FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/07/02 月曜日

本日は7月の第1月曜日、7月第1週のスタートです。誰が見ても疑う余地の無いほどの、第1週っぷりです。と、思うでしょ?

これ何度も書いているのですが、親方アメリカとする国々では一週間の始まりは日曜日ですが、欧州の多くの国とその取り巻きの国々では一週間の始まりは月曜日です。と言う事は、昨日7月1日は先週になりまして、本日7月2日から始まるのは7月の第2週と言う事になります。ほんと、この週の始まりをいつにするのか、いい加減どうにか世界基準を作って欲しいと思うんです。まあ実際には、今週が7月の第何週だろうと別に構わないんですけど(笑)。

私的には小さい頃から「月曜日始まり」で慣らされてまして「月曜日始まり」のカレンダーばかり見ていたので、日曜日で一週間が終わり月曜日から新しい週のスタートと言う方が気持ち的にはしっくり来る感じではあります。 


 

さて今週、一番のイベントは7月4日水曜日のアメリカ合衆国独立記念日です。とにかく、独立記念日に合わせてニューヨーク市場のやる気は停滞するでしょう。ただ、いつもでしたら商いが薄くなる部分だけ注意すればいい時期なんですが、今年はアレを警戒しなければなりません。

 

https://stat.ameba.jp/user_images/20180702/00/fx-sengyo/f6/de/j/o0800040014221573657.jpg
Donald J. Trump, 45th President of the United States of America
第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ

アメリカ合衆国で最も重要な日 Fourth of July 独立記念日、ここに合わせてトランプ大統領は、偉大なアメリカを取り戻すため Make America Great Again を再度強く訴えるのは間違い無いでしょう。具体的には一体何を言い出すのか、傍目にするこっちとしては堪ったもんじゃありません(汗)。

 

さて、これ以外はもう、正直言って雇用統計ですら雑魚みたいなものです(笑)。まず本日、7月2日の月曜日はカナダと香港が祝日の振替休日でお休みとなってます。カナダは建国記念日、香港は特区設立記念日でして、同じような時に同じような記念日が皆さん重なってるものです。

指標としましては、本日2日月曜日に本邦日銀短観英国PMIユーロ圏雇用関連指標米ISM製造業景況指数が発表になります。明日3日火曜日は豪州中銀の金融政策発表英国建設業PMIユーロ圏小売売上高など、4日水曜日は英国サービス業PMIがありまして、この日は商いが薄くなりいつもより反応が大きいかもしれません。アメリカの祝日ですので欧州は関係無いのですが、欧州時間でポジションを持ちニューヨーク時間で閉じる手法が使えない日になるので、欧州時間から商いが薄い事は予想できます。東京時間はいつも薄いので、大丈夫です(笑)。

5日木曜日には米ADP全国雇用者数米週次新規失業保険申請件数がありまして、翌日に雇用関係を控えて最後の先行指標となりますので、前回値や事前の市場予想と大幅に違う数字が発表されますと、荒れる可能性もあります。また、同じく5日木曜日に米ISM非製造業景況指数も発表が予定されます。

6日金曜日ですが、まずは早朝3時に6月12日から2日間行われました連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表になります。FOMC直後の声明文では、タカ派姿勢を若干強めにしたためドル買いを誘発したものの、直後に対中貿易戦を仕掛けた報道で失速した感じでしたが、声明文の内容を更に踏み込んだタカ派姿勢があればドル一段高となる可能性もあります。そして欧米では翌日になる日本時間で6日金曜日の午後以降、ドイツの鉱工業生産、そして今回は米雇用関係&カナダ雇用関係指標のダブル発表となります。

あと注意しておいた方がいい部分としては、6日金曜日に日付が変わった直後の深夜0時に、米財務省が米国債の入札条件提示が予定されてたり、講演や発言関係ですと中銀総裁クラスでは、5日の英中銀カーニー総裁の講演くらいでしょうか。そうそう、それと原油の指標(笑)。

今週も、適度に市場が動いてくれる事を期待しております。


 

さあ、遂に「域内包括的経済連携 = RCEP (Regional Comprehensive Economic Partnership) 」の成立が見えてきました。

www.sankei.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ P1 P2

TPPも含め、日本の市場開放を嫌う人たちは大勢おりまして、ネット上でもよく見かけます。例えば、何百パーセントにもなる関税をかけて一部の農産物の自由貿易を日本は阻止しておりますが、それはアメリカのトランプ大統領がやろうとしている高関税と何が違うのでしょうか?

