FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/08/30 戦績

 2018/08/30 木曜日 戦績

USDJPY        +219,800円

EURUSD         +73,276円

GBPUSD        +442,729円

AUDUSD         +41.162円

USDCAD        +116,418円

EURJPY        +347,200円

GBPJPY      +1,187,400円

AUDJPY         +34,600円

CADJPY        +260,100円

EURGBP         +28,336円

TOTAL       +2,709,900円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,525,050円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +34,121,002円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +242,728,030円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,143,056,346円

 

一昨日の、ど~んと行ってパッと咲いた相場からダラダラと動いた昨日の市況、ど~んと動いた原因が対ユーロでのポンドだっただけに、ユーロだけはパッとしない値動きでしたが、円とポンドはどの通貨とのペアでも比較的キレイに横に向けてダラダラしておりました(笑)。

数字的には、一昨日の終わりから昨日にかけて持ち越しましたポジションの精算だけで随分と行きまして、ダラダラ相場だろうと関係ない感じです。むしろ変な動きをして、せっかく持ち越した含み益ポジションを損切りなんかにしないでもらえてよかったくらいです。

 

昨日、ドルが上にも下にも行ききれないような状況になりました理由の一つには、どこかから「アメリカがドル売り介入するのでは無いか」と言う噂もありまして、騒がれている内容からすると「複数の欧米の銀行がアメリカが介入の可能性を指摘」とかなんとか。それって、たとえばこう言うのでしょうか⇩

トランプ政権のドル安選好と予測不可能な政策行動が重なって外国為替市場への重大なリスクとなると指摘。確率は低いとはいえ、米財務省がドル売りで介入する可能性を投資家は無視できないと分析した。

www.bloomberg.co.jp

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これ、英語の原文を読みますと「米財務省がドル売りで介入する可能性を投資家は無視できない」の部分は「 investors can’t ignore the possibility that the Treasury may intervene by selling dollars, 」のように記載されておりまして、よくストラテジストが使う典型例ともいえる言い回しです。つまり、ドル高を予想しているけど、万一の事態に備えて自分の首を守るための保険ですね(笑)。よくもまあ、こう言う重箱の隅のような話しをあちこちからまとめて「複数の欧米の銀行がアメリカが介入の可能性を指摘」とか書くものだと関心します。


 

そんな事はどうでもいいんですが、続いて昨日の指標です。

少し前くらいからマイナーな指標を充実させてまして、これって最初はブログを埋めるためだったんですが、私のどこかのスイッチが入ってしまったのか、意味不明な指標まで登場してきました。さすがに、某金融端末で超エキゾチックレベルな指標まで抽出したら凄い事になってしまうので、ある程度マイナーな指標までで止めておきたいと思ってます(笑)。

 

まず、どうせ動かない日本の指標ですが、 昨日は商業動態統計としまして⇩こんなのが発表されました。普通は小売業販売額と百貨店スーパー既存店販売額くらいしか目立ちませんが、他にもこんな感じで公表されてます。さらに、販売品目毎に集計されていたりしまして、公表内容を見てると面白かったり。

日本国7月・商業動態統計
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売業販売額
(前比)
+1.7% +1.2% +1.5%
卸売業販売額
(前比)
+4.0% +5.6%
百貨店・スーパー(既存店)販売額
(前比)
+1.5%  -0.7%  -1.6%
百貨店・スーパー(総合)販売額
(前比)
+2.1%  -1.0%
コンビニエンスストア販売額
(前比)
+2.5% +1.3%
大型家電専門店販売額
(前比)
+7.6%  -1.5%
ドラッグストア販売額
(前比)
+6.2% +6.0%
ホームセンター販売額
(前比)
 -0.4% +0.8%

百貨店とスーパーの販売額は既存店だけの集計を市場では注目して見ておりますが、以前のようにガンガン新規出店を行っている時でしたら、新規出店分の伸びを集計から排除しませんと伸びが歪になったかもしれません。ただ、いまはスクラップアンドビルドが中心でしょうから、そろそろ既存店ベースでの数字から脱する頃なのかなとも思います。

 

