2016/11/30 戦績
昨日の相場、基本的にはドル高祭り進行でして、OPEC総会での減産合意の報道があってからは原油先物は当然ですが、そこに株式指数先物も加わり、怒濤の快進撃的な上げを繰り広げました。円はキレイな全面安、別の思惑で買われておりましたユーロも最終的には対ドルで売られる一方、いつものように問題児はポンドそして昨日はカナダドルも微妙な値動きでした。
ポンドドルは上下で 100pips無い狭いレンジ内での値動きに終わり、カナダドルは原油先物価格の急上昇で上値を伸ばしてもいいハズなのに、こちらも米ドル加ドルでは上下で 100pips無い狭いレンジ内での値動きとなりました。
OPEC総会への注目だけに終始した日となりまして、こうなる事は分かっていたのでしょうが、他のどの指標にも目もくれずと言う状況、こう言う時には目の前の流れに任せるしかありませんから「テクニカルが~」と言おうが「ファンダメンタルズが~」と言おうが、何を言っても無駄です(笑)。たまに「市場は間違っている」とか言われる時もありますが、市場なんて形成した大衆心理の集大成みたいなものですから、もともと正しくなんてないんですよね。いつもは、経済学者の言う「正しい判断」と言う方向と同じベクトルを向いている事が多い=相関関係が高いだけであって、LTCMを倒産させるようなところが市場ですから。
と、昨日はそんな事を考えながら、システムの中の小人さんが一生懸命トレードしてくれているサマリーを眺めておりました(笑)。
それにしても原油先物は凄いですね。昨日の朝、WTIの原油先物は1バレル45ドル台でしたよね?いまはもう49ドル台でして、北海ブレントなんて51ドル台半ばですからね。1日で8%以上も動くって、先物怖えな(汗)。今のドル円で言えば、1日で9円くらい値が動いたのに匹敵しますんで「どんだけ」ってお分かり頂けるかと思います。
大証日経先物は18,590円まで上値を伸ばして終了、CME日経先物も18,600円で取引停止時間に入ってまして、今日の東証寄り付きはどうなるんでしょうかね?昨日終了時の日経平均と比べ+250円くらいですから、すぐに擦り寄って終了でしょうけど。それにしても、今ごろ証券会社は裁定取引の準備に余念が無いでしょうね(笑)。
とうとう、12月になってしまいました。残り「もう12分の1しか無い」と考えるか「まだ12分の1残ってる」と考えるのかで、随分と違うかと思います。前者もうと考える方が残り少ない時間を濃いものに出来る気もしますし、後者まだと考える方が焦る事無く今までのペースで計画どおりにやり遂げられるような気もします。いずれにしろ、無理に焦る事無く、安易にゆっくりする事無く、と言う事は間違い無いでしょう。