FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/08/14 戦績[追記あり]

 2018/08/14 火曜日 戦績

USDJPY        +241,400円

EURUSD        +114,175円

GBPUSD         +86,987円

AUDUSD               0円

USDCAD         +90,249円

EURJPY        +133,300円

GBPJPY        +200,600円

AUDJPY         +16,300円

CADJPY        +120,700円

EURGBP         +38,818円

TOTAL       +1,042,529円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,998,101円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +16,259,469円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +224,866,497円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,125,194,813円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。後ほど追記いたします。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

本日、日本は終戦記念日です。

今日この日の目的、日本国政府が公式に宣言するように「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として、国籍や出身に関係なく、先の大戦において命落とした者すべてを追悼し、そして、将来に向かって平和を維持すべく、それを目標に掲げ、誓う日であって欲しいと願い、そのようにする日でありたいと思います。


 

いつもと同じように、既に作ってあります指標の表だけは表示しておきまして、後ほど何か追記しましたら、タイトルに追記と入れておきます。 

日本国6月
1330JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比) -2.1% -2.1% -1.8%
設備稼働率(前比) -2.1%  0.0% -2.2%
ドイツ第2四半期(4-6月)
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
+0.4% +0.4% +0.5%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
+2.3% +2.3% +2.0%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+0.3% +0.3% +0.3%
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+2.0% +2.0% +2.0%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
+0.4% +0.4% +0.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
+2.1% +2.1% +2.1%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
-0.1% -0.1% -0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+2.3% +2.3% +2.3%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
-0.1% -0.1% -0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
+2.6% +2.6% +2.6%
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業保険受給者数 +9,000人 +3,800人 +6,200人
失業率 2.5% 2.5% 2.5%
英国6月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ILO方式失業率 4.2% 4.2% 4.0%
英国6月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
週当たり平均賃金
前年比(手当込み)
+2.5% +2.5% +2.4%
週当たり平均賃金
前年比(手当なし)
+2.8% +2.7% +2.7%
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
域内総生産(GDP)改定値
(前比)
+0.3% +0.3% +0.4%
域内総生産(GDP)改定値
(前比)
+2.1% +2.1% +2.2%
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産
(前比)
+1.4% -0.4% -0.7%
ドイツ8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 -24.7 -20.7 -13.7
ユーロ圏8月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW景況感指数 -18.7 -16.8 -11.1
南アフリカ6月
1830JST
前回値 結果
金生産(前比) -14.1% -19.2%
プラチナ類生産(前比) +10.1% +28.2%
ダイヤモンド生産(前比) -1.0% +18.7%

 


2018/08/15 16:49 追記

 

もう、今日もこんな時間ですので、昨日の市況が~とか言うのも面倒な感じです(笑)。いくつかのポイントだけに絞って考えたいと思います。

 

まず市況ですが、これは最近ずっとの流れで「 トルコ ⇨ 欧州 ⇨ 全世界 」と言う構図が崩れないまま、右往左往なのか上下運動なのか分かりませんが、トルコがコケると皆コケるくらいの勢いで相場が動かさせられていた感じです。

トランプ大統領、新型戦闘機F35のトルコへの売却凍結に関する法にも署名しました。もともとF35の売却一時停止をしたのはトルコがロシア製の対空ミサイルを購入決定した事に対する対抗措置であったものが、どちらかと言えば米国人キリスト教関係者の拘束に関しての制裁と言う感じになってきております。

このF35の売却に関して、当初の売却一時停止になった際に、その理由がロシア製対空ミサイルの購入だったのにも関わらず、売却一時停止をマティス米国防長官が反対しているんです。普通、同盟国が敵対する国の武器を購入すると言ったら、米国防長官が率先して対処を進言しますよね?確かにあまり好ましい事ではありませんが、国防長官としてはF35の売却を凍結するほどの事では無く、よほど政治的に利用されているかと言う事でしょう。そもそもが、トルコがロシアと密接になって来た理由には、アメリカの政策も絡んでいるわけでして、更にはトルコと中東情勢なども絡み、もうゴッチャゴチャのゴチャまぜ状態です。

