FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/01/10 戦績

 2018/01/10 水曜日 戦績

USDJPY        +575,500円

EURUSD        +137,099円

GBPUSD         +66,812円

AUDUSD         +14,202円

USDCAD         +29,713円

EURJPY        +260,100円

GBPJPY        +739,800円

AUDJPY         +49,100円

CADJPY        +114,200円

EURGBP         +35,482円

TOTAL       +2,022,008円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,705,154円

 

月間戦績(01月)

TOTAL       +3,705,154円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL       +3,705,154円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +904,033,470円

 

円が、ね~(笑)。

完璧にいつもの円の値動き傾向で、高くなり始めると行けるところまで一気に行く感じですので、こんなもんでしょうね。豪ドルと加ドルも、新年から対円での取引を開始したばかりの絶妙なタイミングで大きく値を動かしまして、数字的にも「もう、豪ドルと加ドルは対米ドルでの取引やめよっかな~」とか思うくらいに実績を出してくれております(笑)。とは言え、分散は投資の大原則ですので対米ドルでの取引を止めはしません。が、止めはしませんが、もうちょっと効率は考えた方がいいかな。


 

昨日は円の高騰だけでは無く、こんなニュースがありましてドルが売られる展開となったわけです⇩

www.nikkei.com

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これ、もし本当に中国政府が米国債の購入を停止するのであれば、非常に大きな事件でして、外貨支払準備金は不足するからとか単純な話しではありません。

米国債の購入停止が事実であったとしたら、停止するだけで済むわけが無く、次に発生する事件は「中国政府が保有する米国債を売却する」そうなったら、一時的な事象としては米国債長期金利の大幅な上昇、中国政府が保有する米国債の売却を買い支えるために、恐らく日本がかなりの額面を引き受ける事になるでしょう。

 

貿易黒字で滞留した米ドルで米国債を買い、必要な米ドルは米国債を担保に短期資金として調達すれば済む話しですから、貿易黒字国が米国債を購入停止する必要性と言うのは全く無いんです。当然、貿易赤字のアメリカに資金を還流させるために、義理で買っていると言う部分もありますが、経済学の教科書ほど重要ではありません。なんと言っても、ドルは基軸通貨なんですから、ドル札を好きなだけ刷ってしまって特に問題になる事は恐らくありません。経済学者によって言う事は違いますが、誰も経験していないからわかりません(笑)。

国債大量発行で財政赤字が拡大し財政インフレで苦しむのか、通貨大量発行で価格インフレで苦しむのか、チョイスしろってようなもんです。本質的には、米国債を大量に印刷しても、米ドル札を大量に印刷しても同じ事です。

 

もし、もしも本当に中国政府が米国債の購入を停止し、その先に保有する米国債の売却をするのであれば、遂に中国政府が人民元を基軸通貨にしようとするミッションを開始すると言う事に他なりません。

現時点で、共産国家である中国が、あそこまでガッチガチに管理している人民元が基軸通貨になるとは思えませんが、それは我々が現時点での基軸通貨である米ドルが普通だと思っているからでして、一国がガッチガチに管理した通貨が基軸通貨になれないと言うわけではありません。

 

仮にもし本当にそのような事が発生したとしても、中国としては本当に人民元を基軸通貨にしようとするのでは無く、現在のIMF特別引き出し権=SDR の通貨バスケットのような仕組みを、基軸通貨のように扱おうと提案してくるのでは無いかと思っております。米ドル:人民元:ユーロ:円:ポンド:その他主要通貨を3:3:2:1:0.5:0.5くらいの比率にしようくらい平気で言ってくるように思えます。

これ自体が世界経済のためになるものでしたら、私は決して悪い事では無いと思うのですが、現時点で自分が見る事が出来る角度から色々と眺めてみましても、なかなか世界経済そして世界のためになるものとは思えないんですよね。

 

