雇用統計を前に Dec-2016
もう全然指標に反応しない市場に、正直「つまんね」って感じになってきておりますが、多分私だけじゃないと思います(笑)。
本日発表の雇用統計ですが、ニューヨークの夏時間が終了したため日本時間で午後10時半となっております。と言うか、夏時間って3月から11月とか半分以上なんで、夏時間を標準時にして、標準時を冬時間にすればいいのにといつも思うのですが、実はそれを阻む最大の理由が、夏時間の英語名「Daylight saving time (デイライト・セービング・タイム)」が原因では無いかと思うんですね。読んで字の如く「昼間=daylight を、有効活用(救う)=saving する、時間帯=time」と言うことでして、じゃあ冬時間を同じように言ったらどうなるのか?むつかしいねえ……
と言うのは冗談ですが、まあ一部の州ではやってなかったりしますし、夏時間自体が後から取って付けたようなものですんで。ちなみに、英国では普通に「Summer Time(サマータイム)」と言いますし、米国でもほとんどの人が分かってくれます。
で、今日のサマータイムですが……、ああ、雇用統計ですが、12月のFOMCにて利上げの最終判断になると予想される大切な雇用統計なんですが、既に利上げがあると債券市場では100%と言う異常な織り込みを行っており、他の金融市場でも大方が高いレベルで織り込み済みです。
もし、仮に極端に悪い数字が出たら、あり得ないとは思うのですが1桁万台の非農業部門雇用者数でも出たら、ドルは大暴落なんてもんじゃ無いでしょう。まあ、今回は無いと思いますが。直近の各種雇用関係指標も、概ね良い数字ですし。
さて、今回の雇用統計の数字を確認しておきましょうか
・非農業部門雇用者数 前回値+16.1万人 市場予想中心値+18.0万人
・失業率 前回値 4.9% 市場予想中心値 4.9%
非農業部門雇用者数ですが、高い値を予想しているのがJPモルガンやモルガンスタンレーでして+20万人予想、低い数字なのがドイツ証券の+15万人などでして、いつも全く当たらないと評判の今回の当社予測は+21.5万人としておきます(笑)。
発表まで、あと1時間半を切りました。