FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2018/02/05 月曜日

何だったのかよく分からない一週間が過ぎ去り、また一週間が始まりました。先週と変わった事と言えば、アメリカでの三大イベント「大統領一般教書演説・FOMC・雇用統計」が無事終わった事と、FRB議長が交代した事くらいでしょうか。

 

第16代連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエル氏、彼はイエレン女史と違い博士号は持っておりません。それどころか、大学では政治学を学び法科大学院で法学博士と言う専門学位(博士号とは違います)を取得し弁護士となった政治・法律が専門です。弁護士としては金融業界に身をおいていたため、金融法務の実務は得意のようですが、過去10期40年間に渡りアメリカの中央銀行制度を牽引してきたエコノミストの歴代議長とは違い、金融政策に関する自主性は未知数です。

よく「イエレン女史がFRB議長を続投出来なかったのは、トランプ大統領のせいである」かのように言われますが、これは私は全く違うと考えております。実際、トランプ大統領はイエレン女史がFRB議長として行った金融政策を非常に高く評価しており、ムニューシン財務長官がFRB議長にパウエル氏を推挙した際にも続投の可能性を示唆しておりました。

イエレン女史がFRB議長として再任される事を拒んだ壁は、政治的な側面だと思います。イエレン女史、1997年から1999年までの民主党クリントン政権時代に大統領経済諮問委員会委員長をしておりました。この大統領経済諮問委員会委員長もFRB議長も就任するには双方とも上院での承認が必要でして、現在共和党が過半数の議席を占める上院で、民主党政権時代に大統領経済諮問委員会の委員長をしておりましたイエレン女史を再任させるのは、トランプ大統領と言えどもかなり難しいと考えたようです。トランプ大統領自身は、民主党行ったり共和党戻ったりフラフラしているお方なのですが、そこがかえって、民主党政権時代に大統領経済諮問委員会の委員長をしていたイエレン女史を再任と上院に強く言うと「また民主党に寝返るつもりか」くらいの反発を招く可能性もあり、難しいところだったようです。

 

サブプライム住宅ローン危機を端に発した金融危機を、当時FRB議長であったベンバーナンキと共に副議長として量的緩和を推進したイエレン女史、そしてベン・バーナンキからFRB議長を引き継ぎここまでアメリカ経済を立て直したのは、間違い無くこの2人のFRB議長の功績です。

今回FRB議長に就任しましたパウエル議長、過去の厳しい状況を歴代のFRB議長が自ら舵を取って乗り越え、ようやく経済が上向きになり「いよいよ」と言うところでバトンを引き継ぎました。経済回復と言う意味ではFRBは大役の大半を終えているとも言え、今後は行き過ぎない経済状況を作ると言う、ある意味では中央銀行制度の本来の仕事が待っております。

金融政策が後手になり、行き過ぎた金融緩和がグリーンスパン時代の住宅バブルの再燃になりませんように、注意深く見守っていきたいと思っております。万一、万一にでも失策で金融政策が後手になるような事態が今後発生した場合には、アメリカ人で無い私としては、いつでも私利私欲のためにその失策を利用するつもりです。金融なんて「食うか食われるか」完全な弱肉強食の世界ですから。


 

さあ、今週のイベントです。

世界中を大きく揺るがすほどでは無いのですが、上手く行きますとボーナス相場になる可能性があります「英中銀=バンクオブイングランド政策金利発表」が2月8日木曜日にございます。まっ、今回は政策金利に関しては市場の大方の予想通り現状の0.5%のまま据え置きでしょう。そんでもって、いつものように政策金利の発表よりも議事録が重要なんですが、今回は四半期インフレレポートも公開される回になっております。これ、政策金利・議事録・インフレレポートの三種の神器がバッチリ方向性合ってしまった場合、過去には何百pipsもぶっ飛んでしまったような事もありまして、非常にドキドキワクワク注視しております。あと、もしかしたら資産購入枠が現状の4350億ポンドから変更あるかもしれません。市場予想ではこちらも据え置きなんですが、サプライズとしたら利上げよりこっちかなあと思っております。

あと、私は短期取引は全く行っていないので上がっても下がってもあまり気にしませんが、ニュージーランド中銀(RBNZ)が今週、金融政策の発表を行います。いや、よく考えてみたら、あの英国のブリグジット国民投票の際に69円台付けたニュージーランドドルロングをまだ持っておりまして、ニュージーランドの政策金利が変更になりますと、そのスワップが随分と変わってきます。出来ましたら、利下げはナシでお願い出来ますでしょうか?(笑)。一応、市場予想としては1.75%の据え置きとなっております。

 

次に普通の指標です。

全部書いても仕方ないので、重要そうなのだけかい摘んで書きたいと思います。まず、本日2月5日月曜日、英国のサービス業PMIが発表になります。先週、製造業PMIそして建設業PMIが続けざまに数字を落としまして、今回このサービス業PMIも数字を落としますとポンドが失望(したフリ)売りとなる可能性が高いかと思われ、非常にドキドキワクワク注視しております。⇦ 本日2回目

そして、明日6日火曜日にはアメリカの貿易収支が発表になります。もう、アメリカの貿易収支がなぜ重要そうなのかなんて、最近じゃ幼稚園児でも「アメリカの貿易収支ガ~」と言う時代ですので説明はいらないでしょう(笑)。

7日水曜日にはドイツの鉱工業生産がありますが、一応書いただけであまり影響は無いかもしれません。じゃ何で書いたのかといいますと、9日金曜日に英国の鉱工業生産が発表になる予定でして、同じ種類の指標でもドイツでは反応しないだろうけど英国じゃ反応するだろうと書きたかっただけです(笑)。9日に英国の発表時には、同時に貿易収支やGDPも発表になりますが、現在EU単一市場内で自由という名の無限大を謳歌している英国としては、あまり貿易収支は注目される指標にはなっておりません。だたし、鉱工業生産が悪く貿易収支も赤字額が拡大とかなったら、また状況は違ってくるかもしれませんが。

最後、同じく9日の日本時間で午後10時半に、カナダの雇用統計が発表されます。カナダ、最近は「アメリカがあんまりフザケた事言うなら、こっちから NAFTA 脱退してやんよ」とブチ切れたりしておりまして、カナダの指標でも加ドルだけで無く資源国通貨を一蓮托生にするほどの威力があったりします。しかも雇用統計ですので、非常にドキドキワクワク注視しております。⇦ 本日3回目

やっぱり、お笑いの基本は繰り返しですから、せっかくなにか繰り返すなら3回くらい繰り返しておきませんとね(笑)。 


 

今週の金曜日から、冬のオリンピックが始まります。まあ、世の中で色々と言われておりますが、それはそれとして、せっかくアスリートの皆さんが4年に1回のオリンピックを目指した最高の演技を魅せてくれる機会ですので、楽しみにしております。特に最近は注目度が非常に高くなり、嬉しい半面、微妙な気分にもなるフィギュアスケートですが、私もずっと昔から好きで見ております。

アメリカのスケート専門サイトアイスネットワークにシーズンパス$49.99で加入しますと、フィギュアスケートかスピードスケートどちらかのストリーミング配信や動画ライブラリーが見放題になりまして、私も入っております*1

オリンピックは週末からですので、月曜日の本日はまだ浮足立たないようにしっかりと生業に打ち込みまして、今週も乗り切りたいと思います。今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 


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*1:北米在住者だけだろって言うご指摘はご遠慮ください(笑)。