FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/08/04 戦績

 2018/08/04 土曜日 戦績

USDJPY         +82,200円

EURUSD        +169,588円

GBPUSD        +120,461円

AUDUSD         +28,104円

USDCAD          +5,648円

EURJPY        +263,200円

GBPJPY        +377,100円

AUDJPY          +2,000円

CADJPY         +22,200円

EURGBP         +15,329円

TOTAL       +1,085,830円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +9,382,901円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +6,939,593円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +215,546,621円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,115,874,937円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

あ~あ、週間戦績が大台に乗ることは無かったか。この一週間、私の周りでは皆さん結構いい数字出してまして、もともとの運用資金が私より少ない方でも、私以上なんてレヴェルじゃ無いパフォーマンスを叩き出しております。

確かに「行けるときは徹底的に行く」それが運用の基本ですが、どこで「行けるとき」と判断するのかがシステムでは難しく、プロップディーラーのようなセンスも無いから自分でも判断出来ないとなると「行けるときも行けないときも、とにかく失敗だけしないように薄く利益取る」と言う事しかできません。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年07月31日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 48,016 116,473 -68,457 +5,312
EUR (099741) 174,549 151,724 +22,825 -6,815
GBP (096742) 35,001 82,387 -47,386 -643
CAD (090741) 23,679 55,248 -31,569 +12,942
RUB (089741) 14,468 6,729 +7,739 -418
BTC (1330E1) 2,329 3,932 -1,603 +48
金Gold (088691) 209,255 173,918 +35,337 -13,260
原油 (067651) 698,719 85,319 +613,400 +2,929

 

IMMポジション(2018年07月24日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 49,993 123,762 -73,769 -15,119
EUR (099741) 179,515 149,875 +29,640 +8,233
GBP (096742) 32,178 78,921 -46,743 -7,991
CAD (090741) 20,084 64,595 -44,511 +2,973
RUB (089741) 15,427 7,270 +8,157 +553
BTC (1330E1) 2,326 3,977 -1,651 -11
金Gold (088691) 220,620 172,023 +48,597 -9,244
原油 (067651) 688,176 77,705 +610,471 -20,823
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

今回の注目、ズバリ!カナダドル!イエス、カナダドル! この少ない総取り組み数なのにも関わらず、なんと前週比+12,942ロットのプラス、約30%もネットショートが減りました(笑)。

逆にちょっと心配なのは、金(Gold)が減り続けている事でして、世界中の機関投資家の皆さんが金の先物を手放している理由が何なのか。とは言っても、やはり金のメインは現物ですし、総量が決まっているため先物であって他の先物とは若干違う動き方をするんですが。今回の結果は、特に何も言えない結果となりまして、来週の発表を待ちます。⇦ 最近、こればっかりの気がする・・・・・・ 


 

8月に入った最初の週末です。日銀会合も、FOMCも、BOE会合も、そして雇用統計も終わりまして、まるで一週間のうちにGⅠレースが一気に4本も来た感じです(笑)。競馬と言えば、夏場の暑さはお馬さんが苦手なので、日本でも北の方にある競馬場でしかレースが開催されません。日本より昔から暑い香港では夏場は完全にお休みでして、年度表記はウィンタースポーツと同じような2017/18とか記載したりもします。当然その間は、香港にあれだけある場外馬券売り場でも香港競馬の投票券は買えませんが、その代りに世界中のレースやサッカーのチケットで盛り上がっております。あと、香港で発売されている六合彩と言う日本のロト6みたいな宝くじも、場外馬券売り場で発売しておりまして、こっちもなかなか盛り上がっております。

 

競馬の事はいいんですが、大量にありました金融イベントも終了し、お財布が膨らんだ皆さんは夏休み中のお子さんと、どうぞ楽しい週末をお過ごしください。

逆にお財布が心もとなくなった皆さんは、それでもお子さんと一緒なら何をしても楽しいでしょうから、どうか楽しい週末をお過ごしいただきまして、お財布が空になった事を忘れ、また月曜日から頑張りましょう(笑)。


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2018/08/03 戦績

 2018/08/03 金曜日 戦績

USDJPY        +210,300円

EURUSD        +469,203円

GBPUSD        +317,161円

AUDUSD         +10,478円

USDCAD         +41,111円

EURJPY        +428,600円

GBPJPY        +503,900円

AUDJPY         +14,500円

CADJPY         +56,900円

EURGBP         +48,247円

TOTAL       +2,100,400円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +8,297,071円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +5,853,763円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +214,460,791円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,114,789,107円

 

昨日の数字、雇用統計だから凄い儲かった・・・・・・、んじゃ無いんです。

少なくても、ユーロとポンド対ドル対円の4通貨ペアは、数日前から売られ続けている流れの中での連続したポジションでして、昨日の雇用統計発表直後の乱高下は、迷惑以外の何物でもありませんでした。