そんで、最近はとにかく動くオーストラリアの指標ですが、この数字は、普段動かない通貨であっても動くでしょう⇩ 

オーストラリア7月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可件数(前比) +6.4%  -2.0%  -5.2%
住宅建設許可件数(前比) +1.6%  -3.0%  -5.6%
豪州第2四半期(4-6月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
民間設備投資(前比) +1.2% +0.6%  -2.5%

日本時間で午前10時くらいから既に降下開始していた豪ドルですが、この指標発表を受けて一段安に潜行しまして、対ドルでも対円でも、午前10時近辺の下降開始前の水準までは戻れずに昨日は終わりました。もう、豪ドルは何にでも反応する感じになってます。さながら、鉛筆が転がっても笑えるお年頃の中高生のようです(笑)。

 

欧州の指標は「ああ、そんなのもあったな」程度でいいかなっと、欧州に関しては一覧だけズラズラっと並べておきます。

ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比) +0.5%   0.0%  -0.2%
輸入物価指数(前比) +4.8% +5.2% +5.0%
スペイン8月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.7% +0.2% +0.2%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+2.2% +2.2% +2.2%
スペイン8月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -1.2% +0.2% +0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+2.3% +2.3% +2.2%
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数 -0.6万人 -0.8万人 -0.6万人
失業率 5.2% 5.2% 5.2%
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高 +15.21億ポンド +15.0億ポンド  +8.17億ポンド
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM4
(前比)
 -0.3% +0.2% +0.9%
マネーサプライM4
(前比)
+1.7% +1.9% +2.1%
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数
確定値
-1.9 -1.9 -1.9
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数 112.1 111.9 111.6
ドイツ8月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.3% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+2.0% +2.0% +2.0%
ドイツ8月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.4% +0.1%    0.0%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+2.1% +2.0% +1.9%

 

そして、大注目でしたカナダのGDPですが、微妙に悪化していたため、またしても「乱闘か?」と言うくらいの値動きをしておりました。

カナダ第2四半期(4-6月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.4% +0.5% +0.7%
国内総生産(GDP)
(前比・年率換算)
+1.4% +3.0% +2.9%
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.5% +0.1%    0.0%
国内総生産(GDP)
(前比)
+2.7% +2.3% +2.4%

 

カナダの指標と同時に発表になりましたアメリカさんの指標も、ほぼ前回値や事前の市場予想通りでして、この指標自体が市場に大きくインパクトを与えたと言う事は無かったようです。 

米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比) +0.4% +0.3% +0.3%
個人消費支出(前比) +0.4% +0.4% +0.4%
米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
PCEデフレーター
(前比)
+0.1% +0.1%
PCEデフレーター
(前比)
+2.2% +2.3%
コアPCEデフレーター
(前比)
+0.1% +0.2% +0.2%
コアPCEデフレーター
(前比)
+1.9% +2.0% +2.0%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.0万件 21.4万件 21.3万件

 


 

今日は8月31日でして、今月も終わりです。正確な一週間の締めとしては、明日土曜日が最終日になりますので、たった1日だけ9月に掛かってしまいます。これ、私のブログで書いている数字にも影響がありまして、わずか1日、それも土曜日早朝分だけ9月の月間戦績数字に入り込みます。実に美しくない(笑)。

そうかと言って、今回だけ土曜日にの戦績を無くすとか、金曜日に合算するとかイレギュラーな事はしたくありませんし、仕方ありません。こう言う微妙な曜日のズレとかで数字が変化するのを修正しているのが、指標でよく言われる「季節調整」です。

例えば、日本銀行が採用している季節調整の方式は、アメリカの国勢調査局が作りました X-12-ARIMA と言う方式です。これは少し古いやり方なんですが、長い事使われるだけあって非常によく出来ており、最新版の X-13-ARIMA-SEATS と言われるバージョンでも ARIMA部分の計算はほぼ同じです。実際の使い方などの詳細は、日銀のホームページにも記載があるくらいです。

「X-12-ARIMA」操作マニュアルについて : 日本銀行 Bank of Japan

 

どうしても話しが脱線するのですが、本日で8月も終わり。子供たちの長かった夏休みも、この土日で終わりの学校も多いでしょう。夏休みの終わりが土日にぶつかる、夏休み延長戦のある年、子供たちにとっては嬉しい年です。 


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