FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/06/26 戦績

 2018/06/26 火曜日 戦績

USDJPY        +111,600円

EURUSD        +150,454円

GBPUSD        +232,971円

AUDUSD         +11,338円

USDCAD         +19,546円

EURJPY         +83,700円

GBPJPY        +175,600円

AUDJPY         +20,900円

CADJPY         +13,600円

EURGBP         4,220

TOTAL         +815,489円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,412,781円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +24,632,173円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +177,951,167円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,078,279,483円

 

指標なんて無いに等しかった昨日、ここまで重要視される指標が無いとかえって清々する感じもあります(笑)。

 

昨日の早朝、まだニューヨーク時間では一昨日の終了前であった日本時間で午前4時半過ぎに、米国家通商会議(NTC)のナバロ委員長がCNBCとのインタビューで⇩こんな事をくっちゃべった話したと伝わりました。

広範な投資制限課す計画ない、むしろ中国だけ~

www.bloomberg.co.jp

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これにバチバチっと反応しましたのは、ニューヨーク株式市場とドル円でした。

直前くらいに、なんとなく底打った感があったため、システムの中の小人さんがショートポジションを精算していた感じでしたので助かったのですが、突然こう言うの来るとなかなかシステムトレードでも対処困難なんで、配慮してもらえればな~とか(笑)。

 

日本時間で夕方、英中銀イングランド銀行金融政策委員会の次期委員に指名されておりますジョナサンハスケル氏が英財務省での公聴会におきまして、

・ブリグジットで英国経済がおかしな事になるかもしれない。

・早すぎる利上げは英国経済をおかしな事にするかもしれない。

jp.reuters.com

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と、ごくごく普通に考えたら「で、あるな。」と言う当たり前な内容をくっちゃべった話したところ、ポンドがご乱心⇩

ただ、早朝のドル円とは違い、全然動かなかった東京時間から若干ドル買いに「動き始めた汽車にポンド飛び乗った♪」と言う感じのときに発生したこのフォールは、ショート持ち始めていたシステムトレードの中の小人さん的にも私としても、むしろ大歓迎です(笑)。 


 

今日は夕方にフランスの消費者信頼感指数、夜にはアメリカの耐久財受注の発表があります。フランスのこの指標は普段でしたらあまり反応しませんが、今週の薄い値動きの中ではもしかしたらビビッと来るかもしれません。いや、来て欲しいと言う方が本音かもしれません。アメリカの耐久財受注は、特にトランプ大統領の発言や米朝貿易不均衡問題に関する閣僚からの発言などがなければ、発表された数値でそのまま素直に反応するのでは無いかと思ってます。

ポンドだけは、日本時間で午後5時半から予定されているBOEカーニー総裁の講演を注意しておかないと危険かもしれません。 

 

まあ、どっちにしても「動くなら動けよ!」って感じなんですが(笑)。本心はむしろ「動いて頂けますでしょうか?」なんですけど・・・・・・ 


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2018/06/25 戦績

 2018/06/25 月曜日 戦績

USDJPY         +63,500円

EURUSD         +82,166円

GBPUSD        +138,750円

AUDUSD          +5,056円

USDCAD         +32,202円

EURJPY        +140,900円

GBPJPY         +96,500円

AUDJPY          +8,200円

CADJPY         +29,400円

EURGBP            +618円

TOTAL         +597,292円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +597,292円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +23,816,684円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +177,135,678円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,077,463,994円

 

トルコの大統領選挙も、蓋を開けてみたら現職エルドアン大統領の再選が決まりまして、特に問題になる地域で不安定な政治にならない事を希望する金融市場にとっては、短期的に見るとマシな結果なのかなとは思います。

www.bloomberg.co.jp

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昨日は、この選挙結果を受けてなんだと思うのですが、一時的にはトルコリラが上昇する場面もありまして、ただ、何かと問題の多い大統領ではありますんで、再選された=トルコ国民の信任は得られても、国際的に通用する政治が行われると言うわけではないでしょう。その点はアメリカなども同じでしょうし、果たして今後どうなるのか、結果が出るまでにはしばらく時間がかかりそうです。 


 

さて、昨日あった指標ですが、まともそうなのはこの2つだけ。

ドイツ6月 前回値 市場予想(中心値) 結果
Ifo景況感指数 102.3 101.8 101.8
米国5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
新築住宅販売件数 64.6万件 66.7万件 68.9万件
新築住宅販売件数前月比  -3.7% +0.8%

