FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/10/06 戦績

 2017/10/06 金曜日 戦績

USDJPY        +582,900円

EURUSD         +29,044円

GBPUSD        +360,901円

AUDUSD         +21,518円

USDCAD         +85,418円

EURJPY        +171,100円

GBPJPY        +262,700円

EURGBP         +45,679円

TOTAL       +1,559,260円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,595,165円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +4,595,165円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +292,227,159円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +835,385,086円

 

待ちに待った雇用統計の日、雇用統計で大きく動いてくれる事を期待していたわけではありませんが、雇用統計を待ってしまった不動の相場が、ここをクリアしてくれる事で来週以降は少しでも動意を持ってくれるであろう事は願ってました。

なにしろ、昨日の東京時間から欧州時間にかけては、ドル円やユーロドルなんかで上下20pips程度、ポンドドルだけは一方的なポンド売りでそれでも40pipsしか値が動かず、東京時間終了直後の午後3時にドイツの指標があったのですが⇩

ドイツ8月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業受注(前月比) -0.7% +0.7% +3.6%

前月比の数字で、しかも普段からあまり注目されていない指標だからと言って、ここまで極端に数字が変化しているのですから何かあっても良さそうなものですが、完全スルーです。ええ、何も無くても東京時間終了直後からいつもはピコピコ動く癖に、昨日は完全スルーです。完全スルーは言い過ぎだとしても、5pips程しか動いておりませんでした。果たして指標結果で動いた5pipsなのか、午後3時を回ったから動いた5pipsなのか、誰にもわかりません(笑)。

 

そして、迎えた日本時間で午後9時半の発表⇩

米国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
非農業部門雇用者数 15.6万人 +10.0万人 -3.3万人
失業率 4.4% 4.4% 4.2%

事前の各社予想で、非農業部門雇用者数10万人を下回った数字を出しているところを小馬鹿にしておりましたが、なんとマイナス(笑)。いやあ、マイナスっていつ以来でしたでしょうかね。それ自体に何の意味も無いので確認してませんが、恐らく2007年のサブプライム問題以降では2010年くらいを最後に全てプラス推移では無かったかと思われます。

今回、非農業部門雇用者数がこの大きなマイナスを食らったのに、発表直後にドル買いが発生したのは、恐らく数字なんて完全無視で「ハリケーンの問題があったのだから、数字なんでもいいから発表されたらドル買う」と目論んでいたところが多かったのでは無いでしょうか。実際、ユーロドルが動き出したのは午後9時半になる一瞬前でして、しっかりした会社のチャートですと1分足では2129から動いているかと思います。ところが、さすがに良く見たら非農業部門雇用者数がマイナスだったんで「ハテ?どうしたもんか?」となってしまった(笑)。

ただ、雇用統計の発表資料にも、皆さんが目論んでいた通りにハリケーンの問題に関して言い訳がましく詳細に記述してありまして、ポイントはこんな感じです⇩

・ハリケーンイルマとハービーは、両方とも今回の調査期間に影響していた。

調査票の回収率は、被災地でも通常の範囲内であった。

・プエルトリコと米領バージン諸島の調査結果は、全米数値に含まれない。

つまり、ハリケーン被災地の数字が非農業部門雇用者数を悪化させてはいるが、被災地の数字を含んでも「なお失業率は0.2%も改善している」と言う事です。

 

その後、一応はドル高の流れではあったのですが、事情があったにせよ数字が悪い事は悪いので上がりきる事も無く、何度かドル上昇アタックを繰り返したり、中には利益確定売りっぽい動きもあったり、一進一退。でも若干ドル高基調のような雰囲気で迎えた日本時間午後11時この指標⇩

米国8月 前回値 市場予想(中心値) 結果
卸売売上高(前月比) -0.1% 0.0% +1.7%

前月比とは言えこんなに数字が良かったのに、ここをピークにドル売りの様子に市場の流れが変わり、その後に米債券価格の上昇とドル売りが入りまして「今週は、もうこのままタラタラ行くのかなあ」と思っていた矢先、忘れていたあの男が再び帰ってきました(笑)。笑い事じゃないんですが、