中国がもし本当にこんな提案をする事を前提に米国債の購入を停止し、そして保有する米国債の売却をするとなった場合、世界中の国の中で単一国家としてそれに立ち向かえる制度と資金力を持っている唯一の国、それは、

 

なんだかんだ書きましたが、中国政府が保有する米国債は高々1兆2000億ドル弱でして、日本円にしたら135兆円弱しかありません。

中国政府が保有する米国債、全部買ってしまえ。

 

米国債購入用に大量のドルを手にする必要があるため大量の赤字国債を発行する必要があるでしょうが、超低金利の0%に近いくらいですので調達コストはそれほどかかりません。そんで国債発行で手にした円でドル買ったら、一気に円安来ちゃうでしょうが仕方ありません。さすがにコレは、米国さんも文句言いいませんよね(笑)。円安になっちゃうんで、輸入する物は高くなって若干の2%くらいはインフレしちゃうかもしれませんが、輸出での収入は増えるので景気と株価がさらに上昇しちゃうかもしれませんから、そこはお給料を上げてもらって乗り切るしかありません。買った米国債、調達コストはそれほどかかってませんが日本より高い米国の金利分が付きますので、30年債ですとジェネリックでも現時点で3%弱くらいですから、1兆2000億ドルの金利で年間300億ドル以上の金利はもらえるでしょう。ああ、円安になっちゃってるんで、円に換算すると今より多くなりますね。1ドル120円くらいですと、300億ドルで3兆6000億円ですかね。平成29年度の個人に対する所得税の予算が18兆円くらいですんで、大雑把に言って個人の所得税を2割減税しても大丈夫なくらいの財源は確保できちゃいますね(笑)。円安は放置するとよくありませんから、円安是正のために海外にある日本の企業の内部留保金を本国に送還させ国内で設備投資でもしてもらうしか無いかな~、仕方ないですよね。

そして、中国政府の野望を打ち砕き、日本国憲法前文に掲げる「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」理想へ一歩進もうではありませんか。

 

あれ?どこからが夢の中で打った文章だったかな~(笑)。


 

えっと(笑)。

昨日も指標とかあったのですが、外為どっとコムさんとかで見ればわかりやすく表になってますんで、特にいっかな~

ああ、一応リンクしときますね ⇨ 経済指標 週間予測・速報カレンダー

英国の鉱工業生産とか貿易収支とかあったのですが、いつものように軽くスルー耐性テスト合格のような感じでして、どちらかと言えばスルー耐性テスト週間中なのかもしれません。もしくは、為替ディーラーの皆さんの多くが、今週末のセンター試験を受験するため最後の追い込みで忙しいのか(笑)。

 

これ、いま市場は何待ちなんでしょうかね?

米加のNAFTAをめぐる激しい攻防も、ぶっちゃけ加ドルの若干上下運動を加速させる以外の効果はありませんし、米地区連銀総裁が年始のご挨拶を順番にしておりますが、あまり反応する気もなさそうです。こうなってくると、どっかの角刈りくんがICBMをぶっ放したとしても、下手すると円が若干買われて一瞬で終了とかなりそうですし、そこからしたら撃つ意味が無いと判断して静観の可能性が高そうです。


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2018/01/09 戦績

 2018/01/09 火曜日 戦績

USDJPY        +227,600円

EURUSD         +92,411円

GBPUSD         +71,350円

AUDUSD          +9,378円

USDCAD          +5,153円

EURJPY        +326,700円

GBPJPY        +364,100円

AUDJPY         +23,900円

CADJPY         +75,400円

EURGBP         +14,062円

TOTAL       +1,210,054円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,683,146円

 

月間戦績(01月)

TOTAL       +1,683,146円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL       +1,683,146円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +902,011,462円

 

来ましたね、突然の日銀オペレーション変更での急激な円高。急激と言っても、113.15近辺から1時間弱で112.65近辺まで、およそ 50pips程度ですので、どこか北の方から衛星が無慈悲に打ち上げするようになった当初のインパクト程度です(笑)。

f:id:fxse:20180110064619p:plain

 

