FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/03/28 戦績

 2019/03/28 木曜日 戦績

USDJPY        +162,900円

EURUSD         +43,271円

GBPUSD        +188,413円

AUDUSD         +22,948円

USDCAD         +26,883円

USDCHF         +43,268円

EURJPY        +145,200円

GBPJPY        +420,600円

AUDJPY         +35,100円

CADJPY         +40,100円

CHFJPY         +59,100円

EURGBP         +45,637円

EURCHF         +31,059円

TOTAL       +1,264,479円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,817,846円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +30,370,929円

 

年間戦績(2019年)

TOTAL      +82,112,346円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,356,029,918円

 

昨日、大きな手がかりは無いまま「為替相場的には動こうと努力はしてみました」そんな感じでして、さながら「結果より努力を評価して下さい」と言ったところでしょうか。組織で働いているなら努力(過程)を評価してもらえたらお給料は出るのですが、個人でやっておりますと結果が伴わないと「即廃業=人生詰み」となります。その辺りをふまえて、為替相場には頑張って値動きをしてもらいたいものです(笑)。⇦ いや、笑ってる場合じゃないな・・・・・・

 

米ドルが随分と上昇しましたが、決して米ドルに買い材料があったわけではなく、指標的には米ドル買うのは厳しい状況の数字が出てまして、午後9時半にあったアメリカの四半期GDP確定値も事前の市場予想より更に下回る結果でした。昨日は、米ドルが上がったのでは無く、円やユーロ、ポンドが下がっただけでしょう。その中で更に円だけは、円が下がったのではなく仕掛けの材料にされたようです。

対ポンドで、こんな値動きがありました。午後9時29分、アメリカの指標がまとめて発表される午後9時半少し前の事です。

ポンドドルが1分足でピョコッと上に飛び出した部分、1.3120後半から 1.3160後半まで約40pipsほど一瞬で上がり、また一瞬でほぼ戻っております。これ、速報などでは英議会の政局不和による不透明感での売りが入ったように言われておりましたが、おそらくは、何か書かないといけないのに理由が見つからずにそうなったのかと(笑)。

ちょっと、あるチャートと重ねてみます。左側にスケール出ちゃってるんでバレバレですが、ポンド円です。

ピョコッと飛び出た部分だけ、完全に重なってるのでよく分からないかと思いますので、本来はポンドドルの チャートでしたがポンドドルを消しポンド円だけ残しましてみます。軒を貸したら母屋取られたポンドドルです(笑)。

実は、このようにピョコッと飛び出した部分は完全に同じ状態でして、ただし、ポンド円の方は上昇中の出来事でして、ポンドドルが一瞬で約40pipsの往復をしたのは、ポンド円が主導での値動きに「裁定されたため」が実際の出来事でしょう。

なぜこんな重箱の隅をつついたような事象を取り上げたのかと言いますと、昨日のポンドドルの数字、あれもっと大きかったハズだったんですが、この一瞬で一気に持っていかれました・・・・・・

こう言うの回避するように、他の通貨ペアも含めて計算するようにはしているのですが、やり過ぎると全体的なパフォーマンスも下がるので加減が難しく、仕方ない出来事だと諦めるしか無いのですが、諦めきれずグチグチと書いてみたわけです。

よく「頭と尻尾はくれてやれ」とか言いますが、頭と尻尾はくれてやるつもりで最初から戦っていると本体もごっそり持っていかれるのが金融市場に住む魔物たちですから、「頭と尻尾の上下にあるツマや大根おろし、載ってる皿や、更に別の皿の魚まで掻っ攫う勢いで臨まないと相場で勝つ事なんて出来ません」が信条です。ほんと、誰だよ?頭と尻尾はくれてやれなんて言ったヤツは?


 

その大混乱のブリグジットですが、昨日も朝から晩までメイ首相の離脱案を支持する・支持しないの発言が飛び交ってまして、メイ首相が辞任と引き換えに引き出したい離脱案への支持の中で重要な民主統一党(DUP)が不支持を表明しました。

メイ英政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)のフォスター党首は28日、同党の10人の議員は英政府の欧州連合(EU)離脱協定案に反対する方針で、棄権は選択肢にない、と述べた

jp.reuters.com

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まあ、分かってましたけどね。結局こうなるの。昨日ありましたブリグジット関連の発言で、まともと言うか進捗と言う部分で建設的なものはコレだけ⇩ 

英国 結果
ブリグジット進捗状況 英首相報道官:可決の見込みがある場合のみ、本採決を実施する

 


 

アメリカでは、トランプ大統領がOPECに原油増産すべきとの意向を示しまして「原油高すぎ」と言う持論を展開しております。

jp.reuters.com

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それ言うなら、事前に教えておいてもらえれば、原油売っておくのに(笑)。ただ、この最近多いトランプ大統領の原油高牽制発言は、単に票集めのためのパフォーマンスであろうと思うところもあります。

