FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/03/13 戦績

 2018/03/13 火曜日 戦績

USDJPY        +223,600円

EURUSD        +180,958円

GBPUSD        +147,153円

AUDUSD         9,646

USDCAD         +46,218円

EURJPY        +273,600円

GBPJPY        +357,100円

AUDJPY         +36,400円

CADJPY         +58,700円

EURGBP        16,520

TOTAL       +1,297,563円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,966,388円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +13,330,635円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +81,352,880円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +981,681,196円

 

ここ最近、いろいろなリスクが一気に解決して行っていたかのように思え、株価も再上昇し何となくドルも世の中で買われだしたと思っていた矢先、

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

前々から何度も囁かれておりました、ティラーソン国務長官の解任。いつもなら、ここで「(笑)」とか入れるところなんですが、笑う事すら出来ません。国務長官と言うのは、日本やアメリカ以外の国で言えば外務大臣でして、日本語への翻訳が直訳過ぎて「国務」と言う内政を司る官職のように思えますが「国のために」諸外国との関係を司ると言う意味です。その外務省のトップ、以前からこんな評価でした、

gendai.ismedia.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ P1 P2 P3 P4 P5

まあ、この記事自体はメディアがメディアですし、書いているお方がお方なのでなんとも言えないのですが(笑)。それにしても、こんな記事が出てくると言う事で何となくお察しください。 

 

昨日は、ちょうど日本時間で午後9時半の指標発表とティラーソン国務長官の解任発表が重なったため、珍しく悪くなかったアメリカの指標が勿体無い! 

米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比) +0.5% +0.2% +0.2%
消費者物価指数コア(前比) +0.3% +0.2% +0.2%
米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
消費者物価指数(前比) +2.1% +2.2% +2.2%
消費者物価指数コア(前比) +1.8% +1.8% +1.8%

まるで事前に数字が漏れていたかのような、見事な市場予想とのピタリ賞(笑)。実際、この指標発表を受けた瞬間は上がろうと言う努力は感じられたのですが。


 

東京、今日は気温が20度超えるそうです。そして、明日は今日以上に気温が上昇するとかで、

weather.goo.ne.jp

3月14日アーカイブ

まっ、よく見ますと明後日からは気温下がるみたいですけど。気温も上がり、春が近づいて来た感じがします。熊の被害が増えそうだなあ(汗)。


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2018/03/12 戦績[追記あり]

 2018/03/12 月曜日 戦績

USDJPY        +127,000円

EURUSD         +75,062円

GBPUSD         +89,264円

AUDUSD         +11,378円

USDCAD         +29,308円

EURJPY        +145,400円

GBPJPY        +103,900円

AUDJPY          +8,200円

CADJPY         +49,100円

EURGBP         +30,213円

TOTAL         +668,825円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +668,825円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +12,033,072円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +80,055,317円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +980,383,633円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。後ほど追記いたします。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 


2018/03/13 13:58 追記

 

昨日、日本の特殊性の事情で珍しく東京時間に為替が動いたと思ったら、例の特殊性の一件でした(笑)。日本の政治混乱で円が買われると言う特殊性、これが日本以外の国でしたら確実に売り浴びせられます。

リスク回避の円買い ⇨ そのリスクがあるのが今回は日本だってば(笑)。

混乱で利上げ期待 ⇨ 通貨価値が無くなったらそもそも終わりじゃね?(笑)。 

 

要するに日本の財政破綻と言うのは財務省やマスコミが風潮する嘘の煽動なので、海外の投資家から見ると日本の政治が混乱しようがその部分は関係無く、俗世的に言いますと「日本の財産目当て」なわけです。

よく「日本の借金が1000兆円超えてるから~~~~」と言われますが、国の資産として見ただけでも、平成29(2017)年3月31日現在で「672兆円の資産がある」と財務省があえて分かりにくく発表している資料にちゃんと書いてあります。

