2018/05/04 戦績
USDJPY +71,700円
EURUSD +103,528円
GBPUSD +190,968円
AUDUSD +36,981円
USDCAD +32,168円
EURJPY +177,400円
GBPJPY +136,500円
AUDJPY +42,300円
CADJPY +24,200円
EURGBP +6,313円
TOTAL +822,058円
週間戦績(当週)
TOTAL +4,305,198円
月間戦績(05月)
TOTAL +3,823,538円
月間戦績(04月)
TOTAL +23,406,917円
年間戦績(2018年)
TOTAL +126,847,234円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,027,175,550円
雇用統計ねえ~、そんなものも、あったね(笑)。
米国4月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
🚩非農業部門雇用者数 | +13.5万人 | +19.2万人 | +16.4万人 |
🚩失業率 | 4.1% | 4.0% | 3.9% |
平均時間賃金(前月比) | +0.2% | +0.2% | +0.1% |
雇用統計のメインどころ、特に一番注目の非農業部門雇用者数に関しては、前回の+19万人予想から+10.3万人と言う結果と比べたら、まだマシと言うところでしょうか。その前回+10.3万人も+13.5万人に修正されておりまして、毎回毎回修正するなら、いっそ他の指標と同じように速報値と確定値の公表2段階にすればいいのにとも思ったりもします。まっ、そうしない何か理由でもあるんでしょう。
ところで、雇用統計で金融市場が大波乱を起こす理由、何度も何度もこのブログでも書いておりますが、雇用統計自体が理由なのでは無く、雇用統計を非常に重要な参考にしてアメリカの金融政策ラスボスであるFOMCが今後の方針を決定するためでして、特にイエレン元議長の代からは色濃くなっております。
そこで、こちら⇩
先月4月11日に公開されました、3月に開催したFOMCの議事録の一部です。赤線引いた部分を抜粋でまとめますと「失業率は本年(2018年)最終四半期には3.8%まで低下」とFOMCでは予想しているわけです。
そこで、今回の発表で失業率が3.9%に低下した事は非常に素晴らしい結果となっておりまして、失業率を0.1%安定的に低下させるのは大変な事でして、このままFOMCが予想する通りに3.8%まで行かずとも、年半ばを待たずに3.9%まで低下した事から、年末段階では安定して3.8%台に到達している可能性が高まったとは言えるかと思います。
これ、あんまり報じていないのが不思議なくらいなんですが、恐らく週明けくらいには誰かが鬼の首取ったように騒ぐんじゃないかな、みたいな(笑)。
最近、雇用統計で発表されますマイナー指標の皆さんにスポットを当てるコーナーを充実させておりまして、今回はU6失業率を加えてみました。
米国4月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
非農業部門民間雇用者数 | +13.5万人 | +18.9万人 | +16.8万人 |
製造部門雇用者数 | +2.2万人 | +2.0万人 | +2.4万人 |
週間平均勤務時間 | 34.5 | 34.5 | 34.5 |
U6失業率 | 8.0% | - | 7.8% |
労働参加率 | 62.9% | - | 62.8% |
U6失業率と聞きますと U-20 World Cup のようで、まるで「 Under Six = 6歳以下」みたいですが当然違います(笑)。
ごく普通に言う失業率、今回の雇用統計ですと3.9%と発表されているソレですが、そこに「職探しを諦めた人」と「正社員希望だけど見つからないので、とりあえずパートやアルバイトしてる人」を加えたのがU6失業率でして、前者の「職探しを諦めた人」だけを加えたU5失業率と言うのも存在してます。ちなみに、今回のU5失業率は4.7%でして、つまりは7.8%から4.7%を引いた分だけが「正社員希望だけど見つからないでの、とりあえずパートやアルバイトしてる人」と言う事になります。
今回の失業率の結果3.9%と全く同じ3.9%だった2000年12月、この時はU5失業率も今回と全く同じ4.7%でしたが、U6失業率は今回より1%近い0.9%も低い6.9%でした。
FOMCで討議される議題の叩き台となりますベージュブックでは、最近は毎回必ず「熟練労働者の採用に苦慮している」様子が記されております。失業率を見てもその様子にうなずけるのですが、一方で正社員での働き口が見つからずにパートやアルバイトで日々の生活をしのいでいる方たちも多くなっているのが、この雇用統計をよく観察すると分かります。
どの国とか資本主義とか共産主義とか一切関係無く、安定して働きたいと願う者に安定して職を供給できる事は国家の重要な礎となり、その国を発展させる原動力となります。労働者は消費者であり、輸出を除くと経済を成長させるためには安定した職を供給出来るかどうかが鍵となってます。
イエレン元FRB議長が主張しておりました、中央銀行がその力をもって雇用を創出出来ると言う理論、私はここら辺りが限界なのかなと思ってまして、ここら辺りと言うのは失業率の低下とU6失業率の上昇と言う部分です。確かに、U6失業率に内包されるパートやアルバイト労働者は狭義では失業者ではありません。ただ、日々の糧だけを稼ぐ事が経済発展までさせるための原動力となりえるのかと言えば、必ずしもそれだけの収入を得る事は難しいでしょう。U6失業率に遷移してしまっている隠れた失業率をどこまで落とす事が出来るのか、マクロ経済学者の頑張りだけではどうにも出来ないラインまで来ているような気がします。
どうも、私がイエレン信者だと思われているようなので、一度ちゃんと自分の意見を言っておいた方がいいかな、みたいな。えっ?イエレン女史、FRBの議長辞めちゃったからもう遅いって?(笑)。
で、雇用統計以外の昨日の相場はと言いますと、いつもの雇用統計前の全然動かないやつ。豪中銀の発表しました四半期レポートも、これまた平常運転の適当さで「経済成長の予測に変化は見られない」とか言っておきながら「今年末時点での失業率は5.5%の予想(ただし前回は5.25%って言ったけどね)」とか何?それと、「予想通りに経済状況が改善すれば、いつか利上げする事が適切となる」とか、我が家の小学生のお坊ちゃんでも分かりそうな感じですけど・・・・・・
これ以外の細かい指標なんかは外為どっとコムさんで見ていただければ分かりやすく表になってますんで、そっち⇩見てもらえばいっかな~ と言う事で。
リンク ⇨ 経済指標 週間予測・速報カレンダー
今日はこどもの日です。私「子供」を「子ども」と表記したりする言葉尻をとらえるような事はあまり好きでは無く、だいたい「供」の字に「従者」と言う意味があるからとかなんとか言って忌避しようとか、「そもそも子供はまだ未熟で、親に従っておかなけばならない立場でしょ?」と思うんですが。じゃ、いっそ「大人」と言う漢字で「おとな」と読むのに対して「小人」と書いて「こども」と読ませる電車の券売機のようにしてしまえばいいのにと言いたくなります。最近はこれも、ひらがな表記が多くなってますけど。
話しが別の方向に行ってしまったのですが、今日の正式な祝日の名称である「こどもの日」は子供全体がひらがなで法律に書かれておりまして、恐らくは漢字で読み書きが困難な小さな子にも、自分たちの日だと認識出来るようにと、最初に国民の祝日に関する法律を作られた皆さんが配慮されたのかなと思います。同じくひらがなで書かれた祝日の名称には「みどりの日」がありますが、これは漢字で「緑の日」とすると、かえって何の日なのか分かりにくくなるのかなと(笑)。
今年は5月5日こどもの日が土曜日ですので、日曜日までゴールデンウィークの連休となっております。せっかくの連休です、最後まで皆さんもお楽しみ下さい。
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