FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/07/20 戦績

 2018/07/20 金曜日 戦績

USDJPY        +176,200円

EURUSD        +209,506円

GBPUSD        +327,075円

AUDUSD         +14,339円

USDCAD        +161,290円

EURJPY         +42,300円

GBPJPY        +260,300円

AUDJPY         +34,900円

CADJPY        +183,100円

EURGBP         +41,872円

TOTAL       +1,450,882円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,860,092円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +19,353,465円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +202,086,319円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,102,414,635円

 

このドル売りは、トランプ大統領が珍しく仕事をしたお陰なのか、あるいはドルを短期筋が買っていたならポジション持ったまま週を越す事は無いので必然の売りなのか、SQLの中の小人さんたちは「 (ドル) いつ売るの?今でしょ!」って感じだったので、過去の取り組みを鳥瞰すると、必然の割合が高いんでしょう。

タラレバは、パラレルワールドでも存在して比較しない限り分からないのですが、もし仮にトランプ大統領が今回のドル売りの発端と言われている「FRBへの口先介入」と言う仕事をしなかったとしても、同じようにドル売りになっていたのかもしれません。あるいは、若干大人しいドル売りだったのか。

いずれにせよ、資産を右に左に移動させて利鞘稼いでいる人たち、特にシステムトレードをしている人としては、なるべく大きな分かりやすい値動きが来ていただけると非常にありがたいです。今回の件は、トランプ大統領が自ら決めたゴールでドル売りが来たのではなかったとしても、少なくても為替相場だけで言うとアシストくらいになっていたかと思います。

アメリカの現政権で、もっともドル安が大好きな高級閣僚と言えばマヌーチン財務長官でしょう。ダボス会議でドル安歓迎発言から、そう言う意図ではないと言うフィナンシャルタイムズへのインタビューまでが人々の記憶に残っているのですが、既に現政権ではそんな事実は存在しなかったかのように扱われております。マヌーチンさん、今頃は「ほら、ほら、だから言ったのに!」って思ってる頃でしょう(笑)。 

そのマヌーチン財務長官は「中国が人民元安に価格操縦を行わないか注視している」ような事を発言したと、今朝のニュースに出ておりました。が、だいたい、人民元なんて政府管理下でレートを動かしてるんだから、元々が官製相場なわけで、価格操縦もへったくれも無いとは思うんです(笑)。まあ、そこはそうは言えない立場なんでしょうけどね。 


 

さて指標です。まず日本の消費者物価指数(CPI)が朝一発目からあったわけですが、ここまで注目されないCPIも先進国じゃ珍しいでしょう(笑)。

この数字、よく見ませんと前比かと思っちゃいますよね。CPIと言えば、ほぼ物価成長=インフレ率と同義なわけなんですが、日銀が掲げる2%成長とはあまりにもかけ離れております。

日本国6月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国消費者物価指数
(前比)
+0.7% +0.8% +0.7%
全国消費者物価指数コア
(前比)
+0.7% +0.8% +0.8%

かと言って、失業率等の数字からすると日本は非常に優秀な経済を誇っているわけでして、特に失業率が高い欧州なんかは、現時点でのインフレ率は維持しないと経済成長と言うより雇用的な側面から許されないと言う事情もあるでしょう。そうは言っても、インフレ率が高ければ失業率が下がるなんて言う古典経済学のようなフィリップス曲線など現代では描くはずも無く、どの中銀も苦労してるかと思います。その点、低い経済成長でも同時にここまで低い失業率の日本に関しては、あまりCPIなんかの指標数字を意識しないのかもしれません。

本当は、日本の早朝にある指標なんて、欧米の人たちは見てない時間だから動かないんでしょうけど(笑)。

 

東京時間の前場終了付近から、ジリジリと対ドルで上がっていたユーロ。日本時間で午後3時、東京株式市場が閉店した直後にドイツの生産者物価指数(PPI)が発表になりまして、概ね事前の市場予想と同じ感じだったわけですが、その発表直後から、東京時間に頑張って上げていた分だけユーロが下落しました。 

ドイツ6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.5% +0.3% +0.3%
生産者物価指数(前比) +2.7% +2.9% +3.0%

理由付けとしては、前月比の前回値に届かなかったとか色々あるでしょうけど、そんな事を言いだしたら事前の市場予想って何よ?って感じです。しかも、前年比が+3%成長と言うは立派です。ただコレ生産者物価指数なんで、成長が全てプラスと言うわけでは無く、直近に決算発表がある企業の株価への影響とかから通貨に波及するのも考えられなくはありません。勝手に都合よく解釈してみてるだけですけど。

 

さあ、待ってました!昨日一番のビッグイベント、カナダの指標です。指標で素直に動いてくれる数少ない通貨でもあり、最近は対カナダドルでの運用比率もアップした事で、私の中での重要度が格段にアップしております。 

カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.1% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比) +2.2% +2.4% +2.5%
消費者物価指数コア(前比) -0.1%  0.0% +0.1%
消費者物価指数コア(前比) +1.4% +1.3% +1.4%
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) -0.9% +1.1% +2.0%
小売売上高コア(前比) +0.2% +0.7% +1.4%

うん、この力強い指標結果、そしてその結果⇩ 

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どこかの国のように指標発表の一瞬前に一気に動く事も無く、指標が発表された瞬間に上下に振れる事も無く、一目散にドル売り加ドル買いに入っております。いや、これはこれでなんと言っていいのやら。とりあえず、思惑通りに動いて下さったんで、お礼を言っておかないとバチが当りそうな気はします。


 

東京、最近は本当に暑くて、私が生まれ育った香港とあまり変わらない感じになっております。もともと非常に暑い香港では、それなりに対策はしてありますが、そんな対策を講じてない街である東京の方が、むしろキツイ感じもします。

これ、このまま夏の暑さが厳しくなってくると「夏は東南アジアに避暑にいく」とか言う時代が来るんでしょうか?(笑)。

 

冬は寒い、夏は暑い、当たり前な事なんでしょう。しかも、昔と比べて平均気温差なんてものは、冬と夏の年較差、夜と昼の日較差と比べたらほんの僅かで、微妙なバランスの星に住んでいるんだと痛感します。

いっそ、太陽を回る地球の公転軌道の遠ざかりも、自転周期の遅れも、もうちょっと早くやって来てくれたら、太陽からの距離が若干でも離れて温暖化が防止でき、自転周期が遅れて1日の長さが長くなったら、現代人の時間不足も解消するんじゃないかと思ってるんですけど。それまで人類が、生きてるかなあ(笑)。


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