つまり「TPP反対!FTA反対!」と言う人達は「トランプ関税政策賛成!」とならないとおかしなハズなのに、実際のところは「トランプ関税反対!」と言う方がほとんどなのではないでしょうか。最終的には「日本へは自由に輸出させたくないけど、アメリカへは自由に輸入させろ!」と言っているのと同じで、そんな事にトランプ大統領は怒っているわけです。トランプ大統領の言いたい事、ほとんど報道されませんが「そっちの関税さげろ!じゃなければ、そっちからアメリカに輸出する商品に関税かけるぞ!」なんです。いきなり高関税を掛けるとか、やり方的な問題はあるにせよ、理想論としては「フェアトレードしようぜ!」と言う事です。

あらゆる関税障壁を撤廃した場合、最終的に世界経済は若干のプラス作用になると多くの学者は考えているようで、当然反対の立場の方もおりますが、極端に勝者敗者が分かれる状況になると言う予想の学者先生は少ないようです。

 

大学時代にFTAに関して少し勉強したり研究したんですが、恐らく日本はその地理的な特殊性(島国)と人口の多さ、そして独自の言語と言う部分からして、人の自由な行き来さえ条件として受け入れなければ、FTAに関しては勝者になるかと思います。

英国が惜しかったのはEUと言う枠組みで、どうしても人の往来を自由にする条件を受け入れなければならなかった部分でして、逆に言えばそこが無い状態でしたらやはり勝ち組でした。欧州に対して英国も、島国・人口が比較的多い・欧州の中ではマイナーな英語圏と言う日本と同じ状況でしたから。

まっ、これも人によって考え方が違うでしょうから、実際にはやってみないと分からないと言う部分が大きいんですけどね。それは何にしてもそうなので、進むべき道を間違えないように前に進むしかありません。立ち止まると、気がついたら暗闇に置いてけぼりにされてしまう世の中ですから。


 

いよいよ、2018年も折り返し地点までやってきました。先は、まだ半分あるのか、もう半分しか無いのか。そんな半年後を考えるよりも、まずは今週一週間を頑張っていきませんとコマが進みません。将棋でも、いきなり王手はできません(笑)。

随分と強引に締めましたが、今年残り半分の後半戦、そして新しい月の始まりの一週間、今週も頑張ってまいりましょう。 


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2018/06/30 戦績

 2018/06/30 土曜日 戦績

USDJPY         +71,600円

EURUSD        +132,278円

GBPUSD        +262,351円

AUDUSD         +11,413円

USDCAD         +30,937円

EURJPY        +221,300円

GBPJPY        +303,600円

AUDJPY         +39,600円

CADJPY         +26,700円

EURGBP          +4,049円

TOTAL       +1,103,828円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,194,468円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +29,413,860円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +182,732,854円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,083,061,170円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

為替の話題とは離れるんですが、とどまるところを知らない原油上昇(笑)。⇦ 笑ってる場合じゃ無いんですが、原油価格がこれ以上上昇しますと、産油国の中でも特にシェールなんて言う規格外品を算出するアメリカが調子に乗り有利になりまして、まさに「Make America Great Again」の成就へ猫まっしぐらと言った感じです。ええ、もう何を書いているのか、自分でもよくわかりません(笑)。

⇩これ、WTI原油の週足チャートなんですが、2016年を底にした上昇トレンドの中で、ここ最近は若干下がり気味なのかなと思っておりましたら、この短期間の間に、しっかりと上昇の波の中に復帰しております。

