FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2018/11/19 月曜日

アメリカでは、市場参加者の皆さんのやる気スイッチが全力でオフにされる、サンクスギビングウィーク(感謝祭のある週)がやってまいりました。感謝祭が今週の木曜日11月22日でして、翌日があの有名なブラックフライデーです。ブラックフライデーと言っても、ブラックマンデーのような株価暴落の方では無いです(笑)。

このサンクスギビングウィークからクリスマスまで続く、ホリデーシーズンと言われるアメリカの買い物月間は、小売業者が年間売上の半分を売り上げるともよく言われまして、皆さんもどこかでご覧になられたりお聞きになられた事があるかと思います。が、果たして本当に、この一ヶ月くらの間に、アメリカの小売業者は年間売上の半分なんて凄い金額を売るんでしょうかね?いつも指標とにらめっこしながら為替取引している皆さんは、疑問に思った事ありませんか?

 

アメリカの小売売上高の指標を発表しているのは、米国勢調査局です。よくこのブログにも登場します。小売売上高を表示するページは、米国勢調査局のトップページから簡単に辿れるのですが、今日はスペシャルサービスで小売売上高の統計ページに直接リンクしておきます⇩と言いながら、割りといつもスペシャルサービスです。

www.census.gov

上のリンクページの赤線部分のここ⇩をクリックしまして、次のページで自分が見たい内容をセレクトします。

1年間の月別売上を見たいわけですが、今年の年末の売上高はまだですから今年は外して、昨年までの過去5年くらい見てみる事にしましょう。選択項目2番の日付範囲を、2013年から2017年とセットし、3番の業種は小売の華であろうデパートを選択、そして5番のデーター種類が一番大切な部分で、季節調整されていないデーターを選択します。選択項目1番と4番はそのままでいいです。最後に、選択項目5番の下にある [GET DATA] をポチッとします。

すると、こんな感じ⇩で時系列の売上が出てきます。もちろん、統計用に集計しているものですから、全米全てのデパートの売上が入っているわけではありませんが、それでも月毎の売上の目安には十分過ぎるデーターでしょう。 

単位は100万ドルになってます。

この表を計算しますと、2013年から2017年までの60ヶ月間の売上総合計は805,456百万ドルとなっておりまして、2013年から2017年までの毎年12月の売上合計114,275百万ドルが全体の売上のうちで占める割合12月の構成比は14.18%(笑)。なんと、年間の半分どころか7分の1弱しかありません。超ウルトラおまけで11月と12月の売上合計を合算にしても194,119百万ドルと、全体の24.10%と、4分の1にも満たないんです。

この手の話し(ホリデーシーズンで年間の半分売る)は、話し半分に聞いてもまだ多いと言うのが分かります。いつも暇そうにしてるデパートも、ホリデーシーズンで超満員入場規制タコ詰め状態のデパートも、来店しているお客さんの人数の割には売上が大して変わらないと言う事になります。2017年で一番売上が低い1月と一番多い12月を比べましても 2.27倍と言う事になりまして、実際に店頭で対応する店員さんの数とか考えましても、そんなものなのでしょう。

ちなみに、店員さんが接客は基本的にしないスーパーマーケットではどうなるのかと言えば、総合スーパーの General merchandise stores で検索しますと⇩

2013年から2017年までの60ヶ月間の売上総合計は3,362,496百万ドル、12月の売上合計が382,065百万ドルで12月の構成比が11.36%と言う、デパートよりも低いと言う数字になります。やはりスーパーマーケットは、普段から生活に必要で購入する場所と言うことと、どんなに接客する人員が限られようと接客する事でデパートは単価が上げられると言う部分があるのでしょう。客単価、重要ですからね。

 

今回はブログで書くために、米国勢調査局のホームページ上でデーターを表示させるようにしましたが、実は同じデーターをエクセルのファイルでダウンロードができるんです。ただ、あまりにも情報が多いので、逆に見にくいかもしれません。

エクセルデーター直接リンク(あえてハイパーリンク外してます)⇩ 696KB 2018/11/18現在
https://www.census.gov/retail/mrts/www/mrtssales92-present.xls


 

なんで今週はこんな始まり方したのか分かりませんが、とりあえず月曜日らしく今週の予定なんてそろそろ行ってみたいと思います。

 