 

まず先に、昨日の雇用統計の発表結果から見てみましょうか。

米国7月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
🚩非農業部門雇用者数 +24.8万人 +19.0万人 +15.7万人
🚩失業率  4.0%  3.9%  3.9%
平均時間賃金(前比) +0.1% +0.3% +0.3%
平均時間賃金(前比) +2.7% +2.7% +2.7%
米国7月
2100JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
非農業部門民間雇用者数 +23.4万人 +18.9万人 +17.0万人
製造部門雇用者数 +3.3万人 +2.2万人 +3.7万人
週間平均勤務時間 34.6 34.5 34.5
U6失業率 7.8% - 7.5%
労働参加率 62.9% - 62.9%

市場予想が19万人のプラスだったのに、結果は15.7万人のプラスと言う事で、非常に悪化したと一瞬パッとみた感じで思うかもしれませんが、事前に市場の皆様方が19万人という予想をしましたのは、前回の数字21.3万人のプラスから予想しておりまして、今回の発表時に前回分の数字が24.8万人のプラスに修正されておりますから、ベースになる数字が3.5万人違っているんです。

そもそも、市場における雇用人数には決まった人数が上限として存在しますので、実際には前回3.5万人多く雇用されておりますと、2018年に入ってから雇用されている人数の累計が同じであると仮定したら、今回はその分少なくなります。荒っぽい計算ですと、事前に市場が予想した人数+19.0万人-3.5万人=15.5万人が、前回値を修正した時点での市場予想と言えない事もありません。

ただこの荒っぽい計算は、好景気が持続し失業率が低く、労働参加率も高いため、求人倍率が高い時にしか適切ではありません。逆に、不況が続き失業率が高く、労働参加率が低くなっており求人倍率も低い時には、前回値が上方修正されましたら、それだけ急激に雇用状況が改善した可能性を考え、事前の市場予想に上方修正された人数だけ(あるいは状況によって調整し)加算する必要もあるかと思います。どちらにしても、その時々の状況に応じて、前回値が修正されている以上は事前の市場予想も修正された値に合わせて偏移させて考える必要があるでしょう。

そこら辺りの事情も、昨日の発表を見たプロの皆さんが考えて取引した結果、あの乱高下につながった可能性もあるかと思います。実際、失業率は下がり、労働参加率は先月と同じままですからね。

あと、失業率の低下に比べて「一時は職探しを諦めた人たちや育児休暇中の人、パートタイムで働いてるけど社員希望の人」なども含むU6失業率の低下が0.3ポイントと大きくなっております。これ、労働者の働く環境としては非常に良い事でして、特にアメリカの場合には「給料もらった=何か買う」の循環が激しいので、次は小売りの指標が上がり、続いて卸売りや製造業も更に指標が上昇する引き金になるかもしれません。もう少しすると、本当の意味で USA!USA! が来まして、こころぴょんぴょんしてしまうかもしれません(笑)。

そうなったら、一番厄介な人が神扱いになる可能性もあるんですよね。

大丈夫かな?こんな適当な事ばっか書いてて。

 

ここで次は他の指標に行こうかと思ったんですが、雇用統計と同じ時刻に発表されましたアメリカとカナダの貿易収支も書いちゃいます。

米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -432億ドル -465億ドル -463億ドル
カナダ7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -27.2億加ドル -23.0億加ドル -6.3億加ドル

あちこちの国に貿易の件で喧嘩売りまくってるアメリカとしては、貿易収支は非常に注目されてます。今回は、事前の市場予想に比べたら、ほんの僅か2億ドルですが赤字幅が縮小されました。貿易収支の結果よりも、トランプ大統領と愉快な仲間たちの反応を考えて、この貿易収支の結果は良かったと思います(笑)。

カナダに関しては、事前の市場予想に比べて大幅に赤字幅が改善し、通常だったら喜ばしい事なんですが、この数字を見て日本電気じゃ無い方のNECが何を言い出すのか若干心配ではあります。ただ、市場としては素直にこの貿易収支の数字を好感したようで、いや、好感したのかな?雇用統計絡みで一緒に発表されると、よくわかりません。

いずれにせよ、カナダの貿易収支がアメリカの雇用統計と同時に発表されたため、カナダドルもチャートがグチャグチャになっておりまして、本当にありがとうございました。お陰様で、取引ウェイト上げたカナダドルの含み益ポジションを、対ドルでも対円でもどんどん削って頂けました。 


 

さて、朝まで戻ります。

昨日8時50分、6月に行われました日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表されまして、特に何もありませんでした。しいて言うなら、このまま大型金融緩和政策を続ける事に対して推進する派と懸念する派の意見が大きく乖離し始めてるような印象(議事要旨11ページからの部分)を受けました 。

