FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/08/26 月曜日

8月の最終週がやってきました。毎月最終週には指標関連が乏しく、純粋な数字の発表以外の金融イベントがありませんと為替の値動きが期待できない週になるイメージもあります。もっとも、FOMCなど大きすぎるイベントが入りますとソレ待ちと言う状況にもなりますので、大きすぎるイベントも考えものなんですが。

 

先週からこの土日にかけ、各国中銀の議事要旨公開やジャクソンホール会議、先進国首脳会議(G7)、それに日米通商協議など非常に多くのイベントがありました。先週のうちから「ジャクソンホール会議待ち」と言われている状況はあったのですが、そこそこ週中半(なかば)でも動きがあり、利益的な意味での数字は取れておりました。私以外でも、システムトレードしている皆さんはまずまずの成績だった方も多かったかと思われます。そして迎えたジャクソンホール会議ではあまり期待していたような事もなく、皆さんが注目していたパウエル議長の講演でも当たり障りのない内容に「今週はもう終わりか~」と思っていたところで、トランプ大統領によるアメリカ内外問わずに気に入らない人・物・組織に対する容赦ない口撃(誤字にあらず)が発動(笑)

ブリグジットと言う別案件を抱えていたポンドを除き、ハードカレンシー相互ペアのうちドル円とユーロドルに関しては、一週間の全てのイベントは軽く無視で、トランプ大統領の口撃による動きだけ相場作って終わった感じです。

今週は金融イベントも指標も少ないためトランプ大統領には頑張っていただき、ぜひ相場に潤いを与えて頂きたいと思ってます(笑)。とにかく、トランプ大統領の発言には注意しないとなりません。まあ、注意してもどうにもならないんですけど。

 

本日の早朝、午前3時過ぎ頃から開始したオセアニア時間では、完璧に予定されていたかのようにドル安乖離スタートでして、チャートにお絵描きできるような SAXOとか早い業者が営業開始する午前4時頃の段階では更にドル大廉売の有様⇩

こう言うのがあるから、週跨ぎでのポジション持ち越しを止められない方も多いんでしょう。私は、臆病者でもチキンでもKFCでもなんでもいいので、レバレッジかけた為替ポジションの週末持ち越しは止めておきます。 


 

さて今週のご予定ですが、月末週と言う事もありイベント系が本当に少ないんです。トランプ大統領の発言や、中銀関係者の講演などはいつもようにチェックしておく、米中や米欧での貿易問題、それらが発生しやすい時間に注意しておくなどで対応するしか無いかなと思われます。また、毎日午前10時15分に人民元基準値が発表されますが、この時間も最近は値動きのトリガーになりやすいので要警戒です。

主要中銀以外の金融政策発表が予定されているところとしては、日本の皆さんにおなじみなところでは、8月27日火曜日にハンガリー、30日金曜日午前10時に韓国中銀があります。韓国ですが、今回の金融政策決定で国内のインフレ・景気対策や雇用問題など解決のために、万が一にでも利下げなど金融緩和でも行った場合、ただでさえドルウォンレートが危険水準にも関わらず、外貨流出に歯止めが掛からなくなる可能性があります。そこまでバカでは無いと思うのですが、7月に25bp(ベーシスポイント)の利下げを行った事がありますのでどうなのかな~と。別にいいんですけど。

他には、毎度おなじみエキゾチックカントリーですと、26日月曜日キルギス共和国、27日火曜日ジャマイカ、28日水曜日アイスランド,イスラエル、29日木曜日フィジー,ボツワナ,ガンビア、30日金曜日ブルガリア,コロンビア,ドミニカ共和国、などとなっております。例えばガンビアなど12.5%とか言う高金利ですが、それだけリスクが高い事を意味しますので、その辺りをよく考えて取引される事をおすすめします。もっとも、ガンビアの通貨なんてレバレッジかけて証拠金取引できる業者があるのか知りませんけど(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。本日8月26日月曜日午後9時半にアメリカの耐久財受注があります。事前の市場予想が前回値より大幅に落ちた数字ですので、更にそれ以上大きく落とさない限りあまり米ドルに影響は無いかと思われます。