+6.7%

ドイツのIfo景況感指数が発表されました日本時間で午後5時、事前の市場予想通りの結果だったとは言え、指標でも発言でも他に特にめぼしい材料も無かった昨日は、この指標発表を境にして若干のユーロ高に。30分くらいで対ドルで20pips程度、対円で30pips程度の上昇ですので大した事はありませんが、それでも動かなかった市場を動かしてくれただけでもありがたい(笑)。その後、日本時間午後8時くらいのニューヨーク早朝組が参戦し出す時間になってからもユーロ買いが再燃し、この指標が欧州通貨一段高の要因になった感じです。

それに引き換え、米国の新築住宅販売件数は全くのスルー状態でして、件数よりも前月比の伸びが大きかった部分が今回は評価されるかと思ったのですが、どうやら日本時間で午後11時の発表時間がいけなかったのか、なんなのか。前回値ですが、前回の発表の時から大きく修正されてまして、件数ベースで 66.2万件⇨64.6万件、前月比ベースで-1.5%⇨-3.7%となっております。ここも反応していい部分だったのですが、完璧スルーでした。


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2018/06/25 月曜日

6月もいよいよ最終週です。毎月最終週は翌月の月初に食い込み月初週にもなる事が多いのですが、今回は月末が土曜日となりまして週末の金曜日で今月の営業日が終了します。そう言う事で、月初によくある大型指標が全て来週になりまして、今週は非常にお寂しい指標の週となっております。

 

比較的重要そうな指標ですが、本日25日月曜日にドイツのIfo景況感指数米国の新築住宅販売件数があります。27日水曜日に米国の耐久財受注28日木曜日にはドイツの消費者物価指数です。若干多めにありますのが29日金曜日にドイツの小売売上高、そして同じくドイツの雇用関係指標ユーロ圏の消費者物価指数米国のシカゴ購買部協会景気指数となっております。

ハードカレンシー関係以外では今週はニュージーランドが頑張っちゃう週でして、27日水曜日にニュージーランドの貿易収支、そして28日木曜日にニュージーランド中銀による金融政策発表・政策金利発表が待ち構えております。あと、最近は若干やみつきのようなカナダの指標が1つだけ比較的重要そうなのでありまして、29日金曜日にカナダのGDPとなっております。

 

いや、もう、本当に指標はこんなもんです。つまり今週も、

トランプ劇場の開幕待

そんな感じでしょうか(笑)。

 

あと、指標では無いのですが、28日木曜日からEU首脳会議が開催されます。今回、28日からの正式な首脳会議を前にしまして、昨日非公式にEU首脳が集まり会談を行いました。内容はと言えば最近更に混迷を深めております難民問題でして、EU加盟各国の現状の意見相違のまま28日を迎えますと、全く話し合いにならないと言う状況を避けたいと言う思惑で昨日非公式で集まったわけです。

非公式ですので、話し合いの結果は詳細に伝える必要もなく「続きは28日以降」とでも言っておけばいいでしょう。どうして今回、こんなにも難民問題について解決を急ごうとしているのかと言えば、28日からのEU首脳会議ではもう一つ重要な事を話し合わなければならないからです。そう、

トランプ対

です。アメリカに欧州車の関税が20%にされた場合、かなりの打撃を受ける事になりますから非常に頭が痛い問題でしょう。

実はトランプ大統領、EUに対する関税強化の際に解決への細い蜘蛛の糸は垂らしておりまして、何が不満で欧州車に20%の関税を掛けるのかと言えば「欧州は輸入車に10%の関税を掛けているが、アメリカは欧州車に2.5%の関税しか掛けていない、不公平だ」と。つまりは、欧州がアメリカ車への関税率を大幅に譲歩すれば、アメリカも欧州車に関税率を上げる事は考え直すと示唆しているんです。

ただこれ、トランプ大統領は知らないのか、あるいは側近があえて教えないようにしているのか分かりませんが、10%の関税が掛かっているのはアメリカから欧州が輸入している車の2割もありません。まあ、それでもアメリカの欧州車に対する2.5%と比べると高いのですが、欧州の場合は特定の国にだけ関税率を変更してはいけないと言うルールを自分たちで決めているので、もしこの関税率を引き下げようとすると、世界中のどの国からの輸入も一律で関税率を下げないとならないんです。そんなのは自分たちで付けた足枷ですので、アメリカからすれば「知らん」ってのも当たり前な話しではあるんですが。

 

そう言えば、鉄鋼への関税発表以降は日本へは大人しい感じがするトランプ大統領ですが、実は日本はもともと関税が非常に低くなってまして、なんとアメリカから自動車を輸入する際の関税は無税です。