議事要旨は、日銀のホームページで PDF ファイルがダウンロード出来ますので、よければ御覧ください。

金融政策決定会合議事要旨 2018年 : 日本銀行 Bank of Japan

 

朝までせっかく戻ったのに、もう夕方に飛びます(笑)。日本時間で午後6時に発表になりました、ユーロ圏の小売売上高⇩

ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +0.3% +0.4% +0.3%
小売売上高(前比) +1.6% +1.4% +1.2%

特に反応は無かったのですが、雇用統計待ちでなのか、ある程度は最近のユーロ売りの中で織り込めてるラインなのか分かりません。

 

雇用統計発表の少し前、こんなニュースがありました。 

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

誰がどう見ても、アメリカに対して「ワレワレハウチュウジンダ人民元安ニ対処シテイル」と言うポーズなのは見え見えの政策でして、中国がこう言ったアメリカに尻尾を振るような事をする方は珍しいです。ただ、実際の政策として見てみると、金融破綻へのリスク回避のためにボラ上昇時に実質保証金である準備金を押さえる内容は、国内へ向けた理由説明を考えると、良い選択だったと思えます。さすが、転んでもただでは起きたくない中国らしいです。

中国の金融政策当局が、アメリカの方へ尻尾振ってる感をアピールしながら国内へも配慮する微妙なさじ加減を頑張っていた、まさにその直後、貿易部門の通商担当者は金融政策当局の微妙な頑張りを無下にするようなこんな発表(笑)。

jp.reuters.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これを受けた市場の流れ的には、ドル円が 10~15pipsほど高く推移した程度で、雇用統計直前だった事を考えれば、いつもであれば一気に行っちゃったでしょう。実際、雇用統計が発表されてからも対ドルで明確に上昇し続けていたのは円以外ですと、貿易収支の数値が良かったカナダドル、カナダドルにつられる事が多い資源国通貨でもあり、中国との貿易での関係性が高いオーストラリアドルくらいでした。 

 

そして、雇用統計終了後に、昨日最後のISM非製造業景況指数です⇩

米国7月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM非製造業景況指数 59.1 58.6 55.7

この、予想よりも随分と悪かったISM非製造業景況指数ですが、前々日に発表になっていたメインの製造業の方が若干の落ち込み幅であったためなのか、ここから一気にドルが売られると言う事はありませんでした。それでも、雇用統計からなのか、中国の報復関税発表からなのか、とにかく一方的に買われていた円にストッパーを掛ける程度の効果はあった模様で、この指標でなぜそんな事になったのかの方が不可解ですけど。

 

指標と言えば、昨日はサービス業の購買担当者景況指数(PMI)が発表されまして、先日製造業の数字をずら~っと並べましたら、あまりにも長くて見にくいと言う感じもあり、今回は主要な国のだけにしておきます(笑)。 

スペイン7月
1615JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
55.4 54.4 52.6
イタリア7月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
54.3 53.6 54.0
フランス7月
1650JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
55.3 55.3 54.9
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
54.4 54.4 54.1
ユーロ圏7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
54.4 54.4 54.2
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
55.1 54.7 53.5
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
サービス業購買担当者景気指数
改定値
56.2 56.2 56.0

特に欧州、随分と前回値や事前の市場予想より落ちている国がありまして、アメリカですら僅か落ちております。サービス業は景気動向で大きく左右されるので、その中でも購買担当者が肌で感じる景気と言うのは、無視できない感覚です。

どの国も50をまだ上回っているとは言え、このまま落ちていくのか、あるいは回復して行くのか、大量の指標に埋もれないように注意しておかなければならないかと思います。


 

日銀が、以前は年に13回も14回もやってました金融政策決定会合を年8回と、FOMCに合わせたために、以前よりも金融政策決定会合での1回あたりの決定に対して市場の注目が上がっております。英中銀イングランド銀行も、以前は月1回のペースで金融政策委員会を開催しておりましたが、日銀が回数削減する直前くらいにFOMCに合わせて年8回に変更しております。ちなみに、ECBは6週間ごとになってまして、年に8~9回となります。

これ、世界トップに君臨する米欧日英の金融政策当局が、同じ週に開催する事になるのはデメリットになるかと思うんです。別に、市場が荒れるとか言う事では無く、お互いに非常に影響しあっている市場同士ですから、それぞれの当局者がお互いの政策をよく吟味しながら、自国・地域の金融政策を決定したほうが、より高いレベルで金融政策が行えると思うんですよね。

それぞれの金融当局は、当然政府から独立して権限を行使しているわけでして、だからと言って「金融当局は一匹狼である必要」があるわけでは、ありません。それぞれの書く議事録やレポートにも、よく他の金融当局の政策や他国・地域の経済情勢に関しても触れてます。

もちろん同時期に開催するメリットと言うのもありますし、私が考えるより深く考えて、開催時期なんて決定しているのに違いありません。よく考えて、決定しているに決まってます。絶対にそうだって信じてます(笑)。