で、肝心のF35なんですが、これトルコに売れないとなりますとアメリカの国防計画にも支障が出てきまして、まずはNATO軍全体での戦力の問題。これは、NATO全体または元凶作ったアメリカさんに解決してもらうしかないでしょう。もう一点、トルコに納入する分だったF35の製造が無いとなると、1機当りのユニットコストが上昇し、また米議会からグチャグチャ言われると言う事で、恐らくは日米通商協議の中で言われていた「防衛装備品や米国産液化天然ガス(LNG)の輸入拡大に関し、一般的なトレードのルール分野でないことも含め議論」の防衛装備品として、この浮いたF35を日本が購入して、その代り「貿易に関して色々言うな」と持っていく作戦なのかなと。すると、アメリカとしては自ら振り上げた拳のために困っていたF35の行き先も決まり、日本としても貿易に関してこれ以上文句言われないと言う約束さえあれば、日本国内に対してF35を追加配備する口実にもなるでしょう。

ちなみに、トルコが導入する予定だったF35は100機です(笑)。ユニットコストは、本体と装備品含めて1機約2億2千万ドル、およそ250億円なので、100機で2兆5千億円くらいなものです。ここで、どうせ円転できない外為特会で買っちゃえばいいんですよ。そしたら、アメリカに現金でポンッと2兆5千億円払ってあげて大人しくなりますから。ちなみに外為特会は、現在の残高が約150兆円です(笑)。

 

さて、次に指標ですが、昨日も指標の数だけはあったのですがどれもパットせず、唯一大きく反応したのは日本時間で午後5時半にありました、英国の雇用関係指標でした。失業保険の受給者数が減ったことと、ILO式での失業率が目立って減った事で、発表された瞬間にポンドが一気に急上昇、昨日の最高値を一瞬付けた瞬間にはもう下落と言う忙しい相場です。

他は、重要重要と言われる割にいつも動かないユーロ圏のGDPとか、昨日も全くと言う感じでした。発表から1時間半くらいかけ、ユーロが微妙に上昇する状況もあったのですが、それも続かず結局はニューヨーク時間にかけて大きく売られる事に。

 

最後、最近多い為替とは全然違うシリーズです。上のズラズラっと並んだ表の一番下にもありますが、昨日南アフリカの鉱業生産に関する指標が発表になりました。一応こちらにも再掲しておきます⇩

南アフリカ6月
1830JST
前回値 結果
金生産(前比) -14.1% -19.2%
プラチナ類生産(前比) +10.1% +28.2%
ダイヤモンド生産(前比) -1.0% +18.7%

これ見て分かるのは、とにかく「金の産出量が減っている」または「減らしている」と言う事です。もう少し長い時系列で見てみますと、

南アフリカ6月
1830JST
1月 2月 3月 4月 5月 6月
金生産(前比) -6.0% -5.2% -15.4% -7.9% -14.1% -19.2%
プラチナ類生産(前比) -11.6% -17.9% -8.7% -6.3% +10.1% +28.2%
ダイヤモンド生産(前比) +22.9% +42.9% -24.5% -24.0% -1.0% +18.7%

分かりやすくするために、プラスのところは太字にしてあります。ね?金だけが明らかにマイナスだけになっているのが分かります。

そして、昨日こんなニュースもありました。

www.thesouthafrican.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

英語で申し訳ないのですが、さすがに日本語の記事は見つかりませんでした。南アフリカ最大の金鉱山である南ディープ鉱山で、労働者の30%に当たる1560人を解雇する予定との事です。理由としては、金が採れなくなったから。簡単な理由です。

これ、最近の金価格下落にどう影響するのか、昨日からはガンガンと金価格下落してますけど(笑)。

 

お盆休みももう終わりの方も多いかと思います。事故など最後まで遇いませんように、起こしませんように、どうかお気をつけてお過ごしください。


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2018/08/13 戦績

 2018/08/13 月曜日 戦績

USDJPY        +166,500円

EURUSD         +40,266円

GBPUSD         +57,192円

AUDUSD               0円

USDCAD         +22,179円

EURJPY        +212,400円

GBPJPY        +306,900円

AUDJPY         +36,600円

CADJPY        +102,300円

EURGBP         +11,235円

TOTAL         +955,572円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +955,572円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +15,216,940円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +223,823,968円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,124,152,284円

 

静かなお盆週の幕開けになるかと思いきや、トルコさんのおかげで大騒ぎの週明けとなっております。指標も大したものが無くと言うよりも全然無くて、私が取引している通貨関連で関係しそうな指標をようやく探し出したら、イタリアの消費者物価指数があったくらいです。 