日本は農作物へは確かに高い関税を掛けておりまして、例えばお米は1キロ当り402円の関税ですので、政府統計ですと60キログラム平均価格15,736円と言う事は、国産米1キログラム平均価格262円と言う事で、価格対比で約150%の関税率と言う事になります。これ、お米の価格が随分と下がったんで価格対比の関税率としては随分と下がった数字なんですよ。

輸入する農産物に対する関税率は大雑把に日本や中国が約10~12%くらい、アメリカが半分の約5~6%と言われてまして、北欧では100%を超える国があったり、韓国なんかは50%超えてます。そして自動車については、中国が25%だったものを7月から15%に引き下げるところで、韓国が8%ってな感じです。と言う事で、日本って割りとアメリカから関税で攻撃される部分、少なかったりするんですよね。

実際、輸出大国と言うイメージで語られている日本ですが、実は内需が非常に大きな事が特徴で、貿易依存度と言われるGDPに対する貿易高は20%もありません。ただ、ここには海外で生産販売まで完結している米国トヨタなどが入らず、利益を日本に還流される事で経常収支など国際収支には反映されると言う部分はあったりするんですが、それでも今回のトランプ大統領が言う貿易不均衡是正には「アメリカに工場移せ」と言うのも入っておりますので、国際収支までは特に問題にしていないようです。

 

そんな感じで、また若干脱線しましたが、EU首脳会議で波乱が起きる可能性が非常に高いので、日本時間で金曜日の夜は注意が必要だと思ってます。 


 

先週、ずっと雨の予報だったんですが、それほど雨が降りませんでした。いや、別にいいんですけど、そうなるとダムの貯水率とか大丈夫なのかなと心配になってきます。このまま行くと、また夏場に渇水対策となるんでは無いでしょうか。

首都圏で必要な水を貯めているダムの現状はインターネットで見る事ができまして、これ更新はいつされるのか分からないのですが、22日現在で平年の平均値の87%しか水がありません。

利根川ダム統合管理事務所 水源メータ

 

沖縄では既に梅雨が上がったと言うニュースもありました。このままのペースですと、また今年も水が足らなくなってしまいます。水不足だけならまだ何とかなるのでしょうが、このまま水が不足し農作物が育たないとか言う状況がありますと、また深刻な野菜価格高騰とか発生してしまいます。

神様どうか雨をよろしくおねがいします。もう「雨降るなよな」とか言いませんので、どうかよろしくおねがいします。今週も一週間、雨乞いをしながらがんばってまいりましょう。


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2018/06/23 戦績

 2018/06/23 土曜日 戦績

USDJPY         +31,100円

EURUSD         +40,996円

GBPUSD         +86,594円

AUDUSD         +12,313円

USDCAD        +105,720円

EURJPY         +13,600円

GBPJPY         +62,000円

AUDJPY          +5,500円

CADJPY         +61,200円

EURGBP          +7,827円

TOTAL         +426,850円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,183,304円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +23,219,392円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +176,538,386円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,076,866,702円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

最近、二カ国間の経済状態を天秤で量る外国為替が経済状態を示す指標では動かず、天秤を無理矢理動かすかのような、政治的な発言や行動で半ば強制的に動かさせられている感じです。特にトランプ大統領の関税政策に振り回される感じですが、そこにチョロチョロと各国のお偉いさんや中銀関連の方もジャブを入れてきまして、外国為替市場にとっては戦国時代のような様相を呈しております。

今週は特にひどく、月曜日は全く不動、火曜日はトランプ劇場対中関税政策で大相場、水曜日は前日からのおこぼれ+オーストリア中銀総裁の茶々入れ、木曜日スイス中銀+英中銀の金融政策発表会、金曜日だけは指標でカナダドルが大きく反応したが若干やりすぎ。これで終わるかと思っておりましたところ、今週も終わろうかと言う日本時間で金曜日の深夜、最後の最後にトランプ大統領閣下が「EUから輸入車全に20%の関税」なんだそうです。で、あるか。⇦ 戦国時代っぽく(笑)。

来週は、来週こそは、もうちょっと大人しく、指標で反応する程度の相場になって頂ければ嬉しいです。いや、むしろ相場がどうのこうのより、どっかの誰かさんが大人になって頂いた方が早いかも。いや、大人になるってなんだろう(笑)。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年06月19日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 46,565 82,127 -35,562 -40,614
EUR (099741) 190,684 154,566 +36,118 -52,107
GBP (096742) 46,892 66,098 -19,206 -30,175
RUB (089741) 10,418 569 +9,849 -2,251
BTC (1330E1) 3,067 4,662 -1,595 +350
金Gold (088691) 202,915 106,403 +96,512 -23,728
原油 (067651) 694,421 113,474 +580,947 -14,346