原油、ちょっと前から私も騒いではいるものの、やはり長期的に持つには通貨や株と違って手段=方法が問題になってきます。限月あると税金の関係で不利になる可能性があり、最初から短期売買を狙う以外では先物は使いにくく、上場投資信託ETFは論外ですしCFDくらいしか選択肢がありません。

いっそ「タンカーでも買って現物でも保有するか」ってのも実は悪くない選択肢の一つでして、船は勝手に動いて自分の食い扶持を稼いでくれますし、最初に満タンにした分だけ自分のポジションとなり、それ以降は荷主さんが買った分が出たり入ったりするだけです。問題点は、タンカーまるまる保有するとタンカー分の資金が凍結されるので運賃分の利鞘しか見込めず資金効率が悪いことと、金額が高過ぎる*1 って事くらいでしょうか。⇦ 凄えデメリットの山(笑)。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年06月26日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,430 78,651 -34,221 +1,341
EUR (099741) 190,147 156,243 +33,904 -2,214
GBP (096742) 41,491 63,072 -21,581 -2,375
RUB (089741) 9,085 2,379 +6,706 -3,143
BTC (1330E1) 3,175 4,543 -1,368 +227
金Gold (088691) 195,118 118,446 +76,672 -19,840
原油 (067651) 719,301 94,210 +625,091 +44,144

 

IMMポジション(2018年06月19日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 46,565 82,127 -35,562 -40,614
EUR (099741) 190,684 154,566 +36,118 -52,107
GBP (096742) 46,892 66,098 -19,206 -30,175
RUB (089741) 10,418 569 +9,849 -2,251
BTC (1330E1) 3,067 4,662 -1,595 +350
金Gold (088691) 202,915 106,403 +96,512 -23,728
原油 (067651) 694,421 113,474 +580,947 -14,346
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

とにかく、前週があれだけその前の週から比べてポジション(売買差引)を落としてますので、大人しい展開となってました。それでも原油はやはり浮上、原油と比較的お財布が同じ人が多いと思われる金(GOLD)は更に前週比でマイナスと言うのも、これもまた仕方ないと言うか、よくわかりますと言った感じです。

ところで、ロシアンルーブルちゃんが凄い勢いでネットロングが崩れております。もう本当、なんでもサッカーに絡めるのはどうかと思うんですが、昨年ロシアンルーブルちゃんを集計始めてから、なんとなくワールドカップ前くらいまでに一旦精算した方がいいのかなと言う気もしておりまして、4月くらいから精算のタイミングを待っておりましたところ、やっぱりコレか(笑)。とりあえず、現時点でルーブル絡みのポジションは何も持ってないのですが、このままルーブルの集計は続けたいと思ってます。なにせ、シカゴマーカンタイルで取引できる唯一の東側諸国の通貨ですから。


 

遂に、7月に突入しました。

本日7月1日は、一年の始まり元日1月1日から数えて182日目、そして年末まで183日と言う、一年の半分に満たない最後の日と言う事になります。うるう年の場合は今日で183日となりますが、同じく一年の半分に満たない最後の日は本日に変わりはありません。「え~、なんで~、なんとなくおかしくない~~~」と言う方のために時間経過で説明します。

ある年の元日1月1日になった瞬間は、その年の経過時間は0時間です。これは分かりますよね?前年の大晦日から新年を迎えた瞬間ですから、まだ「今年は0時間0分0秒しか経過していない」わけです。これ分からないと言う方は、ここから先は読まなくて結構です(笑)。

平年は365日、うるう年は366日あるわけでして、時間数で言うと平年は365日×24時間=8760時間、うるう年は366日×24時間=8784時間となります。そして、本日7月1日は平年で182日×24時間=4368時間、うるう年で4392時間、この時間が経過するのが本日の深夜24時の明日に日付が変わる瞬間と言う事で、本日中はまだこの時間は経過していないと言う事になります。

平年は8760時間あるので半分は4380時間の時点になり、本日の深夜24時では12時間足りません。

 