イタリア7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+0.3% +0.3% +0.3%
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+1.5% +1.4% +1.5%
イタリア7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
-1.4% -1.4% -1.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
+1.9% +1.9% +1.9%

あとはもう、シンガポールのGDPとか、インドの消費者物価指数とか、徹底的にマイナス金利発動中の「こんなの一体誰が買うんだ」と言うフランス国債の入札とか、そんなのばっか(笑)。

私はトルコリラの取引は全くしておりませんし、トルコに関しては一切の資産を持ってませんので、トルコやトルコリラがどうなろうと構わないのですが、そのトルコの債権(国債や資産)を持つ国(ユーロ圏)がお困りで、回り回ってこっちまで影響が出そうですので全くの無視もできません。

 

昨日は、早朝からのリスクオフ行動によって激しく円が買われて、その影響で多くの通貨が乖離スタートとなりました。今回の米トルコ間での問題になっている原因の一つである「トルコでは収監と言われ、アメリカでは拘束されていると言われているキリスト教関係者」の解放に関し、日本時間で午後9時少し前にニュースがありましたところ市場が激しく反応し、トルコリラだけでは無くドル円を含むクロス円全般まで激しく動きまして、月曜日の割に大きめの数字となりました。

いつも思うんですが、純粋に経済的な理由での為替の値動きでは無く、こう言った政治的な問題が絡んで為替レートが動いた時に出た数字、なんとも言えない気分です。


 

さて、せっかくお盆ですからね、直近のトルコリラの事で少しまとめてみましょうか。何がせっかくなのかはよく分かりませんが(笑)。 

 

最近はトルコリラが随分と話題になっておりまして、昨日は早朝から週明け超絶乖離スタートを見せてくれました。この乖離スタートですが、日曜日に行われました演説においてトルコの大統領が、利上げに否定的な見解をした事が引き金になっており、

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

やはり週末を超えるポジションを持つ事がいかに博打であるかと言う事を、再度目の前で見せてもらった感じがします。

本来、カントリーリスクが高い国の通貨を買うと言う事は、相応のリスクを負っているわけですが、日本では何故かリスクの告知はそこそこに「高金利通貨」と言う部分を全面に押し出して盛んに宣伝している現状、これがアメリカでしたら米証券取引委員会(SEC)や米消費者金融保護局(CFPB)が黙ってないでしょう。

今このトルコリラに関して気をつけて頂きたいのは、値ごろ感から買う事です。市場最安値を付けて「ここが底だろう」と考えるのはまだ早く、市場最安(高)値なんてのはどんどん更新され、その後も安値(高値)で停滞する事が多くあります。

2011年春に、ドル円がそれまでの市場最高値79.75円を大きく超え76円台前半に到達した後、約2週間ほどで85円台まで戻ったと思ったら、年後半に向けて下がり続けついには75円台に突入したのは記憶されている方も多いかと思います。ハードカレンシー同士のペアでも起こる事ですので、ましてやエキゾチック通貨と言われている通貨ではどんな事が起こるか分かりません。

ただ、私が知る限りですと、経済状態が破綻しているためのトルコリラ安では無いようで、仮にトルコリラがこのまま下がり続けたとしても、輸入品の価格が恐ろしく上昇すると言う部分以外では壊滅的な影響は無いようです。それにしても、ジワリジワリと影響はあるでしょうけど。地理的に、アメリカが輸出入の規制を行ったところで、影響は限定的との見解もありますし、実際アメリカが関税を50%にまでアップした制裁措置で影響を受ける鉄鋼に関してはトルコの輸出品の4%強しか無く、更にはトルコ全体の輸出の中で北米向けは5%強しかありません。

 

こう言う時、普段からしっかり確認していない通貨に飛びつくのは、新装開店のパチンコ屋に行くようなものです。当たって出る可能性もありますが、新装開店だから出ると思って大金突っ込んで後に引けなくなる可能性もあり、為替で言えば底値かと思って買いを入れて、たまたま底値だったら大儲けですが、ジワリジワリと下げに入られたらロスカットされないように追加入金追加入金となるわけです。

