FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/07/06 戦績

 2018/07/06 金曜日 戦績

USDJPY         +94,400円

EURUSD        +116,746円

GBPUSD        +139,261円

AUDUSD         +22,907円

USDCAD         +28,296円

EURJPY        +181,300円

GBPJPY         +62,400円

AUDJPY         +12,100円

CADJPY          +4,600円

EURGBP         +21,513円

TOTAL         +683,523円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,836,827円

 

月間戦績(07月)

TOTAL       +3,836,827円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +186,569,681円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,086,897,997円

 

さあ「月の初めのお楽しみ」に、なるかどうかは時の運と言う、宝くじのような指標、米雇用統計が昨日ありました。どうせ雇用統計まではダラダラ動いていただけですから、全部省略です(笑)。

そうは言っても、既に欧州時間の指標を作ってしてしまったので、その分だけご紹介しておきたいと思います。あっ、東京時間にも午前午後とそれぞれ何か指標があったようですが、さすがにそれは本当に省略で行きたいと思います。もし「日本の指標もどうしても」と言う奇特な方がおられましたら、最近デザインがちょっと変わった外為どっとコムさんの指標カレンダーでもご覧いただければいっかな~、的な(笑)。
 

まずドイツの指標、前回値がマイナスで非常に悪く、事前の市場予想でも0%を予想する会社が多かったりしまして、全体でも+0.3%と言う事でしたが、

ドイツ5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比) -1.3% +0.3% +2.6%

結果はご覧のように+2.6%と言う、前月比指標とは思えないような強い数字を叩き出しました。発表されたのは日本時間で午後3時、欧州ではまだ午前8時で、英国では午前7時と言う株式市場すら始まる前の時間、そして大きく乖離した数字が出るとは思っていないディーラーが多かったのか、動き出すのに数分のタイムラグがありましたが、指標の重要度と内容からしたら「そんなものかな」と言う程度、ユーロドルで15pipsほどユーロ高になっておりました。 

フランスの指標は、まあ、ぶっちゃけ入力しました程度のものです(笑)。

フランス5月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -52.1億ユーロ -51.0億ユーロ  -60.05億ユーロ
経常収支  -13.0億ユーロ  -10.0億ユーロ -29.0億ユーロ

 

さて、今回の雇用統計ですが、珍しく事前にこんなのを書いてました。

fxse.hatenablog.jp

以前、やる気満々だった頃には、よく雇用統計前後やFOMC前後に書いていたのですが、最近じゃあまりやらなくなった直前エントリーです。ご覧頂ければ分かるのですが「雇用統計は、今後しばらく重要視されなくなるのではないか」と言う予想を書いておりまして、その根拠は昨日公開されましたFOMC議事録です。

書いている事が当たったのか、あるいはそうでも無かったのか分かりませんが、非農業部門雇用者数の数字が微妙な時には失業率の方が重要視される昨今の状況の中で、昨日の非農業部門雇用者数が前回値より悪く、事前の市場予想よりは良いと言う判断が難しい数字でした。そして失業率は、前回値や事前の市場予想より悪化した4.0%と言う事で、今まででしたら大きくドルが売られてもおかしくない発表内容とも言えます。 

米国6月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門雇用者数 +24.4万人 +19.5万人 +21.3万人
失業率  3.8%  3.8%  4.0%
平均時間賃金(前月比) +0.3% +0.3% +0.2%

ところが、発表直後こそ若干の上下振れはあったものの、大きくドルが売られる事も無く、ロンドンフィキシングタイムまでの間で、ドル円が20~25pips程度、ユーロドルが40~45pis程度、ポンドドルが55~60pips程度それぞれドル高方向へ進行した程度で終了しました。