北朝鮮が今週末にミサイル発射する

遂に、偉大なる日本国が誇る日本銀行総裁と同じように、噂だけで市場を動かく事ができるようになった北の首領様です。 

これで、昨日の大相場は全部持っていかれた(汗)。ドル円は、雇用統計前の113円アラウンドを大幅に割り込み、日付が変わってからですが112円半ばまで。ユーロドルの方が動きが大きかったのは、恐らく北朝鮮絡みで考えるとしたら、米国の北朝鮮リスクから上がった米債券価格上昇を受けたドル売りの行き先でしょう。つまり珍しくユーロが逃避先になったわけです。もっとも、ここ最近はずっと下落していた事と、ポンドに対しては大幅に上昇していたと言う事もありまして、そのままポンドが上がりきれない分も受けてしまった感じはあります。

 

それにしても、週末のロンドンフィキシングを迎える直前の北朝鮮絡みでの値動き、これは最近では何回目なんでしょうかね。今回、かの国の皆さんは113円に乗ってると困る何かがあったのでしょうかねえ。

これ、もしミサイル発射が無く週末が過ごせましたら、実害が無い上で為替相場が動きまくって私が儲かったと言う事になりまして、もういっそオオカミ少年になるまで噂を出しまくって欲しいとも思っても、しまったり(笑)。どうせ、米軍さんは本当にミサイル発射するのかどうかなんて情報は持っているでしょうから、噂が先行しても踊らさせられる事なんて無いでしょうし。いや、そう言うのに頼ってたらいけませんね。結果論として待ち望んでおくだけにしましょう(笑)。

 

そんな感じで、いつもなら日本時間で翌土曜日に持ち越しているような、雇用統計で発生したポジションなんかは全て当日中に精算完了したため、いつもの値動きとくらべて悪い中でも上の数字は比較的マシな感じになってます。そればかりか、あのドル売りの中で新規にポジション立って日を超えた分が随分とありまして、珍しく二度美味しい雇用統計相場になりました。

 

いつもは3ページしか無い雇用統計報道発表の要約ページですが、今回はハリケーンの影響に関する説明がありましたので4ページあります。市場関係者を一瞬悩ませた今回の報道発表の要約ページ、久しぶりに貼り付けておきます。

 


 

- U.S. Bureau of Labor Statistics 8:30 a.m.(EDT) Friday, October 6, 2017 -
THE EMPLOYMENT SITUATION - SEPTEMBER 2017

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※ 非農業部門雇用者数の数字が括弧書きになっておりますのは、マイナスを見逃さないようにするための親切心と言う部分と、そもそもマイナスを括弧書きすると言う表記方法があるためでして、本来でしたらマイナスを括弧書きで表記する場合には "-" の記号を付けないのですが、そうすると今度はマイナスと言う事を見逃す場合が出て来るため、あえて括弧書きで "-" を付けると言う表記方法をする事を指標発表時には見かける事があります。 


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2017/10/05 戦績

 2017/10/05 木曜日 戦績

USDJPY         +51,100円

EURUSD        +125,028円

GBPUSD        +216,763円

AUDUSD         +16,443円

USDCAD          +2,870円

EURJPY        +109,900円

GBPJPY        +496,500円

EURGBP         +33,893円

TOTAL       +1,052,497円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,035,905円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +3,035,905円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +290,667,899円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +833,825,826円

 

本日は、いきなり為替とは無関係の事からなんですが、ノーベル文学賞に元日本人で英国人の石黒 一雄さんが受賞したと言う事で、おめでとうございます。

また、日本が重国籍を認めない事から元日本人と言う立場でのノーベル賞の受賞者なわけです。国家と国籍、自分自身とアイデンティティの間(はざま)での悩みは重国籍を持つ私としても他人事では無く、成人してから英国へと帰化した石黒さんの気持ち、とても分かるつもりです。

重国籍問題とならんで、私がよく言っている相続税の問題。世界的に見たら、重国籍を容認しない国や相続税がある国の方が少なく、重国籍に関しては一部条件付きの国や非常に低い税率の相続税の国まで含みますと、重国籍を完全に排除しようとする日本のような国、非常に重い重税と言えるような相続税を課す日本のような国の方が世界的には少数派です。

「重国籍者は排除、相続税も重税で結構」それでも構わないと言う結論を出す前に、なぜ世界の多くの国では重国籍を容認し、相続税は次々の国で廃止しているのか、新聞やテレビが解説してくれる内容では無く、自分たち自身できちんと確認してみる必要があるかと思います。相続税は戦費調達のために考え出された税だと言う事を考えますと、憲法9条を守ろうと言ってるみなさんなんて、まず相続税廃止に噛み付いてもいいかと思うんですけどね(笑)。

