FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2018/06/25 月曜日

6月もいよいよ最終週です。毎月最終週は翌月の月初に食い込み月初週にもなる事が多いのですが、今回は月末が土曜日となりまして週末の金曜日で今月の営業日が終了します。そう言う事で、月初によくある大型指標が全て来週になりまして、今週は非常にお寂しい指標の週となっております。

 

比較的重要そうな指標ですが、本日25日月曜日にドイツのIfo景況感指数米国の新築住宅販売件数があります。27日水曜日に米国の耐久財受注28日木曜日にはドイツの消費者物価指数です。若干多めにありますのが29日金曜日にドイツの小売売上高、そして同じくドイツの雇用関係指標ユーロ圏の消費者物価指数米国のシカゴ購買部協会景気指数となっております。

ハードカレンシー関係以外では今週はニュージーランドが頑張っちゃう週でして、27日水曜日にニュージーランドの貿易収支、そして28日木曜日にニュージーランド中銀による金融政策発表・政策金利発表が待ち構えております。あと、最近は若干やみつきのようなカナダの指標が1つだけ比較的重要そうなのでありまして、29日金曜日にカナダのGDPとなっております。

 

いや、もう、本当に指標はこんなもんです。つまり今週も、

トランプ劇場の開幕待

そんな感じでしょうか(笑)。

 

あと、指標では無いのですが、28日木曜日からEU首脳会議が開催されます。今回、28日からの正式な首脳会議を前にしまして、昨日非公式にEU首脳が集まり会談を行いました。内容はと言えば最近更に混迷を深めております難民問題でして、EU加盟各国の現状の意見相違のまま28日を迎えますと、全く話し合いにならないと言う状況を避けたいと言う思惑で昨日非公式で集まったわけです。

非公式ですので、話し合いの結果は詳細に伝える必要もなく「続きは28日以降」とでも言っておけばいいでしょう。どうして今回、こんなにも難民問題について解決を急ごうとしているのかと言えば、28日からのEU首脳会議ではもう一つ重要な事を話し合わなければならないからです。そう、

トランプ対

です。アメリカに欧州車の関税が20%にされた場合、かなりの打撃を受ける事になりますから非常に頭が痛い問題でしょう。

実はトランプ大統領、EUに対する関税強化の際に解決への細い蜘蛛の糸は垂らしておりまして、何が不満で欧州車に20%の関税を掛けるのかと言えば「欧州は輸入車に10%の関税を掛けているが、アメリカは欧州車に2.5%の関税しか掛けていない、不公平だ」と。つまりは、欧州がアメリカ車への関税率を大幅に譲歩すれば、アメリカも欧州車に関税率を上げる事は考え直すと示唆しているんです。

ただこれ、トランプ大統領は知らないのか、あるいは側近があえて教えないようにしているのか分かりませんが、10%の関税が掛かっているのはアメリカから欧州が輸入している車の2割もありません。まあ、それでもアメリカの欧州車に対する2.5%と比べると高いのですが、欧州の場合は特定の国にだけ関税率を変更してはいけないと言うルールを自分たちで決めているので、もしこの関税率を引き下げようとすると、世界中のどの国からの輸入も一律で関税率を下げないとならないんです。そんなのは自分たちで付けた足枷ですので、アメリカからすれば「知らん」ってのも当たり前な話しではあるんですが。

 

そう言えば、鉄鋼への関税発表以降は日本へは大人しい感じがするトランプ大統領ですが、実は日本はもともと関税が非常に低くなってまして、なんとアメリカから自動車を輸入する際の関税は無税です。

日本は農作物へは確かに高い関税を掛けておりまして、例えばお米は1キロ当り402円の関税ですので、政府統計ですと60キログラム平均価格15,736円と言う事は、国産米1キログラム平均価格262円と言う事で、価格対比で約150%の関税率と言う事になります。これ、お米の価格が随分と下がったんで価格対比の関税率としては随分と下がった数字なんですよ。

輸入する農産物に対する関税率は大雑把に日本や中国が約10~12%くらい、アメリカが半分の約5~6%と言われてまして、北欧では100%を超える国があったり、韓国なんかは50%超えてます。そして自動車については、中国が25%だったものを7月から15%に引き下げるところで、韓国が8%ってな感じです。と言う事で、日本って割りとアメリカから関税で攻撃される部分、少なかったりするんですよね。

実際、輸出大国と言うイメージで語られている日本ですが、実は内需が非常に大きな事が特徴で、貿易依存度と言われるGDPに対する貿易高は20%もありません。ただ、ここには海外で生産販売まで完結している米国トヨタなどが入らず、利益を日本に還流される事で経常収支など国際収支には反映されると言う部分はあったりするんですが、それでも今回のトランプ大統領が言う貿易不均衡是正には「アメリカに工場移せ」と言うのも入っておりますので、国際収支までは特に問題にしていないようです。

 

そんな感じで、また若干脱線しましたが、EU首脳会議で波乱が起きる可能性が非常に高いので、日本時間で金曜日の夜は注意が必要だと思ってます。 


 

先週、ずっと雨の予報だったんですが、それほど雨が降りませんでした。いや、別にいいんですけど、そうなるとダムの貯水率とか大丈夫なのかなと心配になってきます。このまま行くと、また夏場に渇水対策となるんでは無いでしょうか。

首都圏で必要な水を貯めているダムの現状はインターネットで見る事ができまして、これ更新はいつされるのか分からないのですが、22日現在で平年の平均値の87%しか水がありません。

利根川ダム統合管理事務所 水源メータ

 

沖縄では既に梅雨が上がったと言うニュースもありました。このままのペースですと、また今年も水が足らなくなってしまいます。水不足だけならまだ何とかなるのでしょうが、このまま水が不足し農作物が育たないとか言う状況がありますと、また深刻な野菜価格高騰とか発生してしまいます。

神様どうか雨をよろしくおねがいします。もう「雨降るなよな」とか言いませんので、どうかよろしくおねがいします。今週も一週間、雨乞いをしながらがんばってまいりましょう。


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