ブルームバーグなどで、この日銀発表後に伝えているところですと、

日本銀行は午前の金融調節で、超長期ゾーンの国債買い入れオペを減額した。残存10年超25年以下のゾーンでは約1年ぶりの減額となり、オペ通知を受けて超長期債利回りが上昇している。
(中略)

残存10年超25年以下の国債買い入れ額を前回から100億円減額の1900億円と通知した。同ゾーンの減額は2016年12月28日以来。また、残存25年超を前回から100億円減額の800億円と、昨年11月24日以来の減額に踏み切った。
(以下略)

www.bloomberg.co.jp

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他の金融系ニュースでも、ほぼ右にならえと言った感じで垂れ流しておりまして、ぶっちゃけこれ読んだだけじゃ、

何言ってんだこいつ?

ですよね~(笑)。

 

今から約1年ほど前ですが、私がこんな記事を書いております。

午前8時半くらいにはドル円が114.50近辺でして、その後、午前9時の東京時間コアタイムが開始しましても、その辺をうろちょろしているだけでした。事態が急変し、115円を一気に付ける勢いになりましたのは、日銀が国債買入を増額したと言うニュースが伝わってからです。
(中略)

昨日、日銀が国債買入を増額したと言うニュースが伝わり、円が急激に売られ始めたのが午前10時10分です。そこら辺の事情は、ロイターのニュースになってまして、
(以下略)

fxse.hatenablog.jp

この時は、面白おかしく事前リークの陰謀論とかを披露していたため、中途半端な記事になっておりますが、

1年前、国債買入増額で円安
今回は、国債買入減額で円高

ここが重要なポイントです。 

 

1年前の記事で、国債買入枠と言うのはどう言う事なのか、さらっと説明しております。今回はそれをコピペするだけで済むと言う簡単なお仕事でして、1年前の自分を全力全壊全開で褒めてあげたい(笑)。

この国債買い入れですが、これがまさしく「量的緩和」です。いろいろとパズルのように言葉を組み合わせ「なるべく国民に分かりにくいように、分かりにくいよう」にと頑張っておりますが、もう一度言います「日銀(中央銀行)が国債を買い入れる、これが量的緩和」です。いま日銀が公表している正式名称は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」と言います。「量的」と「緩和」を引き離して、さも量的緩和では無いかのように見せかける用意周到さです。

wikipedia でも、一般的に報道などで使われている「量的緩和」で調べますと「量的金融緩和政策」に飛ばされまして、決して量的緩和だけでは表示すらさせません。しかも、なんと wikipedia日本語版 では「日本銀行が2001年3月19日から2006年3月9日まで実施していた」と書かれておりまして、今は量的緩和をしてないかのように書かれております。しかし、もっと複雑な物に組み込まれただけですので、この wikipwdia のページを読んだ方に「ああ、日本は今は量的緩和はしていないんだ」と、ミスリードさせる意図がバッチリ感じられます。ちなみに、wikipedia 英語版ページですと、日本の記述に関しては「2007年以前」と「2007年以降」に分けて書かれておりまして、2007年以降の項目では更に別ページでアベノミクスへと誘導されております。多分、wikipedia 日本語版の量的金融緩和政策のページは、日本橋三越の裏辺りで監修しているような気がします(笑)。

ちなみに1年前の増額も、今回の減額に関しても、きちんと事前に発表されている枠の範囲内で調整をしただけでして、本来は驚愕の発表では無いんです。それでも、1年以上そのまま放置したいた部分を変更したと言う事で、市場ではサプライズとして受け止められたと言う事になりますでしょうか。 

 