もちろん、財産があるから収入である税金は手を付けず「増税しなくていい」と言うわけではありません。ただ、財産あるある言ってると増税への理解を得られないのも分からなくもありません。

 

そして、借金が多いこと自体の事実は事実でして、この借金三大巨塔を足しますと、1058兆円となります。

f:id:fxse:20180313132836p:plain

これ、誰から借金してるのかと言えば、9割が日本(人)からです。海外からの資金も円ベースですので返済自体は円で行えますから、あまりそこに差が無いのですが、それでも9割が国内からの資金だと言うのは重要です。

マクロ経済とミクロ経済をごっちゃにするのは好ましく無いのですが、分かりやすく言えば「国内からの借金」と言うのは、家計で言えば「お子さんが、お母ちゃんからお金借りてる」と言う感じですから、破綻するハズがありません。どうしても返せなくなったら「肩たたき券」で返す方法もあります(笑)。お母ちゃんから借りたお金を肩たたき券で返しますと、家計的に見たら資産は減るわけですが返せないものは仕方ありません。

これを国家に置き換えますと、どうしても返せなくなったら「円刷って返してしまえばいい」となりまして、家計で見た時の資産が減ったのとは逆に円が増えるわけですが、その部分は高いインフレと言う反動で返ってくるわけです。ここら辺がマクロ経済とミクロ経済の違いだったりするわけですが、そこはもっと詳しく書かれたサイトなんかが山程ありますので、変な部分を突っ込まれないようにこんな感じで終了(笑)。

 

この1058兆円の借金三大巨塔の中で、最も大きいのは公債と書かれた943兆円の一般的に国債と言われるものです。この国債、どこが買っているのかと言えば銀行がメインです。借金は9割が日本(人)とわざわざ括弧書きで(人)としたのは、日本人の預貯金を使って銀行が国債を買う事で、間接的に日本人が国にお金を貸しているわけです。

この国債、まるで悪の親玉のように言われるのですが、実は市中金融では無くてはならないものでして、もし借金ゼロ=国債ゼロになってしまいますと、銀行と言うシステムが機能しなくなります。銀行が国債を買う事で、実は世の中に国から資金を供給してるんです。

逆に言えば、銀行さんが言う「運用先が無いから国債買ってまっせ」と言う言い分は通用しないと言う事でして、資金ジャブジャブなんですから、さっさとお金あちこちに貸して経済回せって感じなんです。ところが今度はまた、新BIS規制とか何やらで貸出先リスクがウンタラカンタラとかありまして、なかなか進まない。銀行だけが悪いんじゃ無く、他にも国際的な規制とかある事はマスコミがきちんと国民に説明する必要があるかと思います。

 

と言う事で、日本が財政破綻する事はありませんから、外人さんは日本の政治混乱があると円買いたいわけです。むしろ、日本の政治が混乱して欲しいくらいに願っているかもしれません(笑)。

 

いつもと違う感じのエントリーなんですが、追記なのでこんな感じで(笑)。 


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2018/03/12 月曜日

若干、円だけ少し高めに始まった週明け月曜日の早朝オセアニア時間ですが、日本のFX業社さんの多くが取引開始の午前7時くらいには既に先週末の終値近辺まで戻っておりまして、ドル円もクロス円も、何事も無かったかのような顔しております。

このブログを書いている最中、午前7時半くらいには既に若干の円安に向かっておりますが、果たしてこのまま上昇して行くのかどうか。

  

先週は、米国と英国を除きまして各中銀の金融政策発表が重なった金融政策ウィークでしたが、その反動と言言ったらいいのか、今週は大きなイベントが無い指標ウィークのような感じになっております。

特に米国、消費者物価指数・生産者物価指数・小売売上高・対米証券投資・鉱工業生産などが毎日立て続けに発表になります。また、ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の製造業(景況)指数も発表になりまして、来週に予定されておりますFOMCでの利上げ観測にとって注目の指標となっております。