まだ下落する可能性があるトルコリラですから、いまこの段階で買いに飛びつくのは得策では無いと思います。ただし、伝え聞いた事を鵜呑みにして、トルコ経済が破綻するかのような判断をしてしまうのは、中長期的に考えると惜しいかなと言う気もします。なにしろ、政治的な理由で下落した通貨の場合、正常なレートまでは市場の原理で戻りますので、日本人が大好きな高金利通貨への投資、俗に言われるスワップ投資に適した状態であるのは間違い無いためです。 


 

日本のお盆休みって不思議ですよね。祝日では無いのに多くの人がお休みで、でも平日扱いだから土日祝日よりは働いている人も多くいる。日本人の方に、専業で為替の取引をしている事について聞かれた時に、「働いているような、働いていないような、一年中お盆休みのような気分ですよ」と言えば納得してもらいやすいです。

為替取引って、きちんと仕事としてやったら成立するんで、よく欧米と言われる国には為替トレーダーの養成校のようなところもあります。日本にも一時期あったようなんですが、最近は聞きませんのでどうなったんだか分かりませんが。


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2018/08/13 月曜日

トルコ問題から欧州のリスクが高まる中で、ユーロ売り・ポンド売りからドル買い円買い、その流れで他の通貨でもドル高円高傾向と言う、トルコ発全世界を巻き込んでスタートした月曜日の外国為替市場です。

 

さて、いよいよお盆期間に突入しました日本ですが、旅行に行かれる方、家におられる方、またはお盆なんて関係なく仕事と言う方、いろいろおられるかと思います。

お盆って大勢の方がお休みですが、ご存知のように祝日ではありません。と言う事で、銀行は営業しておりますし、お役所もやっております。平日昼間働く皆さんにとって、お盆休みの期間と言うのは有給休暇や欠勤で会社を休まずに銀行や役所へ行かれる、非常にありがたい期間だったりもします。年末年始にも若干そう言う日があるんですが、全期間ではありません。

東京証券取引所も営業ですから東京株式市場もオープンするんですが、機関投資家や銀行の取引部門などはお休みのため、非常に動かないか、あるいは商いが薄くてカッ飛ぶ銘柄が発生するか(笑)。


 

そんな今週は月の半ばと言う事で、指標もアメリカの雇用統計クラスはありません。恐らく指標よりも、トランプ大統領とトランプ大統領と言う核の傘に守られた側近たちの発言によってのみ市場が反応するのでしょう。

さて、その指標ですが、日本時間で明日8月14日火曜日の午後3時にドイツの第2四半期GDPと7月の消費者物価指数(CPI)が、午後6時にはユーロ圏の第2四半期GDPが発表になります。それぞれ確定値の発表ですので、速報値の時ほどの大きな反応は無いかもしれませんが、トルコを巻き込んだ問題と言うのか、トルコに巻き込まさせられた問題と言うのか、とにかく欧州の指標は今は非常にナイーブに扱われます。また、同じく14日の午後5時半に英国の雇用関係指標が発表になります。

その翌日15日水曜日午後5時半には英国のCPI午後9時半にはアメリカの小売売上高午後10時15分には鉱工業生産が発表予定です。16日木曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支午前10時半にオーストラリアの雇用関係指標午後9時半にアメリカの住宅関連指標とフィラデルフィア連銀製造業指数が発表になります。

ところで、フィラデルフィアと言えば皆さんが「フィラデルフィア半導体指数」通称 SOX を思い浮かべるかと思いますが、実はフィラデルフィアは半導体を扱い企業が多いとか言うわけではありません。あれ、フィラデルフィア証券取引所が算出しているからそう言う名称だというだけでして、フィラデルフィアは全米の製薬業中心地です。日本で言えば富山みたいなものです。フィラデルフィア連銀製造業指数に反応する形で、医薬品セクターの個別株が反応しないか注目してみると、何か面白い発見があるかもしれません。

最後、17日金曜日午後6時にユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表になります。先日もこのブログで書きましたが、

一番大きな違いは、CPIは帰属家賃を含めた数字、HICPは帰属家賃を含めない数字と言う部分です。「帰属家賃ってなんじゃそりゃ?貴族様の家賃か?」って感じですが、簡単に説明しますと、持ち家の場合でも借りたとしたら発生するだろう家賃です。なぜ?と言われますと、細かい説明にこれも入り込むんですが、一番簡単に言えば「家を買った=家に住むと言うサービスの対価を一括で払った、それを分割で計上してみました」と言う事

fxse.hatenablog.jp

ユーロ圏で使われるHICPと言う消費者物価指数には、帰属家賃と地方税などが含まれません。特に帰属家賃は重要でして、ユーロ圏全体の指標ではEU基準では無いCPIでの消費者物価指数が発表されませんが、ドイツやフランスなどの個別国ではHICPとCPIの両方が発表されますので、帰属家賃と言ういわば不動産価格がどの程度物価に影響を与えているのかが推測できます。今回はユーロ圏の指標ですのでHICPの数値ですが、そんな事を思い出して指標を見ていただければ、だらだらとブログの文章を書いている甲斐もあったと言うものです(笑)。