この発表自体は、もともと予定されていた通り午前10時10分でした。もう、ホント今日の記事は1年前の私様々なんですが、1年前の記事にも書いてあります。

10時10分に発表になりますのは日銀のスケジュールで事前に分かっておりまして、こちらに書いてございます ➩ オペタイムテーブル : 日本銀行 Bank of Japan   と言いましても、なかなかどれなのか探すのも大変でしょうから、料理番組よろしく抜き出しておきました(笑)。ちなみに、画像データーなのは私がやったのでは無く、日銀さんの仕様です。この一番右側の「国債買入オペ」と言うところです。

http://www.boj.or.jp/mopo/measures/mkt_ope/img/opetime5.gif

でも今回、為替が動き始めたのは午前10時15分過ぎでして、ブルームバーグやロイターがプロ向けの記事で出したのは10時10分の発表瞬間、その時には結果の表示だけでして、一般向けのニュースで出したのは上にリンクしましたブルームバーグの10時12分が一番早かったのでは無いでしょうか。

その後、10時25分くらいまでは動いたと言っても10pips円高に振れたかどうか程度でしたので、実際に大規模に円が買われ出したのは10時25分過ぎと言った感じです。恐らく、為替しか普段取引していない邦銀のディーラーは、判断出来なかったのでは無いでしょうか。もしかしたら、意味が分からなかったのかもしれません。別にバカにしているワケではありませんが、1年前の記事に書きました「事前リークの陰謀論」と併せますと、1年前には、

ぶっちゃけ「事前に銀行へ情報漏れてませんか?」と言う事です。もし、債券担当者から為替担当者に「今日、日銀が国債買入を多くするらしいよ」と伝わっていたら、確実にドルを買うでしょう。為替にインサイダー取引は存在しませんので、企業倫理の問題だけです。

そう、債券担当者でしたら、この日銀オペレーションの変更の意味が十分に分かりますから、事前に情報を入手していれば「円、売った方がいいんじゃね?」「円、買った方がいいんじゃね?」と意見を付する事も出来るわけです。今回、この10時10分の長期国債買い入れオペ減額を通知された直後から債券利回りは上昇しておりまして、その債券利回り上昇の異常値を見てから為替ディーラーの動きが遅かったと言うだけだでしょう。

ぶっちゃけ1年前の事で、事前に銀行へ情報を漏らした人から「なに勝手に為替でも一儲けしてんだよ」と債券担当者が怒られ、今回は情報を教えてもらえなかったのでは無いかと、やっぱり1年前の件の陰謀論に戻るワケです(笑)。

陰謀とかそのたぐい話してるのって、
なんかこう、ワクワクしますねえ(笑)
 

 

さてそれ以外では、ドイツの指標発表がありました⇩

ドイツ11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
鉱工業生産(前月比) -1.2% +18% +3.4%
貿易収支 +189億ユーロ +213億ユーロ +237億ユーロ
経常収支 +181億ユーロ +253億ユーロ +254億ユーロ

凄い数字良かったんですが、あんまり反応せず、それどころか発表からしばらくしますと昨日はユーロ売りの流れに。指標って何なんだろうと考えさせられます。

それと、ユーロ圏の失業率も発表されました⇩

ユーロ圏11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業率 8.8% 8.7% 8.7%

悪いには悪いんですが、ちゃんと市場が事前予想していた通り前回値より0.1ポイント改善しておりまして、それに対する評価は、あんまり反応せず。恐らく、予想通りスルーなんでしょうが、またしても発表からしばらくしますとユーロ売りの流れが継続。指標って何なんだろうと考えさせられます。

昨日のユーロ売りには円買いの影響が大きかったとは思うのですが、為替は各国経済状況を写す鏡とやらはどうなってしまったのか、白雪姫に登場する王妃様に嘘をつけなかった鏡のような正直者の鏡は無いのか、考えさせられます(笑)。


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2018/01/08 戦績

 2018/01/08 月曜日 戦績

USDJPY         +41,100円

EURUSD         +79,588円

GBPUSD         +54,706円

AUDUSD               0円

USDCAD         +13,679円

EURJPY        +131,400円

GBPJPY         +83,900円

AUDJPY         +42,700円

CADJPY         +19,200円

EURGBP          +6,819円

TOTAL         +473,092円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +473,092円

