FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/11/01 戦績

 2018/11/01 木曜日 戦績

USDJPY         +99,300円

EURUSD        +143,161円

GBPUSD        +359,088円

AUDUSD         +32,318円

USDCAD        +139,195円

EURJPY        +221,200円

GBPJPY        +590,900円

AUDJPY         +40,600円

CADJPY         +72,300円

EURGBP         +39,941円

TOTAL       +1,738,003円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,246,090円

 

月間戦績(11月)

TOTAL       +1,738,003円

 

月間戦績(10月)

TOTAL      +33,286,175円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +309,919,552円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,210,247,868円

 

市場と言うのは、お金持っててアクが強い人たちの考えている事の集大成みたいなもので、興味がない事に関してはトコトン興味を持たず、注目している事に関してはトコトン追求する感じです。

今週、日本と英国2ヶ国の中央銀行が金融政策を発表したわけですが、利上げの可能性が限りなく低いのも、量的緩和に関わる資産購入枠縮小も無さそうなのも共通でして、米FRBや欧州ECBが利上げを注目点にされているのとは別次元と言っても過言では無い状況です。そのため、一昨日水曜日の日銀による金融政策発表でも無反応だったように、昨日木曜日の英中銀イングランド銀行(BOE)による金融政策発表でも完全無視と言ってもいい状況でした。せめて、資産購入枠の50億ポンドくらいでもお試しで削減してみたら、市場の反応が探れて面白いのですが(笑)。 

イングランド銀行
(中央銀行)

2100JST
現状 市場予想 結果
政策金利 0.75% 0.75% 0.75%
資産購入枠 4350億ポンド 4350億ポンド 4350億ポンド

 

現BOE総裁のカーニー氏は、以前は民間の投資銀行の債権投資部門での勤務経験があったり、BOEの総裁になる前にはカナダ中銀の総裁だったりしまして、かなり金融のプロフェッショナルです。また、日銀の量的緩和政策に関してもかなり研究した様子が会見やインタビューからも伺えますし、現在のBOEによる量的緩和を含む金融政策にはかなりの自信があるのでしょう。

そのカーニー氏、グローバルな金融経験もさることながら、日本の金融事情にも量的緩和政策の研究を通じて精通しております。さらに、ほんの僅かですが日本語も理解されます。少なくても、誰かが話しているのを聞いて「ああ、日本語だな」と分かる程度の日本語能力はお持ちです。

今後、日銀も更にグローバル化は絶対に必要になってきますし、日銀史上初の日本人以外が総裁に就任するとしたら、現BOE総裁のカーニー氏が最適だと常々思っております。わざわざ外国人に日銀総裁を任命する必要は無いのですが、私としては、もし日本人と外国人で同じ能力を持つなら日本人を、外国人の方がより高い能力を持つなら外国人でもいいと思ってます。

もし日本国籍を持つ者以外が日銀総裁になるのが問題なのであれば、そんな事に拘るくらいなら、いっそ大帰化で国籍を与えてしまえばいいんじゃないでしょうか。大帰化で国籍を与えれば、カーニー総裁にとっても現在保持する英国・カナダ・アイルランドの国籍は保持できますので、日銀総裁を受けていただける可能性も高くなるでしょう。むしろ、日銀総裁と言う非常に高度な知識を要求される事に、国籍条項なんて不要だと思います。日銀総裁に何を差し置いても絶対の必須能力である「赤坂で芸妓遊び」する際に必要な日本語能力もなんとかなりそうです(笑)。

ちなみに、どこかでカーニー氏に日銀総裁をと言う話しがあるわけでは無く、あくまでも私の希望と言うか、妄想と言うか。


 

指標関係ですが、またいつもの指標大量製造機である製造業購買担当者景気指数(PMI)があったので表は凄い事になっておりますが、今回はPMIも改定値であったので反応は非常に薄い感じです。しかも、PMIの重要度と言うのは国によって全く違うわけでして、大きな声ではあまり言えませんが、通常のお役所が発表する指標数値が信用ならない国ほどPMIの評価が高い感じはあります。

 

昨日、輸出大国オーストラリアの貿易に関する指標がありまして、久しぶりに豪ドルがスパスパっと上昇するところを見る事ができました。

オーストラリア10月
0700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
54.3 54.5 54.5
オーストラリア9月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +23.42億豪ドル
+16.04億豪ドル
+17.00億豪ドル +30.17億豪ドル
豪州第3四半期(7-9月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入価格指数 +3.2% +1.0% +1.9%
輸出価格指数 +1.9% +2.2% +3.7%

