2019/06/05 戦績
USDJPY +7,900円
EURUSD +65,136円
GBPUSD +75,957円
AUDUSD +16,229円
USDCAD +82,419円
USDCHF +226,503円
EURJPY +150,300円
GBPJPY +139,700円
AUDJPY +12,100円
CADJPY +71,100円
CHFJPY +96,600円
EURGBP +25,467円
EURCHF +43,137円
TOTAL +1,012,548円
週間戦績(当週)
TOTAL +2,146,224円
月間戦績(06月)
TOTAL +2,617,361円
年間戦績(2019年)
TOTAL +140,051,958円
累計戦績(令和になってから)
TOTAL +33,969,515円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,413,969,530円
本日早朝3時、米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されました。内容的には「な~んも変化なし」と言うのが適切な表現でして、ブルームバーグの速報でも何を書いていいのやらと言う感じが伺えます。
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せっかく早朝3時に起きてチェックもした事ですし、外国為替市場を動かすほどの威力の無かったベージュブックですが、内容を確認しておきたいと思います。
まず、総括です。
①経済活動全般
経済活動は全体的に緩やかなペースで拡大した②雇用と賃金
雇用は全国的に増加し続けた③物価
全体的に物価は緩やかなペースで上昇し続けた
続きまして、地区連銀ごとの要点です。
①ボストン地区連銀
ほとんどの分野において、経済活動は緩やかから中程度のペースで拡大②ニューヨーク地区連銀
地域経済活動は緩やかなペースで拡大③フィラデルフィア地区連銀
事業活動はさらに緩やかなペースで加速④セントルイス地区連銀
経済情勢は概ね前回の報告と変わらなかった⑤クリーブランド地区連銀
経済活動は全体的に緩やかに成長した⑥ミネアポリス地区連銀
経済活動はわずかに成長した⑦リッチモンド地区連銀
地域経済はここ数週間で緩やかに成長した⑧カンザスシティ地区連銀
4月から5月上旬にかけ、経済活動はわずかなペースで拡大を続けた⑨アトランタ地区連銀
経済活動は緩やかなペースで成長した⑩ダラス地区連銀
経済活動は緩やかに拡大した⑪シカゴ地区連銀
経済活動はやや拡大した⑫サンフランシスコ地区連銀
経済活動は緩やかなペースで拡大を続けた
セントルイス地区連銀だけが前回と変化なしとの結果で、他の地区連銀については強弱こそマチマチですが、経済成長は続いてるとの事です。このベージュブックが次回FOMCのたたき台になります。ので、FRBとしてはトランプ大統領の要求する利下げを無視するために、どうしてもベージュブックの内容的にこのようにする必要があったのでしょう(笑)。
ここ最近、動意は薄いながらも数日単位で見たら若干のドル安基調が対円以外では見えておりました。数字的にも今週で一番の「お稼ぎデー」になったわけですが、ドル安基調に唯一反発していたドル円だけが昨日のアノ指標でやらかしてくれました。
ADP全米雇用レポート、にまんななせんにん(笑)。
米国5月 2115JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ADP全米雇用報告 (前月比) |
27.1万人 27.5万人 |
18.0万人 | 2.7万人 |
これは、あれですかね?民間指標だからとバカにして「ああ、大丈夫大丈夫、どうせスルースルー」なんて言ってるから、バチが当たったのか(笑)。
ドル円以外は、ほぼドル安基調の中でのADP社ご乱心でしたので、大きな流れ的にはむしろありがたい方向感を出してくれたのですが、直前に何故かドル買いが入っていたハメ込み相場の様子もありまして、極端に利益を削られる事もなく、逆に極端に利益が乗るわけでも無いモヤっとした感じのある、後味悪い指標通過となりました。
また、この非常に弱いADP全米雇用レポートの結果を受け、市場の皆さんは「FRBの利下げ期待」とか高めたようですが、それはどうですかね。
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さすがに、雇用情勢だけで政策金利を決定しているわけでもなく、十分に失業率が低い完全雇用の状態に近づきますと、当然ですが前回比の雇用増減は減少し、あるいはマイナスになったとしても、それをもって雇用情勢が悪いわけではありませんから。そんな事を分かっていながらチャラっと書く通信社や新聞社でしょうが、他に何かダウ上昇のうまい理由が見つからなかったのでしょうか。
ちなみにドルスイスフランUSDCHFだけ対ドル通貨ペアの中で数字が大きいのは、ユーロドルとユーロスイスの値動きを解析している中で、ドルスイスフランもスイスフラン買いにバイアスが傾いるとシステムの中の小人さんが判断していたためでして、スイスフランはたまにこう言うのがあるので止められません。
まあ、たまにこう言うのもありますけど⇩
他の指標的には、午前10時半にありました豪州の国内総生産(GDP)は、前期比こそ事前の市場予想中心値より若干下回ったものの前回値は越え、前年比は市場予想と概ね一致した内容だったため、発表の瞬間に10~15pipsくらいの上下運動しただけで終わりました。
その後、欧州時間まで指標による為替の値動きは見られず、と言うか指標そのものがあまり無く、ニューヨーク時間に片足突っ込んだ瞬間にADP雇用レポートでドル総攻撃があったものの、少し落ち着いてからは反発。午後11時にありましたISM非製造業景況指数が前回値に比べて上振れしたおかげで、ADP雇用レポートの反発からのドル買いが定着した感じでズルズルとドル買いに向かったようです。
あと、大量の購買担当者景気指数(PMI)なんかもありましたが、あまり意識して反応した通貨は無かったようです。ケニアとかザンビアとかまで値が動いたのかは把握しておりませんけど(笑)。
豪州第1四半期(1-3月) 1030JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