ただ、今回のこの失業率の悪化ですが、注意しないとならないのは「失業してる人が増えた」から失業率が上がったのでは無いと言う部分です。

米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数 +23.9万人 +19.0万人 +20.2万人
製造部門雇用者数 +1.9万人 +1.5万人 +3.6万人
週間平均勤務時間 34.5 34.5 34.5
U6失業率 7.6% - 7.8%
労働参加率 62.7% - 62.9%

こちら⇧雇用統計ではあまり注目されないマイナーな二軍的な項目のうち、労働参加率の項目を見ますと若干上昇しております。労働参加率とは何かと言えば、労働力人口に占める働いている人の割合でして、具体的には「15歳~64歳までの働く意思と能力が有る人」を労働力人口と定義し、そのうちで実際に働いている人の割合です。

「なんだ、失業率と大して変わらないじゃないか?」と思うかもしれませんが、失業率には現れない「過去何週のうち求職うんぬん」とか言うものが無く、働きたいと思って、働く事が出来る人なら全員が労働力人口に含まれるわけです。

つまり、失業率と言う基準で見ると「失業率に現れる分母になる人が増えた」とも言えるわけで、今までは就職を諦めていた人が求職活動を行った結果、失業率が増えてしまったと言う事です。

言い換えると、将来的に米国で就労する可能性のある人が増えたと言う事で、職と能力・希望のマッチングを無視して考えれば、労働者不足といつも書かれているベージュブックの指摘に、多少の変化が出る可能性もあると言う事です。

 

昨日はカナダの雇用関連指標も一緒に発表になっておりまして、発表直後からグチャングチャンに動いておりましたが、もうカナダは正直言ってワカンネ(笑)。 

カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
🚩就業者数 -0.75万人 +2.40万人 +3.18万人
🚩失業率 5.8% 5.8% 6.0%

 

それと、米国とカナダの貿易収支も同時ロードショーだったらしく、これらの影響がどこまであったのか、あるいは無かったのか、効果測定するのは不可能でしょう。できれば、貿易収支は単体でも影響力がある指標ですので、雇用統計なんかと同時にならないで頂ければ嬉しいのですが。非常に勝手なお願いですけど(笑)。

米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -461億ドル -437億ドル -431億ドル
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -18.6億加ドル -23.0億加ドル -27.7億加ドル

 

それと、時間的に言えば凄く前になりまして、日本時間で7月6日になった瞬間の深夜0時に発表になりました指標で、また最近私の中で流行(はやり)の原油関連です。 

米国 週次燃油在庫集計
0000JST
前回値 結果
原油在庫  -989.1万バレル +124.5万バレル
ガソリン在庫 +115.6万バレル  -150.5万バレル
中間留分在庫(暖房用含む)   +1.5万バレル   +13.4万バレル
クッシング原油在庫  -271.3万バレル  -211.3万バレル

この指標発表前の一昨日7月5日の夜から徐々に原油価格は下落していたのですが、この指標発表直後に文字通り値が飛びまして、一瞬で74ドル台から72ドル台まで下落、一瞬で半値戻しでその後は更に下方へ向かう展開と言う、為替とは比べ物にならない恐怖な値動きをしておりました。

こんなの、超低レバレッジでやるか、人生事切れそうな時に全財産注ぎ込んで丁半博打としてやるか、プロが情報仕入れてやるかしかありません。怖い怖い(汗)。


 

日本中が大雨で大変な事になっておりまして、避難勧告が出たり、あるいは実際に避難せざるを得ない状況になられている方も大勢おられるようです。先日の地震や、最近何かと多い災害でまだ普通の日常に戻れていない方も、また今回の大雨の被害に合われているかと思います。心からお見舞い申し上げます。

本日は7月7日で七夕ですが、もともとは旧暦で7月7日だったもので、新暦の現在では8月に入ってから本来の七夕の日付がやってきます。有名どころの七夕まつりでも、8月と言うところも多くありますので、本日大雨の地域の方で、お子さんが七夕の雨を気にしていたら「本来の8月にでも七夕できればいいね」と、どうか教えてあげて頂ければと思います。


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