うるう年は8784時間あるので半分は4392時間の時点になり、本日の深夜24時になった瞬間=明日の深夜0時になった瞬間です。

時間的に正確な1年の半分の瞬間は、平年は7月1日の終了に12時間を足した「7月2日正午」となり、うるう年は7月1日の終了となる深夜24時で、時刻的には同時である明日の開始時点「7月2日午前0時」となります。つまり、平年であろうと、うるう年であろうと、毎年7月1日午前0時0分0秒から午後11時59分59秒の間は「一年の半分に満たない最後の日」を構成しているわけです。

「だから、何?」と言われると困るのですが、1年の半分を日本に居たのか居なかったのかで区切られる何かを重要視している皆さんの間では重要だったりしまして、主に海外に逃げたい人とか(笑)。

 

とにかく「7月に入りました」と言う事でした。 


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*1:30万トンクラスの原油タンカーの価格が1億2千億ドル(約133億円)前後、積載出来る原油の量が約190万バレルですので、今の価格で1億4千万ドル(155億円)前後です。

2018/06/29 戦績

 2018/06/29 金曜日 戦績

USDJPY        +129,700円

EURUSD        +222,377円

GBPUSD        +351,906円

AUDUSD         +27,129円

USDCAD         +64,039円

EURJPY        +573,700円

GBPJPY        +443,500円

AUDJPY         +78,100円

CADJPY         +51,900円

EURGBP         +26,281円

TOTAL       +1,968,632円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,090,640円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +28,310,032円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +181,629,026円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,081,957,342円

 

昨日分の内容ですが「さあ、やるぞ!」と意気込んで、昨晩中に大量にあった指標の結果も作ったのですが、ここのところのワールドカップ疲れが溜まっていたせいなのか、どうも朝からやる気が出ません。これは、今晩からのワールドカップ決勝トーナメントを前に、神様が「汝、休むがいい」と言って下さっているのかもしれません。いや、そうに違いない。そうに決まってます(笑)。

 

と言う事で、指標結果は⇩下のように山ほど作りましたので、いつものように文をダラダラと長くせずにサラッと行っちゃいたいと思います。 

まず、いつも通り日本の指標は軽くスルーなんですが、この失業率で驚かずに軽くスルーってヤバ過ぎのような気もするんですが。2.2%ですよ?2.2%。⇦ いま気がついたんですが、「 % (パーセント)」の後ろに「 。(句点)」 付けると「 ‰ (パーミル)」みたいに見えますね(笑)。パーミルとは日本語では千分率と言いまして、そっちの方が分かりにくいかも。パーセントは百分率で全体を100としたうちの割合を示す値ですが、それが千分率と言う事で全体を1000としたうちの割合を示す値です。パーセントでは常に小さい値になるものを表す場合に用いられます。

例えば、坂道を登るのが非常に苦手な鉄道の勾配は非常に小さな勾配の場合が多いため、このパーミルと言う単位を使ったりしまして、あの急勾配で有名であった群馬県と長野県の間にありました碓氷峠は、1000m進んだ時に66.7mの勾配と言う事で66.7‰でした。角度にすると約3.8度と言う非常に小さな角度ですが、この坂道を登り下りるためには特急列車に機関車を2両連結しないとダメ*1 なほど、鉄道と言うのは坂に弱いと言う事です。 

日本国5月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 2.5% 2.5% 2.2%
有効求人倍率 1.59 1.59 1.60

そんな良好な失業率発表でもスルーですので、当然ですが事前の市場予想よりも良い数字が出たとしても、鉱工業生産なんてものは軽く無視です。 

日本国5月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)
速報値
+0.5% -1.0% -0.2%

 

そして東京時間で前場が終わり、証券関係の皆さんはお昼に入った午前11時半過ぎ「指標は欧州時間までもうねえなあ」と思っていた矢先、ユーロに激震が走りました。激震までは言い過ぎですが、ビビりました(笑)。EU首脳会談やってたブリュッセルの方(ほう)から「難民問題が合意に達した」と言う情報が伝わりまして、東京時間だと言うのにもかかわらず一斉にユーロが買われたんです。

