FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2017/12/04 戦績

 2017/12/04 月曜日 戦績

USDJPY          +5,300円

EURUSD         +24,177円

GBPUSD        +127,158円

AUDUSD               0円

USDCAD         +15,006円

EURJPY         +11,200円

GBPJPY        +167,500円

EURGBP         +29,457円

TOTAL         +379,798円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +379,798円

 

月間戦績(12月)

TOTAL       +2,647,820円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +344,882,764円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +888,040,691円

 

俗に言われる "窓あけ" で始まる事は予想していた通りで、ただ、あそこまで動かない日になるとは予想しておりませんでした。もっとも、これも予想通りのポンドだけはあの暴れん坊でしたが(笑)。

 

日本時間で午後6時半にありました英国の指標⇩

英国11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設業PMI 50.8 51.0 53.1

数字が前回値も市場予想も大きく上回っていたのですが、全くの無反応。通常でしたら、良いにしろ悪いにしろ大きく反応する事が多いPMIの数値なのに、これに全く興味を示さないと言うのは、大口の皆さんが英国メイ首相とユンケル欧州委員長の会談を待っているのに間違いありません。

システムトレーダーを標榜する者としては、あまりシステム外の意思をシステムトレードに反映させたくないのですが、昨日の数字がそんな事を言ってられないと主張しております。ええ、ポンド絡みを除きますと昨日の日計は 55,683円でして、夕方の段階ではポンド絡みを含めても 4万円くらいでした(笑)。仕方なく、久々に登場「大型指標の戦い方」⇩

fxse.hatenablog.jp

⇧的な作戦で上下両方に丁半打っておこうかととも思ったのですが、そんな事をするまでも無く「まず楽観発表」が来て最後に「合意に至らなかった」が鉄板なのは容易に想像がつきます(笑)。

ところで、このユンケル欧州委員長なんですが、とにかく優秀な方です。ルクセンブルクの方でして、欧州委員長に就任する以前なんと18年間もルクセンブルクの首相を努めておりました。その間にも自国の財務大臣を自ら兼務したり、フランスやドイツなどの大国とも引けを取らない交渉力で欧州での地位を増し、現在欧州で共通通貨ユーロが採用されているのも「彼の手腕があったから」そこまで言われる方です。

そんなユンケル委員長ですが、2019年の任期満了をもって委員長を退任すると表明しており、英国の欧州連合離脱をキレイにまとめ上げ勇退するつもりなのかもしれません。ユンケル委員長ならきっとなんとかしてくれるハズ、そう思っている関係者の方も大勢いるかと思います。

 


 

そんでもって、いくらユンケル委員長のネタで話しを膨らませたところで、数字が悪かった事も他に書くことが無いと言う事実も変わりません(笑)。

 

ネタ切れの中で、せっかくなので全く取引していない通貨の指標でも見てみましょうか。日本人の皆さんがとても大好きな高金利通貨、トルコリラを擁するトルコ共和国が昨日発表しました指標⇩

トルコ共和国11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比)  +2.08%  +1.10%  +1.49%

「インフレ率が1.49%か、まあまあだな」と早とちりするものではありません。よ~く見ますと、ちゃんと前比となっております。前年比ですとなんと⇩ 

トルコ共和国11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比) +11.90% +12.50% +12.98% 

そりゃ、政策金利も8%とか行くわ(笑)。インフレ率が10%を超えると大学の経済学部ではヤバイと習いますが、ええ、超えちゃってますね。

昨今「インフレは良い事」のように言われ、インフレ目標を2%と設定する中銀が多いことも「インフレは良い事なんだ」と多くの方に広まっているかと思います。一方で、まだ記憶に新しいジンバブエのハイパーインフレのように、過度なインフレが経済を破綻させる事もなんとなく多くの方が知っている事実でしょう。「良い事なのか、悪い事なのか、一体どっちなの?」と言う疑問を持つ方もおられるかと思いますが、これは「その時々によって違う」とお答えするしか無いのが結論です。 

いい加減だなと思われるかもしれませんが、インフレと言うのは調味料の塩と同じでして、料理に全く塩を使わないと美味しくないのは、インフレしないと経済が発展しないのと似ております。どこまで塩を入れたらいいのか料理によって違うように、どこまでインフレ率が上昇してもいいのかはその時々の経済状況によって全く違います。場合によっては、加療中の方が塩分摂取を控えるようにインフレもしない方が良かったり、運動直後の食事で塩分が多い方が良いように若干高目のインフレ率の方が良かったり。料理本のレシピ通りに作れば美味しい料理を再現できるのも、レシピを作る方は専門家として日々料理を研究されているから出来る事でして、インフレを各種の政策で制御しようとする試みも、また専門家だからこそ出来る事です。 

まあ、それにしてもトルコの消費者物価指数の上昇は、ちょっと行き過ぎだとは思いますけど(笑)。

 

そうそう、よく私が「消費者物価指数≒インフレ率」と「イコール "=" 」では無く「ニアイコール "≒" 」を使っているのですが、本来インフレ率とは物価上昇率の事だけを指す用語ではありません。経済の専門家で勘違いされている方はいないと思いますが、逆に勘違いされていたらそれは経済の専門家ではありません(笑)。ただ、大衆向けに説明するのに簡略化して物価上昇とする事に関しては、小数を習っていない小学生に「円周率はおよそ3で計算してみよう」とする事と全く同じで、正しい説明だとは思っております。

本来は「通貨インフレ」と「物価インフレ」を区別し、経済学的には通貨インフレ=マネーサプライの増加をインフレーションと呼びます。ただ、マネーサプライが増加すると物価も上昇する相関性があるため「消費者物価指数≒(通貨・物価双方の)インフレ率」としてしまっても問題は無いと言う事です。

じゃあ、日本もインフレさせたいなら、大量に通貨発行してマネーサプライ増加させたらいいんじゃないの?

そう思った方、なんと正解!日本の場合、郵政民営化とかの時に色々とゴチャゴチャしまして、マネーサプライと言う言葉からマネーストックに変更になっておりますが同じ事でして、2011年1月以降は前月比でマネーストックがマイナスになった月はありません。2011年1月に784.2兆円だったマネーストックは、今年2017年の10月現在986.4兆円になってまして、このマネーストック増加が無ければ現状のインフレ率維持も出来ず、どうなっていたのか。このマネーストックを増やす事、これを一般的には「量的緩和政策」と呼ばれています。

ネット上の "はくしきなみなさま" は日銀を存分に小馬鹿にしておりますが、日銀もあれはあれで頑張ってるんですよ。

 

と、トルコの話しから日銀擁護の話しになってしまいました(笑)。 


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