 

IMMポジション(2018年06月12日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 60,609 55,557 +5,052 +8,489
EUR (099741) 236,617 148,392 +88,225 -1,011
GBP (096742) 69,254 58,285 +10,969 +3,624
RUB (089741) 12,875 775 +12,100 +454
BTC (1330E1) 2,873 4,818 -1,945 -19
金Gold (088691) 192,752 72,512 +120,240 +8,824
原油 (067651) 720,342 125,049 +595,293 +11,717
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

ここまで全部ポジションが落ち(減り)ますと、個別の通貨や商品の問題じゃないです。投機筋としましても、レバレッジを掛けて大きくポジションが持てる先物から、多少資金効率が悪くても瞬発性がありリスク管理がしやすい商品や取引手法へ資金が動かしたいのかもしれません。分かりませんけど(笑)。

それにしても、ビットコインのロングポジションが増えているんですが、大丈夫なんでしょうかね。最近のビットコイン価格を見ておりますと、人さまの事ながら多少心配になってきます。


 

今日6月24日は、トルコが大統領選挙やってます。トルコ、欧州にも中東にも、そしてアメリカにも厄介な国でして、数年前にありました選挙の際にもアメリカの黒い噂が出ておりました。昨年には、アメリカがトルコ人に対してビザ発給を停止する事態が発生したり混迷状態に。

世界では、ロシアの扱いに難しい対応を迫られている国が多く、歴史的に常に敵対してきたアメリカはもとより微妙な距離感であった欧州も最近ではあからさまに敵意むき出しになっております。欧州や米国がそんな感じですので、西側諸国はそのほとんどがトルコとロシアに微妙な立場にならざるを得ない状況になってるわけですが、そのトルコにもロシアにも友好的に対話が可能な西側の国があります。そう、我が日本国。で、あるな。⇦ 戦国時代っぽく(笑)。

今日明日にでも、急に必要になる対トルコ対ロシア対話チャンネルではありませんが、世界が必要とした時にその立場に立てる国でいられるように、変な風潮に流される事なく日本の意志を押し通しておいて欲しいと、トルコの大統領選挙の報道を見てそんな事を思っておりました。


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2018/06/22 戦績

 2018/06/22 金曜日 戦績

USDJPY        +103,600円

EURUSD        +162,578円

GBPUSD        +227,912円

AUDUSD         +18,532円

USDCAD         +35,199円

EURJPY         +88,600円

GBPJPY        +152,700円

AUDJPY         +21,800円

CADJPY         +45,300円

EURGBP         +36,109円

TOTAL         +892,330円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,756,454円

 

月間戦績(06月)

TOTAL      +22,792,542円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +176,111,536円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,076,439,852円

 

昨日、特に政治的なイベントも無く、混乱も起きずに今週も終わるかと思っていたのですが、日本時間の深夜になってから突然ヤツがまた新しいネタを投下⇩

www.bloomberg.co.jp

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このお方、以前は「まるっきり・・なんじゃねえのか」くらいに思った事もあったのですが、最近は「全部分かってやってるんだな」と思えてくるようになりました。それって実際には余計に質が悪いワケでして、まだしばらくはお付き合いしないとならない世界中の国家元首の皆さんは大変だなって思います。

 

さて、昨日は指標も割と多くありました。ただ、そのほとんどを PMI とか言う大本営発表では無い指標が多くを占めてまして、数さえあれば文句無いだろ的な(笑)。

とりあえず、最近は狙われる事が多いカナダの指標くらいは少しでも動けばいいかなと思っておりましたところ、実際カナダの指標では驚きの白さ驚くほど動いてくれまして、それ以外は全然動かないと言うトレードオフ状態。

まず早朝にありました日本の指標は軽くスルーしまして、と言うか⇩コレで反応しろって言われても、どうしていいのか分からないかもしれませんが。

日本国4月 前回値 市場予想(中心値) 結果
全国消費者物価指数
(前比)
+0.6% +0.6% +0.7%
全国消費者物価指数
(前比)生鮮食料品除く
+0.7% +0.7% +0.7%

 

東京時間から欧州序盤にかけ、微妙~なドル売り円売り状態で推移しまして、当然ドル円はこれまた微妙な均衡状態で微動だにしない感じで迎えた欧州のPMI連続発表時間です。日本時間の午後4時にまずフランスのPMIが発表されたのですが、結果は製造業とサービス業でマチマチでして、どちらかと言えばいつも重視される製造業は悪い結果。ところがこの指標発表時刻にユーロが突然吹き上がる事態に。