 

月間戦績(01月)

TOTAL         +473,092円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL         +473,092円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +900,801,408円

 

記念すべき新年明けて一発目、初日の戦績です。当然、日計トータル・週間・月間・年間の数字が全部同じと言う、1年で1回だけスペシャルな日です。出来れば、更に数字がもっと大きかったら嬉しいのですが、そこまで欲張っても(笑)。

昨日宣言しましたように、本年から新たに豪ドルと加ドルのクロス円を取引する事になりまして、 早速ですが対ドルでの利益よりもお稼ぎになられてます。豪ドルなんて、対ドルではゼロですからね(笑)。とは言っても、当然ですが対円では全く動かなくなる日もあるでしょうし、豪ドルや加ドルに関しては、分散して運用するメリットが出ればいいかな程度に考えております。

やっぱりメインは、なんと言ってもハードカレンシーですからね。 


 

昨日は東京市場が「成人の日」でお休みと言う事もあり、日本時間で日中はあまり値動きも少なく、どこぞのファンドがダラダラとドル買いしていたのか、微妙にドル高に進む週の始まりでした。ある程度方向感が出たのが幸いでして、これ、まるっきり方向感が無い感じでしたら、厳しい年明け初日の取引になっていたでしょう(汗)。

日本時間で午後7時には、ユーロ圏の小売売上高の発表もありまして⇩

ユーロ圏11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
小売売上高(前比) -1.1% +1.3% +1.5%

そこそこ、いい感じの数字ではあったのですが、そこはやはり季節調整はされているとは言え前月比と言う事もあり大きな反応ではありませんでした。それでも、日本時間の午前中から続いていた一方的なドル買いを、一時的に停止させる程度の影響はあったようでして、ユーロ圏の指標ではあったのですが同じ欧州と言う事か、ポンドの方が影響が大きかった感じです。

ユーロ圏の小売売上高が発表される少し前、日本時間で午後4時にドイツの指標⇩

ドイツ11月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業受注(前比) +0.7% 0.0% -0.4%

これ自体は、その場では特に反応は無くスルーされていたのですが、ユーロ圏の小売売上高が発表され「欧州全体はプラス・欧州一部(ドイツ)でマイナス」と言う流れから、欧州内での敵の敵は味方と言わんばかりの、欧州全体がプラスならば、その一部でマイナス分があると英国にとってプラスと、そんな感じでのポンド買いが最近は度々発生しております。 もっとも、他にやることが無い、判断するものが無い、ポンド買われてる理由も見つからないからこれでいいや的な部分もあったり(笑)。 


 

年明け初っ端リハビリ的トレードとしては、最適な日だったかも(笑)。

為替相場とはちょっと別なのですが、米国債価格も下落しておりまして、利回りがぐんぐん上昇しております。若干ドル高傾向と米国債利回り上昇、これはしばらく、私のシステムが得意とする相場がやって来るのかもしれません。


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2018/01/08 月曜日

昨年、クリスマスを前に私が1年間の取引を終えた12月23日午前6時頃の価格と、本日早朝スタート午前4時頃の価格がこちら⇩

         12/23   01/08

USDJPY  113.26  113.02   -24pips

EURUSD  1.1859  1.2025  +166pips

GBPUSD  1.3358  1.3555  +197pips

AUDUSD  0.7714  0.7860  +146pips

USDCAD  1.2725  1.2410  -315pips

うん、なかなかおもしろい(笑)。

対ドルペアに関しては、ドル円だけ多少の行って来いはあったにしろ、ほぼ昨年末と変わらぬ価格帯におりますが、それ以外の通貨は対ドルで全て価格が上昇しております。言い換えますと、円以外に対してはドルが弱くなっているわけです。

