトルコ外相が「フランスはNATO一員だと自覚せよ」と、非常に「お前が言うな」的にな発言をして笑ってしまいましたが、現実の世界では笑ってもいられません。発言内容によっては金融市場に影響を与える事も必至で、注意しておくべきイベントかと思われます。

それと、最近非常に不安定な原油価格に関して5日木曜日から翌日の2日間、産油国が集いOPEC総会、またOPECに加えて非加盟国を加えたOPECプラス会合が開催されます。当然、原油価格は株価や為替相場に影響を大きく与えますので、この総会は注目しております。現状、トランプ大統領の希望する原油価格レンジに収まっているので、トランプ大統領が何かイチャモンつける事は無いかと思うのですが、選挙対策で難癖つける可能性も全く無いとは言えず、そこも注意しておかなければなりません。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は指標が非常に多く、また金曜日には中ボスに成り下がったとは言え、アメリカの雇用統計が控えております。

本日12月2日月曜日午前9時半に豪州の住宅建築許可件数が発表されます。豪州中銀の金融政策発表を前に、重要な関心事である住宅に関する最後の指標となりますので、数字次第では金融政策発表への影響を想定して大きく値が動く可能性もあります。深夜24時米ISM製造業景況指数の発表があります。今日2日はマークイット社の製造業購買担当者景気指数(PMI)確定値の集中発表日にもなっており、ISMの発表直前15分前に米製造業PMIの発表もあり、どちらか片方だけではなく、両方ともネガティブあるいはポジティブ同じ方向に振れていた場合は合せ技でドルが動く可能性もあります。

明日3日火曜日、この日だけ今週の中では目立つ指標が無い日となります。その代わりと言ってはなんですが、豪州中銀RBAがの金融政策発表が予定されております。

4日水曜日午後10時15分に米ADP社による全米雇用レポートの公表があります。今は昔雇用統計という物ありけり、と言った時代には先行指標として重用された民間指標ですが、とりあえず昔の栄光にすがれる程度の指標でしょうか(笑)。そうは言っても、極端に大きく前回値や事前の市場予想と違った数字が出た際には雇用統計のブレを期待して予想して反応する場合もありますので、無視もできないとろが悩ましい。深夜24時には米ISM非製造業景況指数が発表されます。また、この日はマークイット社のサービス業購買担当者景況指数(PMI)改定値の集中発表日にもなっており、ISMの発表直前15分前に米サービス業PMIの発表もあり、どちらか片方だけではなく、両方ともネガティブあるいはポジティブ同じ方向に振れていた場合は合せ技でドルが動く可能性もあります。⇦ コピペで楽ちん(笑)。

5日木曜日午後7時にユーロ圏の小売売上高午後10時半にアメリカの貿易収支、深夜24時にアメリカの製造業新規受注があります。とりあえず、ユーロ圏の小売売上高、アメリカの貿易収支だけ押さえておけばいいかなと思ってます。

最後6日金曜日午後10時半にアメリカの雇用統計、同時にカナダの失業率など雇用関連指標の発表があります。あまり期待はしておりませんが、12月と言う事もあり、とりあえず全く不動と言う事はないでしょう、そして深夜24時にミシガンなんとかさんのなんとか指数・速報値の発表があって今週は終了です。 


 

キリスト教的には昨日が降臨節第一主日(第一日曜日)となりまして、降臨節=アドベントと言われる期間が始まりました。キリスト教的に考えますと、クリスマスは当然に俗世のイベントとは違った宗教色が濃いものですが、このアドベントに関してはキリスト教のイベントではあるものの、非常に俗世的と言いますか、お楽しみ要素の強いものです。

最近は日本でも、どうにか普及させようとして頑張っている広告代理店さんたちの奮闘で知名度も上がってきているようでして、あと10年くらい、頑張ったら数年で認知がグッと上がるのかなと思ってます。

よく、クリスマスの俗世化がキリスト教(正確にはもっと色々な宗派がありますが)の上層部でも問題になっているようなニュースがありますが、あれ、実は正確ではありません。正確に言えば、キリスト教徒が俗世のクリスマスに浮かれて本来の意味合いを見失う事への危惧でして、キリスト教を信仰しておられない方がイベントとして盛り上がるのは大いに結構なんです。少なくても私はそう思ってます。

クリスマスはキリスト教を信仰する者とそれ以外の方でそんな温度差がありますが、アドベントの方はほとんど同じ、あるいはキリスト教を信仰しているお宅の方がイベント的に盛り上げっているかもしれません。ほら?盛り上がるイベントと聞いたら、日本人的には興味出てくるでしょ?(笑)。

なんでこんなにアドベントをオススメするのかと言えば、やはり日本でアドベントグッズを手に入れるのは欧米諸国に比べたら比較的まだ大変でして、これがもっと盛り上がりますと、クリスマスグッズと同じように容易に手に入るようになります。クリスマスの俗世化にも、クリスマスグッズが容易に手に入るようになると言う副次的なメリットはありますので、今後の広告代理店の皆さんの頑張りに期待しております。⇦ わらわない 

 

さあ、クリスマスも目前に控えアドベント期間に入った12月、12月全部を目標にすると疲れてしまいそうなので、まずは今週一週間頑張ってまいりましょう。


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