FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/08/01 戦績

 2018/08/01 水曜日 戦績

USDJPY        +271,300円

EURUSD        +150,116円

GBPUSD        +113,520円

AUDUSD         +11,267円

USDCAD         +40,679円

EURJPY        +142,700円

GBPJPY        +322,800円

AUDJPY         +35,500円

CADJPY        +147,200円

EURGBP         +21,388円

TOTAL       +1,256,470円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,699,778円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +1,256,470円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +209,863,498円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,110,191,814円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

と言う事で、この2日間に渡る米国連邦公開市場委員会 = FOMC が終了し、日本時間で本日早朝3時に金融政策発表がありまして、米国の実質的な政策金利であるFF金利は、事前の市場予想通りの据え置きとなりました。 

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
1.75~2.00% 1.75~2.00% 1.75~2.00%

 

そして、 肝心の声明文中で何が書かれていたのかと言えば・・・・・・ と、その前に、いつもFOMCの声明文と言いますと、こんな感じで⇩これは今年の1月のです。

- FOMC 2018/01/31 アメリカ東部時間 午後2時発表 プレスリリース - 

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fxse.hatenablog.jp

 

そして、これが今回の⇩

- FOMC 2018/08/01 アメリカ東部夏時間 午後2時発表 プレスリリース - 

 

堂々と2枚(笑)

BGMでエルガーの威風堂々をリクエストします。


Elgar: Pomp and Circumstance - BBC Proms 2014

 

まあ、別に枚数が重要ってわけでは無いんですが、枚数が少ないイコール文字数も少ないわけでして、中身を詰め込めるかどうかと言う部分では微妙なわけです。実際、今回の声明文は中身はスッカスカでしたんで。 実際、発表直後こそ若干のブレはあったものの、その後は全くスルーを形成しておりまして「この内容だ!スルーで処理してもらえただけ有り難いと思い給え!」と言った気分です。 

「今のアメリカそれでいいの?現状維持を全会一致だけでいいの?細かい指標がブレてきてるけどそれでいいの?」とも思うんですが、それはそれ。ダムの放流をコントロールして、蛇口からの水量を調整するが如くの繊細な調整能力を必要とされる人たちが、それでいいって言うんで、それでいいんでしょう。

 

こうなって来ますと一体何をどのように話し合ったのか、今回のFOMCの議事録が気なって仕方ありません。議事録の公開は、日本時間で今月23日木曜日の午前3時の予定になっております。


 

昨日、もう完璧にFOMC待ち相場に突入でした。大量にありました指標も軽くスルーが多く、もっとも大量にあったと言っても、そのほとんどは製造業購買担当者景気指数(PMI)なんですけどね(笑)。⇦ もう笑ってしまうほどのPMI祭り。あまりにも多くて楽しいので、下の方にPMIシリーズとしてまとめてあります。

その、大量指標の山からPMIを引いて残ったのがこちら⇩ 

米国7月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
18.1万人 18.5万人 21.9万人
米国7月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 60.2 59.5 58.1

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51CityQ1bNL.jpgいつもであれば、この2つの指標は双方とも雇用統計前に発表される指標ですので、あの大物だった雇用統計前の待ち相場でも動意を与える事がある指標です。今回もFOMCを前にでもしていなければ、これだけ前回値や事前の市場予想を上回ったADPであれば、ドル買いスイッチを入れるくらいの効果はあったかもしれません。
その雇用統計も、今ではイエレン女史がFRB議長になる以前の中程度指標になりつつあります。結局は、どの指標を市場が重要視するのかと言うのは、時の中銀総裁がどの指標を重要視しているのかと言う事次第なんでしょう。当たり前と言えばあたり前田のクラッカーです。

 

それにしてもPMIは一気に大量発表で、世界中の数字を並べますとブログのスペースを埋めるのには最適ですねえ(笑)。 

製造業購買担当者景気指数(PMI)シリーズ

オーストラリア7月
0730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.4 55.0 52.0
日本国7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
51.6 51.6 52.3
大韓民国7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
49.8 49.0 48.3
中華民国(台湾)7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
54.5 54.5 53.1
インドネシア7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
50.3 50.5 50.5
中国7月
1045JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
51.0 51.0 50.8
インド7月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.1 53.0 52.3
スペイン7月
1615JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.4 53.1 52.9
イタリア7月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.3 53.1 51.5
フランス7月
1650JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.1 53.1 53.3
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.3 57.0 56.9
ユーロ圏7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.1 55.1 55.1
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
54.3 54.2 54.0
南アフリカ7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
47.9 49.0 51.5
ブラジル7月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
49.8 49.5 50.5
カナダ7月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.1 57.1 56.9
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.5 55.5 55.3

 


 

普段の取引とは全然関係無いんですが、インドの中央銀行が政策金利を発表しまして、事前の市場予想通りに 6.5% だそうです。 

インド準備銀行(中央銀行)
(RBI)

1800JST
現状 市場予想 結果
政策レポ金利
(政策金利)
6.25% 6.50% 6.50%

なぜインドの件なんて書いたのかと言いますと、最近どうもインドルピーの取引が巷で流行しているとか、豪ドルや南アフリカの通貨ランドで懲りたハズなのに、またスワップなんちゃら投資とか言ってる皆さんがおられるようです。

 

対円だけのチャートを見ますと⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180802/01/fx-sengyo/86/d7/p/o1150079514239907571.png

随分と高くなっているようにも思えまして、2008年の頃に比べたらルピーが半値くらいまで下落しております。円が高くなっていると言う事は「今ルピー買うと、金利もらえる上に、ルピー高(円安:チャートで言えば上昇)になったら差益も出る」と言う事なんですが、本当にそんな風に行くのでしょうか?