明日27日火曜日午後3時にドイツの四半期国内総生産(GDP)があるんですが、速報値ではなく確定値ですので、大きく数字がブレない限りこれも特に影響は無いでしょう。逆に数字が大きくブレると動く可能性があると言うことではあります。

28日水曜日、特に注目の指標がありません。午後11時半に発表になります米EIA週間燃油在庫集計いわゆるクッシング在庫です。原油が動いてダウが動いて米ドル動く、原油動いて加ドルが動くなど、強風桶屋状態に期待します(笑)。

29日木曜日午後4時55分にドイツの失業率など雇用関連指標、午後9時にはドイツの月次消費者物価指数・速報値、午後9時半にアメリカの第2四半期GDPの確定値が発表になります。

最後30日金曜日午後6時にユーロ圏消費者物価指数・速報値午後9時半にカナダの第2四半期・月次GDP、同じく午後9時半にアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標があります。恐らく、この30日午後9時半のカナダとアメリカの指標が今週のボス指標となるかと思われます。できたらここで、ばち~んと指標に反応してくれると嬉しいのですが。


 

懸案になっておりました日米通商協議が妥結したようでして、どうやら9月にも署名に達するようです。

www.nikkei.com

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やはり、どうもアメリカが焦っていた感じがありまして、どことも通商協議での合意に達していない事が来年の大統領選挙へ影響する事を間違いなく懸念しており、どこか合意するなら日本だろうと言われていたのが追い風になったのかと思われます。

漁夫の利っぽい感じもあるのですが、それでも揉めているよりはいいでしょうし、日本も農作物に関してTPP以上の譲歩をする事なく終わらせられたので良かったとするべきでしょうか。また、アメリカの課している自動車関税2.5%についても、アメリカで製造されている自動車も多く、また非関税障壁である日本の高額な自動車税との抱合せで考えると、あまりこれ以上譲歩を迫らない方がいいのかもしれません。

今回の合意の半分くらいは「安倍-トランプ・お友達合意」のような気もしますし、外交と言っても、しょせんは高レベルな「人と人の付き合い」だと言う事なのでしょう。まあ、なんか抱合せ販売でトウモロコシ買ったようですが(笑)。

 

それと、長野・群馬県境にある浅間山で噴火があったようです。

https://archive.is/TofCQ/0761ca1780bede942f99c052a254766faf1b5927.jpg

tenki.jp

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台風や地震でもそうですが、噴火と言うような大規模な自然災害に人は本当に無力だと感じます。それこそ、お金があっても、権力があっても何の役にも立ちません。それでも人には、過去に経験した事を自分自身だけでなく、将来に渡って子孫に受け継いでいく知恵があります。更に、現代においては進んだ科学技術で自然災害に恐れるだけではなく、逃げると言う手段であっても対応する術を身に付け始めました。

「学習って何のためにするのか」お金持ちになるためなのか?人より上に立つためなのか?人よりいい大学に入り、人よりいい会社に入るためなのか。それらも否定されるものでは無いかと思いますが、やはり究極的には「生き延びるため」なんだと思います。

「ああ噴火だね~」と、安全なところからただ漠然と思うだけではなく、忘れた頃に自然災害への恐怖を適度に思い起こし、災害に備えておく事も必要かなと浅間山の噴火のニュースを見て思いました。

 

今週が終わり、次の日曜日9月1日は防災の日です。非常食とかの水や缶詰など入れ替えをするのには、最も一番忘れにくい日でしょう。防災の日に非常食入れ替えできるよう、そのためにも先立つ物(銭)を得るため今週も一週間頑張ってまいりましょう。⇦ これはちょっと強引だったか(笑)。


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