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年賀状の発送はお済みですか?

昨日、日本から香港へやって来ました。今年は例年よりも更にパワーアップして、うちの母が日本から持ってくる物を指定してきたため、飛行機にチェックインするときも、香港に到着して飛行機を降りてからも、大変苦労しました。

だいたい、おせち料理のお重が入ったダンボールの山だけじゃ無く、何で新巻鮭まで持って来ないといけないのさ。チェックインカウンターのお姉さんに「シャ?、お魚のシャケでございますか?冷蔵扱い出来かねますが」って、不思議そうに言われましたけど、最近の若い子は新巻鮭が保存食とか知らないですよね。

 

さてタイトルの年賀状ですが、ついつい面倒くさくて発送するのが遅くなってしまい、郵便局さんにご迷惑をお掛けする感じです。とか何とか言っといて、実際に自分では何もしないのは秘密ですけどね(笑)。 

この年賀状、日本以外では聞いた事がありません。聞いたことは無いこともないのですが、(元)輸出専業(id:yuan2)さんが言うのには、中国本土でも旧正月前に郵便局で日本の年賀状と同じような感じで売ってるし、受け付けてもいるようです。私が育った香港は、当時は完全に英国植民地として統治されておりましたので、年末年始のご挨拶はクリスマスカードでした。と言うか、そもそも狭い香港で送る必要も無く手渡しみたいな。 

 

私が初めて年賀状と言うものに触れたのは、高校に入るために日本にやって来て、最初は送る相手もいないので、寮に住む他の友人が年賀状を書いているのを羨ましく思いながら眺めていた時でした。当然日本に来るまでも知識としては日本の年賀状と言うものはありましたが、実際のやり取りはもちろん日本にやって来てからが初めてです。そして、生まれて初めてもらった日本の年賀状は、レンタルビデオ屋さんと床屋さんからでした(笑)。もうその2枚の年賀状が嬉しくて嬉しくて、しばらくは持ったまま学校に通ったくらいです。 

 

そんな私も大学に通うようになり、次第に年賀状を出す枚数も増えていきました。日本の大学を卒業して次に行ったのは英国の大学でして、英国に行った年の年末近くになってからふと思ったんです「年賀状、どうしよう」と。

皆さんも思い出して頂ければ分かるかと思いますが、学校って卒業する毎に年賀状をやり取りする人数が増えていきます。逆に言えば、年賀状だけの付き合いも増えるわけですが、それは大学を卒業して英国に行った私にとって、年賀状を出さないとそこで縁が無くなる人が大勢いる事も意味します。最初、英国にいるんだからクリスマスカードにしようかとも思ったのですが、それではいつも言っている「日本人として」と言う自分自身の気持ちの問題があります。

まだ当時はインターネットもそれほど普及しておらず、と言うか大学などの研究機関での利用がまだメインだったような時代です。そろそろ、日本でもIIJなど大手のプロバイダーが登場したり、ニフティサーブがインターネット接続サービスを開始した頃です。そんな時代ですので、年賀状を送るのは命題だったわけです。

 

珍しく、結論から行きます。

結論、エアメールの葉書に朱書きで「年賀」と書いて英国から発送しました。

 

何人かは宛所不明で戻ってきましたが、私の手元に年賀状として出したエアメールが戻ってきたのは3月を過ぎたくらいから、なんと一番遅かったのは6月に入ってから戻ってきました。これは、エアメールで到着した郵便物も、返送の時には船便(又は陸上便)を使うんだそうです。

その後も、英国からやニューヨークからずっとエアメールで年賀状を出しておりました。年賀状を送って下さる方は、直接海外宛に送ってくれる人もいれば、日本国内の連絡先として書いておいた住所宛に送ってくれる人など様々でした。宛所不明で返送する際に、日本国内の連絡先として書いておいた住所宛に返送してくる、ちゃっかり者の郵便局もあったり(笑)。

 

ただ、いくら「年賀」と朱書きしておいても、海外からエアメールで届いた郵便物には変わらないわけでして、郵便局によっては年賀状として配達してくれるところ、またエアメールの原則通りに年賀扱いにせずに年内に配達してしまう郵便局など色々でして、これはどの郵便局が正しいとか決められません。

もしこれ「なんで年賀と書いておいたのに、年内に配達してしまうんだ」と、クレームでもしたものなら、原理原則通りに「郵便物を検閲しない=読めても読まない」と言う事で、朱書きの「年賀」はエアメールの場合は無視されるように統一されてしまうかもしれません。年賀扱いにして下さってるのは、あくまでも配達する郵便局の方の「善意=年賀と書いてあるから年賀状として扱ってあげてもクレームにならない性善説」なんだと思うんですね。

当然、日本国内で発送する年賀状に関しては決まりがありますので、それに基づいてお正月(又はお正月以降)に配達する事になっているのは、間違い無いでしょう。あくまでも、規定の存在していないであろう、海外からエアメール扱いでやってきた「日本で年賀状と呼ばれているようなもの」についてのお話しです。

 

インターネットが普及し、年賀状を出したとしてもメールでも新年のご挨拶をするような時代になってから「海外から出した年賀状って、お正月に配達されてる?」と、いろんな人に確認してみた事があるんです。

その時の結果ですと、他の年賀状と一緒にお正月になってから配達してくれたと言ってたのが6割くらい、残りが年内に配達されたようでして、まあそれも仕方ないかな。中には「年賀とは書いてありますが、エアメールで到着なので、即配達しないわけにいかないので」と、わざわざ言って置いていかれた郵便屋さんもあったようです。年末のお忙しい時に、大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。

 

実はこれ、まだ試せては無いのですが、司法書士の大先生である(元)輸出専業さんが言うのには、エアメール葉書の配達に必要な住所氏名以外で何かを判断すると、通信の検閲になったり信書の検閲になる可能性があるんだそうです。ですので「転送不要」のように、明らかに郵便局の方に向けたメッセージを入れる事で、お正月に配達してもらう事が可能なのでは無いかと言っておりました。

具体的に言いますと「年賀」だけだと、誰に宛てたメッセージなのか分からないので「日本の配達局の方へ:このエアメールは年賀扱いとして下さい。なお、航空便として優先扱いが行われない事に同意します」と言う文章を葉書に直接書く又はシールにでもして貼っておけば、今までお正月に配達してくれなかった郵便局でも、年賀扱いとしてくれるのでは無いかと言う事です。が、今はもうどうでもよくなっちゃった(笑)。

 

昨今、年賀状一つにネット上であれこれ言われており、メールやメッセンジャーアプリに新年の挨拶が押されてはおりますが、やはり年賀状と言うのも日本の文化ですので、守っていかれたらなと思います。 

 


 

本年も、ブログ上だけではございますが、お付き合い下さいましてありがとうございました。

大して面白くも無いブログにお付き合い頂き、とても感謝しております。 来年もまた、内容はともかく日々の更新は続けたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 

今年良いことがあった方は来年も、 今年あまり良いことが無かった方は来年こそ、良い年を迎えられますように。

 

そして来年も、どうかボラが高い一年になりますように(笑)。

 

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ボラを高くの、お約束の一枚(笑)。

 

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