 

対ドルのチャートを見ますと⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180802/01/fx-sengyo/45/45/p/o1150079514239907580.png

対円の値動きと違って、どんどん上昇しているように見えませんか?上昇が止まったと言う風には見えないような気がしませんか?現状1ドル68ルピー台までルピー安が進んでおりまして、ブラジルやアルゼンチンの状況を見ますと、インドもドル高の流れの中で今後も上昇しそうな気もします。まあアルゼンチンはちょっとある意味別格なんですが(笑)。 

 

対円のルピーを計算するには、ドル・ルピーでドル円を割れば出てきますので、現時点のレートを仮に1ドル111.50円、ドルルピーを1ドル68.20ルピーとしますと、

111.50円 ÷ 68.20 = 1.6349円

1ルピーは1.6349円となります。これがもし、今後も対ドルでインドルピーが安くなり、インド政府が防衛ラインとしているであろう1ドル70.00ルピーを超え、75ルピー程度になったとします。その頃、仮にドル円が現状と同じラインだったとして111.50円で計算しますと、111.50円÷75.00=1.4866円と円はルピーに対して高くなります。

 

ドル円、この先ここから10円程度高くなる120円台になると思いますか?超長期チャートを見たら、なりえます。じゃ20円高くは?これもありえるでしょう。じゃ30円高く140円台は?これは無理っぽい感じがしませんか?逆に、30円安い80円はどうでしょう?ありそうですよね?

クロスレートの試算は、エクセルなんかの表計算で簡単に可能ですので、今後のインドルピーの動向は、ドル円とドル・ルピーの両方のチャートとにらめっこして、それでも現状より対円でルピー安になると思えれば、スワップ投資もいいんじゃないでしょうか。大切な資金を運用するんですから、誰かが対円のチャートだけで「これは確実!」と言っていたとしても「本当にそうかな?」と疑ってかかることも重要だと思います。

私?私は(笑)。あえて言えば、インドルピー買うならロシアンルーブル買ったほうがマシかなって思ってます。これも個人の意見ですから。

 

そう言えば、また本当に全然関係ないシリーズなんですが、インドに関してもう1つ。インドには「インド中央銀行 Central Bank of India」と言う銀行がありますが、こっちは一般的に言われる「中央銀行 Central Bank」ではありません。お札も刷ってませんし、金融政策もやってません。一般的に言えば「商業銀行 Commercial Bank」なんですが、こいつの困ったところは、商業銀行なんですが、中央銀行と言う名前と共に政府系銀行なんです(笑)。

インドにおける中央銀行である銀行は「インド準備銀行 Reserve Bank of India」でして、こっちが正真正銘の中央銀行です。インド中央銀行は、日本にあります山梨中央銀行や福岡中央銀行なんかと同じで普通の銀行です(笑)。


 

さて、また今週も原油にお付き合いしていただくとしまして、昨晩はいつものアレ⇩が発表になりました。 

米国 週次燃油在庫集計
2330JST
前回値 結果
原油在庫  -614.7万バレル +380.3万バレル
ガソリン在庫  -232.8万バレル  -253.6万バレル
中間留分在庫(暖房用含む)  -10.1万バレル +298.3万バレル
クッシング原油在庫  -112.7万バレル  -133.8万バレル

これ、ま~た随分と在庫増えちゃったね~(笑)。

もうぜ~んぜんクッシング在庫なんて、誰も気にしてないかのような感じ。原油在庫とガソリンの一点張りです。あれ?2つあるから二点張りか(笑)。せめて、ガソリン在庫に中間在庫とクッシングも含めて、原油在庫を軸にした流しにさせてもらえれば嬉しいんですけど。⇦ もう笑わない。


 

昨日も暑かったです。もう、本当にマスコミが言うような異常気象なのかと、そろそろ認めないとならないかなと思っていた矢先、大本営が先に認めてしまいました。

www.sankei.com

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そのうち、日本国内でも夏の気温がタンパク質の熱変性危険温度である42度を軽々と突破するような気温になったとしたら・・・・・・

これ、もう、地下都市とかも考えないとダメじゃないですかね?それか、海に面した地方に関しては、海中と地上の熱交換を真剣に考えるとか。いっそ、海中都市でも作ってみたらどうでしょうかね? 


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