2017/10/06 戦績
USDJPY +582,900円
EURUSD +29,044円
GBPUSD +360,901円
AUDUSD +21,518円
USDCAD +85,418円
EURJPY +171,100円
GBPJPY +262,700円
EURGBP +45,679円
TOTAL +1,559,260円
週間戦績(当週)
TOTAL +4,595,165円
月間戦績(10月)
TOTAL +4,595,165円
年間戦績(2017年)
TOTAL +292,227,159円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +835,385,086円
待ちに待った雇用統計の日、雇用統計で大きく動いてくれる事を期待していたわけではありませんが、雇用統計を待ってしまった不動の相場が、ここをクリアしてくれる事で来週以降は少しでも動意を持ってくれるであろう事は願ってました。
なにしろ、昨日の東京時間から欧州時間にかけては、ドル円やユーロドルなんかで上下20pips程度、ポンドドルだけは一方的なポンド売りでそれでも40pipsしか値が動かず、東京時間終了直後の午後3時にドイツの指標があったのですが⇩
ドイツ8月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
製造業受注(前月比) | -0.7% | +0.7% | +3.6% |
前月比の数字で、しかも普段からあまり注目されていない指標だからと言って、ここまで極端に数字が変化しているのですから何かあっても良さそうなものですが、完全スルーです。ええ、何も無くても東京時間終了直後からいつもはピコピコ動く癖に、昨日は完全スルーです。完全スルーは言い過ぎだとしても、5pips程しか動いておりませんでした。果たして指標結果で動いた5pipsなのか、午後3時を回ったから動いた5pipsなのか、誰にもわかりません(笑)。
そして、迎えた日本時間で午後9時半の発表⇩
米国9月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 | 15.6万人 | +10.0万人 | -3.3万人 |
失業率 | 4.4% | 4.4% | 4.2% |
事前の各社予想で、非農業部門雇用者数10万人を下回った数字を出しているところを小馬鹿にしておりましたが、なんとマイナス(笑)。いやあ、マイナスっていつ以来でしたでしょうかね。それ自体に何の意味も無いので確認してませんが、恐らく2007年のサブプライム問題以降では2010年くらいを最後に全てプラス推移では無かったかと思われます。
今回、非農業部門雇用者数がこの大きなマイナスを食らったのに、発表直後にドル買いが発生したのは、恐らく数字なんて完全無視で「ハリケーンの問題があったのだから、数字なんでもいいから発表されたらドル買う」と目論んでいたところが多かったのでは無いでしょうか。実際、ユーロドルが動き出したのは午後9時半になる一瞬前でして、しっかりした会社のチャートですと1分足では2129から動いているかと思います。ところが、さすがに良く見たら非農業部門雇用者数がマイナスだったんで「ハテ?どうしたもんか?」となってしまった(笑)。
ただ、雇用統計の発表資料にも、皆さんが目論んでいた通りにハリケーンの問題に関して言い訳がましく詳細に記述してありまして、ポイントはこんな感じです⇩
・ハリケーンイルマとハービーは、両方とも今回の調査期間に影響していた。
・調査票の回収率は、被災地でも通常の範囲内であった。
・プエルトリコと米領バージン諸島の調査結果は、全米数値に含まれない。
つまり、ハリケーン被災地の数字が非農業部門雇用者数を悪化させてはいるが、被災地の数字を含んでも「なお失業率は0.2%も改善している」と言う事です。
その後、一応はドル高の流れではあったのですが、事情があったにせよ数字が悪い事は悪いので上がりきる事も無く、何度かドル上昇アタックを繰り返したり、中には利益確定売りっぽい動きもあったり、一進一退。でも若干ドル高基調のような雰囲気で迎えた日本時間午後11時この指標⇩
米国8月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
卸売売上高(前月比) | -0.1% | 0.0% | +1.7% |
前月比とは言えこんなに数字が良かったのに、ここをピークにドル売りの様子に市場の流れが変わり、その後に米債券価格の上昇とドル売りが入りまして「今週は、もうこのままタラタラ行くのかなあ」と思っていた矢先、忘れていたあの男が再び帰ってきました(笑)。笑い事じゃないんですが、
北朝鮮が今週末にミサイル発射する噂
遂に、偉大なる日本国が誇る日本銀行総裁と同じように、噂だけで市場を動かく事ができるようになった北の首領様です。
これで、昨日の大相場は全部持っていかれた(汗)。ドル円は、雇用統計前の113円アラウンドを大幅に割り込み、日付が変わってからですが112円半ばまで。ユーロドルの方が動きが大きかったのは、恐らく北朝鮮絡みで考えるとしたら、米国の北朝鮮リスクから上がった米債券価格上昇を受けたドル売りの行き先でしょう。つまり珍しくユーロが逃避先になったわけです。もっとも、ここ最近はずっと下落していた事と、ポンドに対しては大幅に上昇していたと言う事もありまして、そのままポンドが上がりきれない分も受けてしまった感じはあります。
それにしても、週末のロンドンフィキシングを迎える直前の北朝鮮絡みでの値動き、これは最近では何回目なんでしょうかね。今回、かの国の皆さんは113円に乗ってると困る何かがあったのでしょうかねえ。
これ、もしミサイル発射が無く週末が過ごせましたら、実害が無い上で為替相場が動きまくって私が儲かったと言う事になりまして、もういっそオオカミ少年になるまで噂を出しまくって欲しいとも思っても、しまったり(笑)。どうせ、米軍さんは本当にミサイル発射するのかどうかなんて情報は持っているでしょうから、噂が先行しても踊らさせられる事なんて無いでしょうし。いや、そう言うのに頼ってたらいけませんね。結果論として待ち望んでおくだけにしましょう(笑)。
そんな感じで、いつもなら日本時間で翌土曜日に持ち越しているような、雇用統計で発生したポジションなんかは全て当日中に精算完了したため、いつもの値動きとくらべて悪い中でも上の数字は比較的マシな感じになってます。そればかりか、あのドル売りの中で新規にポジション立って日を超えた分が随分とありまして、珍しく二度美味しい雇用統計相場になりました。
いつもは3ページしか無い雇用統計報道発表の要約ページですが、今回はハリケーンの影響に関する説明がありましたので4ページあります。市場関係者を一瞬悩ませた今回の報道発表の要約ページ、久しぶりに貼り付けておきます。
※ 非農業部門雇用者数の数字が括弧書きになっておりますのは、マイナスを見逃さないようにするための親切心と言う部分と、そもそもマイナスを括弧書きすると言う表記方法があるためでして、本来でしたらマイナスを括弧書きで表記する場合には "-" の記号を付けないのですが、そうすると今度はマイナスと言う事を見逃す場合が出て来るため、あえて括弧書きで "-" を付けると言う表記方法をする事を指標発表時には見かける事があります。
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