2017/10/25 戦績
USDJPY +118,100円
EURUSD +97,605円
GBPUSD +406,539円
AUDUSD △9,252円
USDCAD +69,683円
EURJPY +135,000円
GBPJPY +631,700円
EURGBP +75,429円
TOTAL +1,524,804円
週間戦績(当週)
TOTAL +2,779,210円
月間戦績(10月)
TOTAL +19,363,834円
年間戦績(2017年)
TOTAL +306,995,828円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +850,153,755円
昨日は、なんと言うボーナスディ(笑)。とは言っても、ポンド一強なだけです。
比較的値動きがあったように思えるドル円は、早朝3~4時台にありました共和党による「税制改革反対議員数名トラップ」と「FRB議長にテイラー支持トラップ」による、言うなればトランプトラップによって朝からやられ、欧州時間以降の値動きは比較的堅調に取れたものの予想以上に数字は伸びませんでした。まあ、真っ赤っ赤のAussieに比べましたらドル円なんて貢献してくれている方です。
Aussie、長すぎなので英語ネイティブでも "OG" または "OZ" と省略します。日本ですと、よく豪ドルとも書かれます。ちなみにOZはアシアナ航空を表す航空会社コードでして、スカイトラック社によるサービスの評価は高いのですが、いかんせん事故がよくございまして、記憶に新しいところですと2013年にサンフランシスコで着陸失敗炎上死者3名の事故など・・・・・・ と、また横道それ太郎でした(笑)。
話しを戻しまして、昨日のオーストラリアドル = Aussie ですが、日本時間で午前9時半にございましたこちらの指標⇩
豪州第3四半期(7-9月) | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
消費者物価指数(前期比) | +0.2% | +0.8% | +0.6% |
消費者物価指数(前年比) | +1.9% | +2.0% | +1.8% |
消費者物価指数(CPI) ≒ インフレ率が事前の市場予想や豪州中銀(RBA)が想定しているインフレ率の+2.0%を下回ったため激しく売られました。どれくらい激しく売られたのかと言いますと、これくらい⇩
やっぱりね、いくらパターン認識のシステムトレードって言っても、マシンラーニング(ML)に毛の生えたような事をしていると言っても「ダラーっと行かれて突然のやる気」コレは無理でしょ(笑)。それにしても。インフレ率+1.8%で失望売りって、どこかの選挙が終わったばかりの国なんて・・・・・・
さて、東京時間の株式市場、前場こそ頑張って前日終値を超えての引けとなりましたが、大引けにかけては売り物が多く17営業日続伸とはなりませんでした。終値は前日比97円55銭安の2万1707円62銭。たった97円ですが、日経平均採用銘柄の時価総額合計は392兆6283億円(2017年10月25日終値)あるんですよ、100円上げるためにどれだけ福澤先生が必要か(笑)。そんな東京株式市場が頑張っていた最中、為替の値動きは皆無と言って良い感じでして、ハードカレンシー3ペアともに上下20pipsも動けずにおりました。
欧州時間に入り、たまにあります突然値動きが始まるような事も無く、日本時間午後5時にありましたドイツの指標⇩は数字も良かったのですが、ほぼスルー。
ドイツ10月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
Ifo景況感指数 | 115.2 | 115.1 | 116.7 |
こうなるともう猜疑心バリバリ全開で「今日はだめなの?バ◯なの?◯ぬの?」と、流行(はやり)の言葉で誤魔化すしかありません(笑)。いや、別に大げさでは無く、値が動かなければ利益が取れず、ご飯(おまんま)の食い上げです。
そんな窮地を救ってくれたのは、そう、我らがポンド!