その利上げ観測ですが、3月21日のFOMC終了後50bpの利上げ織り込み度が、3月9日現在で16%となっておりまして、1週間前の調査の10%、4週間前の調査の0%から上昇しております。25bpの利上げ織り込み度と合わせますと全期間で100%でして、もし関税問題が米国景気へ先行き不透明感を与えるような雰囲気が生じますと、この利上げ織り込み度が一気に低下し米国債利回りが当然低下、激しいドル売りの要因となるため、非常に注意が必要です。

 

米国以外の指標では、3月14日水曜日ホワイトデーにユーロ圏の鉱工業生産、果たしてホワイトデーのギフトとなってくれますかどうか(笑)。

翌15日木曜日にスイス中銀の政策金利発表がありまして、特に目立った事も無く今回も据え置き予想ですが、あの国は突然何をするか分かりません。他の中銀と違い、四半期毎3ヶ月に1回しか基本的には金利変更しませんし、既に現在の誘導目標を導入してから3年経過し、その目的としていたスイスフラン高に対する対策と言う意味では、最近は随分と目的を果たせて来ております。大方は据え置き予想ですが、もし若干でも金利が弄られる、あるいは金利に関する発言があった場合にはスイスフランが動くでしょうから、そこに対応する通貨はユーロになって来るかと思います。スイスフランを取引されていない方でも、ちょっと注意しておいた方がいいかもしれません。

 

これ以外の指標は、外為どっとコムさんとかで見ていただければ分かりやすく表になってますんで、そっち見てもらえばいっかな~、的な。最近はいつもこれ(笑)。
リンク ⇨ 経済指標 週間予測・速報カレンダー


 

3月も中旬に入ってきまして、そろそろ早い高校さんでは卒業式なんて事も聞き始めてきます。先週末くらいから国公立大学の合格発表が始まっておりまして、先週も土曜日には東京大学で掲示板での合格発表されていた様子がテレビでやっておりました。最近は掲示板での発表が無くなりインターネットだけなんて大学も多くなってきましたが、あの掲示板での発表もなかなか良いものだと思います。もっとも、合格を確認されている皆さんはドキドキで良いも悪いも無いかもしれませんが(笑)。

桜が咲くにはもう少し時間が掛かりそうですが、梅の花は都内でも随分と花咲かせておりまして、一足早い春がやって来ている気にさせてくれております。

春になるまであと一歩、あるいは二歩くらいでしょうか?気持ちと財布の中身だけは早く春に近づけるよう、今週も1週間頑張ってまいりましょう。⇦ これね、上手いこと言ったと本人は思ってる(笑)。 


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2018/03/10 戦績

 2018/03/10 土曜日 戦績

USDJPY        +131,900円

EURUSD         +41,736円

GBPUSD        +171,118円

AUDUSD         +29,251円

USDCAD         +66,428円

EURJPY         +76,900円

GBPJPY        +214,200円

AUDJPY         +51,600円

CADJPY         +95,300円

EURGBP         +25,839円

TOTAL         +904,272円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,304,018円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +11,364,247円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +79,386,492円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +979,714,808円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

指標や金融政策などより、関税問題や北朝鮮問題などの地政学的リスクに翻弄される1週間でした。

 

強引に推し進めた鉄鋼関連関税の命令書にトランプ大統領が署名し、近代稀に見る関税政策を始める事になったわけですが、蓋を開けてみれば「カナダメキシコは現時点で期間を定めない、実質的な恒久免除」「安全保障上必要がある同盟国には免除の機会」と言う、中国・ロシアがWTO提訴待ったなし状態の関税だったわけです。

また、北朝鮮問題に関しても、日本で報道されるニュースは何故か韓国発信のニュースの比重が非常に多くなってまして、これで問題が解決するような論調が多いのですが、アメリカでのニュースを見ますと「まだまだこれから」と言う感じでホワイトハウスの発表を伝えております。これもまた、来週以降の突然の反意にも注意していかなければなりません。

