FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/02/27 月曜日

さあ、今日と明日で2月が終わり、今週はいよいよ3月です。最近では日も若干伸びてきているのが分かる感じでして、1年で一番昼間(日照時間)が短い冬至が終わり、1年で一番気温が低い1月下旬から2月上旬の大寒の時期も過ぎ去り、春を感じる季節がやって来ます。

そして、月初と言う事で、あの一大イベントである雇用統計が・・・・・・、3月は第1週ではありません。これ、何度も何度も書いているのですが、もう一度おさらいしておきたいと思います。雇用統計の発表日は「毎月12日を含む週を基準週として調査を行いその3週後の金曜日に発表」 と言う事で、今年の2月12日を含む週は12日の日曜日から始まる週となりまして、その3週後の金曜日は3月10日となります。 

2017年2月(~3月)
 
      1 2 3 4  
5 6 7 8 9 10 11  
基準週
19 20 21 22 23 24 25 1週後
26 27 28 1 2 3 4 2週後
5 6 7 8 9 10 11 3週後
12 13 14 15 16 17 18  

このカレンダーをご覧頂ければ分かりますように、もし2月1日が火曜日ですと、2月12日がその前日の土曜日となりまして基準週が一週前になりますので、月初週の金曜日に雇用統計の発表がありました。ですので「3月は第2週が雇用統計の発表日になる」」と言うのも間違っております。まあ、今年に限れば当たってはおりますが。

上のカレンダーや、文章など、実は過去に書きましたこちらからの引用が非常に多いため、ここまで書くのは非常簡単なお仕事でした(笑)。

fxse.hatenablog.jp

  


 

さて、今週は雇用統計が無くても随分と指標が多い週です。まあ ゴミ ザコ 影響が小さい指標が多いのですが、それでも最近はセンシティブな状況の市場なので、油断は禁物です。

日本時間で明日28日午後10時半には、アメリカの2016年第4四半期GDP改定値が発表になりまして、通常は改定値で大きく値が動く事は無いのですが、今回は注意しておいた方がいいかもしれません。

もともと注目度が高い指標では、まずアメリカの指標ですが全て日本時間表記で、本日午後10時半の米耐久財受注、明日28日午後11時45分のシカゴ購買部協会景気指数、3月4日土曜日深夜0時のISM非製造業景況指数などがあります。また、3月1日水曜日には、欧州や英国の指標が多目にありまして、ここのところのユーロとポンドの値動きからすると、指標の数値関係無く、その時間に合わせて仕掛けがあるかもしれませんので、システムトレードでは特に注意が必要かと思います。

 

そして一番の注目点は、プレジデント・トランプがいつ無慈悲な驚くべき税制改革案を公表するのか。ここまで来たら公表の場は、明日28日の大統領議会講演前辺りでしょうか。いずれにしろ、2月9日に「2~3週以内に公表」と言った以上は、遅くても今週末がリミットとなります。22日の「税制改革案は最終段階」とか言う発言もありますが、ここに来て全く梨のつぶては無いでしょう。
さ あ 、 も り あ が っ
                  て
                     ま
                       い
                         り
                          ま
                           し
                           た
                             ゜


 

右下がりで盛り上がったところで、別の話題に行きましょうか(笑)。

先程、上で書きました「指標発表時の市場に対する影響度合い」に関してもそうなんですが、過去の分析をもっと効率よく出来ないのか最近はそればかり考えております。指標発表時の値動きには、市場の雰囲気によりまして、

前回値よりも市場予測が上回っている時

・前回値にも満たなくても好反応

・前回値を超えただけで、市場予測に満たなくても好反応

・前回値を超えただけではダメで、市場予測を超えたら好反応

・市場予測を大きく超えてやっと好反応

・市場予測を遙かに超えたけど無反応

と、およそ5つの反応があり、これは色々なデーターを組み合わせる事で「市場参加者の心理」を予測する事で対処可能だと思われます。ただ、あまりにも膨大な処理なので今まで誰も論理的に行わず、直前の市場の「雰囲気」を人が判断してシステムトレードに関しては修正を掛けているのがほとんどです。これなんて、まさにビックデータとしてあらゆるデーターを分析したら、必ず結果が出るハズなんです。 

よく、ビックデータ分析や活用とか言われますが、そもそも分析や活用する方法を考えるのは人ですので「データー・パソコン・ビックデータを扱えるデーターベースソフト」この3点が揃ったとしても、使いこなせなければ何もできません。

私も効率的に扱いたいと思うのですが、なかなか大変な感じでして、もういっそインドかどこかのビックデータ扱えるシステムハウスでも買収でもしてしまおうかとも(笑)。先週、札幌証券取引所のアンビシャス市場に <3977> フュージョン (Yahoo!ファイナンス) が上場しておりましたが、まさにこんな感じの会社が欲しい(笑)。 

 

さて、今週は先週までのリベンジがありそうで、大波乱の予感です。いや、大波乱を期待しているの間違いかもしれません(笑)。トドのつまりはボラが高くなって欲しい、と言う事です。

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いつもの写真も登場した事ですし、今週も一週間、頑張ってまいりましょう。

 

ボラの写真、関係無いな(笑)。