今週は特に目立ったイベントや指標は無いのですが、 純粋な指標では無いところでは、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で11月22日木曜日午後9時半に欧州中央銀行(ECB)が前回分の理事会議事要旨を公開します。いつもは議事要旨公開で「どうせ大した事ないんで~」的に言っておりますが、今回はどうせ大した事ありません(笑)。ただ市場のセンチメント状態によっては、ほんの僅かな文言に引っ掛かって反応するかもしれないのが、ここ最近のユーロでして、更にはブリグジットに関する話し合いの進捗状況が加わり、不必要なほど反応してしまう可能性もあったりします。システムトレードしてる人は、その辺りだけ注意しておかないとならないかなと思います。ちょうどアメリカが感謝祭で、為替市場が薄い日でもあるでしょうし。

遡りますが、20日火曜日午前9時半に豪中銀(RBA)が前回分の理事会議事要旨を公開します。赤くしておいた方がいいのかも迷うんですが、一応は中銀の議事要旨公表ですしねえ(笑)。と言う程度の発表かとは思われます。一応念の為・・・・・・(以下略)

豪中銀で注意しないとならないのは、この議事要旨公開と同じ日午後5時20分からRBAのロウ総裁が、オーストラリア経済開発委員会(CEDA)の年次晩餐会で基調講演を行う予定になっておりまして、そっちの方が何かリップサービス含めて口を滑らせるのでは無いかと思ってるんですが、果たしてどうでしょうか。ところで、オーストラリアの組織でも立ち上げ時点で英国から行った貴族の皆さんが関わったりしている事があり、ところどころに古い英国のしきたりみたいなものがあったりしまして、例えばこの年次晩餐会とか。英国でも多くの組織では既に廃れたイベントであるのに、遠く離れたオーストラリアで残っているのが面白いです。

同じく20日午後7時から、英中銀のカーニー総裁、カンリフ副総裁、 ホールデン理事、サンダース委員らが英議会財務委員会におきましてインフレレポート報告を行います。もちろん質疑がされますので、ブリグジットと絡めた質疑応答なんかが市場に伝わりますと、良いにしろ悪いにしろ反応する可能性もあるのかなと。

 

次に一般的な指標ですが、 明日11月20日火曜日午後10時半にアメリカの住宅着工件数と建設許可件数が発表になります。最近、住宅関連は反応しやすくなってまして、景気減速は住宅関連からと言う事を考えますと仕方ありません。21日水曜日午後10時半にアメリカの耐久財受注、中古住宅関連指標があります。通常は、航空機を除くように「輸送機器除く指標」を重要視されるのですが、トランプ大統領がボーイング社のどれだけ優秀なセールスマンかと言うのを計るためには、総合で見た方がいいのでしょう(笑)。

アメリカが感謝祭となる22日木曜日午前8時30分に日本の消費者物価指数(CPI)があります。日本の指標はスルースルーと言っておりますと、ある時ガツッとやられる事もありますので、オオカミ少年と思わずに重要な指標に関しては毎回毎回丁寧に見ておく必要はあるかと思います。

そして、日本が勤労感謝の日でお休みとなる23日金曜日午後4時にドイツの国内総生産(GDP)午後10時半にカナダの小売売上高と消費者物価指数(CPI)があります。ドイツのGDPは確定値なので目立った動きは無いかもしれませんが、ユーロ圏を牽引するドイツのGDPですので、万一下振れする事があれば一触即発の事態もあるかもしれません。別に期待しているわけでは、あるかもしれません(笑)。カナダの指標に関しては、もうぶっちゃけ期待してます。上でも下でもいいので、ブレて欲しいと願ってます(笑)。なにしろ、発表された数値が事前の市場予想通りだったとしても反応する勢いになってきているカナダの指標ですので、一時期米雇用統計やISMなどが発表されると値が動く「指標スイッチ」と言われていた頃を思い出します。

 

と、今週はこんなところでしょうか。いつもの事ですが、トランプ大統領の発言だけは注意しておかないとならないというのは、言うまでもありません。私がもしトランプ大統領だったら、発言前に為替ポジション仕込むんですけどね(笑)。株や先物取引ですと大問題になりますが、為替取引ですと直接の法規制はありませんし。あくまでも、直接の法規制が無いだけですけど。 


 

さて、いよいよ今週が終わればクリスマスまで残り1ヶ月となります。クリスマスの期間を盛り上げるアドベントの開始は、今年は12月1日からなのですが、それでも11月24日25日がやって来ますと、いよいよクリスマスまで1ヶ月と言う気分になってきます。ええ、クリスマスまで残り1ヶ月の日を更にカウントダウンしてます(笑)。

楽しい年末年始を迎えられるように、今週も一週間頑張ってまいりましょう。 


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