当然、ユーロ買うのに売られたのは円や米ドルがメインですが、時間が時間だけあって豪ドルやニュージーランドドルも参戦してきてまして、普段は「そんなマイナーな組み合わせって、ど・ん・だ・け~」と言われるような「ユーロ・オージー (EURAUD)」や「ユーロ・キウイ (EURNZD)」まで激しくユーロ高で推移し、それに引きずられるように対米ドルでも豪ドルやNZドルも・・・・・・、あれ?あれれ?何故か対ドルでは豪ドルやNZドルは上昇(笑)。

とりあえず、EU首脳会談にて「2015年に発生した難民大量流入は阻止」と言う、EU理事会議長ドナルド・トゥスク大統領の意向が伝わりますともう一段高を迎えまして、その後落ち着いたのか、あるいはメルケル首相の「加盟国間での意識に溝が存在するのは変わらない」とかなんとか言う発言で上値を抑えられたのかは分かりませんが、日本時間午後1時過ぎには一旦は落ち着いた感じでした。

メルケル首相と言えば、2015年の前年にあったブラジルワールドカップにチャーター機まで手配して初戦応援に乗り込み、その後見事優勝したものの、無駄遣いだと批判された尾を引いたのが2015年の苦い思い出でしょう。2014年から2015年と言うのはメルケル首相にとって禁句の年なんです(笑)。

なにせメルケルのおばちゃん、大のサッカーファンと言うのを通り越して、ほとんどサッカー◯゙カの域です。だいたい、グーグルで「メルケル サッカー」と画像検索すれば、サッカー観戦してガッツポーズしてるメルケルのおばちゃんの写真しか出てこないではありませんか。まあいいや。

 

サラッと書くとか言って全然サラッとになってませんので、ここからペースを上げましてサラッと仕上げます。欧州時間に入りまして、数々の指標が発表になり、基本全部スルーです(笑)。

ただ、日本時間で午後5時半にありました英国の指標のうち、最近はナイーブ通り越して若干センシティブになりつつある英国の経済動向を示すGDPが、速報の時から前期比で0.1ポイント上方へ変更されたと言う部分で大きく反応。あと、最近は毎度おなじみのカナダもGDPで反応しておりました。 

ドイツ5月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高指数(前比) +1.6% -0.5% -2.1%
フランス5月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費(前比) -1.5% +0.8% +0.9%
フランス6月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
速報値
+0.4% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
速報値
+2.0% +2.0% +2.1%
ドイツ6月
1655JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数 -1.2万人 -0.8万人 -1.5万人
失業率 5.2% 5.2% 5.2%
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高 +18億ポンド +15億ポンド +14億ポンド
英国5月
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM4
(前比)
 +0.1% +0.3% +0.4%
英国第1四半期(1-3月)
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支 -195億ポンド -179億ポンド -177億ポンド
英国第1四半期(1-3月)
1730JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比)
確報値
+0.1% +0.1% +0.2%
GDP(前比)
確報値
+1.2% +1.2% +1.2%
ユーロ圏6月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
速報値
+1.9% +2.0% +2.0%
消費者物価指数コア(前比)
速報値
+1.1% +1.0% +1.0%
カナダ4月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GDP(前比) +0.3%  0.0% +0.1%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比) +0.2% +0.4% +0.4%
個人消費支出(前比) +0.5% +0.4% +0.2%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCEデフレーター
(前比)
+0.2% +0.2% +0.2%
コアPCEデフレーター
(前比)
+1.8% +1.9% +2.0%
米国6月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 62.7 60.0 64.1
米国6月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ミシガン大消費者信頼感指数
確報値
99.3 99.0 98.2

ええ、ペース上げてサラッと書くと宣言した以上、本当にサラッと書きました。もうちょっと、前後のバランス良くできれば尚良かったんですけど(笑)。 


 

