2019/04/25 戦績
USDJPY +95,420円
EURUSD +157,529円
GBPUSD +180,735円
AUDUSD +19,339円
USDCAD +86,270円
USDCHF +54,053円
EURJPY +222,900円
GBPJPY +318,600円
AUDJPY +29,300円
CADJPY +93,200円
CHFJPY +47,300円
EURGBP +8,653円
EURCHF +50,726円
TOTAL +1,364,025円
週間戦績(当週)
TOTAL +3,627,751円
月間戦績(04月)
TOTAL +19,456,759円
年間戦績(2019年)
TOTAL +103,521,738円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,377,439,310円
昨日、今週のメインイベントの一つでした日銀金融政策決定会合2日目が終わり、予想よりも随分と遅い議事内容の公開時間となりました。最近は話し合う事も少ないのか正午前後くらいに発表される事が多かったのですが、昨日の発表は0時27分と言う、よく言われる「政策変更の可能性が高まる0時25分の壁」を超えてからの発表となったのですが、大きな内容的には「現状維持」で幕引きです(笑)。
日本銀行(BOJ) (中央銀行) 04/25 1227JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
補完当座預金制度適用利率 (政策金利) |
-0.10% | -0.10% | -0.10% |
今回、同時に公開されました経済・物価情勢の展望、いわゆる日銀展望リポートでは、フォワードガイダンスの変更が行われたと各社こぞって報道はしているものの、それを持って市場で何か判断される事もない様子でした。
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そりゃ、フォワードガイダンス見直しとか難しく言ってますが、簡単に言えば「やっぱり物価上昇2%達成は、もうちょっと時間かかるかもね」と言う事です。 ええ、みんな知ってます(笑)。
また、今まで一生懸命に日銀が買っていただけのETFを、今度は市場に貸し出す検討をするんだそうです。検討すると言う事は「ヤル」と言う事でしょう。
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これが実現しますと、日銀が買ったETFを貸し出し、日銀から借りたETFを民間が空売りし、その空売りされたETFをまた日銀が買うと言うマッチポンプを行う事が可能となります(笑)。「そんな事したら、株価上がらないじゃないか!」と思うかもしれませんが、もともと日銀は株価を上げるためにETF買ってるわけでは無く、市場に出回るお金を増やす目的で行ってます。当然、株価が上がっている又は上がるのも想定していますが、そちらはメインではありません。
「市場で売られるの分かっていて貸すのはどうのこうの」言う方もおられますが、個人の皆さんで証券会社に貸株してる方と同じです。貸株、貸した株はどうなるかって言えば、空売りする方に証券会社から又貸しされてますので、やってる事は同じです。本気で応援している会社なら、貸株なんてするわけもなく、本気で株価上昇して欲しい会社なら、貸株なんてするわけありません。だって「株価上がれ~」と思っているのに、自分の持ってる株を「株価下がれ~」と思ってる人に貸してる超矛盾です。日銀の場合、時期を見てETFの貸し出しと購入を同時にする事で、市場にインパクトを与えずに市場に出回るお金を増やすと言う目的は達成可能です。この手法が確立しますと、ETF残高を減少させる際に逆の操作をする事で、市場へのインパクトを最小限にしたまま売却が可能になるかもしれません。日銀のテクニックと、今後の鍛錬次第ですけど。
ドル円の動き的には、朝方に上に突破した事で満足したのか、そのままダラ下がりを続ける中でイベントを吸収しただけのご様子です。簡単に言えばスルーです(笑)。
そうそう、午後3時半からの日銀黒田総裁の会見では、月曜日のブログで予想しておりました通り、今回の会合が平成最後だった件について質問がありました。
午後3時半から日銀の黒田総裁による平成最後の会合後定例記者会見が行われます。今回の記者会見では、平成の金融総括とか日経かテレ東あたりが質問するような気がしてなりません(笑)。
平成時代の金融政策はデフレとの闘いだった。バブル崩壊以降の景気悪化で潜在成長率や自然利子率、物価上昇率は低下した。リーマン・ショックや欧州債務危機、東日本大震災なども大きな試練だったが、非伝統的な政策手段を活用し、デフレではない状況で平成の終わりを迎えることができた。
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やっぱりそれ、聞きますよね?(笑)。
昨日は日銀以外にも各国中銀で金融政策発表がありまして、スウェーデンやトルコは日本でもお好きな方も多いでしょう。 スウェーデンクローナは中銀が金融政策発表した瞬間にバチッと下がってまして、トルコリラに関しても同じでした。
トルコリラなんぞは、普段あの高金利なので売りから入るのに抵抗がある通貨ですが、いま無金利キャンペーン実施中(スワップ付かない11日間)のFX業者が多いので、思って方向にポジション取りやすいかとは思います。
スウェーデン国立銀行 (中央銀行) 04/25 1630JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
キャッシュターゲット (政策金利) |
-0.25% | -0.25% | -0.25% |
トルコ共和国中央銀行 04/25 2000JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
1ウィークレポ入札金利 (政策金利) |