 

先程は「市場が荒れるとか言う事では無く」とか大義名分甚だしい事を書きましたが、ぶっちゃければ、分散してくれた方が市場も、私も疲れなくていいです。

と言う事で、今週も実際の取引は既に終了しております。非常に疲れた週になりましたが、システムトレードがメインで大半がシステムの中の小人さんがやってくれているのに「何が疲れただ!」と言われそうです(笑)。それでも、あまりにも大きく値が動きそうなときにはシステムを止めるとか、両建てやオプションでヘッジするとか、いろいろあるんですよ。

今週もお疲れ様でした。よい週末をお迎えください。 


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2018/08/02 戦績

 2018/08/02 木曜日 戦績

USDJPY        +265,600円

EURUSD        +332,673円

GBPUSD        +499,391円

AUDUSD         +22,176円

USDCAD         +54,065円

EURJPY        +371,200円

GBPJPY        +751,000円

AUDJPY         +42,100円

CADJPY         +95,500円

EURGBP         +63,188円

TOTAL       +2,496,893円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,196,671円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +3,753,363円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +212,360,391円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,112,688,707円

 

いや~、久しぶりにぶっ飛んで行ってくれた感じです。以前は何でもシステムトレードで処理させようとしていたために、ここの数字に反映していたと言うのもあるんですけど。

それにしても、最近はチョロチョロっと終わる日が多くて少々寂しい気もしておりました。FOMC前のダラダラからFOMC後のダラダラ、インパクトがあっても無くてもやっぱりFOMCって感じです。そこに、昨日は英中銀イングランド銀行の金融政策発表も重なった日でして、なかなかやってくれました。


 

昨日早朝にありましたFOMC終了後の米金融政策発表、もう随分と忘却の彼方のようですが、実は昨日の早朝です。そんなのはいいんですけど、そのFOMCを待って動けない状態に陥っていた外国為替市場ですが、円を除きましてジリジリとドル買いが進むと言う状況になりました。

どの通貨も明確にドル買いを入れていると言う感じでは無く、ドルに対して売りを入れていると言う逆向きのバイアスが働いていたようで、その中で唯一ドル買いにならなかった円はと言えば、ドルに対して売りを入れている、ユーロやポンドやその他の通貨から円に対しても同時に売りを入れているために円高に誘導され、結果としてドルに対しても高くなった感じです。全部結果から見ているだけですので、かなり適当な解釈です(笑)。

 

昨日はもう一丁、英中銀イングランド銀行(BOE)の金融政策が夜に予定されておりました。政策金利は25ベーシスポイント(bp)の利上げを事前に市場では予想しておりまして、結果は予想どおりの25bp利上げの、0.75%となりました。 

イングランド銀行
(中央銀行)

2000JST
現状 市場予想 結果
政策金利 0.50% 0.75% 0.75%
資産購入枠 4350億ポンド 4350億ポンド 4350億ポンド

事前に予想されていた利上げと言う事で、注目されるのは政策金利よりも、むしろ金融政策の方針の方だったりします。

今回、政策金利を含む金融政策の方針決定に関しまして金融政策委員9人全一致での決定でして、全員一致での決定と言うのはあのいつも誰かが茶々を入れないと気が済まない集団が集まったBOEの金融政策委員会(MPC)では非常に珍しく、まずそれが与えた市場へのインパクトで、利上げの事実と共に初動のポンド買いが発生したと思われます。その後、金融政策委員会の議事要旨と同時に発表になりました英中銀四半期インフレレポートにて、BOEの経済予測では来年2019年第1四半期まで利上げが必要無い事を示唆したとブルームバーグの報道で伝わりポンドが急落。

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

www.bloomberg.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これ、実は私もインフレレポートを発表時から見ていたのですが、ブルームバーグが指摘したポイントには気が付きませんでした。

なにしろBOEのインフレレポートは非常に詳細に経済動向や予測が書かれておりまして、今回のインフレレポートも総ページ数49ページ、表紙や凡例、今回の金融政策委員会の議事要旨のページなどを抜いた本文だけでも44ページあるんです。

で、実際にインフレレポートのどこに、どの様に書いてあるのかと言えば⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180803/00/fx-sengyo/12/20/p/o1575087014240481350.png

赤枠やオレンジ・緑枠は私が入れたものでして、先頭から35ページ目、インフレレポートとして実質31ページ目の左上にある、この小さな表がソレです。先物市場金利から、BOEが予想する政策金利の上昇カーブを表にしたものでして、これあえてグラフにしていないのは発見されにくくするためだと思ってます。実際、本当にそうだと思います。