対ドル以外のクロスペアについて見てみますと、当然クロス円はドル円と他のドルストレートペアの掛け算ですから、ドルストレートペアの値動きがそのまま現れるにしろ、ユーロポンドやオージー・キウイなど、やはり対ドル以外では全くと言っていいほど動いておりません。 

         12/23   01/08

EURJPY  134.31  135.90  +159pips

GBPJPY  151.25  153.20  +195pips

CADJPY   88.97   91.03  +206pips

EURGBP  0.8873  0.8864    -9pips

AUDNZD  1.0975  1.0966    -9pips

この2週間のニュースをサラッと見ても、特にコレと言った材料があったとは思えません。これは恐らく年末年始返上で、一生懸命 "円" 売ってた人たちが、世界中のどこかに居たんでしょうね。どこか、欧州の "おフランス" より上にある小さな鉄鋼業とか好きそうな国の方から "円はいらんかねえ~、円はいらんかねえ~" と聞こえて来たとか来ないとか(笑)。

まっ、別に知ったこっちゃないですし、頑張って円安に導いてもらえれば見かけ上の日本の景気も更に良くなりますんで、願ったり叶ったりです。 


 

噂ベースの話題はこの辺にしておきまして、クリスマス後から2週間ほど放置しておりました CFTC の IMMポジションの集計結果です。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております、通称「シカゴ IMM ポジション」です。

今回だけ、2週間分の比較がしやすいように、直近の1月2日分に関して前々週比を一緒に掲載しております。

IMMポジション(2018年01月02日現在)
通貨/商品 Long(買) Short(売) Net(差引) 前週比 前々週比
JPY (097741) 39,592 161,358 -121,766 -5,680 -7,393
EUR (099741) 236,808 108,940 +127,868 +35,720 +41,644
GBP (096742) 93,611 77,376 +16,235 +3,559 -4,153
RUB (089741) 31,766 5,955 +25,811 +2,285 +3,585
金Gold (088691) 241,428 78,160 +163,268 +27,320 +49,473
原油 (067651) 762,666 138,453 +624,213 -7,948 +22,374

 

IMMポジション(2017年12月26日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 44,269 160,355 -116,086 -1,713
EUR (099741) 208,913 116,765 +92,148 +5,924
GBP (096742) 76,354 63,678 +12,676 -7,712
RUB (089741) 29,367 5,841 +23,526 +1,300
金Gold (088691) 202,590 66,642 +135,948 +22,153
原油 (067651) 772,893 140,732 +632,161 +30,322

 

IMMポジション(2017年12月19日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 36,874 151,247 -114,373 -250
EUR (099741) 198,398 112,174 +86,224 -27,665
GBP (096742) 77,109 56,721 +20,388 +9,000
RUB (089741) 26,918 4,692 +22,226 +4,894
金Gold (088691) 197,473 83,678 +113,795 +6,727
原油 (067651) 749,848 148,009 +601,839 -12,658
(前週以前分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

うん、こう見ますと、年末年始の為替の値動きにIMMポジションはあまり影響していなかったと言うのが分かります。ユーロのこの異常とも言えるネットロング増加、円とポンドの調整的な取り崩し。

まっ、金(Gold)と原油はここでの取引がズバッと反映でしょうから、最近の価格上昇とマッチしていて分かりやすいネットロング増加と言えるのでしょう。商品先物はよく分からないので適当に書いてるだけですけど(笑)。


 

今日からと言うのか、今年からと言うのか、若干取引するペアを変更する事になりました。若干、システムのリソースに余裕が出来た事と、今まで取引していたペアの計算結果をほぼ流用出来る事から、新たに「AUDJPY 豪ドル・円」と「CADJPY 加ドル・円」のクロス円ペアを加えます。

ぶっちゃけ、クロス円の取引が好調なので、資金効率を考えたらクロス円の方が良いような(笑)。以前はクロス円の値動きが怖い感じもあったのですが、最近じゃクロス円主導でドルストレートが動いているんじゃ無いかって言うような日も多く、状況が変わってきましたら、また都度考えたいと思ってます。