あと、同じく17日金曜日午後9時半にはカナダのCPI、午後11時にミシガン大学の例のプールあれが発表になりまして、今週の指標は終わりと言った感じです。


 

今週はお盆休みで家にいるため、普段はシステムにお任せの自動取引でプレイトレードしている皆さんも、家にいてパソコンを目の前でちょこちょこイジれるかもしれません。だいたい、そう言う時に普段やらない事をやって大失敗する事も多いので、どうかお気をつけください(笑)。 

さあ今週も一週間、がんばってまいりましょう。 


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら

2018/08/11 戦績

 2018/08/11 土曜日 戦績

USDJPY         +21,900円

EURUSD        +387,212円

GBPUSD        +107,150円

AUDUSD         +25,943円

USDCAD         +91,489円

EURJPY        +640,800円

GBPJPY        +167,200円

AUDJPY         +33,000円

CADJPY         +79,900円

EURGBP          +3,229円

TOTAL       +1,557,823円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +8,407,605円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +14,261,368円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +222,868,396円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,123,196,712円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

日米通商協議が、事前に予定されていた通りに最大の2日で終了しまして、次回会合を9月に行う事で合意したようです。

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これは凄い。私としては、予想していた以上の結果で非常に満足しております。あのライトなんとかさんから「見解の相違を埋める方策を検討することで合意」なんて言葉を引き出したのは、さすがキレッキレの茂木内閣府特命担当大臣です。

なにしろ敵(ライトなんとかさん)は、カナダの外務大臣が「嫌い」と言う理由で、会合で無視した挙げ句「カナダが折れないなら会合なんてもうしない」と言い放つ、御年(おんとし)70歳のお爺ちゃんです。 ⇨ 参照(2018/08/01更新の当ブログ記事)

また、「防衛装備品や米国産液化天然ガス(LNG)の輸入拡大に関し、一般的なトレードのルール分野でないことも含め議論をすることはあり得るとの考えも併せて示した。」と言う事で、本来は防衛省が欲しくて欲しくてたまらない防衛装備や、現在の輸入先や輸入拡大で検討中のロシアに忖度し、なかなか踏み切れないでいたアメリカからの天然ガス輸入など、アメリカにとっては買ってくれるなら是非出したい、日本としても本来は欲しい「値が張る物」を、アメリカと言う馬の鼻先にぶら下げて交渉したわけです。

頭を下げてなんとか合意に持っていくのが交渉では無く、相手の欲の皮を見切り、その欲の皮の更に上まで一気に提示して何も言えない状態に持っていく。茂木大臣がどこまで貿易に関しての権限を持たさせられていたか分かりませんが、戻って検討していたら間に合わない交渉事で成功できるかどうかは、どこまで権限を持たさせられているかと、どこまで権限を超えた提示を判断できるか、この2点です。

権限を持っている事を容認するのはたやすいでしょうが、権限を超える提示の判断はなかなかできるものではありません。恐らく、今回の通商協議でここまでの結果が出せたのは、かなりの権限を持たさせられていたと言う事と、権限を超える提示を即断したのではないかと思われる茂木大臣の力だと思います。そう言う判断が得意そうな方に、他には麻生副総理もおりますが、なんとなくですがライトなんとかさんと折り合いが悪そうな気がしてなりません。⇦ 結構真面目に

※越権行為の行使を含め、ブログに記載してあります事柄につきまして、どのような事情も情報も存じ上げておりません。全て、ブログ主の推測であります。


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年08月07日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 46,136 108,943 -62,807 +5,650
EUR (099741) 177,923 167,358 +10,565 -12,260
GBP (096742) 43,930 102,782 -58,852 -11,466
CAD (090741) 33,269 58,167 -24,898 +6,671
RUB (089741) 13,386 5,725 +7,661 -78
BTC (1330E1) 1,854 3,465 -1,611 -8
金Gold (088691) 208,292 195,604 +12,688 -22,649
原油 (067651) 691,708 82,781 +608,927 -4,473

