FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/03/25 月曜日

気がつくと、もう3月最終週です。アメリカ方式にて一週間の始まりを強固に日曜日としておきますと、3月31日の日曜日が来週のスタートになるので今週は最終週では無いのですが、日曜日は世界中ほとんどの国や地域で株や為替などの金融機関間での取引が停止となるので「今週は実質的に3月最終週です」でよろしいでしょうか?

一週間のスタートする曜日に関しては、過去に何度も書いてまして、この辺りの記事が最も力説してるところです⇩ ISO8601(JIS X 0301 旧JIS C 6262)とかまで引っ張り出してきてますので、ちょっと理屈っぽいですが。

fxse.hatenablog.jp


 

昨日、日曜日のクセににも関わらず、英国のメイ首相を辞任に追い込み、臨時首相を擁立するため内閣が政変を起こすとかなんとか言うニュースが伝わってきました⇩ 

www.thetimes.co.uk

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一次ソースをあえて選んでいるので、この記事自体は会員限定になってしまっているのはご容赦下さい。内容的には日経の記事ありますこんな感じです⇩ 

www.nikkei.com

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こんなニュースがあっても、本日早朝からスタートしたオセアニア時間での取引は特に先週末と大きく乖離してスタートする事もなく、市場は落ち着いておりました。

果たして英国はどうなるのでしょう?他人事では無いのですが、今は誰にもどうにも出来ない状態になってしまっているので、なるようにしかならない状態です。一つ言えるのは、英国のEU離脱を猛烈に推進した英国独立党(UK Independence Party, UKIP)の元党首ナイジェル・ファラージ(54)は、逃げました。


 

さて今週、金融関係のイベントは非常に少なく、重要な指標もあまりありません。と言う事は、ちょっとした事で動くし、ザコ指標普段あまり意識されない指標でも動くと言う事で、そうなると逆に極端に注目の指標が増える事になったりします。

先週末、フランス・ドイツの購買担当者景況指数(PMI)で高反応しましたユーロは、欧州の指標に反応する可能性が高く、特に製造関連と輸出関連の指標で今週もイケイケになるかもしれませんので、いつも以上に注意が必要です。

と言う事で、今週は金融イベントが非常に少ないため、金融イベントと指標をまとめて書いてしまいたいと思います。

 

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で本日3月25日月曜日午後6時、Ifo企業景況感指数が発表されます。先週のPMI高反応後に初めて迎えるそこそこ指標ですので、ちょっと期待してます。もちろん、数字自体が前回値や事前の市場予想から大きく振れないと反応は無いのでしょうけど。

明日26日火曜日午後4時にドイツのGfk消費者信頼感午後4時45分にフランスの企業景況感と第4四半期国内総生産(GDP)確定値のまず欧州指標をこなし、午後9時半にアメリカの建築許可件数午後10時にアメリカの住宅関連指標午後11時にリッチモンド連銀の製造業指数があります。アメリカに関しても、FRBの利上げ停止に伴って景気懸念が出ておりまして、先週はその中でフィラデルフィア連銀の製造業景況が非常に良かったため半導体銘柄を中心にして株が買われると言う場面もありました。建築や住宅など景気に直結している指標、製造業の目先の状況を把握できる連銀調査は、少しでも数字が振れると債券・株式市場、外国為替市場に影響を与えやすい状況になっているかと思われます。

27日水曜日、午前10時にニュージーランド準備銀行(RBNZ)が金融政策を発表する予定です。政策金利は1.75%の据え置き予想で、まず据え置きとなるでしょう。午後5時から、ECBのマリオ・ドラギ総裁が講演を行います。ドイツのフランクフルトにありますゲーテ大学で行われる「The ECB and its Watchers / ECBとその監視者」と言うイベントで開会のご挨拶をすると言うものです。ただ、イベントの内容が内容だけに、たまにFRBのパウエル議長が地方の信用組合の記念式典でご挨拶してるのとはワケが違い、今後の政策方針に関わる事を示唆する可能性もあります。実際には、大した事は言わないとは思うのですが、警戒はしておいた方がいいかなと。午後9時半にはアメリカ・カナダ両国の貿易収支が発表になります。アメリカは特に大きく反応は無いでしょうが、何か適当に理由を付けてカナダは反応するかもしれません。

28日木曜日午後9時半にアメリカのGDP午後10時にドイツの消費者物価指数(HICP, CPI)速報値午後11時アメリカの中古住宅販売留保指数が発表になります。週前半の動きによってでしょうが、ドイツのCPIは速報値ですので気になります。

29日金曜日、午前8時50分に日本の鉱工業生産が発表されますが、注目点は「どれだけ前回値や事前の市場予想と乖離しても円相場に影響が無い日本の鉱工業生産の凄さ」を今回も見たくてたまりません(笑)。市場への影響的には赤字で書くほどの事ではありませんが、とりあえずそんな別方向からの楽しみで見ております。午後4時ドイツの小売売上高午後4時45分にフランスの消費者物価指数(HICP, CPI)速報値午後5時55分ドイツの雇用関連指標など、欧州の指標が立て続けに発表されます。午後6時半に英国の第4四半期GDPの発表がありますが、この日は元々予定されていた英国がEUから離脱する日、ブリグジット期限日となりますので、政治的な発言が多数出るかと思われ、指標どころでは無い可能性もあります。ニューヨーク時間に入り、午後9時半にアメリカの個人消費支出午後11時に新築住宅販売、同じく午後11時にミシガンなんとかさんの今はもうフライングゲット出来ない指数なんかもあり、今週は終わりです。

こうやって書きますと、やはり大型指標がポツポツ散りばめられてませんと、中ボス指標が格上げになってしまい、注目しないとならない指標が一気に増えてしまいます。本来なら、もうちょっと絞りたいところなんですけど。 

 

これ以外にも、いつものブリグジット関連、トランプ大統領のツイッター、米中通商協議、欧州自動車関税、朝鮮半島情勢、そして、いつ始まるのかも皆目見当が付かない日米通商協議なんかも含めて、政治的な面にも意識を向けておく必要があります。

正直言って、これ全部一人でこなすのは至難の業なので、自分が得意な通貨に対する影響が大きなところを追いかけるのが精一杯でしょう。専業の方以外ですと、今は対ドルストレート通貨の取引はちょっと危険な時期かもしれません。

とにかく、今週も生き残り戦略が重要ですので、ポジション持ったら必ずストップロス指値でエントリーを入れる時には必ず一緒にIf Done (IFD)でストップオーダーを入れるように、これだけやっておけば最悪でも致命傷全財産無くして追証なんて可能性は低くなります。


 

エンジン停止で漂流し始めていたノルウェーの豪華客船が、どうにか自力航行して港に到着したようです。

www.jiji.com

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これ、エンジン停止したのが船だったから浮いているだけで済んだものの、飛行機だったらと思うと非常に怖い事故です。エンジン4つあって全停止なんて言うのは、フェールセーフ設計してあるであろう事からしたら非常に可能性が低いでしょうし、何が原因で主機前停止なんて事態が発生したのか気になります。

いずれにせよ、亡くなられた方がおらず、本当に良かったと思います。この大型船が座礁したり、漂流して陸地に衝突でもしたら大変な事になっていたでしょうから。

 

あのノルウェーの荒れ模様からしたらカワイイものの、最近は東京も随分と気温が下がる日なんかもあり、温かくなったり寒くなったりを繰り返しております。気温の変化に体調を崩したりする事もなく、今週も一週間頑張ってまいりましょう。 


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