雇用統計を前に Feb-2017
本日の夕方、フランスのルーブル美術館に、刃物を持った男が進入を試みようとして警備の兵士が発表して阻止した事件が発生したそうです。
雇用統計とは関係ないのですが、気が重くなるような事件ばかり毎日ニュースで伝わってきまして、何ともいえない気分です。
今日の相場ですが、大きな流れ的には昨日のニューヨーク時間から続いておりますドル高を継承しておりまして、どの通貨もジリジリとドル高に向かっております。ドル円も円安ドル高方向に上げているのですが、ユーロとポンドが若干売られ気味なため、クロス円では下げになっている感じです。全体的に、雇用統計を前にして売買が低調になっているようでして、積極的に動く様子が感じられません。
いつもは、雇用統計の数字が良ければ「ドル買い」悪ければ「ドル売り」予想通りなら「ロイターが言った方向」に動くのですが、今回はどうなるのか若干微妙なんです。もし雇用統計の数値が悪ければドル売り、これはもう確定みたいなものだと思うのですが、良かったとしてもトランプ大統領がドル高になる事を何と言ってくるのかを考えますと、積極的に買えない状況もあるでしょう。まあ、短期勝負だけを考えたら、それでもドル買いでいいのかもしれませんけど。
さて、今回の雇用統計の数字を確認しておきましょうか
・非農業部門雇用者数 前回値+15.6万人 市場予想中心値+18.0万人
・失業率 前回値 4.7% 市場予想中心値 4.7%
非農業部門雇用者数ですが、今回は市場予想中心値=コンセンサスが+18.0万人と多くなっております。特に高い予想をしているところは、いつものようにJPモルガンが+20.0万人でして、ここはいつも多目に発表します(笑)。他にも、モルガンスタンレーが+22.0万人と万馬券狙い、日系でも、みずほ総研が+20.0万人、第一生命が+20.5万人など強気な数字を出しております。
そして、いつも全く当たらないと評判の今回の当社予測ですが、必ず大きな数字を発表して全くかすりもしないので、今回はあえて打倒な数字+23.0万人にしておきます。これでも少し抑えた数字で、本当なら+25.5万人くらいにしようかと思ったのですが、誰もBETして無いのでOddsがありませんでした(笑)。それは冗談ですが、最近は雇用統計の2日前に発表になるADP全国雇用者数の数字が良くても、実際の雇用統計では数値が奮わない事が多くありまして、ただ今週の水曜日に発表になりましたADP指標は予想を遥かに上回る数値+24.6万人でして、前回よりも9万人以上増えております。その辺から+23.0万人は、ある程度はいつもより真面目に予想したつもりではおります。あくまでも、いつもより真面目と言うのも当社比です(笑)。
さあ、発表まであと30分ちょっとです。