もう、世界の混乱全てをトランプ大統領が引き受けている感じです。⇦ もう、ぜんぜん笑えない・・・・・・

 


さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年03月06日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 50,057 136,902 -86,845 +9,806
EUR (099741) 227,354 94,382 +132,972 -5,005
GBP (096742) 61,368 56,104 +5,264 -7,423
RUB (089741) 19,576 1,663 +17,913 +833
BTC (1330E1) 2,782 4,381 -1,599 +234
金Gold (088691) 245,587 61,764 +183,823 +4,105
原油 (067651) 814,991 128,484 +686,507 -17,597

 

IMMポジション(2018年02月27日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,539 141,190 -96,651 +11,687
EUR (099741) 238,287 100,310 +137,977 +11,851
GBP (096742) 62,924 50,237 +12,687 +4,884
RUB (089741) 18,591 1,511 +17,080 -346
BTC (1330E1) 3,389 5,222 -1,833 -225
金Gold (088691) 251,981 72,263 +179,718 -11,204
原油 (067651) 823,435 119,331 +704,104 +14,738
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

今回はやはり、予想通り円ショートが減少しました。円以外は前週の増減と反転してる物も多く、大口の機関投資家等の皆さんも混乱している様子が分かります。

そして、我が愛しのルーブルちゃん。今週はネットロング増加です。この調子で頑張ってもらいたいと思います。もう、全然ルーブルの動きなんて分からないんで、まだまだ放置です(笑)。


 

なんか、こう、異様に疲れた1週間が終わりました。明日月曜日の市場からは、アメリカが夏時間スタート*1と言う事で各種指標発表が実質1時間早くなります。日本時間で生きている我々としては非常に助かります(笑)。

 

次週もまた高いボラを期待しまして、久しぶりにこの高ボラ祈祷画像で締めたいと思います(笑)。1週間大変お疲れ様でした。

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*1:正確には現地時間3月11日深夜2時に切り替えですので、日曜日からです。

2018/03/09 戦績

 2018/03/09 金曜日 戦績

USDJPY        +325,600円

EURUSD        +179,510円

GBPUSD        +309,459円

AUDUSD         +35,726円

USDCAD         +92,538円

EURJPY        +212,200円

GBPJPY        +383,900円

AUDJPY         +63,500円

CADJPY        +119,100円

EURGBP         +14,231円

TOTAL       +1,735,764円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,399,746円

 

月間戦績(03月)

TOTAL      +10,459,975円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL      +78,482,220円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +978,810,536円

 

昨日のサマリーから、日銀金融政策決定会合や雇用統計なんかより、「北朝鮮リスク後退による円売り」と経済系ニュースが伝える謎の円売りが稼ぎ頭(笑)。実際には謎でもなんでも無く、仲値にかけて円だけが急激に上昇していたところを見ますと、実需筋のドル買いが入っていたのかなぁ~、なんて想像してます。

 

さて、昨日のビッグイベントの1つ日銀金融政策決定会合ですが、なんか早々と今回は終了しまして、なんと基本的見解の発表時間が午前11時48分(笑)。いつもですと、12時25分より前に公開されると、その時点で「大筋で変更なし」と言う結果が多く市場はスルー耐性テスト発動、その時間を過ぎますと「これは来るか!」とジワジワ円が買われ、公表内容次第で加速してドカーンと円高に行くか、あるいは勝手に失望して売られる ⇨ 引用 2018/01/22 月曜日 - FX専業 システムトレード日々の戦績、とか言っているのに、11時48分(笑)。

そうは言っても、会合での決定内容が現状維持ですと最近は終了が早い傾向もありまして、昨年の8回の会合中11時台に基本的見解が発表されたのが4回もあります。ただ、11時40分台は1回だけでして、さすがに11時40分台は早いかなって。