国内総生産(GDP)速報値 (前期比) |
+0.2% | +0.5% | +0.4% |
国内総生産(GDP)速報値 (前年比) |
+2.3% | +1.8% | +1.8% |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
生産者物価指数(前月比) | -0.1% | +0.3% | -0.3% |
生産者物価指数(前年比) | +2.9% | +3.2% | +2.6% |
ユーロ圏4月 1800JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
小売売上高(前月比) | 0.0% | -0.4% | -0.4% |
小売売上高(前年比) | +2.0% +1.9% |
+1.5% | +1.5% |
米国5月 2115JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
ADP全米雇用報告 (前月比) |
27.1万人 27.5万人 |
18.0万人 | 2.7万人 |
米国5月 2300JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
🚩ISM非製造業景況指数 | 55.5 | 55.5 | 56.9 |
🚩ISM非製造業雇用指数 | 53.7 | 53.7 | 58.1 |
=別表= 購買担当者景気指数(サービス業・複合)
オーストラリア5月 06/05 0800JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
サービス業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
50.1 | 51.5 |
(複合)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
50.0 | 51.5 |
日本国5月 06/05 0930JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
サービス業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
51.8 | 51.7 |
(複合)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
50.8 | 50.7 |
香港5月 06/05 0930JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
(全産業)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
48.4 | 46.9 |
中国5月 06/05 1045JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
サービス業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
54.5 | 52.7 |
(複合)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
52.7 | 51.5 |
グローバル(全世界)5月 06/05 2400JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
製造業購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
52.7 | 51.6 |
(複合)購買担当者景気指数 (IHS Markit発表) |
52.1 | 51.2 |
=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計
米国 EIA週間燃油在庫集計 06/05 2330JST |
前回値 | 結果 |
---|---|---|
原油在庫(前週比) | -28.2万バレル | +677.1万バレル |
ガソリン在庫(前週比) | +220.4万バレル | +320.5万バレル |
中間留分在庫(前週比) | -161.5万バレル | +457.2万バレル |
クッシング原油在庫(前週比) | -1.6万バレル | +179.1万バレル |
原油大量消費国アメリカの燃油指標、数字が大きくブレるのでこれを見ながら原油取引されている方は大変だなといつも思います。
原油と言えば、スーパーやコンビニでの買い物袋の無料配布が禁止されるようになるらしく、これでまた無駄に原油が消費され、二酸化炭素の排出が増えるんですね。
木が勿体無いから割り箸を使わないとか言って割り箸の消費が落ち込んだ際に、間伐材の処理に困ったのと同じように、あのペラペラなビニールで出来てる買い物袋、原油から良質な油を生成したカスのような物から作ってますがその処理は大丈夫なんでしょうか。ゴミ袋として買い物袋が使えなくなると、売ってるゴミ袋はしっかりした厚手の袋ですから、さぞ原油消費が多いものかと思われます。
総合して何が一番最適なのかと言うのは、どの分野でも非常に難しい問題で、例えばペットボトルを原油から作る際の二酸化炭素排出が問題だとしても、じゃ瓶に変えてリサイクルしたとすると、洗浄するための洗剤による環境汚染、重量増加よる運搬に必要な燃料の増加や瓶の返却時にも運搬が必要になる事よる二酸化炭素の排出量増加など、なかなか最適解は見つけられません。
買い物袋を有料にするのだとしても、その有料にした金額分は全て環境保護の基金として使われると言うのであったら、もう少し理解も出来るのですけど。現状のタダ単に「ビニールで出来た買い物袋は有料にします」ですと、スーパーやコンビニの経費削減とゴミ袋の売上増による収益拡大と、一部のゴミ袋製造業者の利益増大、それと多くのビニール袋を製造している中小企業の減収または、廃業・倒産しかないように思えてなりません。
まあ、決まったら従うしか無いので、ここで吠えてるしか出来ませんけど(笑)。
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