 


 

さて、為替相場ですが、昨日は東京時間が明け欧州時間が始まるまで沈黙を守っていた感じでして、それが欧州時間開始と共に、欧州通貨全面安の展開でした。ユーロ安、ポンド安が対ドル、対円で同時進行し、ドル円だけがクロス円に引き摺られるような形で微妙に円高に振れただけで、他はドル全面高でした。

 

重要指標はあまり無かったのですが、日本時間で9時半にアメリカの指標⇩

米国 前回値 市場予想(中心値) 結果
新規失業保険申請件数 27.2万件 26.5万件 26.0万件
米国8月 前回値 市場予想(中心値) 結果
貿易収支 -437.0億ドル -427.0億ドル -424.0億ドル

良いんだかどうなんだか微妙な感じですが、結論としては、失業保険の申請件数も貿易収支も前回値・市場予想ともにクリアしている良い結果です。ユーロやポンドなどの対ドルで売られていた通貨はそのまま素直に値を落とし、円に関してだけは若干足踏みさせる程度の効果しか無かったわけですが、それも昨日の市況を考えますと仕方ないかなと思います。

今週、システムトレードの数字が悪いので、この午後9時半の指標だけちょこっとドル円で丁半博打を張りまして、それがこの雄叫びだったわけです(笑)。

h.hatena.ne.jp

ユーロやポンドがあそこまでズルズル行ってしまってましたんで、指標を受けて更に下落した上で反転した場合、ドル円で円買い行っといた方が良いのかなとフォースを感じまして、ドル円で行ったわけです。ただ中々そうは上手に行かせてくれず、日本時間で午後10時過ぎにありましたパウエルFRB理事の発言を受け、ピコっと値が戻ったところで同値撤退を余儀なくされました。

「欲張らず 112.40切れなかったところで終わらせておけば良かった」とか「素直にユーロ売っときゃ良かった」とか、人生でかれこれ100万回はしている後悔を昨晩も繰り返したわけです(汗)。

 

それと、指標とはちょっと違うのですが、日本時間で午後8時半に前回9月7日に開催されましたECB理事会の議事要旨が公開されまして、テーパリングがどうとか、市場が求めていた内容についての言及が多くなかったため反応薄、と言うか無視(笑)。

ユーロ高への懸念も含まれていたため、昨日のユーロ売り市況の中では有耶無耶にされてしまった感も若干ありまして、公開直前までユーロ売りの動きが対ドルでは若干収まっていたのですが、公開後にもう一段の下落があったため、それが議事要旨公開によるものなのか単に流れの中で早いニューヨーク勢が参戦して来たためなのか、ちょっとわかりません。

 


 

さあ、本日は待ちに待った雇用統計です。別に大きく動く事は(若干しか)期待しておりませんので、早くこのイベントを通過して、通常の流れに戻って欲しいと願っております。もちろん、大きく動いてくれてもいいんですけど(笑)。  


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2017/10/04 戦績

 2017/10/04 水曜日 戦績

USDJPY        +149,700円

EURUSD         +43,526円

GBPUSD         +62,998円

AUDUSD         +45,073円

USDCAD         +21,295円

EURJPY         +39,200円

GBPJPY         +96,200円

EURGBP          +5,420円

TOTAL         +463,412円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,983,408円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +1,983,408円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +289,615,402円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +832,773,329円

 

日を追うごとに、日計が下がっております(笑)。いや、笑うところじゃ無い(汗)。

今週はもう雇用統計待ちなのかカタルーニャ独立宣言待ちなのか、全く動かない状態の為替相場でツマンネ(笑)。いや、ここも笑ってる場合じゃ無くて、雇用統計がある週はこれがあるから困るんですよ。いくら雇用統計でビヨーンとビヨンド(その先)なプライスまで行ってくれたとしましても、雇用統計まで動きが鈍い日が続きますと、週間トータルで見ると他の週の方がお稼ぎあそばされてたりする事もありまして、その上、雇用統計でも無慈悲に動意無く終了の時もあったり(汗)。

 