“Pound sterling”
Pound sterling
午後5時半、英国の第3四半期(7~9月)GDPが発表になりまして⇩
英国第3四半期(7-9月) | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
GDP (前期比) 速報値 | +0.3% | +0.3% | +0.4% |
GDP (前年比) 速報値 | +1.5% | +1.5% | +1.5% |
もう、そこからは "怒濤" と言う漢字2文字以外は思い浮かばないポンド買い。対ドルでも、対円でも、そして対ユーロでも、とにかくポンドが買える物なら何でも売って買いまくり、まるで中国人の爆買いの勢いです。ニューヨーク時間開始まで買われ続け、ポンドドルが約150pips、ポンド円がもうほとんど200pipsの勢い、あの牛歩のようなポンドユーロまで約90pipsの "快進撃" と言うのか、"怪進撃" と言うのか、あるいは "買い進撃" と言うのか(笑)。それにしても、怒濤以外思い浮かばないとか言いながら、他にもいろいろ思い浮かんだものです。
ただ、この結果を見て頂ければ分かるのですが、怒濤の快進撃をするような「ぜんぜん好結果じゃない」んです。前回値や市場予想より高かったのは「前期比」の方でして、前期ですから第2四半期(4-6月)と比べてです。
またいつものようにちょっと脱線するんですが、いくら季節調整はしてあると言えども、通常の指標は前年比がメインになるハズなんです。が、なぜかGDPは前期比を見る傾向がありまして、これ世界中の国でそれがメインだと言う以外に本当の明確な理由が無いんです。前年比すら発表せず、前期比と年率換算を発表している国もありまして、そこまでして前年比を出したくない理由が何かあるのか(笑)。
実際には、発展途上国などでは前年比で比較すると激しい伸び率を示している国が多くあり、国際間での比較を容易に行うため「 "System of National Accounts (SNA)" 国民経済計算」と言う基準を国連がつくりまして、そこで「 "Quarter on Quarter (QoQ)" 前期比」で算出を行うように指示されているためです。ただ、前期比だけで算出するようにはどこにも書かれておらず、日本のように前期比(前期比実質年率換算)しか発表しない国は珍しいです(笑)。もしかしたら英語・フランス語でのSNAの記載を、日本の総務省が誤解して解釈して前年比は発表していないのかもしれません。
話しを元に戻しまして、この数字じゃ「ぜんぜん好結果じゃない」んですが、逆に結果が良かったのにも関わらず、指標発表直後からポンドが売られた事が最近もありました。こちらの記事⇩で書いた、10月17日の英CPIの発表です。
指標的には、日本時間で17時半にありました英国の指標、消費者物価指数(CPI)前年比が、前回値を超え市場予測と同じだったのですが、この発表を頂点にポンド売りに入った格好です。"噂で買って事実で売る" を地で行く展開ですね。
英国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果 消費者物価指数(前年比) +2.9% +3.0% +3.0% CPI ≒ インフレ率なわけですから、英国のインフレ率は他の国が頑張って目指しているインフレ目標 2%を遥かに上回っているわけです。
これが、見た感じあまり評価されていないように感じるのは、ブレグジット後のポンド安が与えている影響が大きいと判断されているわけでして、実は昨日も英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会(MPC)の委員から「ポンド安が物価に与える影響は10月が最高」と言う発言があったりしまして、市場でも概ね同じ予想になっている感じです。ただ、それ言ったら「もうずっと円安な日本国」は、どしたらいいでしょうかね(汗)。
CPIの時は噂で買われていて、今回は買われていなかった。その事実は直前の値動きからも明らかですが、それ以上に「市場予想」と言われている数字が、実は全然市場予想じゃ無いと言う事実をカミングアウトしているようなものです。
つまり、CPIの時は「市場予想」通りじゃ売られると言う事は実際の市場予想はもっと高い数字、今回はほぼ「市場予想」通りでも買われると言う事は実際の市場予想はもっと低い数字だとも言えます。市場予想、ヘッジファンドや大口の投資法人の第一線でポジションを持つ者がしてるんでは無く、ごく一部の銀行や証券のアナリストが発表している数字の寄せ集めですから。
あれ?これ、このペースで最後まで書けるかな?(笑)。
続きまして、午後9時半にありましたアメリカの耐久財受注⇩
米国9月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
耐久財受注 前月比 |
+2.0% | +1.0% | +2.2% |
耐久財受注 前月比・輸送用機器除く |
+0.5% | +0.5% | +0.7% |
発表直前の前評判的には、数字良ければドル買いかなと言う感じだったのですが、蓋を開けてみたら一瞬だけ瞬発力で上がっただけで全然ダメ(笑)。はてなハイクでまでドル買い宣言したのにもう全くダメダメでして、一旦下げたところで追加でドルも買ったのですが、こっちもその後に何回か上げただけで終了。
たまに裁量トレードとかやっても、なかなか取れないです。その後のドル売りを追いかける事もせず、平均買値より5.5pips高い位置に置いてあったストップロスに引っ掛かって、はい、おしまい。しかも、若干スリッページしてくれるおまけ付きでして、量多いからってのは分かるんですが、どうせポジションを立てた時に飲んだミスドカバー(カバー取引出来なかった分)をクローズで付け替えに来たのでしょう。あの下げ相場なら、カスタマーディーラーならストップロス付けるより前にカバーディール入れて鞘取るでしょう。これだから、日本のFXブローカーは・・・・・・ スプレッドを0ポイント以下にするなんて無謀な事をするより、本来のお仕事をちゃんとやって欲しいです。まっ、半分八つ当たりですけど。
あともう一丁アメリカの指標で、午後11時発表になったこちら⇩
米国9月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
新築住宅販売件数 | 56.0万件 | 55.5万件 | 66.7万件 |
新築住宅販売件数前月比 | -3.4% | -1.1% | +18.9% |
どうよ、この異常値(笑)。特に最近は住宅関連指標が弱いとドルが売られるようなナイーブな展開が多かったため、この数字を見た瞬間にドルが買われました。それでも10分くらいは持ったかな?その後、この素晴らしく異常に高い結果を叩き出した指標の事は無かった事にしまして、指標発表前から続いておりましたドル売りを再開。そのドル売り、どこまで続いたのかと言いますと、最近のトレンドであるロンドンフィキシング、日本時間で日付の変わる深夜0時まででした。
この指標、非常にタイミングが悪かった不運の指標とも言えますが、それでも今後じわりじわりと評価され、次回のFOMCでは利上げの判断材料として使われるかもしれません。ちょとこの数字でスルーじゃ可哀想です。
さあ、これでラスト、そして昨日のメインイベントでした。アメリカの新築住宅販売件数の発表と同じ日本時間午後11時、カナダ中銀(BOC)が政策金利を発表しまして、事前予想どおりの 1.00% に据え置きでした。
カナダ銀行(中央銀行) | 現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
政策金利 | 1.00% | 1.00% | 1.00% |
発表の瞬間ビヨーンと飛びました。一瞬でカナダドル売り約90Pips。その後、一瞬落ち着いた感じもあったのですが、日本時間で午後11時15分からありました記者会見の冒頭説明資料において「カナダドル高ガー」「カナダドル高ガー」「because the Canadian dollar has strengthened ガー」と来まして、「おっ、カナダドル高牽制か?おっ?おっ?」となったわけです。
凄い動いた割にはカナダドルの数字が伴っておりませんが、さすがにシステムだけで取引させるのには荷が重いため、また裁量トレードするにもカナダはよくわからないため、政策金利発表時にはポジションを取らないように設定していたため、結果的にはあの大きな波は取れずじまいのためです。私も、まさかそこまで取ろうと張り切るほど、強欲ではありません(笑)。
いやあ、やっと終わった終わった(笑)。
文字打つのだけは早いので、あまり考えずに打てる部分は早いです(笑)。実はこれ、編集画面に出ている総文字数がここまでで約5400文字でして、戦績数字の部分で300文字くらい使ってますので約5100文字、図表の部分の文字や表示されていない記号なんかも引いたら4500文字くらいでしょうかね。
文字だけですと、実際に入力するのに1時間かかっておりません。出典記載したりとか、調べてから正確にと言うのであれば、これはもう数倍の時間は必要になるのでしょうが、別にそこまでしなくてもいいかな~、みたいな。
今日、この記事で一番時間がかかったのは Aussie のチャートにお絵かき(笑)。次いで “Pound sterling” のフォント設定でしょうか。Google font のサイトを見ておりますと「ああ、このフォントも、ああ、こっちのフォントも」と、目移りしてしまいまして、フォントの設定と言うか選ぶのに時間がかかってしまいます。なにしろ、優柔不断なもので(笑)。
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