ちょこっと指標の表を変えてみました。今までは本文中にだけ発表時刻を入れていたのですが、表の中にも日本時間で発表時刻を入れてみました。あと、非常に細かい部分なんですが、今までは「前月比」とか「速報値」とかの書き方を、指標によってバラバラだったんです。それを「前年比」とかは指標の後ろに (カッコ書き) で入れる事として、「速報値」や「確報値」なんかはカッコは付けずにその後ろに。指標の名称とカッコ書きの前年比などが入らずに、速報値や確報値と入れる場合で改行が無い場合だけ「・中点」を入れる事としました。

ご覧になられている方には本当どうでもいい事なんですが、宣言でもしておきませんと「今日は面倒だから前のフォームでいいや」とかなりかねませんし。


 

そんな感じで、全然脈絡が無いんですが、今晩から始まりますロシアワールドカップ決勝トーナメントを楽しみにしております。ドイツの予選リーグ敗退、メルケル首相の心中察するにあまりあります。ここはひとつ、せっかく決勝トーナメントに進出を決めました日本に頑張って頂きましょう。


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*1:当時の「特急あさま」で使われていた189系電車ですと、下りに関しては万一のための安全性確保と機関車を回送するために連結していたそうで、実際には単独での下りも不可能では無かったようです。

2018/06/28 戦績[追記あり]

 2018/06/28 木曜日 戦績

USDJPY         +81,600円

EURUSD        +187,076円

GBPUSD        +293,123円

AUDUSD         +11,407円

USDCAD         +89,563円

EURJPY        +130,800円

GBPJPY        +216,900円

AUDJPY         +25,500円

CADJPY         +63,200円

EURGBP         +43,697円

TOTAL       +1,142,866円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,122,008円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +26,341,400円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +179,660,394円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,079,988,710円

 

さすがに、一昨日までの無情な不動感からは若干脱してくれた感じがありました、昨日の市況です。

政治的な絡みとしては、早朝にカナダ中銀総裁による「通称問題通商問題は次回7月の金利決定へ影響を与える事になる」と言う発言で激しく売られたカナダドルですが、よく考えてみれば中銀総裁に言われるまでもなく「そりゃそうだろ」と市場の皆さんが半日程度で気がついたようでして、欧州時間くらいには元の水準まで戻ってまいりました。

いつも大騒ぎなアメリカの国家元首たる某御方ですが、どうも昨日は調子が今ひとつだったようでして、Twitterにもキレがありませんでした(笑)。大統領はノースダコタ州に行っていたようでして、ノースダコタと言えば・・・・・・、あれ?ノースダコタと言えば何だっけ?(笑)。いや、とにかくノースダコタは地理的に共和党が強い地域でしょうから、右見ても左見ても自分の支持者と言う地でトランプ大統領もご満悦で、いつもの Twitter芸も出なかったのでしょう。

 

さて指標ですが、重要そうかそうでも無いかは別にしまして、比較的名の通った指標も昨日は数多くありました。

まず、ニュージーランドドルを取引している方には非常に重要な、ニュージーランドの政策金利と声明発表がありまして、 

ニュージーランド準備銀行
(中央銀行)
現状 市場予想 結果
オフィシャル・キャッシュレート
(政策金利)
1.75% 1.75% 1.75%

政策金利は据え置き、また政策金利発表時の声明文中では、

Statement by Reserve Bank Governor Adrian Orr: RBNZ声明文

CPI inflation is likely to increase in the near term due to higher fuel prices. Beyond that, inflation is expected to gradually rise to our 2 percent annual target, resulting from capacity pressures.

消費者物価指数は原油価格が高騰してるので急上昇の恐れがある。その上で目標としている2%のインフレ率には、成長圧力によりゆっくりとではあるが到達すると思われる。

と、原油価格の上昇と言う、何とも微妙な感じで目標インフレ率2%達成すると言う予想をしてまして、さすが金融関係の皆様はこの発表を受けてこんな感じでキウイ売られまくり⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180629/00/fx-sengyo/f9/fb/j/o0800045014219703249.jpg

ああ、間違えた(笑)。こっちこっち、こんな感じ⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180629/01/fx-sengyo/b3/b4/p/o0900065014219709204.png

