FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/07/31 戦績

 2019/07/31 水曜日 戦績

USDJPY         +54,700円

EURUSD         +32,449円

GBPUSD        +230,198円

AUDUSD         +12,137円

USDCAD         +45,065円

USDCHF         +34,651円

EURJPY         +79,400円

GBPJPY        +155,900円

AUDJPY         +17,700円

CADJPY         +64,900円

CHFJPY          +4,400円

EURGBP         +37,230円

EURCHF         +26,819円

TOTAL         +795,549円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,258,631円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +22,823,888円

 

年間戦績(2019年)

TOTAL     +181,560,229円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL      +75,477,786円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,455,477,801円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

本日早朝3時、米連邦公開市場委員会(FOMC)が終了しまして、今後の金融政策方針が発表されました。 

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

08/01 0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
2.25~2.50% 2.00~2.25% 2.00~2.25%
超過準備預金金利
(IOER)
2.35% 2.10% 2.10%

政策金利等に関しては事前の市場予想の通りに引き下げられまして、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標が、25bp(ベーシスポイント)の引き下げで上限が 2.25%、FRBが事実上の上限金利とみなしている超過準備預金金利(IOER)についても 25bp引き下げの 2.10%としました。

面白くもなんともないんですが、恒例になっております「FOMC結果」と「実行決定書(Implementation Note) 」の発表文を貼り付けておきます。

the Committee decided to lower the target range for the federal funds rate to 2 to 2-1/4 percent.
委員会(FOMC)は、FF金利誘導目標を 2 ~ 2¹/₄ %範囲に引き下げる事を決定した。

https://stat.ameba.jp/user_images/20190801/03/fx-sengyo/f9/9e/p/o0840065014518597425.png

The Board of Governors of the Federal Reserve System voted unanimously to lower the interest rate paid on required and excess reserve balances to 2.10 percent, effective August 1, 2019
連邦準備制度理事会(FRB)は、2019年8月1日付けにて法定及び超過準備預金に対する金利を2.10%に引き下げとすることを全会一致で可決した。

https://stat.ameba.jp/user_images/20190801/03/fx-sengyo/44/4e/p/o0840050014518597462.png

ハッキリ言って今回は完璧に事前の市場予想りで、言い換えると「事前の市場予想以外の選択肢がFRBには無いに近い」状態だったかと思われます。むしろ、この結果を発表するためだけに、事前にチョロチョロと利下げ示唆を行ってきたとも言えます。

そうなりますと為替の値動きも当然に限定的となりまして、アメリカが利下げとなれば通常であれば発表直後に 100pips以上ぶっ飛んでもおかしくないところ、初動だけで見ますとハードカレンシーではどこも 20~30pips程度となっておりました。

ドル円がさほど動けなかった様子ですが、どうしてもアメリカの利下げと言う事でリスク回避をしたい向きが円を買っていたためでしょう。クロス円を見ますと軒並み円高になっておりまして、リスク回避の円買いは生きていたようです。以前は逃避通貨と言えばスイスフランでしたが、スイスフランはちょっと怖いですからね。 


 

そんなFOMCを控えていた昨日の指標、こんなにてんこ盛り(笑)。指標のほとんどは不発弾としてクリアしたのか、あるいは信管入って無かったのか分かりませんが、動意がなく通過しただけの様子で、特に対ドルでハードカレンシーは全く動けない感じでした。一部メジャーどころの通貨では、豪ドルが午前10時半の豪消費者物価指数、加ドルが午後9時半の加国内総生産で反応しておりましたが、本来はそちらの方が正しい動きです。

