FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2016/11/07 月曜日

さあ、今週はいよいよ「プレイングカード *1」だか「 カルテ ジュー *2」だか言うような名前の方がどうなるのかと言う、米大統領選挙と言う戦火が切って落とされます。


ところでこの米大統領選挙、非常にまどろっこしい方式でして、現地時間で今週の火曜日に行われます選挙は「大統領選挙で投票する選挙人を選ぶ選挙」でして、この選挙人は各選挙区におきまして「私が選挙人に当選しましたら、◯◯に投票します」と公約しておりまして、自分が選びたい大統領を選んでくれる選挙人に投票します*3 。なんでこんな面倒な方式なのかと言いますと、通信手段が乏しかった時代に出来た規則でして、一種の伝統のようなものでしょうか。まあ、アメリカ人では無いので、なんでもいいです(笑)。

ちなみに、誰に投票するか宣言しないで選挙人になる事も出来まして「非誓約選挙人」と言われますが、もちろん現在は擁立されることはまずありません。公民権運動の時代や、人種差別政策反対運動の多かった時代に少し目立ったことがあったようです。

それと、連邦の法律的には「◯◯に投票する」と言って選ばれた選挙人が、それを無視して別の大統領候補に投票しても問題無いらしく、州レベルでもいくつかの州で禁止はされているけど、ほとんどの州で投票自体は有効なんだそうでして、過去に結構いるらしいんですよね。いや、数字を扱う仕事をしてるんで正確な数字を上げた方がいいんでしょうけど、なんせアメリカ人では無いので、なんでもいいです(笑)。


これ、なんでアメリカ人でも無いのに大統領選挙の事を少しカジッた程度には知っているのかといいますと、大学時代によく聞かれたんですよね「ねえねえ、今度あるアメリカの大統領選挙ってさあ?」と、まるで当たり前のように……

えっと、西洋系とのハーフですと、なぜか皆さん「アメリカ人」とのハーフと勝手に決めつけやがりまして、本当に当たり前のようにアメリカの事を聞いてきます。最初は「いや、俺、アメリカ人じゃ無いし」と言っていたのですが、その度に「えっ、え~~~、アメリカ人じゃ無いの?」と驚かれると、なんかアメリカ人では無いのが悪いような気がしてきまして、インターネットなどと言う物はまだ無い時代でしたので、図書館行ってお調べし、お答えしておりました(汗)。それが今では、インターネットでチャチャッと小学生でも調べられる世の中です。

うちの弟くんや家政婦さんのところのお子さんなんかも、分からない事があると、スグに「ググる」とか「ウィキる」とか言いますが、インターネットにある情報、ウィキペディアにある情報が、必ずしも正しいワケでは無い事は、ちゃんと教えておかなければならないので、いつも言っております。特にウィキペディアは、その言語版によって内容が全く違いまして、特に歴史に関する記述については、日本語・中国語・韓国語・英語・フランス語、この5言語で全く内容が異なる物なんかもありますので、よくよく注意して言ってはおります。

一体、なんなんですかね?あの、西洋系ハーフはアメリカ人とのハーフが当たり前みたいな風潮。まあいいんですけど、なんせアメリカ人では無いので(以下略。


今週は11月第2週でして、重要な指標は非常に少ない週です。ただ、仮に重要な指標がてんこ盛りだったとしても、今週はまず大統領選挙に話題は全部持っていかれてしまったでしょう。そしてこれが終わりましたら、次はいよいよ利上げの話題に行くのか、欧州の危機的状況に話題が戻るのかどうか…… 市場が動くと言う、単にボラだけのためでしたら、割りとトランプ候補が大統領選挙当確した方がいいのかもしれませんが、そうなると最低でも4年間は、経済的にも政治的にも氷河期が訪れそうな感じもします(汗)。

英国がEUから離脱すると英国居住者が選択した、あのブレグジット事件は、今回の大統領選挙においてアメリカ人に「とりあえず、選挙にノリで投票すると大変なんだ」と言う反面教師としては役に立ったかと思いますので、その点だけでもお役に立てれば幸いです。ただ、最近の流れからしますと、なんとなく英国のEU離脱は正解だったのでは無いかのような雰囲気が流れているところもありまして、後の歴史が判断すると言う意味では、トランプ大統領もまた、あるいは…… いや、まさか……


そう言えば、冒頭に登場しましたプレイングカードの件で、思い出す事があります。当時はまだ日本に住んでおりませんでしたが、インターネット経由で日本のテレビを見られるシステムが出始めた頃でした。ある日、当時BSでやっておりました「ポンキッキ」だったか幼児向けの番組を、ようやく1~2歳くらいになった弟くん(長男)に見せておりましたところ「ハートのエースが出てこない♪」と言う、大昔にキャンディーズが歌った歌のカバーを番組中のアニメでやっておりました。

それを、当時小学生だったうちのお姉ちゃん(長女)が、ホームワークをしながら一緒に音声だけは聞いておりまして、こう言いました「ねえ?そのプレイングカード、フランス製じゃ無いのかしら?フランスの カルテ ジュー *2 って、A(エース)じゃなくて、1でしょ?いくら待っても出てこないなんて、それくらいしか考えられないもの」どんなに頭がいい子でも、やっぱり小学生だと安心したものです(笑)。


さて、今週も日本人として、精一杯頑張ってまいりましょう。

 


*1:英語でトランプの意味 = Playing card

*2:フランス語でトランプの意味 = la Carte à Jouer (la は女性名詞の定冠詞なので、名詞自体は Carte à Jouer です。 )

*3:正確には、誰に投票するのかの公約によって選挙人団をつくり、その選挙人団に対して投票します