で、2019年第1四半期の欄を見ますと、緑枠5月のインフレレポートでは0.8%となっておりますが、オレンジ枠8月のインフレレポートではそれが0.7%に下方修正されております。今回の0.75%への利上げを織り込んで予想をしなおしているためでして、まだ来年2019年の第1四半期では今回の利上げの範囲におさまっており、利上げが必要無いと言う予想になるわけです。こんな細かいところ、さすがに1人で見てても発表直後に気が付きませんでした(汗)。


 

あと、なんか指標もあったみたいですよ(笑)。 

ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.8% +0.3% +0.4%
生産者物価指数(前比) +3.0% +3.5% +3.6%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 21.7万件 22.0万件 21.8万件

スルーだったらスルーで載せなくてもいいんですが、もう表を作ってしまってあったのでもったいないのでそのままです。 

 

それと、昨日のインド中銀の政策金利発表に引き続き、私のトレード的には全く無関心のブラジル中銀の政策金利発表が日本時間で早朝6時にありました。事前の市場予想の通り現状維持の6.5%って事なんですが、ぶっちゃけ、現状とか市場予想とか言われてもブラジルに関しては全くわかりません(笑)。

この政策金利になっている SELICターゲット(SELICレートとも言う)は、ポルトガル語で「 Sistema Especial de Liquidação e Custodia 」の頭文字を取ったものなんだそうです。実際そんなのも今回初めて知りました、真面目に。

ブラジル中央銀行
(BCB)

0600JST
現状 市場予想 結果
SELICターゲット
(政策金利)
6.50% 6.50% 6.50%

そう言えば、ポルトガル語で「 Sistema Especial de Liquidação e Custodia 」この日本語訳が明確に定まっていないようでして、最近なぜかFX業者での指標名の日本語訳があまりにも酷い感じもあり、これ私が決めました(笑)。

ポルトガル語:Sistema Especial de Liquidação e Custodia

英語表記:Special Clearance and Escrow System

日本語表記:特別預託精算制度

これからブラジルの政策金利、SELICターゲットの日本語表記は「特別預託精算制度 (政策金利) 」で、お願いします。3年後くらいに、この表記が広がったときに、このブログでFX専業が言い始めたと要出典の出典になるのを期待してます(笑)。


 

「あ~、今週も終わった~」感が満点なんですが、まだ雇用統計が残ってるんです。このイベント盛りだくさんの今週、さすが、これが夏なんですかね(笑)。数字がいいと、つい記事にも笑いが良く入ります(笑)。

このままの気分で今週末を迎えられますよう、明日お通夜状態になりませんよう、どうか雇用統計も頑張ってもらいたいと祈ってます。 


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2018/08/01 戦績

 2018/08/01 水曜日 戦績

USDJPY        +271,300円

EURUSD        +150,116円

GBPUSD        +113,520円

AUDUSD         +11,267円

USDCAD         +40,679円

EURJPY        +142,700円

GBPJPY        +322,800円

AUDJPY         +35,500円

CADJPY        +147,200円

EURGBP         +21,388円

TOTAL       +1,256,470円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,699,778円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +1,256,470円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +209,863,498円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,110,191,814円

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

と言う事で、この2日間に渡る米国連邦公開市場委員会 = FOMC が終了し、日本時間で本日早朝3時に金融政策発表がありまして、米国の実質的な政策金利であるFF金利は、事前の市場予想通りの据え置きとなりました。 

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

0300JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
1.75~2.00% 1.75~2.00% 1.75~2.00%

 

そして、 肝心の声明文中で何が書かれていたのかと言えば・・・・・・ と、その前に、いつもFOMCの声明文と言いますと、こんな感じで⇩これは今年の1月のです。

- FOMC 2018/01/31 アメリカ東部時間 午後2時発表 プレスリリース - 

f:id:fxse:20180201045807j:plain
f:id:fxse:20180201045815j:plain
f:id:fxse:20180201045826j:plain
f:id:fxse:20180201045837j:plain

fxse.hatenablog.jp

 

そして、これが今回の⇩

- FOMC 2018/08/01 アメリカ東部夏時間 午後2時発表 プレスリリース - 

 

堂々と2枚(笑)

BGMでエルガーの威風堂々をリクエストします。


Elgar: Pomp and Circumstance - BBC Proms 2014

 

まあ、別に枚数が重要ってわけでは無いんですが、枚数が少ないイコール文字数も少ないわけでして、中身を詰め込めるかどうかと言う部分では微妙なわけです。実際、今回の声明文は中身はスッカスカでしたんで。 実際、発表直後こそ若干のブレはあったものの、その後は全くスルーを形成しておりまして「この内容だ!スルーで処理してもらえただけ有り難いと思い給え!」と言った気分です。 

「今のアメリカそれでいいの?現状維持を全会一致だけでいいの?細かい指標がブレてきてるけどそれでいいの?」とも思うんですが、それはそれ。ダムの放流をコントロールして、蛇口からの水量を調整するが如くの繊細な調整能力を必要とされる人たちが、それでいいって言うんで、それでいいんでしょう。