政策金利が発表予定の直前、若干上げていた感じのありますニュージーランドドルですが、発表後には数日前から売られまくっておりました流れに戻りまして、もうずっとニュージーランドドル売りのターンです。まっ、いつまでも売られ続ける相場もありませんし、どこまで行くのかは神のみぞ知ると言ったところでしょうか。

 

東京時間には目ぼしい指標は無く、欧州時間には消費者物価指数(CPI)をメインに各国の指標がいくつかありました。スペインの指標は日本時間で午後4時、イタリアとユーロ圏の指標が午後6時、そして昨日の中では比較的注目であったドイツの消費者物価指数が午後9時です。数字的にはスペインやイタリアが前回値を上回るCPIの前年比を出す一方、ユーロ圏の信頼感関係は前回値とほぼ同一、そしてドイツのCPIは前回値を下回ると言う結果になりました。

スペイン6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(速報値)
+0.9% +0.5% +0.3%
消費者物価指数(速報値)
+2.1% +2.3% +2.3%
イタリア6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(速報値)
+0.3% +0.2% +0.3%
消費者物価指数(速報値)
+1.0% +1.3% +1.4%
ユーロ圏6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
経済信頼感 112.5 112.0 112.3
製造業信頼感   6.9   6.4   6.9
サービス業信頼感  14.2  14.4  14.2
消費者信頼感  -0.5  -0.5  -0.5
ドイツ6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(速報値)
+0.5% +0.2% +0.1%
消費者物価指数(速報値)
+2.2% +2.1% +2.1%

 その数字を受けてユーロがどのように動いたのか⇩

https://stat.ameba.jp/user_images/20180629/01/fx-sengyo/a5/e1/p/o1000070014219718137.png

ユーロもそれなりに動いていた中で、指標が発表された時だけ停止した怪(笑)。なんだろうね。ちなみに、上のチャートで最後に矢印のある午後9時半には若干動いておりますが、これはアメリカの指標発表のお時間でして、新規失業保険申請件数が若干悪く、更にいつもはあまり意識されないながらも、GDPの確定値も悪かったと言う事で僅かですがドルが売られたと言う方向とはマッチしております。

米国週次 前回値 市場予想(中心値) 結果
新規失業保険申請件数 21.8万件 22.0万件 22.7万件
米国第1四半期(1~3月)
確定値(前期比年率)
前回値(速報値) 市場予想(中心値) 結果
GDP +2.2% +2.2% +2.0%
個人消費 +1.0% +1.0% +0.9%
GDPデフレーター +1.9% +1.9% +2.2%
コアPCEデフレーター +2.3% +2.3% +2.3%

 

そんな感じで、トランプ大統領が静かだとなんかちょっと調子狂うような感じもしたりして。調子狂うと言うより「寂しい」とまで感じるような、まるでトランプ依存症に罹ってしまったような気分です(笑)。 


 

先日、天気予報にて「梅雨の中だるみが続くでしょう」とか言っておりましたが、中だるみどころか雨が降る気配すら感じません。この先10日間の天気予報を見ましても、東京には雨マークの一つも無いばかりか、一番高い降水確率の日で30%となっており、これはもしや「このまま梅雨明け」来るのか?

別に梅雨が明けるのは構わないのですが、そうすると何度もここで書いておりますように夏場の渇水が心配です。それと、野菜などの生育も大丈夫なのでしょうか。ワールドカップも気がかりですが、雨の方も気になって仕方ありません。 


2018/06/29 11:59 追記

 

追記予告していない追記は珍しいのですが、まさかこんな発表が来るとは!

weathernews.jp

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史上初って・・・・・・ 


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2018/06/27 戦績[追記あり]

 2018/06/27 水曜日 戦績

USDJPY        +165,100円

EURUSD         +70,938円

GBPUSD        +143,655円

AUDUSD        28,768

USDCAD          +2,315円

EURJPY         +42,600円

GBPJPY        +113,000円

AUDJPY          +8,400円

CADJPY         +32,700円

EURGBP         +16,421円

TOTAL         +566,361円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,979,142円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +25,198,534円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +178,517,528円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,078,845,844円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。後ほど追記いたします。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