昨日はどの通貨ペアも値動きが安定せず、チャートはグッチャグチャでして、それでも比較的まだ小マシなお絵かきをしておりましたドル円を見ますと、とりあえず日本時間午後9時15分に発表になりました米ADPの発表した指標⇩

米国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ADP全国雇用者数 +23.7万人 +13.5万人 +13.5万人

これには反応し、それまでドル売りダダ下がりだったものが、ドル買い傾向に振れた感じではありました。数字自体は大した事無いのですが、はやり雇用統計前にしての雇用関係指標ですので、今回のこの ADP が市場予想通りだったため、雇用関係も市場予想とかけ離れていない数字を期待してのドル買いでしょう。 

そして、日本時間で午後11時に発表になりました米ISM非製造業景況指数⇩

米国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ISM非製造業景況指数 55.3 55.5 59.8 

こちらはさすがに、この力強い指標結果を反映しまして、一斉にドル買いに向かったのですが。結局はそのままドル買いが継続したのは対円だけでして、それにしても朝方付けた112.95付近は超えられず、30分もしないうちにタレて来ました(笑)。

 


 

本日、日本時間早朝4時の自治州首相声明において「カタルーニャ州の独立宣言か」とか言われておりましたが、結果的には「週末か週明けにも独立宣言」との発表にとどまりました。さて、どうなります事やら。 


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2017/10/03 戦績

 2017/10/03 火曜日 戦績

USDJPY         +58,100円

EURUSD         +77,155円

GBPUSD         +41,209円

AUDUSD         +26,758円

USDCAD         +10,906円

EURJPY        +135,800円

GBPJPY        +180,900円

EURGBP         +21,685円

TOTAL         +552,513円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,519,996円

 

月間戦績(10月)

TOTAL       +1,519,996円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +289,151,990円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +832,309,917円

 

まさかの、月曜日より数字が行かなかった火曜日(笑)。

東京時間はタラタラ行くのかな~と思っておりましたら、株式市場の上昇に合わせて9時半過ぎからドルが買われまして、東京時間には珍しく対円以外にもユーロやポンドまで含め、東京時間前場はドル全面高と言う値動きでした。

日経平均凄いですねえ、前日と比べ213.29円高の終値20,614.07円と年初来高値を更新し、2年ぶりの高値を付けてておりました。が、ファストリテ(ユニクロ)が寄与度+26.72、ファナックが+15.40、アドバンテスト(計測器メーカー)が+11.43、京セラが+8.68、上位にいつも登場するソフトバンクやKDDIはおりませんでしたが、いつも見かけるこの辺りの4社でもう+60超えてますからね。月曜日に発表されました日銀短観大企業製造業業況判断DIが、遅ればせながら効いてるようです。

これじゃ私の大量保有*1 しているような株、このブログのPC版ですと左側の方によく見ると出てる銘柄があったりするんですが、日経平均が上がったとしても牽引されて上がらないわけです。まっ、短期勝負してるんじゃ無いのでいいんですけど。

 

ところで、上で赤字にしてありますアドバンテストですが、株をやられている方はよく聞くかと思われます。ただ、このアドバンテストって言う会社の商品なりサービスを直接知っている方と言うのは、あまりおられないのではないでしょうか。

上場している会社で、一般の方がほとんどお目に掛からないような商品やサービスを扱っている会社と言うのは、実はあまり多くないかと思います。このアドバンテスト、上にも括弧書きしてあるのですが計測器メーカーでして、実は私、このメーカーのスペクトラムアナライザ(スペアナ)持ってます(笑)。

 

以前、まだメガヘルツ域の計測が出来れば満足していた頃は、ケンウッドのオシロスコープとか使っていたのですが、最近は「携帯も無線LANも計測したいよ~」「周波数分分布も見たいよ~」となりますとGHz域まで対応しているスペアナと言う事になります。すると、やっぱりアドバンテストなんですね。

私の持ってる3GHzまで測れるものですと、中古で10万円台から手に入りますが、新品で売っていた時は桁が違います。最近じゃ5GHz帯も測りたいし、そうなると8GHzまで計測できるシリーズになりまして、中古で最低でも50万円くらいするんです。せっかくそこまで出すなら、100万円くらい出せば一気に32GHzとか43GHzまで計測できるのも買えるんですよね。衛星関係は全くやらないんで、そんな高い周波数要らないっちゃ要らないんですけど。かれこれもう1年くらい悩んでまして、そんなに欲しいなら買えよと言う声もあるんですが、割りとケチなんです(笑)。