 

こうなって来ますと一体何をどのように話し合ったのか、今回のFOMCの議事録が気なって仕方ありません。議事録の公開は、日本時間で今月23日木曜日の午前3時の予定になっております。


 

昨日、もう完璧にFOMC待ち相場に突入でした。大量にありました指標も軽くスルーが多く、もっとも大量にあったと言っても、そのほとんどは製造業購買担当者景気指数(PMI)なんですけどね(笑)。⇦ もう笑ってしまうほどのPMI祭り。あまりにも多くて楽しいので、下の方にPMIシリーズとしてまとめてあります。

その、大量指標の山からPMIを引いて残ったのがこちら⇩ 

米国7月
2115JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP全米雇用報告
(前比)
18.1万人 18.5万人 21.9万人
米国7月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ISM製造業景況指数 60.2 59.5 58.1

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51CityQ1bNL.jpgいつもであれば、この2つの指標は双方とも雇用統計前に発表される指標ですので、あの大物だった雇用統計前の待ち相場でも動意を与える事がある指標です。今回もFOMCを前にでもしていなければ、これだけ前回値や事前の市場予想を上回ったADPであれば、ドル買いスイッチを入れるくらいの効果はあったかもしれません。
その雇用統計も、今ではイエレン女史がFRB議長になる以前の中程度指標になりつつあります。結局は、どの指標を市場が重要視するのかと言うのは、時の中銀総裁がどの指標を重要視しているのかと言う事次第なんでしょう。当たり前と言えばあたり前田のクラッカーです。

 

それにしてもPMIは一気に大量発表で、世界中の数字を並べますとブログのスペースを埋めるのには最適ですねえ(笑)。 

製造業購買担当者景気指数(PMI)シリーズ

オーストラリア7月
0730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.4 55.0 52.0
日本国7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
51.6 51.6 52.3
大韓民国7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
49.8 49.0 48.3
中華民国(台湾)7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
54.5 54.5 53.1
インドネシア7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
50.3 50.5 50.5
中国7月
1045JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
51.0 51.0 50.8
インド7月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.1 53.0 52.3
スペイン7月
1615JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.4 53.1 52.9
イタリア7月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.3 53.1 51.5
フランス7月
1650JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
53.1 53.1 53.3
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.3 57.0 56.9
ユーロ圏7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.1 55.1 55.1
英国7月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
54.3 54.2 54.0
南アフリカ7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
47.9 49.0 51.5
ブラジル7月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
49.8 49.5 50.5
カナダ7月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
57.1 57.1 56.9
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
改定値
55.5 55.5 55.3

 


 

普段の取引とは全然関係無いんですが、インドの中央銀行が政策金利を発表しまして、事前の市場予想通りに 6.5% だそうです。 

インド準備銀行(中央銀行)
(RBI)

1800JST
現状 市場予想 結果
政策レポ金利
(政策金利)
6.25% 6.50% 6.50%

なぜインドの件なんて書いたのかと言いますと、最近どうもインドルピーの取引が巷で流行しているとか、豪ドルや南アフリカの通貨ランドで懲りたハズなのに、またスワップなんちゃら投資とか言ってる皆さんがおられるようです。

 

対円だけのチャートを見ますと⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180802/01/fx-sengyo/86/d7/p/o1150079514239907571.png

随分と高くなっているようにも思えまして、2008年の頃に比べたらルピーが半値くらいまで下落しております。円が高くなっていると言う事は「今ルピー買うと、金利もらえる上に、ルピー高(円安:チャートで言えば上昇)になったら差益も出る」と言う事なんですが、本当にそんな風に行くのでしょうか?

 

対ドルのチャートを見ますと⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180802/01/fx-sengyo/45/45/p/o1150079514239907580.png

対円の値動きと違って、どんどん上昇しているように見えませんか?上昇が止まったと言う風には見えないような気がしませんか?現状1ドル68ルピー台までルピー安が進んでおりまして、ブラジルやアルゼンチンの状況を見ますと、インドもドル高の流れの中で今後も上昇しそうな気もします。まあアルゼンチンはちょっとある意味別格なんですが(笑)。 

 

対円のルピーを計算するには、ドル・ルピーでドル円を割れば出てきますので、現時点のレートを仮に1ドル111.50円、ドルルピーを1ドル68.20ルピーとしますと、

111.50円 ÷ 68.20 = 1.6349円

1ルピーは1.6349円となります。これがもし、今後も対ドルでインドルピーが安くなり、インド政府が防衛ラインとしているであろう1ドル70.00ルピーを超え、75ルピー程度になったとします。その頃、仮にドル円が現状と同じラインだったとして111.50円で計算しますと、111.50円÷75.00=1.4866円と円はルピーに対して高くなります。

 

ドル円、この先ここから10円程度高くなる120円台になると思いますか?超長期チャートを見たら、なりえます。じゃ20円高くは?これもありえるでしょう。じゃ30円高く140円台は?これは無理っぽい感じがしませんか?逆に、30円安い80円はどうでしょう?ありそうですよね?