肝心の会合の内容なんですが、

現状維持 -以上-

 

ちなみに、日銀金融政策決定会合の基本的見解公表前後の値動き⇩

f:id:fxse:20180310081817p:plain

完全スルー完了 -以上-

 

続きまして、昨日のビッグイベントの1つ米雇用統計です。これはもう、数字を見た方が結果は早いんですけど、こちら⇩ 

米国2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
非農業部門雇用者数 +20.0万人 +20.5万人 +31.3万人
失業率  4.1%  4.0%  4.1%
平均時間賃金(前月比) +0.3% +0.2% +0.1%

この数字を受け、ドル円はさぞかし上を目指すんだろうなあと思うかとおもいますが、なんと結果はこちら⇩

f:id:fxse:20180310082909p:plain

たぶん、皆さん雇用統計の数字がボロボロでドル売りする事しか考えて無かった(笑)。雇用統計の数字に素直に好感を持ったのはニューヨーク株式市場でして、ダウは2万5000ドルを大きく超え2万5335ドルで大引け、ナスダックなんて史上最高値を更新し7560ポイントまで上昇しております。為替と違い、株式の場合には「良いと思えば買えばいいだけ」と言う部分で好感材料に反応しやすいと言う事はありますが、それにしても為替との違いが昨日は顕著でした。

それにしても、ドル円に関しては107円を超えたくない何かがあるんでしょうね。週末金曜日のオプションカットであれば、日本時間で土曜日早朝にはその縛りが無くなって上昇してもおかしくないのですが、そういう事もありませんでした。 

 

それ以外の指標はと言いますと、雁首揃えて数は多かったのですが、欧州時間に何も動かせなかった皆さんです(笑)。ドイツの鉱工業生産なんて、前月比と言う事を考えましても酷いと思うんですけど。 

ドイツ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(前比) -0.5% +0.6% -0.1%
ドイツ1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 +181億EUR +181億EUR +174億EUR
経常収支 +288億EUR +172億EUR +220億EUR
フランス1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(前比) +0.2% -0.2% -2.0%
スペイン1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(前比) +5.8% +5.1% +1.2%
イタリア1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
生産者物価指数(前比) 0.4% - 0.7%
生産者物価指数(前比) 2.0% - 1.7%
英国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(前比) -1.3% +1.5% +1.3%
製造業生産(前比) +0.3% +0.2% +0.1%
建設業生産(前比) +1.6% -0.3% -3.4%
英国1月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 -117.7億GBP -119.0億GBP -123.2億GBP
貿易収支(EU除く)  -38.9億GBP  -44.0億GBP  -38.7億GBP

 

そして、今月は米国の雇用統計と同時に公開となりましたカナダの雇用統計です。就業者数の増減は、アメリカの雇用統計の雇用者数と計算方法が違うので比較が難しいのですが、失業率が0.1ポイント低下した事でカナダドルが買われておりました。 

カナダ2月 前回値 市場予想(中心値) 結果
就業者数 -8.80万人 +2.10万人 +1.54万人
失業率 5.9% 5.9% 5.8%

  

最近、どの指標もあまり良い数字が出なくなって来ている感じもあるんですが、これってある意味当たり前な結果でもあるんです。いつまでも経済は伸びませんから、前年比や前月比で見たら、0%成長や若干のマイナスになるのもむしろ当然とも言えます。もちろん、それは好景気が高レベルに達している時の事でして、ここ最近の指標数字の伸びの悪さは単に経済実体が伸び悩んでいるだけだとは思いますが。

ただ、こう言った「指標数字が悪い=経済が悪い」と短絡して考えてる時代が今後も未来永劫ではありませんから、そこだけは注意しておかないと、いずれ失敗する時が来る・・・・・・ のか?

そんな事を心配しないといけないほど、早く実体経済が魅惑の好景気となりますようにお願いします(笑)。いや、実はボラ高ければどうでもいいです。 


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