FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/11/27 戦績

 2019/11/27 水曜日 戦績

USDJPY         +83,100円

EURUSD         +35,603円

GBPUSD        +119,463円

AUDUSD          +3,285円

USDCAD         +41,029円

USDCHF         +13,319円

EURJPY         +61,100円

GBPJPY        +164,700円

AUDJPY          +8,600円

CADJPY         +53,600円

CHFJPY         +23,200円

EURGBP         +37,628円

EURCHF         4,515

TOTAL         +640,112円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,470,169円

 

月間戦績(11月)

TOTAL      +13,161,594円

 

年間戦績(2019年)

TOTAL     +278,047,895円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +171,965,452円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,551,965,467円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただし、早朝に大きなイベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

まずは昨日の件からです。昨日も、あまり期待せずにいたのですが、意外にもアメリカの四半期国内総生産(GDP)の改定値が上方修正された事を市場が好感しまして、 

🚩米国第3四半期(7-9月)
11/27 2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)改定値
(前比・年率換算)
+1.9% +1.9% +2.1%

ドル円は一段高、他の通貨ペアに関してもユーロドルも再度1.10を切る流れに一気に持ち込んでくれました。ここで反応薄であったのはポンドでして、ほとんどスルー状態。単なるアメリカの経済成長評価のドル高ではなく、動きそうなところだけ動かしている、市場の意思が入っているのであろう事が分かります。


 

そして、日付が変わり本日早朝4時に米地区連銀経済報告、いわゆるベージュブックが公開されました。

www.nikkei.com

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今後FOMCまでに金融系通信各社や金融機関から色々な見方が出てくるかと思いますが、さらっと見て私が注目しましたのはこちら⇩

In manufacturing, more Districts reported an expansion in the current period than the previous one, 製造業では、前期に比べ多くの地区で拡大傾向にあると報告があった。 

Retailers mentioned higher costs, which contacts in some Districts attributed to tariffs. 小売業者はコストの上昇に触れ、一部の地区においては関税に起因する。 

なぜ、この2点に注目しているのかと言えば、製造業はアメリカの基盤を支える産業でトランプ大統領が保護と拡大に非常に力を入れている分野です。そのために中国との貿易戦争とも言える戦いを現在繰り広げており、そこには関税と言う自国へも影響のある政策を取り入れてますが、その影響は一部の地区での指摘であって全体ではない。トランプ大統領の政策は正しいとベージュブックで言っているようなものです。つまり、選挙に有利。

正直言って、指標だけ見ていたら必ずしもベージュブックと同じようにアメリカの経済が拡大傾向にあるとは言えないと思えるのですが、それでも、地区連銀が各地区において実際に調査した結果をまとめたと言われたら、数字で見えない現場の状態だと考えるしかありません。FRS(連邦準備制度)が大統領に魂を売ってなければいいのですが。

 

さて、ベージュブックの公表を受けた市場の反応は限定的で、またしても別に午前4時に起きるまでも無かった感がする結果でした。が、その代わりと言ってはなんですが、円売りが凄くて思わずニヤニヤしてしまう状況⇩

アメリカの四半期GDP発表で勢いづき、日付が変わって深夜1時にあるロンドンフィキシングに向け10分くらい前から円売りを加速させ、ベージュブック公表時には大人しく様子を見た上で、20分くらい経過してから一気に109.50円をぶち抜いた感じです。もし午後10時半にあった四半期GDPの数字が悪かったら成功しなかったでしょうから、改定値の数字が上方修正された事が非常に大きいと言えます。あとから上方修正するために抑えておいたとか勘ぐってしまいます(笑)。

今回ドル円で重要なのは、5月に108円台に突入して以降、何度かのアタックでどうしても越えられなかった109.50円を突破した事でしょう。この辺りで米中通商協議の進展とか追い風でも吹けば、110円台乗せ、12月中にもう一段の上昇も可能な感じになってきております。


 

結局、注目していた深夜24時に発表された米個人所得・消費関連の指標は、数字が良くなかったため若干のドル売り反応を見せた程度で終わり、あまり注目していなかった午後10時半に発表された米四半期GDP改定値で大きく反応する事になりました。

どんなに重要指標でも、反応したいと市場が思えるような数字が出なければ動きようがありません。そう考えると、発表されるだけで値が飛んでいた米雇用統計の異質さと言うのか、異常さと言うのか。また、ああ言う時代が巡ってくるのでしょうか。私としては、是非やってきて欲しいと願っております。

ニュージーランド10月
0645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -13.19億NZドル
-12.42億NZドル
-10.00億NZドル -10.13億NZドル
英国11月
0901JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BRC小売価格指数(前比)  -0.4%  -0.5%
豪州第3四半期(7-9月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設工事完了件数(前比)  -2.8%
 -3.8%
 -1.0%  -0.4%
中国10月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
工業部門企業利益(前年比)  -5.3%
 -3.3%
 -9.9%
ドイツ10月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比) +0.6%  -0.1%  -0.1%
輸入物価指数(前比)  -2.5%  -3.6%  -3.5%
フランス11月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数 104 103 106
🚩米国第3四半期(7-9月)
11/27 2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)改定値
(前比・年率換算)
+1.9% +1.9% +2.1%
GDP価格指数・改定値
(前比・年率換算)
+1.6% +1.7% +1.7%
GDP個人消費支出・改定値
(前比・年率換算)
+2.9% +2.8% +2.9%
GDPコア個人消費支出・改定値
(前比・年率換算)
+2.2% +2.2% +2.1%
米国10月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
耐久財受注
(前比)速報値
 -1.4%
 -1.1%
 -0.5% +0.6%
耐久財受注・輸送機器除く
(前比)速報値
 -0.4%
 -0.3%
+0.1% +0.6%
米国10月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非軍事資本財受注
航空機除く(前比)速報値
 -0.5%
 -0.6%
  0.0% +1.2%
非軍事資本財出荷
航空機除く(前比)速報値
 -0.8%
 -0.7%
  0.0% +0.8%
米国11月
2345JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 43.2 47.0 46.3
米国10月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比) +0.3% +0.3%   0.0%
米国10月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費支出(前比) +0.2% +0.3% +0.3%
米国10月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCE価格指数
(前比)
  0.0% +0.1% +0.1%
コアPCE価格指数
(前比)
+1.7% +1.7% +1.6%
米国10月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
PCEデフレーター
(前比)
  0.0% +0.3% +0.2%
PCEデフレーター
(前比)
+1.3% +1.4% +1.3%
米国10月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売保留(前比) +1.4%
+1.5%
+0.2%  -1.7%
中古住宅販売保留(前比) +6.3% +6.0% +3.9%

 


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