昨日、金融市場もワールドカップも波乱の一日でした。ブログの材料になる指標の結果だけは書き始め、ニュースもピックアップしてみたのですが、とりあえずそこで力尽きまして、後ほど追記する事にいたしました(笑)。

ニュージーランド5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 +1.93億NZ$ +1.00億NZ$ +2.94億NZ$
フランス6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者信頼感指数 99 100 97
米国5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
耐久財受注
-1.6% -1.0% -0.6%
耐久財受注
比・輸送用機器除く
+0.9% +0.5% -0.3%
米国5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
卸売在庫(前比) +0.1% +0.2% +0.5%
米国 週次燃油在庫集計 前回値 結果
原油在庫 -591.4万バレル -989.1万バレル
ガソリン在庫  +327.7万バレル +115.6万バレル
中間留分在庫(暖房用含む) +271.5万バレル 1.5万バレル
クッシング原油在庫 -129.6万バレル -271.3万バレル

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2018/06/28 14:33 追記

 

既に、お天道様が真南を過ぎ2時間半ちょい、銀行もあと30分足らずで本日の商売は終了と言う時間ですので、あまりだらだら書いても仕方ありません。要点だけ簡潔に行きたいと思います。と言う事は、いつもは的を得ずダラダラ書いていると認めているとなりますが、実際そうなので仕方ありません(笑)。

 

え~、まず指標。為替相場に直接の関係はあまりなさそうな「燃油在庫集計」を除きまして、それ以外の指標も為替相場に対しては全くの役立たず反応薄と言った感じでした。そもそもが一般的な指標と言うのは、究極の指標である中銀の金融政策を予測する足がかりですので、なんとなく先行きが読めている現在の各国・地域中銀の今後の金融政策を前にして、指標への期待感はあまり高く無いと言うのも仕方ないかもしれません。

超目先だけを追求する先物屋さんとしては、昨日発表されたような「燃油在庫集計」など過敏に反応するわけで、それも分かります。それにしても原油価格、ちょっと前は減産だとかヤンヤヤンヤ言ってWTIでの価格が1バレル当り72ドル台から64ドル台まで急落したのですが、先週くらいからの超絶上げと昨日の指標で一時73ドルを付け、およその価格帯としては急落前の72ドル台を回復しました。

 

どうしていいのか市場が判断つかない時の値動き、非常にわかりやすいのは対ドルでのハードカレンシーの値動きと、ハードカレンシー相互のクロスレートの値動きの比較でして、昨日はクロス円もユーロポンドもグッチャグチャ(笑)。

その上、対ドルのハードカレンシーですら指標でも動けない状況に陥ってましたが、その状況を打破したと言うのか、打破してくれたと言うのか、打破しちゃったと言うのか、とにかく為替相場に大きく影響を与えたのは、上でも一度登場しましたこちらのニュース⇩

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同じニュースなのですが、英語版の方は為替市場に影響を与えました日本時間で昨日午後8時45分その瞬間のニュースでしたので、あえて引用しておきました。内容は、日本語版の方にタイトルとして表示されている通りでして、今はもう市場の関心事はこれしか無いと言う事なんでしょう。

 

昨日は随分と数字を落としてくれたシステムの中の小人さんですが、今日は「昨日からのドル高」の流れの中で既に随分と数字を出しており、若干ドヤ顔です(笑)。ただ、ここまでドル全面高の中で、対ドル通貨のペアとしてのユーロやポンドが、それ自体が売られる事で対円でも下落し、結果としてドル円が上がりきれない状況が今の世の中での通貨強弱を端的に表わしているのでしょう。ここで上がれないと、ドル円がもう一段高を目指すのは難しいのかなとも思ってます。

いや、目指すのはご自由にどうぞでした。安値世界一を目指した北関東の某家電量販店も、目指すのは自由なので安値世界一を目指す事は目指したんですが達成は難しかったようで、今はカメラ屋さんの傘下になってます(笑)。 


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