フランス5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(速報値) 54.4 54.0 53.1
サービス業PMI(速報値) 54.3 54.3 56.4

その直前までのドル売りと方向性は重なっていたため、吹き上がり自体はシステムトレード的にはありがたい方向性です。しかも指標発表時間でしたので仮に逆向きでも対処できるようになってはいたのですが、それにしても指標発表内容を意図した動きとは全く思えない変な値動きでした。

続いて、日本時間で午後4時半に発表になりましたドイツのPMIですが、これもまたフランスと同じく製造業は前回値や事前の市場予想よりも悪く、サービス業は良いと言う結果でしてが、ここでもフランスの指標が発表された瞬間と比べれば大した事無いのですが、やはり瞬間のユーロ買いが発生。 

ドイツ5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI(速報値) 56.9 56.3 55.9
サービス業PMI(速報値) 52.1 52.2 53.9

更に、日本時間で午後5時に発表になりましたユーロ圏全体のPMIでは、サービス業が良かったのはフランスやドイツのPMIと同じなのですが、製造業は前回値こそ下回ったものの事前の市場予想と同じと言う結果でして、しかしここでは若干ですがユーロが売られる結果になりました。 

ユーロ圏5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(速報値) 54.1 53.9 54.8
製造業PMI(速報値) 55.5 55.0 55.0
サービス業PMI(速報値) 53.8 53.8 55.0

1分足のチャートで見るとわかりやすい⇩

f:id:fxse:20180623084554p:plain

つまり、指標を見てあるいは指標発表に合わせて取引したのだとすると、なぜか分かりませんが「製造業PMIの数値が悪いとユーロが買われ、製造業PMIの数値が予想通りだとユーロ売り」って事でして、これもう全然意味不明。まあ、思うところはあるんですが、さすがに表立って書けないかな~みたいな感じでしょう(笑)。⇦ 笑って誤魔化すしか無い模様。

 

そして迎えたカナダの指標発表の時間、日本時間で午後9時半の事です。発表された指標数字ですが、全部悪い(笑)⇩ 

カナダ4月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数
(前比)
+0.3% +0.4% +0.1%
消費者物価指数
(前比)
+2.2% +2.6% +2.2%
カナダ3月 前回値 市場予想(中心値) 結果
小売売上高
(前比)
+0.8% 0.0% -1.1%
小売売上高・自動車除く
(前比)
-0.2% +0.5% -0.1%

例外なく、ここまで全部悪いとそりゃ皆さん大興奮でカナダドル売って売って売りまくり(笑)⇩ 

f:id:fxse:20180623084610p:plain

ただ、よくチャートを見ますと、日付が変わって本日早朝には既に指標発表直前水準まで戻っておりまして、この一週間で取引が不調だった皆さんがガス抜きでカナダドルに群がっただけだったんじゃ無いのか的に思うわけです。

普段カナダドルなんて取引しない皆さん、そして週末にもかかる事ですし、とりあえずカナダドル売って得た米ドルまたは円やユーロは週末前にカナダドルそのまま買い戻してポジション閉じておこうかなみたいな感覚なのかもしれません。実際、通常の直物取引であったとしたら対米ドル以外では2日後までに、対米ドルでしたら通常は翌日までに引き渡し用のカナダドル用意しておかないとなりませんので、そんな都合もあるのかも。

 

最後に、日本時間で午後10時45分なんてワケわからん時間にいつも発表になります米国のPMIも表だけは一応作ったので貼っておきます。 

米国5月 前回値 市場予想(中心値) 結果
総合PMI(速報値) 56.6 55.1 56.0
製造業PMI(速報値) 56.4 56.3 54.6
サービス業PMI(速報値) 56.8 56.4 56.5

普段は全く見向きもされず、発表予定指標の一覧表にも表示されていない場合すらある米国のPMIですが、さすがに昨日は一瞬だけピコッとはなっておりました。チャートをここに貼るほどではありません。ドル円でほんの5pipsくらい(笑)。


 

と言う感じでして、一番上に書きましたトランプ大統領ご乱心以外には特に面白い話しも無い1日でした。カナダドルに関しては、ここまで来るとは予想していなかったのですが、それでもある程度は動いてくれるだろうと最近の傾向で思っておりましたところズバリで、少々笑ってしまったくらいです。

今日のブログ、駆け足で昨日の一日をおさらいしただけの内容になってしまいました。自分で見ても、面白みの無い内容(笑)。 


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