クロスレートの試算は、エクセルなんかの表計算で簡単に可能ですので、今後のインドルピーの動向は、ドル円とドル・ルピーの両方のチャートとにらめっこして、それでも現状より対円でルピー安になると思えれば、スワップ投資もいいんじゃないでしょうか。大切な資金を運用するんですから、誰かが対円のチャートだけで「これは確実!」と言っていたとしても「本当にそうかな?」と疑ってかかることも重要だと思います。

私?私は(笑)。あえて言えば、インドルピー買うならロシアンルーブル買ったほうがマシかなって思ってます。これも個人の意見ですから。

 

そう言えば、また本当に全然関係ないシリーズなんですが、インドに関してもう1つ。インドには「インド中央銀行 Central Bank of India」と言う銀行がありますが、こっちは一般的に言われる「中央銀行 Central Bank」ではありません。お札も刷ってませんし、金融政策もやってません。一般的に言えば「商業銀行 Commercial Bank」なんですが、こいつの困ったところは、商業銀行なんですが、中央銀行と言う名前と共に政府系銀行なんです(笑)。

インドにおける中央銀行である銀行は「インド準備銀行 Reserve Bank of India」でして、こっちが正真正銘の中央銀行です。インド中央銀行は、日本にあります山梨中央銀行や福岡中央銀行なんかと同じで普通の銀行です(笑)。


 

さて、また今週も原油にお付き合いしていただくとしまして、昨晩はいつものアレ⇩が発表になりました。 

米国 週次燃油在庫集計
2330JST
前回値 結果
原油在庫  -614.7万バレル +380.3万バレル
ガソリン在庫  -232.8万バレル  -253.6万バレル
中間留分在庫(暖房用含む)  -10.1万バレル +298.3万バレル
クッシング原油在庫  -112.7万バレル  -133.8万バレル

これ、ま~た随分と在庫増えちゃったね~(笑)。

もうぜ~んぜんクッシング在庫なんて、誰も気にしてないかのような感じ。原油在庫とガソリンの一点張りです。あれ?2つあるから二点張りか(笑)。せめて、ガソリン在庫に中間在庫とクッシングも含めて、原油在庫を軸にした流しにさせてもらえれば嬉しいんですけど。⇦ もう笑わない。


 

昨日も暑かったです。もう、本当にマスコミが言うような異常気象なのかと、そろそろ認めないとならないかなと思っていた矢先、大本営が先に認めてしまいました。

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

そのうち、日本国内でも夏の気温がタンパク質の熱変性危険温度である42度を軽々と突破するような気温になったとしたら・・・・・・

これ、もう、地下都市とかも考えないとダメじゃないですかね?それか、海に面した地方に関しては、海中と地上の熱交換を真剣に考えるとか。いっそ、海中都市でも作ってみたらどうでしょうかね? 


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら

2018/07/31 戦績

 2018/07/31 火曜日 戦績

USDJPY        +467,400円

EURUSD        +123,908円

GBPUSD        +166,213円

AUDUSD          +4,335円

USDCAD         +26,079円

EURJPY        +272,600円

GBPJPY        +683,300円

AUDJPY         +41,400円

CADJPY         +93,100円

EURGBP         +11,247円

TOTAL       +1,889,582円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,443,308円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +25,874,174円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +208,607,028円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,108,935,344円

 

久しぶりの日銀金融政策決定会合での大・・・・・・、う~ん、大まで行きませんが中ブレイクくらいはあったであろう値動きを見せてくれました今回の結果、世の中でいろいろと言われておりますが、どれもこれも「何言ってんだ?」と言う感じのものが多いでしょう。

今回のポイント、まず終了時間が午後1時を回ると言う長時間であったこと。これに関して、12時半を回ったくらいから市場ではソワソワと落ち着きが無い為替相場になったりしましたが、そこに対するポイントでは無く、今後の方針を十分に討議したであろうと言う部分です。ええ、私もたまにはマトモな事を言ってみます(笑)。

その次のポイントとしては、金融政策の若干変更があった事なんですが、あちこちのニュースで語り尽くされているいる感じの、長期金利変動に一定の容認すると言う事。長期金利が上昇しますと確実に銀行の貸出金利は上昇しますので、間違いなく銀行の収益も上昇するでしょう。そこに関しては、午後3時半から行われました黒田総裁の会見でも質問に上がっており「そう言う意図は無いが、結果としてそう言う事が発生することは否定しない」と言うような応答でして、日銀も認めてしまっております。