 

実は、もう一つ加えようか検討したものがあったのですが、リスクとリターン、資金効率など総合的に勘案して、現時点では保留したものがあります。BTC ビットコインの短期取引です。

安全に取引出来る環境が難しいと言う点。それと、為替取引で使っている資金をビットコインの取引の資金とするには、その分だけ分離して専用の口座へ入れないとならないため資金効率が悪いと言う点。安全な取引を探している時にCMEのビットコイン先物も検討したのですが、こちらがまた非常に高い証拠金が必要でして、資金効率が悪い=見合ったリターンが得られないと言う結果です。

現物持ってないけど売りから入りたいとか、特定の目的でもあればCMEビットコイン先物もいいかと思うので、少し違った方法でビットコインの取引は検討していきたいとは思っております。ただ、超短期以外での保有は難しいかなと言う意見は変わらずですので、オーバーナイトを含む短期的な保有も現時点では考えておりません。やるなら、超短期での売買のみです。


 

さて、今日は日本が「成人の日」の祝日と言う事で、東京市場はお休みです。為替相場もオセアニアから香港・シンガポールのアジア市場での取引で、いつもの東京時間は大人しい値動きになるのでしょうか。1年の取引の初日としては、システム調整しながらですので都合がいい日とも言えます。

 

今週、指標自体はいろいろ発表予定がありますが、大きな指標が大挙している週と言う感じではありません。

メインは、11日の木曜日にあります米生産者物価指数(PPI)と翌12日の金曜日にあります米消費者物価指数(CPI)の発表でしょう。12日には、同時に12月の小売売上高も発表になります。また欧州各国の指標では、9日の火曜日ドイツ鉱工業生産、10日の水曜日英国鉱工業生産、11日の木曜日ユーロ圏鉱工業生産と、鉱工業生産の発表が続きます。他には、本日8日ユーロ圏小売売上高、9日同じくユーロ圏失業率と、こんなところでしょうか。

 

先週あたりから、米地区連銀総裁がちょろちょろと今年の利上げについて騙って語っておりますが、まあ、いつもの事です(笑)。地区連銀総裁は、持ち回りでFOMCの委員になりますが、現時点で委員または次期委員であっても、あまり強い立場ではありません。唯一ニューヨーク連銀総裁だけは、必ず副委員長と言う高い立場ですので、こいつだけ注意しておけばいいかと(笑)。

今週、日本時間で12日金曜日の早朝5時半から、ニューヨーク連銀の経済見通し発表がありまして、そこでダドリー総裁が何かぶちかましますと、もしかしたら方向感を盛った持った値動きが発生する可能性もありますので要注意です。


 

さあ、いよいよ仕事開始です。今年も、また年末には「クリスマスうっひょ~」とか言ってられるようにしたいと思います(笑)。

今年も1年間、頑張ってまいりましょう。


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2018/01/07 日曜日

昨日、香港から帰国しました。

搭乗した飛行機が若干ディレイすると言うアクシデントもありましたが、混み合ってる時期ですので仕方ありません。とは言っても、私たちが乗ってる飛行機だけってのが、なんとも。見えざる意思、見えざる手に選ばれたと言う事で(笑)。


 

「見えざる手」と言えば、かの有名な英国人で、スコットランドの誇る哲学者そして経済学者であるアダムスミスが著書「国富論」の中で「  led by an invisible hand  = 見えざる手によって導かれ」と登場する事で有名です。あまりにも有名なため「見えざる手」ばかりが独り歩きしている体もあるのですが、よく大学の経済学部で指導教官が言うような、

「高度に発達した自由経済では、需給関係の自然なバランスによって価格が決定し、適度な価格へ収斂(しゅうれん)する様が、まるで見えざる手に導かれるように見える」

と言うのが、アダムスミスが富国論で言いたい「見えざる手」と言う事では無く

「 投資家がリスクとリターンを適度にコントロールしながら運用を行うと、まるで見えざる手によって導かれるように経済全体の成長を促すことにつながる。ただ、それが正しい事か間違ってる事かは誰も分からないし、誰も責任も負わない」

