FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/02/05 戦績

 2018/02/05 月曜日 戦績

USDJPY         +33,600円

EURUSD         +81,793円

GBPUSD        +131,853円

AUDUSD         +17,166円

USDCAD         +22,447円

EURJPY        +109,500円

GBPJPY        +213,000円

AUDJPY               0円

CADJPY         +25,400円

EURGBP         +36,051円

TOTAL         +670,810円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +670,810円

 

月間戦績(02月)

TOTAL       +4,766,992円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +36,982,512円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +937,310,828円

 

昨日は全く同意なしと言った、最近よくある普通の月曜日でした(笑)。まっ、月曜日でしたから。

 

さて、このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら本日早朝の出来事は明日のブログ更新での内容となるのですが、ニューヨーク時間で月曜日、日本時間で本日早朝は金融市場を揺るがすほどの凄い状況になっておりまして、いつものスタンスを変更して本日早朝の件を書かせて頂きます。

更に、いきなり為替の話題から離れてしまうのですが、ここ最近は株式市場が世界同時株安の様になっておりまして、激しい相場展開になっておりました。そして、日本時間で本日早朝、ダウが単日で過去最高の下げ幅1,500ドル以上、日経先物も1,600円以上落とす展開となっており、一部アメリカのニュースでは「Black Monday」の言葉もチラホラと出てきている有様です。また、FRB議長に就任したばかりのパウエル氏に「Powell's First Test (パウエルに最初の試練)」と言う書き方もしているところもありまして、今回の下落に対する厳しさが伝わってまいります。

そこで為替に戻りまして、最近は相関性が弱くなっていた日米の株式市場とドル円の関係ですが、今回は相関とか関係無くリスクオフ(資金逃避)の流れから円が買われ、日本時間で深夜を回った直後のニューヨーク午前に110.25円付近だったドル円が、一時は1円以上円高となる109円を割り込むなど荒っぽい展開となっております。また、逃避しない通貨の皆さん*1は一様にドル高となっておりまして「ドル円だけ円高だわ・それ以外はドル高だわ」によって、掛け算で算出されるクロス円が一晩の値動きとしては厳しい感じです。

こうなって来ますと、若干の買い戻しが入った米株株式相場よりも、これから市場がオープンする時間でもあり、更には自国通貨高である円高に連動して下落してしまった日経先物だけ戻れない展開となり、ほんと都合がいいところだけ相関とか連動とか止めてもらいたいんですけどね(汗)。日経先物大証夜間取引は21,910円と740円安で終わりましたが、その後のCMEでの取引がガンガン下がっておりますので、今日の前場寄り付きはどうなるんでしょうかね。ここまで現物が収束するんでしょうか?あるいは、先物から寄り上がるんでしょうか?それとも、中間くらいで折半?

 

経済関連のニュースでは、アメリカの終焉やトランプ失策のような書き方をしているところも多くありますが、ある事象だけ切り取ってみます。

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ちょっと見にくいのですが、縦に並んだ3つのグラフ、左から1月31日、2月1日、2月2日の順番になっております。それぞれ、一番上からダウ工業株30種平均、日経先物、ビットコインの順番です。
1月最終日、ダウも日経先物もビットコインも、なんとか頑張って下落せずに終われたのですが、2月1日にビットコインが耐えきれずに下落し、週末になる2月2日金曜日にはダウも日経先物も下落しております。ビットコインの下落が引き金になったとは言いませんが、ビットコインの下落を穴埋めするために必要に迫られて株を売ったヘッジファンド等が引き金になった可能性はあるんじゃないかなと思ってます。

1987年10月19日に発生したブラックマンデーも、原因がハッキリしない中で、その一つとしてコンピューターによるアルゴリズム取引による誘発とも言われておりまして、ほんのちょっとした切っ掛けが大きく値を動かす事になるのはよくある事です。為替の大暴落大高騰に関しても、緻密に辿っていくと、実需筋が買った僅か数万ドルが引き金になっているの可能性とかの研究もありまして、もしかしたら、私や皆さんがポチッとクリックした為替取引が為替大相場の引き金になっている事もあるかもしれませんよ。


 

さて昨日の相場(笑)。もういきなり指標ですが、

英国11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
サービス業PMI 54.2 54.1 53.0

英国のサービス業PMIが発表になりまして、先週既に発表になっておりました製造業PMIと建設業PMIが数字を落としていたため、今回このサービス業PMIも値を落とすとポンド下落の原因になるかもと言う話しを昨日しておりましたところ、マーフィーの法則なのかやっぱり下落(笑)。この指標が発表になる直前まではジリジリとポンド高で推移していたのですが、発表があった日本時間で午後6時半を境にしまして、ポンド売りドル買い一直線に向かいます。

ただ、思ったよりはポンド下落に繋がらなかった感じはあるのですが、その分はニューヨーク時間の大相場で補ってくれた格好になりました。補ってと言うのは、なんとも微妙な気分なんですが。

 

冒頭から本日早朝の分を書いてしまっているので、指標に関しても深夜0時の日付が変わった瞬間の事も書いちゃいます。

米国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ISM非製造業景況指数 56.0 56.7 59.9

深夜0時に発表になりましたISM非製造業景況指数ですが、非常に数字が良かった。ええ、この数字を受けて対円でも指標発表直後にドル買いが起こっておりまして、一応は20pipisくらい上がったんですよね。そこまででしたけど(汗)。 

 

アメリカも、経済の足元は非常に強くなっていると思うんです。ただ、あまりにも一本調子でダウも上がり続けていたので、果たしてこれは調整だったのか、あるいはここが天井になるのか。判断にはもう少し時間が必要なようです。


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*1:ユーロやポンド、オール資源国通貨など、日本円とスイスフランを除く通貨。ただし、今回はスイスフランへの逃避はあまり無く、最近のスイスフラン高に対するスイス中銀の物言いが効いてるものかと思われます。