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

金利を上昇させる目的としては、家計への金利付与と言う側面もあるのですが、ハッキリ言って今回の長期金利変動容認では、預金金利が上昇する可能性と言うのは、この時点の金利水準では皆無でしょう。いつもは、ほぼ無条件で日銀の方針を「これが事実上の妥協点」と評価している私でも、今回のこの方針に関しては微妙なところです。

その次としては、これあまり騒がれていないのが不思議なんですが、日銀当座預金に大して、マイナス金利では無く、ゼロ金利となる預金の量を増やしますよと言う「マクロ加算残高の基準比率を変更」と言う政策を行いました。 

www.nikkei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

これ、事実上の利上げです。本当にわずか微々たるものですが、数兆円レベルの日銀当座預金に対してマイナス0.1%の金利から、0%の金利となりますから、利上げと言っていいでしょう。とりあえず、8月だけの数値が公表されましたが、今後はこの基準がそのままとなる公算が高く、最終的にこの基準比率が100%となった時が、マイナス金利の解除となるわけです。実際には、マイナス金利を解除する最後には、そう言う感じの発表にはならないと思いますけど。

日本銀行
(中央銀行)

1303JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
マクロ加算残高基準比率 30.5% - 33.0%

 

そして、昨日の数字が良かった理由として、金融政策決定会合の終了を待つまでと終了直後のゴタゴタの中で、円が売られたら買い暇そうな対円ペアのシステムに付け替えを繰り返しておりましたら、なんか随分と膨れました(笑)。 

私としましては、日銀の金融政策決定会合があるので、昨日は朝から昼寝して待ち構えておりましたところ、突然カナダドルの大廉売でアラームがなりまして、そっちの方がビビりました。

 

原因は、もろストレートにこの記事でして⇩

nationalpost.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

何が書いてあるのかと言えば、

・ライトハイザーUSTR代表は、カナダのフリーランド外相が嫌い

・カナダが折れないなら、もう話し合いしない

・先週の会合では、ライトハイザー氏がフリーランド外相を無視した 

そんな、小学生の喧嘩のような記事をナショナルポスト紙が報じた事でカナダドルが大きく反応しまして⇩

昨日、カナダの最も重要な指標の一つであるGDPが発表されたのですが、そんなものナショナルポストの力に比べたら、なんてこたあ無かった(笑)。 


 

え~、昨日。あまりにも膨大な重要指標の数々がありまして、もうちょっと分散して欲しいところなんですが、仕方ありません。

しかし、これ、一つ一つを解説しながら進んで行きますと、確実に本日の文字数が1万文字を超えます。1万文字と言えば、400字詰め原稿用紙で25枚になりまして、短編小説の域に片足突っ込んでしまいますので、指標だけは載せておきまして、為替の結果は全てまとめて、

・円売られた

・ユーロとポンドは欧州時間に評価されたが、ニューヨーク時間で元鞘

・カナダドルはグッチャグチャだけど、結局は若干のカナダドル高みたい

以上です。 

日本国6月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 2.2% 2.3% 2.4%
有効求人倍率 1.60 1.60 1.62
日本国6月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)
速報値
-0.2% -0.4% -2.1%
ドイツ6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) -1.6% +1.0% +1.2%
小売売上高(前比) -1.6% +1.5% +3.0%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 0.0% -0.2% -0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+2.0% +2.2% +2.3%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 0.0% -0.3% -0.1%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+2.3% +2.4% +2.6%
スペイン第2四半期(4-6月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比)
速報値
+0.7% +0.7% +0.6%
GDP(前年同期比)
速報値
+3.0% +2.8% +2.7%
ドイツ7月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数 -1.4万人 -1.0万人 -0.6万人
失業率 5.2% 5.2%

5.2%

イタリア7月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 10.7% 10.8%

10.9%

イタリア7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.2% -0.2% +0.3%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.3% +1.4% +1.5%
イタリア7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.2% -1.8% -1.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.4% +1.4% +1.9%
ユーロ圏7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+2.0% +2.0% +2.1%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.9% +1.0% +1.1%
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏域内総生産・GDP
(前比)速報値
+0.4% +0.4% +0.3%
ユーロ圏域内総生産・GDP
(前年同期比)速報値
+2.5% +2.2% +2.1%
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 8.4% 8.3% 8.3%
イタリア第2四半期(4-6月)
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比)
速報値
+0.3% +0.2% +0.2%
GDP(前年同期比)
速報値
+1.4% +1.2% +1.1%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比) +0.1% +0.4% +0.5%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比) +0.4% +0.4% +0.4%
個人消費支出(前比) +0.2% +0.1% +0.1%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCEデフレーター
(前比)
+0.2% +0.1% +0.1%
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 64.1 62.3 65.5
米国7月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数 126.4 126.0 127.4

 

明日の早朝にはFOMC結果発表、明日の夜には英中銀の金融政策発表、そして金曜日には雇用統計と、今週はまだまだビッグイベントが続くきます。 


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