昨年、スイスの銀行であるUBSがこんな発表をしました。

Prices below $50 and above $75 seem to hurt global prospects

50ドルを下回るあるいは75ドルを上回ると、世界経済に悪影響を及ぼす

www.economist.com

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簡単にまとめると、原油価格は50~75ドルが妥当と言う事で、現在はどうにかその範囲内です。

そして、もうひとつ面白い資料が上の記事にありまして、原油価格が50ドルと100ドルの時に、主要国のGDPがどのように変化するのかを示したグラフです。当然、産油国は原油価格が高い方がGDPが伸びてまして、ここにそのまま貼ると大きすぎるのでアメリカだけ抽出してみました⇩

アメリカは原油の大量消費国であり、かつ、遂には世界最大の産油国にもなりました。そのアメリカは、やっぱり原油価格が高い方がGDPへの寄与た大きく、原油価格が50ドルの場合ですと2019年のGDP予測を40bp弱マイナス修正する必要があり、原油価格が100ドルになりますと若干ですがプラス修正となるとの結果です。

UBSが調査してこの結論ですから全く的を外してる内容とも思えません。当然、アメリカの然るべき機関が分析した、もっと詳細な解析をトランプ大統領は受けているでしょうから、原油価格は下落させるより上昇した方がアメリカ経済のためには適していると言うのは分かっているでしょう。

それにも関わらず原油安を主張する理由としては、原油安による産油国への経済的ダメージを狙ってる部分と、選挙へ向けての票集めとしか思えません。

 

アメリカさんの話題でもうひとつ、遂に、本当に米中通商協議が進んでいるのであろうと思える発言が出てきました。今までの精神論的な発表ではなく、それなりの根拠がある発表です。

当局者は「1カ月前の文書と現在のものを比較すると、全ての分野で進展があった。まだ目指すところには達していない」と述べた。

jp.reuters.com

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そろそろ、落とし所に持っていってもらってもいい時期かなと思うんですが、「まだ目指すところには達していない」の目指すところがどこなのか、まさか中国に対して要求している全ての条件を100%飲めと言うわけでは無いの、で、しょう?か?いや、まさか100%なんですかね?今のアメリカ、いや、今の合衆国大統領ならありえなくも無い感じですが、それだと交渉ではなく強要です。

トランプ大統領が掲げている事で、何かきちんと結果まで辿り着いたものが無いようにも思えるのですが、どうでしたっけ?移民問題、メキシコ国境の壁、米中・米欧を含む各国との通商協議・・・・・・ まだ始まってもない日米通商協議は、現状ではある意味勝ち組のような気もします。 


 

昨日の指標は本当に微妙で、このスペインの消費者物価指数より前には影響のありそうな指標が一切無いと言う状況。

比較的注目度が高かったものと言えば、アメリカの四半期GDPとドイツの消費者物価指数速報値くらいでしたが、多少数値がブレたものの、市場に影響があったのかどうか分からない程度にしか為替の動きは見られませんでした。

スペイン3月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.2% +0.2% +0.4%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.4% +1.4% +1.3%
スペイン3月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.2% +0.2% +0.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.1% +1.5% +1.3%
ユーロ圏2月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
+3.8% +3.9% +4.3%
マネーサプライM1
(前比)
+6.2% +6.6%
ユーロ圏2月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規民間部門ローン貸出
(前比)
+3.2% +3.3% +3.3%
ユーロ圏2月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数 106.2
106.1
105.9 105.5
ユーロ圏12月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏消費者信頼感指数
確定値
 -7.4
-7.2
 -7.2  -7.2
米国第4四半期(10-12月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)確定値
(前比・年率換算)
+2.6% +2.4% +2.2%
GDP価格指数・確定値
(前比・年率換算)
+2.0% +1.8% +1.9%
GDP個人消費支出・確定値
(前比・年率換算)
+2.8% +2.6% +2.5%
GDPコア個人消費支出・確定値
(前比・年率換算)
+1.7% +1.7% +1.8%
米国 週次
03/28 2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.6万件
22.1万件
22.5万件 21.1万件
失業保険継続受給件数 174.3万件
175.0万件
175.0万件 175.6万件
ドイツ3月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.4% +0.6% +0.4%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.5% +1.5% +1.3%
ドイツ3月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.6% +0.7% +0.6%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.7% +1.6% +1.5%
米国2月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売保留(前比) +4.3%
+4.6%
 -0.5%  -1.0%
中古住宅販売保留(前比)  -3.3%
 -3.2%
 -3.0%  -5.0%

 

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
03/28 2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)  -47Bcf  -40Bcf  -36Bcf

 


 

今日は週末の、月末の、年度末です。お忙しい方も大勢おられるかと思います。

今日1日乗り切ったら何か変わると言う事でも無いんでしょうが、それでも節目となる日ですので、頑張って気持ちよく新しい年度を迎えられるように片付けられる事は今日中に片付けてしまいたいと思います。

思うだけで無理かもしれませんけど(笑)。


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