24.0% | 24.0% | 24.0% |
ウクライナ国立銀行 (中央銀行) 04/25 2000JST |
現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
銀行間オーバーナイト金利 (政策金利) |
18.00% | 17.50% | 17.50% |
月曜日のブログで「興味ある~」と言っておりましたウクライナの政策金利が、事前の市場予想通りに50bpの引き下げとなり、17.50%となったようです。ところで、ウクライナの通貨って知ってます?私も、聞いた事ある程度の通貨で「hryvnia フリヴニャ」です。紙幣はこんな感じで、日本語版のwikipediaに最新の紙幣が掲載されていないくらいの通貨です(笑)。
普段、為替取引していても、現物の紙幣なんて見た事が無い通貨もいっぱいあるかと思いますが、手に入れようと思わないだけと言う通貨が多いかと思います。銀行や、街中の両替店、大黒屋みたいなところでも最近は両替してますから、かなり多くの国の紙幣が手に入るかと思います。ところがウクライナ・フリヴニャの場合、もし入手しようとしても、それすら日本ではかなり難しい通貨です。一番手っ取り早いのは、ロシアンパブに行って一番キレイそうな女の子は大体がウクライナ人だったりするので、その子に交渉する事でしょう(笑)。
為替の値動きも、値動きと言ってもなかなかでして、対ドルでもここまで低い流動性の通貨です⇩
興味があると言うのは、あくまでもウクライナと言う国であって、外国為替で差益を狙っていくのは不可能に近いと言う状況でしょう。それでも、こんな事でも無かったら調べてみる事も無いと思うので、きっかけと言うのは面白いです。
最後に指標ですが、午後9時半にありましたアメリカの指標、特に耐久財受注が目覚ましく素晴らしい数字であったのにも関わらず、昨日はこの時間を境にしてドル売りスイッチが入る状況でした。もう、ワケワカラン。
英国4月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
CBI製造業受注指数 | +1 | +3 | +2 |
CBI製造業販売価格指数 | +7 | +6 | +8 |
英国4月 1900JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
CBI流通業売上指数 | -18 | 0 | +13 |
米国3月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
耐久財受注 (前月比) |
-1.1% -1.6% |
+0.8% | +2.7% |
耐久財受注・輸送機器除く (前月比) |
-0.2% +0.1% |
+0.2% | +0.4% |
米国3月 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
非軍事資本財受注 航空機除く(前月比) |
+0.1% -0.1% |
+0.1% | +1.3% |
非軍事資本財出荷 航空機除く(前月比) |
+0.2% -0.1% |
+0.1% | -0.2% |
米国 週次 04/15 2130JST |
前回値 | 市場予想 (中心値) |
結果 |
---|---|---|---|
新規失業保険申請件数 | 19.3万件 19.2万件 |
20.0万件 | 23.0万件 |
🚩失業保険継続受給件数 | 165.4万件 165.3万件 |
168.2万件 | 165.5万件 |
そうそう、先週も大騒ぎしておりました⇩
継続受給者が一気に170万件を切りまして、昨年後半に付けた過去40年間での最低レベル更新来るか!くらいの勢いになってきました。ちなみに160万件を下回った事は、過去40年間ではなく、最後は1973年1月の事です。
🚩失業保険継続受給件数なんですが、前回値の修正も僅か1千件でして、しかも事前の市場予想では大きく上昇すると見られていたものが、今回も165万件台で止まっております。これはいよいよ、FRBが「完全雇用」と声高らかに宣言する下地が整いつつあります。いま、ちょっと風当たりが厳しい状況のFRBですが、今まで推し進めて来た雇用に関する地道な努力を「失業保険継続受給件数」で示せば、かなり強力な後ろ盾になるかと思われます。そうだ、次回のFOMCでこの話題が出たら、自画自賛しよう(笑)。
あと、天然ガスとかありまして、なんか昨日は一部の通信社で発表時間前に結果が表示されていたりしたんですけど、結果が前回値と同じなんで、EIAがしくじったのか通信社がミスったのか判断できません。そもそもが、そんな事が無かった事にされているんですけど、大丈夫でしょうかね。
=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計
米国 EIA週間天然ガス在庫集計 04/25 2330JST |
前回値 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
天然ガス在庫(前週比) | +92Bcf | +91Bcf | +92Bcf |
今日もアメリカさんのGDP以外はめぼしい指標も少なく、もしかしたら、先日の豪州の消費者物価指数で豪ドルがガンガン行った二番煎じで、午前10時半にある生産者物価指数(PPI)も少し注目してます。午前10時半と言えば、いつもならお昼寝タイムなんですが、今日はお待ちしていたいと思ってます。
安倍首相とトランプ大統領の会談がありますが、これ、何があるかちょっと予想できず、もしかしたら派手なパフォーマンスがあるかもしれません。来週からゴールデンウィーク期間ですし、長期持ちスタンスでリスクコントロールできているポジション以外は、なるべく平成のうちに清算しておいた方がいいかもしれません。
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