注目点は、黒字拡大でまっくろくろすけな貿易収支予想から遥かに上振れしました輸出価格指数の2点です。ここ最近の豪ドル安と言う理由もあるのでしょうが、価格が高くなり貿易収支もプラス増加、鉄鉱石と燃料と小麦と牛さん輸出するしか外国に対するアドバンテージが無いのは分かっている豪州ですから、貿易収支と輸出価格は非常に重要です。ただ、近年は豪ドルが高止まりしていた感じがある中で、若干反応が鈍かったかなと言うところでしたが、最近の豪ドルEDLP戦略が功を奏したのか、貿易収支等で反応が得られる程度にまできたご様子です。ちなみに、豪ドルEDLP戦略は私が勝手に言ってるだけですので、いくらEDLP調べても小売店のエブリデイロープライスしか出てこないかと思います(笑)。

 

他にも指標はずらずらとございましたが、とにかく昨日は米ドルが売られたい一心の日でしたので、米ドルにプラス材料はスルーし、米ドルにマイナス材料は過敏に反応すると言うのを基本ベースにしていたようです。あとは、自助努力で指標数値での個別の値動きはよろしくどうぞ。 

日本国10月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.1 53.1 52.9
中国10月
1045JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
50.0 49.0 50.1
英国10月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
+0.2%
+0.2%
+0.2% 0.0%
全国住宅価格指数
(前比)
+2.0% +1.9% +1.6%
英国10月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
+0.2%
+0.2%
+0.2%  0.0%
全国住宅価格指数
(前比)
+2.0% +1.9% +1.6%
スイス9月
1715JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI
+0.1% +0.2% +0.2%
消費者物価指数(前比)
CPI
+1.0% +1.1% +1.1%
スイス9月
1715JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
 0.0% +0.1% +0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)
+1.1% +1.1% +1.1%
スイス10月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
SVME購買担当者景気指数
改定値
59.7 58.7 57.4
英国10月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.6 53.0 51.1
米国10月
2030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業人員削減数(前比)
(チャレンジャー社)
70.9% 153.6%
企業人員削減人数
(チャレンジャー社)
5.53万人 7.56万人
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.6万件
21.5万件
21.3万件 21.4万件
米国10月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.9 55.8 55.7
米国10月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 59.8 59.0 57.7
ISM製造業雇用指数 58.8 57.0 56.8
米国9月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設支出(前比) +0.8%
+0.1%
+0.1%   0.0%

ISM悪くて米ドル売られた売られた言われてましたが、景気拡大を示す50.0を超える数字は叩き出してますからね。これ、前回調査時点と比べて「ポジティブ・イーブン・ネガティブ」のアンケート調査ですから、仮にアメリカが政策金利を10%くらいに上げないとならないくらいの空前のウルトラミラクルハイパー景気襲来時だったとしても、前回値より落ちる事はあるわけです。

逆に、LTCM破綻とアジア通貨危機とリーマンショックがトリプルで一気に来たとして、アメリカが政策金利をマイナス10%くらいにしないと基軸通貨の立場も保てないくらいのウルトラミラクルハイパー不況襲来時だったとしても、前回値より上がる事はあるわけです。

そこら辺りを分かって見ませんと、数字だけ見て市場が落ち着いてる最中に一気に全力フルレバレッジでポジション持った瞬間に、実は100pips逆飛び直前だったりとかに引っかかり、翌日には追証通知がガンガンとかなりかねませんので、どうかご注意下さい。外国為替市場のプールに資金供給してくれた上での追証破産になるのであれば、私としては止める事も無いのですが、どうせそのタイミングではFXブローカーの肥やしになるでけですので、勿体無いのでお止め下さい(笑)。

 

最近、ちょっと気になっております天然ガスの集計も出ておりました。原油とか天然ガスとか、値動きが読めるのであれば資金効率高くていいんですけどね。これこそ、ゼロカット保証の海外ブローカー使い、フルレバレッジ全力で「俺のストップロスはゼロカットだぜ!」的な丁半博打がいいのかもしれません。そう言うの、マカオとかで対面で出来ないものですかね?あるいは、スロットマシン的なものとか。

米国EIA 週間天然ガス集計
2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫 +58Bcf +50Bcf +48Bcf
供給可能天然ガス量 +63Bcf +53Bcf +48Bcf

 


 

さあ、いよいよ本日は雇用統計です。雇用統計、どうなんでしょうかね?中間選挙絡みで失業対策へのアピールが必要な時ですので、もし良い数字でも出たら雇用統計の発表直後よりも、その後に御仁が脊髄反射で書き込むTwitterの方がむしろ米ドルを動かす要因になるのでは無いかと思ってます。

なんでもいいので、動き始めた外国為替市場を止める事なく、適度に刺激のある雇用統計発表をお願いします。理想を言うと、非農業部門雇用者数+13万くらいの発表で、米ドル売られまくりの方が動きが良さそうかな、みたいな(笑)。


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