英国7月
0801JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GfK消費者信頼感指数 -13 -13 -11
中国7月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
49.4 49.6 49.7
非製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
54.2 54.0 53.7
(複合)購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
53.0 53.0 53.1
ニュージーランド7月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ANZ 景況指数 -38.1 -40.5 -44.3
ANZ 業況指数 +8.0 +5.0
豪州第2四半期(4-6月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(CPI)
(前比)
  0.0% +0.5% +0.6%
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+1.3% +1.5% +1.6%
オーストラリア6月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
民間与信
(前比)
+0.1%
+0.2%
+0.3% +0.1%
民間与信
(前比)
+3.6% +3.5% +3.3%
日本国6月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工戸数(前比) -8.7% -3.4% +0.3%
建築受注額(前比) -16.9% -4.2%
日本国7月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
38.7 38.4 37.8
消費者態度指数
(二人以上世帯)
38.9 37.9
消費者態度指数
(単身世帯)
38.5 37.5
消費者態度指数
(総世帯)
38.8 37.7
ドイツ6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)  -1.7%
 -0.6%
+0.5% +3.5%
小売売上高(前比) +3.8%
+4.0%
  0.0%  -1.6%
英国7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
+0.1% +0.2% +0.3%
全国住宅価格指数
(前比)
+0.5% +0.1% +0.3%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.2% -0.3% -0.2%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.2% +1.1% +1.1%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.3% -0.2% -0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.4% +1.3% +1.3%
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減)   0.0%
 -0.1%
+0.2万人 +0.1万人
失業率 5.0% 5.0% 5.0%
スペイン5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支   -4.1億ユーロ   -7.0億ユーロ +27.0億ユーロ
イタリア7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.1% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.7% +0.5% +0.5%
イタリア7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.1%  -1.7%  -1.7%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.8% +0.5% +0.4%
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
+0.4% +0.2% +0.2%
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
+1.2% +1.0% +1.1%
ユーロ圏7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.3% +1.1% +1.1%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.1% +1.0% +0.9%
イタリア第2四半期(4-6月)
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
+0.1% -0.1% 0.0%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
-0.1% -0.2% 0.0%
米国7月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
+11.2万人
+10.2万人
+15.0万人 +15.6万人
米国第2四半期(4-6月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
雇用コスト指数 +0.7% +0.7% +0.6%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.3% +0.1% +0.2%
国内総生産(GDP)
(前比)
+1.6%
+1.5%
+1.3% +1.4%
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業製品価格(前比)  -0.1%
+0.1%
 -0.1%  -1.4%
鉱工業製品価格(前比) +0.4%
+0.6%
 -1.0%  -1.7%
原材料価格(前比)  -2.4%
 -2.3%
 -5.9%
原材料価格(前比)  -3.0%
 -2.8%
 -9.2%
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 49.7 50.6 44.4

 

=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(07/26分)

07/31 2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) -1,083.5万バレル   -849.6万バレル  
ガソリン在庫(前比) -22.6万バレル   -179.1万バレル  
中間留分在庫(前比) +61.3万バレル   -89.4万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -42.9万バレル   -153.3万バレル  

いつも大好き原油さんですが、反応する時にはビンビン反応するくせに、毎週毎週こうも在庫が下がり続けていると反応するのは止めたようです(笑)。これ、他の指標と違い、ずっと減少し続けるのは不可能でして、言ってみたら「今週は原油(ガソリン)のプールからどれくらい減りましたか?」と言う集計なので、ずっと減り続けるとゼロになったらその時点でそれ以上マイナスには物理的にできません。


 

結局、全ては予想通りで進行したため、わざわざ早朝3時に起きなくても良かった相場となりました。 パウエル議長会見も、煮えたか沸いたか分からないような生ぬるいような感じでして、市場がこの利下げをどう評価するのかは、今後しばらくかかりそうな感じです。とりあえず、日が明けて東京市場での様子見でしょうか。


2019/08/01 10:32 追記

 

いきなりの、公開時からの追記付きです(笑)。 

早朝3時に起き、FOMC観戦ツアーをし、パウエル議長の中継を見て、ブログ書いて、寝て起きたら、ブログ公開されてなかった(笑)。先日から、ちょっとブログの仕様変更をしておりまして、カスタムURL機能を使って公開時のURLのお尻を日時ではなく「日付+daily_results」にしております。

日々の戦績の部分を英語にしただけなんですが、results には業績とか活動結果とか言う意味がありまして、本来は戦績ではありません。ただ、本来の戦績と言う意味で War を含む言葉を使うのも嫌ですし、フォーマルな achievement を使うと堅苦しいので、あえて results なんですが、Daily results パッと見ると「日々のギャンブル成績」とかのようにも思え、いつも為替相場の事を丁半博打と言っている私にとっては、むしろ最適のように思えます(笑)。


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら