FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/10/24 戦績

 2017/10/24 火曜日 戦績

USDJPY        +144,300円

EURUSD         +75,322円

GBPUSD        +225,639円

AUDUSD         +29,191円

USDCAD         +18,216円

EURJPY        +169,400円

GBPJPY         +81,100円

EURGBP         +41,070円

TOTAL         +784,238円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,254,406円

 

月間戦績(10月)

TOTAL      +17,839,030円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +305,471,024円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +848,628,951円

 

昨日も日経平均、どどーんと行きました。株のブログでは無いのですが、やっぱり書きたくなりますよね(笑)。

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日本時間で本日早朝に終わりました前日のニューヨーク市況でも、ダウ・ナスダック・S&Pいずれも上昇して終了し、日経先物も21,900円台を付けております。今日も行くところまで行くんでしょうね。

少し前にも書いたのですが(2017/10/11記事)、こういうイケイケムードの時は、行けるところまで行くと言う傾向が相場にはありますので、ここはもう行けるところまで行ってしまって下さい。後出しで「実は日経先物買ってまして」とかよくありがちですが、今回は全く買っておりません。ただの傍観者ですので、余計に好きなことが言えます。実際には全然別の取引にお金回しちゃいまして、日経先物で使える余力が無くなっちゃったってだけなんですけど(笑)。

 


 

さて、昨日の為替相場ですが、先週よりも一段ドル高に推移した狭いレンジ相場と言う感じでして、それでもある程度のやる気と値動きを出してくれる円やポンドはいいのですが、変に強気になってしまって動けない感じのユーロが若干苦戦。

そんなユーロも対ドルでの値動きの悪さが、かえってドル円の値動きだけでクロス円が動ける身軽さになりまして、ユーロ円はゆるゆる。それとは逆に、対ドルで素直に動けていたポンドは、円の対ドル値動きとシンクロしてしまってポンド円は動けない感じでして、そのユーロとポンドの組み合わせ、ユーロポンドはユーロの強さを反映したいい上げ基調と言う、強弱がハッキリ付いた日でした。

文字にされると分かりにくいですよね?簡単に書けば「ドル≒ユーロ>ポンド≧円」昨日はこんな序列でした。これが全くそのまんま上の戦績数字に現れているわけです。ハードカレンシー以外も入れるとグッチャグチャになってしまうので、鉄板通貨以外は省略って事で。

 

ドルとユーロのほぼ均衡状態、本当はどちらかに傾きたかったんだとは思うんですが、なにせ昨日発表になった欧州PMIが強弱マチマチでして何とも言えない感じ。より重要視される製造業では市場予想を超え、サービス業では市場予想を下回る傾向で上回ったのは主要国ではフランスだけの状況です。しかも、ユーロ圏全体の総合PMIは前回値よりも落としておりまして⇩

フランス10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(速報) 56.1 56.0 56.7
サービス業PMI(速報) 57.0 56.9 57.4
ドイツ10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(速報) 60.6 60.0 60.5
サービス業PMI(速報) 55.6 55.5 55.2
ユーロ圏10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(速報) 58.1 57.8 58.6
サービス業PMI(速報) 55.8 55.6 54.9
ユーロ圏10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(速報) 56.7 56.5 55.9

PMIは購買担当者への調査ですが、このPMIの発表の直前にフランスの国立統計経済研究所が集計します企業景況感指数が発表になっており⇩ 

フランス10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
企業景況感指数 109 109 109

これ、8月に付けた過去9年間で最も高い111.3には届きませんが、前回値や市場予想と同じとは言えかなり高い数字です。こう見ますと、最近はフランスも頑張ってまして、欧州全体が底上げされてきているのは間違いないでしょう。あとは日米の倍以上ある失業率さえなんとかできればねえ・・・・・・

 

アメリカのPMIと言えばISMが集計するものが有名ですが、実は欧州のPMIを集計しておりますマークイット社がアメリカで集計しておりますPMI「マークイットPMI」が、欧州と同じく昨日発表になっております。

米国10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
Markit製造業PMI(速報) 53.1 53.5 54.5
Markitサービス業PMI(速報) 55.3 55.6 55.9
米国10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
Markit総合PMI(速報) 54.8 - 55.7

購買担当者が感じる状況としてはマズマズなんですよね。ただ、同じく昨日発表されましたリッチモンド連銀製造業指数ですと⇩

米国10月 前回値 市場予想(中心値) 結果
リッチモンド連銀製造業指数 19 17 12

う~ん・・・・・・

まっ、あんまり細かい指標まで全部追うと大勢が分からなくなるので、指標過食症にならない程度にって事でしょうか(笑)。 

 


 

 昨日発表になりました厚生労働白書の記事ですが、

news.tv-asahi.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

あまり動画の入った記事を引用したくは無いのですが、リンク先で再生ボタンを押しませんと再生されませんのでご容赦下さい。

ネット上ではこの記事の内容に随分と反応があるようでして、実際上のリンクにも現時点でブクマが240も付いております。記事を引用させて頂きますと、

本来、働き盛りとされる40代が世帯主の低所得世帯の割合が20年間で1.5倍に増えたことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働白書によりますと、世帯主が40代で年間所得が300万円未満の世帯の割合は、2014年までの20年間で11%から17%に増えました。単独世帯やひとり親世帯が増加し、全体的に所得が下がったことが影響しています。一方、世帯主が65歳以上の高齢者の世帯では20年間で低所得の割合が減り、中所得の割合が増加していました。高齢の世代は年金で所得の格差の広がりが抑えられています。厚生労働省は、現在の社会保障制度は現役の世代よりも高齢の世代への給付が手厚くなる傾向があると分析しています。

ネット上での書き込みを見ますと、非正規雇用の件や給与が上がらない事を切々と書いてある物が多いのですが、これちゃんと記事中に「低所得世帯」が増え、理由は「単独世帯やひとり親世帯の増加」と書いてあります。つまり、今までは夫婦の収入が合算されて世帯収入としては2人分だったものが、収入が1人分しか反映しない世帯が増えているためと、ちゃんと書いてあります。もっとも、そう勘違いさせるように巧みに言葉を選んで使っている感じもあるんですが。

 

指標もそうですが、ニュースも正確に読んで「本当の意味はどこにあるのか」を考えませんと、思い込みでつまらない失敗をします。大切な資金を運用している私たちは、そこが命取りになる事もありますので、特に慎重に。


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