FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/03/02 戦績

 2018/03/02 金曜日 戦績

USDJPY        +461,400円

EURUSD        +632,705円

GBPUSD        +134,228円

AUDUSD        14,462

USDCAD         +29,127円

EURJPY        +406,500円

GBPJPY        +539,900円

AUDJPY        +118,600円

CADJPY        +146,400円

EURGBP         +49,537円

TOTAL       +2,503,935円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +7,185,842円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +3,933,148円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +35,806,725円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +71,955,393円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +972,283,709円

 

昨日、日本時間で早朝にありましたトランプ大統領の関税発表を受け、直接影響がある鉄鋼株だけでは無く、株式相場全体を含みありとあらゆる市場が騒然となり、収束する様子が見えません。既にカナダやメキシコなど北米自由貿易協定(NAFTA)加盟国の強い反発は当然としても、欧州連合(EU)が対抗措置の発動を示唆、中国も最近なにかと噂の華春瑩外交部報道官を投入して辛口の反撃を行っております。

日本は現時点においては高レベルでの発言を行っていないようですが、この手の問題に関しては慎重には慎重を期して当たる必要があり、可能な限り明言を避け、万一必要な場合にはお得意の「懸念の表明」くらいにとどめておいた方がいいのかなと個人的には考えます。

トランプ大統領が言う「強い国を維持するために、鉄鋼業を守らなければならない」と言うのも分からない事も無いんです。もし世界大戦でも勃発した際には、鉄鋼業を中心とした重工業が十分機能していない事には、長期戦になればなるほど不利になります。そこまで行かずにも、やはり重工業は国を支える基幹産業です。

 

同じ国を支える基幹産業として農業もありますが、こちらは現在でも各国が関税を中心とした直接の保護政策を行ってまして、私としたら農業の方こそ、よほど関税問題が大きいような気がするんですけど。他国が行った関税に関する報道はニュースで大きく取り上げられますが、実は日本のチョコチョコとやってまして、昨年なども牛肉の輸入が多くなりすぎたのでセーフガード発動と言う伝家の宝刀を抜きまして、もともと38.5%だった米国産の牛肉に対する関税率を、昨年2017年8月から今年2018年3月まで限定で50%に引き上げている最中です。

ちなみに、日本で最近はメジャーになりましたオーストラリア産のオージービーフに関しては基本ベースが生肉29.9%、冷凍27.2%でして、将来的には生肉23.5%冷凍19.5%まで引き下げられる事になっております。仮に大幅に輸入が増えてセーフガード発動となった場合にも、米国産の牛肉の基本ベースである38.5%までしか上がりません。

当たり前ですが、無闇矢鱈とオーストラリアだけ優遇しているわけでは無く、当然ですがオーストラリアは逆に日本に優遇してくれている部分もあり、トレードオフとも言えます。このお互いのトレードオフを最終的な段階まで持って行きますと、フリートレード、つまり完全な関税の撤廃となるわけで、それを太平洋地域の多くの国の間で行おうと言うのが環太平洋自由貿易協定 = TPP なわけです。

TPPが発効する目処が立ってきた現在、将来的にはオーストラリアのオージービーフは更に安く市場で買える時代が来るでしょう。その時に、日本の産業として畜産を守る必要があれば、輸入牛肉を扱う業者や小売店からの利益増に対する納税を使い、日本の畜産をどう守っていくのか考えるのが国の仕事です。場合によっては、畜産から他の業態へ転換してもらうために補助金政策も必要になるかもしれません。

 

関税を使って喧嘩腰で自国産業を守るのか、輸入が増える事で競争力が低下する自国産業の保護は国内問題として取り組むのか。今回のアメリカの鉄鋼製品に対する関税問題は、FTAありきで進んでいる世の中でどう判断されるのか、非常に注目しております。

 

と言う事で昨日の為替市場は、円が買われました&ドルが売られました。

以上終了(笑)。


 

せっかく指標の結果を作っておいたので、これ⇩貼っておきますね。 

日本国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業率  2.7% 2.8% 2.4%
有効求人倍率 1.59 1.60 1.59
東京都区部2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比)
生鮮食品除く
+0.7% +0.8% +0.9%
ドイツ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
小売売上高指数(前比) -1.1% +0.7% -0.7%
英国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設業PMI 50.2 50.5 51.4

 

ユーロ圏1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
生産者物価指数(前比) +2.2% +1.6% +1.5%

 

カナダ12月 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前月比) +0.4% +0.1%  x.x%
カナダ第4四半期(10-12月) 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP(前期比年率) +1.7% +2.0% +x.x%

 

指標結果って、ホテルの客室や交通機関の指定席のように、その時期が過ぎたら使いみちが無いと言うか意味がなくなるので、指標結果作るのにもイールドマネジメントが必要なのかも(笑)。


 

本日は3月3日と言う事で雛祭りです。我が家にも雛人形が飾ってありますが、最近ではなかなか "家" の事情で大きな雛人形が飾れないお宅も多いかと思います。家の事情と言っても家庭環境とかでは無く、実際の物理的な家の問題です(笑)。実際、雛人形の七段飾りなんかをまともに飾ろうとしますと一部屋専有するくらいの勢いでして、特に都心部のマンションなんかでは難しいかと思います。

雛祭りの日にこう言った比較はどうかとも思うのですが、最近ではお墓参りもバーチャルで出来る時代です。そのうち、どこか田舎の方に雛人形を飾ってもらい、それをバーチャルで体感できるようにして「これ、私の雛人形なのよ」なんて、お友達を集めて雛祭りをするような時代が来るのかなとか最近考えておりました。

あれ?これ、もしかしたらビジネスチャンス?(笑)。 


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