FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/07/03 月曜日

さあ、7月です。夏です。子供たちは夏休みがやって来るのでワクワクでしょうし、大人たちはボーナスがやって来る(来た)人も・・・・・・、中にはいるでしょう(笑)。

 

政治の話しと宗教の話しは荒れる原因なので公共の場ではご法度なのですが、それでも一応はさらっと触れておきます。昨日都議選が終わりまして、小池知事の率いる都民ファーストの会が第一党に躍り出ました。今朝の朝刊は、自民惨敗とそれで持ちきり。地方の紙面は見られないのですが、地方ではどんな扱いなんでしょうかね。恐らく、自民惨敗と言う文字面を掲げたくて、地方で発行されてる新聞でも地元に関係無い都議選の結果が第一面なのでは無いかと予想します。

正直言いまして、私としましたら自民でも都民ファーストでも都議勢力は関係無く、小池さんが知事である以上、小池知事が代表をする政党が第一党である方が何事も決まりやすくていいのでは無いかと思ったりもしております。これがまた、別の党ですと問題があったりもするんでしょうが(汗)。

都政は国政と違い東京都民の事だけを考えてくれればそれでいいので、もっと極端に言えば財源無視して公約を掲げ民に選ばれ、それを実現するために国に折衝していくくらいの政党でもいいわけです。まあ、それに一番合った行動と言うか、発言をいつも繰り返している赤い政党は、今回は何故か「憲法9条の死守を掲げて都議選を戦っていた」のでお話しになりませんけど(笑)。

 

昨今の世界中で行われている選挙や住民投票を見ておりますと、過度に行き過ぎた民主主義は、民主主義の名を借りた個人のワガママ合戦のようにも思えます。

なぜ日本国憲法では「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」と、国民自身では無く、国会における代表者を通じて行動するように規定しているのか。行き過ぎた民主主義は煽動の結果になり得るのでは無いのか、その辺りをもう一度よく考えてみる機会になればなと、昨日の都議選を見ながら思いました。

 


 

さて、今週のメインイベント赤コーナーは7月7日の七夕に発表されます、米雇用統計でございます。最近、雇用統計の時にも適当にお茶を濁した値動きが多いのですが、それは雇用統計が究極の指標であり政策金利に対する先行指標であり、最近は利上げ織り込み度合いが100%まで達していたため先行指標としての雇用統計の重要性が低下していたためでした。今回の雇用統計発表は、先月政策金利の利上げが決定されてから初めての発表になりますので、次回の政策金利の利上げに向けて注目度合いが非常に高くなっております。 

他にも、月初週ですので重要指標が盛りだくさんでして、近頃はまた「貿易赤字は許さない」発言をしておりますトランプ大統領が貿易収支の発表を心待ちにして、数字悪ければ次は中国人を入国拒否にするんでは無いかと(笑)。

また、FOMCの議事録公開もありますが、こちらは今後の利上げに関しての温度がどの程度高まっているのかが注目されております。ところで、FOMCの委員長でもあるFRB議長のイエレン女史ですが、私は話したことも会った事すら、お見かけしたなんて事も無いのですが、実際に会って話した事がある人から聞いた話しですと、とても気さくで面白い方なんだそうです。ノーベル賞受賞者のジョージ・アカロフ博士との夫婦って、一体どんな会話をしているのか不思議でなりません。

 

今週は、中銀議長総裁レベル、大統領首相財務相レベルの会見などは現段階で予定は無いようですが、日本時間で7月7日早朝に、フィッシャーFRB副議長の講演があるようです。フィッシャー副議長と言えば元イスラエル銀行総裁で、MITで教授をしている時代に元FRB議長のベンバーナンキ氏や、私のブログで大人気ドラギマリオちゃんECB総裁の師匠であり、今でも「おいマリオ!ちょっとECB調子づいてるんじゃねえのか?」と電話一本で欧州中央銀行がマイナス金利発動するほどの実力者です(嘘)。雇用統計前のピリピリした時でしょうから、注意しておいた方がいいのかもしれません。

あと、7月6日木曜日にフランス中銀総裁がラジオ出演とか言う情報がありまして、ワザワザ事前に発表しているくらいですので、何か不満をぶちまけるのか、いずれにしろ建設的な意見は聞けないような気もします。同じ日にフランス大統領との会談も入ってますから、ECBに対するフランスの姿勢をアピールして、大統領を援護するのが目的かもしれません。

 


 

今週は特に早朝から大きく動く材料も無かったため、午前4時前後の為替市場の取引開始は対円ペアだけは若干の円高、他の通貨ペアは概ね先週の終値近辺から始まったようです。その対円ペアについても、先週末近辺の値近くまでこのブログを更新します午前8時くらいには戻っては来ているようです。 

 

今週は波乱なのか、それともダラダラ相場になるのか。本日はカナダの建国記念日、明日はアメリカ合衆国の独立記念日その後の市場に注目しております。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 

 


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