 

IMMポジション(2018年07月31日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 48,016 116,473 -68,457 +5,312
EUR (099741) 174,549 151,724 +22,825 -6,815
GBP (096742) 35,001 82,387 -47,386 -643
CAD (090741) 23,679 55,248 -31,569 +12,942
RUB (089741) 14,468 6,729 +7,739 -418
BTC (1330E1) 2,329 3,932 -1,603 +48
金Gold (088691) 209,255 173,918 +35,337 -13,260
原油 (067651) 698,719 85,319 +613,400 +2,929
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

ご~~~るど(笑)。笑ってる場合じゃないのですが、あの日本ではリーマンショックと言われたファイナンシャルクライシス以降で、初めて金(Gold)のネットポジションがネガティブバランスになろうとしております。金が売られる時、世の中の先行きに不安が無い時が多いのですが、今の世は、まるで戦国時代かのような貿易戦争の一触即発危機ですので、どちらかと言えば金(Gold)が買われる要素が強いはずなんですが、やはりどこかで投資家は楽観しているのか、ドルの金利上昇に合わせて金が売られているのかもしれません。

他の通貨や原油なんかは、上がれば下がる、下がれば上がるを実践しているだけのような気がしてきました(笑)。 


 

ニュースで話題になっておりますこちら⇩

www3.nhk.or.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

ネット上で色々と言われてまして、当初は「ぼったくり」の声が多かった感じですが、ここに来て「あれだけ書いてあるんだから」と言う、駐車場運営会社側擁護意見も多く見られます。

なぜ5,000円の価格設定をしたのか、その理由がどこにも書かれていないのですが、恐らくは「5,000円なら止めないだろう」と言う普通の理由とは別に「本来ならホテル専用の設定にしたいんだけど、そう言う設定が無い」と言うのもあるんじゃないかと予想してます。

「1時間5,000円にするなら人を配置しろよ」と言う意見もありましたが、人を配置してそのように案内をしますと、恐らくは誰も駐車せずに案内の人の人件費分だけ赤字になるでしょう。駐車場運営会社としては、5,000円の価格設定にしたら誰も止めないだろうと言う予想で、人を配置するのと同じ効果=ホテル利用者以外は誰も止めて欲しく無いが成り立つと思っていた以上、人を配置する意味も無く、費用対効果が得られると判断するわけがありません。これ、私としては、良いとも悪いとも言えないんですが、全然違った視点から見ておりまして、

「自走式の駐車場だから通路部分が随分あるんで、そこまでビッシリ車を入れてしまって、この期間だけ有人式の駐車場として運営してしまったら、もっと儲かった上にホテル利用者の駐車場としても使えるのになあ」と、そんな感じです。あの敷地をニュースで見たら、ビッチリ入れたら通常の駐車台数の2倍どこか3倍近くまで駐車できそうでしたから。都会の狭い駐車場で慣れてるからこんな事を思うのか、ただ単にお金儲けをいつも考えているからなのか(笑)。


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2018/08/10 戦績

 2018/08/10 金曜日 戦績

USDJPY         +51,700円

EURUSD        +861,406円

GBPUSD        +343,738円

AUDUSD         +41,368円

USDCAD        +210,461円

EURJPY      +1,073,900円

GBPJPY        +594,500円

AUDJPY         +71,100円

CADJPY        +142,200円

EURGBP         +19,171円

TOTAL       +3,409,544円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,849,782円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +12,703,545円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +221,310,573円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,121,638,889円

 

ここ最近の ゆるやか~なドル買い が一気に加速しまして、ちょこちょこと短期売買を繰り返しているより、ドル買って放置してしておいた方が儲かりそうな展開です。1年以上振りに安値を付けたユーロやポンドなどの欧州通貨、それに巻き込まれたマイナーカレンシー(豪ドル・加ドル等)やエキゾチックカレンシー(新興国通貨等)などの面々、そんな中で逆に全く不動明王 ⇦ 最近好き(笑)状態だったのが、ドル円やドルスイスフランなどの、市場で逃避通貨と言われる通貨での対ドルペアでした。

昨日は、東京時間後場に始まったクロス円での売りを引き金にして、一気に崩落した感じでして、前日からの流れて積み上がっていたポジションが一気に開花(笑)。

 