と言う、実はかなり適当な事なんです。

つまり、文章にこそ直接的な表現はしておりませんが、キリスト教による終末論での 「 invisible hand of God = 神の見えざる手」になぞりアダムスミスがこの言葉を使い「見えざる手 = 神が導いているように見えるけど、正しいのか間違ってるのかなんてことは、結果が出てみねえと分からねえなあ(笑)。」って事です。

そもそもアダムスミスは、経済学者である以前に哲学者ですので、哲学者ってさも分かったような言葉で納得させ、実は本質的には何ら解説してないなんてのが得意中の得意ですから、まさにその類(たぐい)です(笑)。

 

これ、現在のビットコインの状況に置き換えますと、

「ビットコインを売買している人たちは、たった今の上昇トレンドを収益機会と捉えて大勢の人たちが買っているため、まるで上昇トレンドが正解のように価格がつり上がっている。だけど、それが正しいのか間違ってるのか、そんなの今は誰も分からないから、もうちょっとしてみて判断するしか無い。もし間違ってて大暴落しても、誰も責任取れないけどね」

そう言う事です。

 

もしこれが、大学の経済学部の指導教官が言うような、価格は市場によって収斂すると言う事ですと、現在のビットコインの価格暴騰も正しいと言う事になり、そもそもバブル経済なんてものは存在しないと言う大風呂敷にまでなるわけです。

純粋な経済学者、大学で経済学を教えるような指導教官もそうでしょうし、もっと言ってみたらノーベル経済学賞を取るような凄い経済学者が言うような「価格は収斂する」と言う考えが正しいのか。それとも、哲学者色の方が濃い今から300年以上も前のアダムスミスが言う「市場は間違える」と言う考えが正しいのか、私にも、いや、私なんかには正解なんて分かるわけがありません。

ただ、たった一つのファンドの崩壊でドル円を十数円ぶっ飛ばし、世界中を不況に叩き込んだ LTCM = ロングタームキャピタルマネジメントの失敗は、ノーベル経済学賞受賞者の博士たちが束になって考えた理論を凌駕し「価格収斂が発生せずにロシアがデフォルトした事」が引き金になったのも事実です。

 

もし、ビットコインの価格高騰がこのまま継続し、バブル崩壊が如くの下落が発生しなかったとしたら、ビットコインの価格下落に警鐘を鳴らす経済学者が大敗し、300年前の哲学者アダムスミスが言った「見えざる手」と言うものの本質に一歩また近づいたと言う事になるのかもしれません。 

 

飛行機がディレイして「見えざる手に導かれ」なんてのは、これまた強引に展開しただけです(笑)。年末年始のお休みで香港の実家に行き、うちの父と久し振りに「たった今の株価や為替の価格推移」では無く、経済学の概念のような、根本のような、そんな事を話しておりましたら、父も私も、このアダムスミスに戻ったわけです。

親子だから同じような考えになるのか、あるいは、経済学の実社会で生きてきたから同じような考えになるのか、また、あるいは、私も父もそしてアダムスミスまで含めて英国人だから同じような考えになるのか。

もう少し時間が経過したら、その結果だけは突きつけられる事になるでしょう。 


 

昨日、年末年始の帰省からようやく帰ってまいりまして、本日は朝から久しぶりの教会へ行ってまいりました。いやあ、帰ってきて迎えてもらえる場所があると言うのは、やっぱりいいですねえ。牧師さんもニコニコと、ああ献金ねえ(笑)。

先週末、今年初の米雇用統計があったり、CFTCのIMMポジションも発表されております。明日からまた、今年の仕事を再開いたしますが、今日まではまだお休みと言う事で、仕事に関しては頭の片隅に追いやっておきたいと思っております。 


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