御託はこれくらいにしまして、昨日の指標ですが、珍しく日本の指標で反応しました。いや正確に言えば、指標発表後に円が買われたように見えたので、指標に反応したように見えたって感じでしょうか。

日本国第2四半期(4-6月)
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比)
速報値
 -0.2% +0.3% +0.5%
GDP(年率換算・前比)
速報値
 -0.6% +1.4% +1.9%

これ⇧これですよ?これでドル円が反応したって思えるであろう値動きが、発表直後の111.10近辺から30分ほどかけ110.90付近の約20pipsです。もし、この上振れがアメリカや欧州なんて日本の人口の数倍あろうかと言う国や地域では無く、日本の人口の約半分である英国であったとしても、発表瞬間にぶっ飛んだでしょう。

なぜ「指標発表後に円が買われたように見えた」なんて言う微妙な言い回しかと言えば、指標発表10分後からオープンした東京株式市場が前日比マイナスから始まりまして、GDPの評価は通貨(円)よりも本来は企業業績向上での株価なんです。

 

その比較対象にされた英国ですが、ちょうど昨日同じ第2四半期のGDPが発表になりました。発表があったから話題で引っ張りやすいから比較対象で出したのかと言うのは、ぶっちゃけそうです(笑)。

英国第2四半期(4-6月)
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比)
確報値
+0.2% +0.4% +0.4%
GDP(前比)
確報値
+1.2% +1.3% +1.3%
英国6月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -125.3億ポンド -120.5億ポンド -113.8億ポンド
貿易収支(EU以外) -36.3億ポンド -36.0億ポンド -29.4億ポンド
英国6月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産指数
(前比)
 -0.2% +0.4% +0.4%
製造業生産指数
(前比)
+0.6% +0.3% +0.4%
サービス業指数
(前比)
+0.4% +0.6% +0.5%

英国の方はGDPだけの発表では無く、最近何かと話題の貿易収支、中型指標のメインストリームとも言える鉱工業生産などが同時に発表になってまして、GDPだけの効果がいかほどだったのかは分かりませんが、そもそも数字自体が日本の指標のように「超絶良くなった」とかでは無いので、結果スルーでした。いや、直前まで大きく売られていたポンドを更に売り込ませ無かっただけでも、昨日の相場では好感だったのかもしれません。

 

アメリカ&カナダの午後9時半指標、昨日はカナダの雇用関係指標とアメリカさんの消費者物価指数が同時公開でした。カナダの雇用関係指標、こんな感じに非常に良い結果でして、発表された瞬間は30pipsオーバーで加ドル高に振れたものの収束。

カナダ7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
🚩就業者数 +3.18万人 +1.70万人 +5.41万人
🚩失業率 6.0% 5.9% 5.8%

これ⇧これですよ?失業率なんて、事前の予想が前回値より0.1ポイント低下だったとは言え、前回値より0.2ポイントの改善で、就業者数の伸びは凄いです。

アメリカの消費者物価指数(CPI)は、ほぼ事前に市場予想どおりと言う事で銀行さんがスプレッド広げた程度くらいしか反応は感じされなかったのですが、昨日のとにかくドル買いモードの中では、これがもう少し悪い数字だったとしても、どうせドル買われるだけだったのでしょう。

米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +0.1% +0.2% +0.2%
消費者物価指数コア(前比) +0.2% +0.2% +0.2%
米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比) +2.9% +3.0% +2.9%
消費者物価指数コア(前比) +2.3% +2.3% +2.4%

 

昨日の結果

何があってもドル買い、ただし円(逃避通貨)は除く。

以上

 


 

最後、大開花で終わったような感じに見えますが、実はポジション生産精算は日付を跨いで日本時間の土曜日早朝まで続いておりました。8/11の戦績も、若干いつもの土曜日の週末精算と比べると大きめな数字になってます。

いやあ、今週は週頭がスロースタートでどうなるかと思ったんですが、なんとか月曜日に書きました⇩

この暑さ、甘いスイカのためだと思ってどうにか乗り切り、もう少ししたら甘いスイカがお腹いっぱい食べられますようにスイカ資金を稼ぐべく、今週も一週間頑張ってまいりましょう。

fxse.hatenablog.jp

ゴージャスでデリシャスなスイカが食べられそうです(笑)。 


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