おっと、株だけでなく計測器まで。今日は随分と大きく脱線しました。

 


 

昨日は指標も大したものが無く、豪州の政策金利 RBAキャッシュターゲットも事前予想の通り変更なしの 1.50%との発表でして、豪ドルも特に動きはなし。

「あとは、今日重要そうな指標は夕方5時半の英国の指標くらいかな~」と軽く考えておりました。その英国の指標 ⇩

英国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
建設業PMI 51.1 51.1 48.1

PMIとよく聞くかと思いますが、これ「Purchasing Managers Index」の省略でして、日本語にしますと「購買担当者指数」となり、企業の購買担当者に景況感をアンケート調査した集計結果です。これが50を上回ると景況感は上向き、下回ると当然悪化と言うわけでして、つまり単に数値が3ポイント低かったと言うことでは無く、プラスからマイナス、ポジティブからネガティブになったと言う事になるわけです。

当然、ポンドは発表の瞬間にぶっ飛びまして、FXブローカーの中には値を付けられずに窓開けちゃった業者もあったようです。あの直前の値動きは上向きっぽい感じでしたので、当然、私のシステムもやられちゃったわけです。まあ、たまにはこう言うのも仕方ない。仕方ない仕方ないと言い聞かせて、仕方ない(汗)。 

 


 

カタルーニャの独立運動、あれ、最終的にはどうなっちゃうんでしょうね。今回のカタルーニャ独立が達成され、スペインを含むEU全加盟国がカタルーニャ加盟を承認した場合、スコットランドが英国から独立したとしてEU加盟を果たすのは、今回のカタルーニャよりも遥かに容易です。なにせ、英国はEUからから抜けるわけですから、もし仮にスコットランドのEU加盟を英国が認めなかったとしても、抜けるまで待てば承認を得る必要すら無くなりますから。 

EUとしたら変な前例は作りたくないでしょうが、でもなってしまったら仕方無く、なし崩しで加盟を認めざるをえないんでしょうね。だって、カタルーニャの財政基盤を失うのはEUの危機に直結しますから。

 

スコットランドが言い出したら、今度は北アイルランドが騒ぎ出すでしょうし、フランスのピレネゾリアンタール県がフランスを抜けてカタルーニャに合併したいって言い出すのは確実でしょう。こうやって、世界中が細切れな中世のような国々に戻っていくのでしょうかね。もういっそ、私も自分が住んでるマンションの部屋を領地にして、独立宣言でもしてみようかな(笑)。


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*1:5%ルールがとかでは無く、単に自分の心の中で大量保有ってだけです(笑)。

2017/10/02 戦績

 2017/10/02 月曜日 戦績

USDJPY         +75,400円

EURUSD        +149,281円

GBPUSD        +217,911円

AUDUSD         +17,658円

USDCAD         +25,007円

EURJPY        +163,300円

GBPJPY        +283,500円

EURGBP         +35,426円

TOTAL         +967,483円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +967,483円

 

月間戦績(10月)

TOTAL         +967,483円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +288,599,477円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +831,757,404円

 

月曜日が月初、そして月初が週初の今月は、昨日の日計・今週の累計・今月の累計の3つの数字が同じ美しい月です。NUMBERS3でゾロ目が出たような気分です(笑)。

 

さて、もういきなり指標行きましょうか(笑)。昨日発表になりました日銀短観、その中でも特に注目度が高い「大企業製造業業況判断DI」が、近年稀に見る高い数字となりまして無反応でございます

日本国・日銀短観 前回値 市場予想(中心値) 結果
大企業製造業業況判断DI 17 18 22
大企業非製造業業況判断DI 23 24 23

まあ、いつもの「日本の市況スルー」とは違いまして、発表時間が日本時間で午前8時50分ですので、もう10分ほどで東京株式市場がスタートするわけです。昨日は、寄り付きから20,400.51円と前日を44円も上回り、大引けも落とす事無く20,400.78円と年初来高値を更新、当然に日本円は安く買い叩かれるわけです(笑)。

昨日は「円安だから大企業の景況感が高くなる」んじゃ無く「大企業の景況感が高いから株高で円安」と言う、経済の流れを逆方向から作り上げているような気がしてなりません(笑)。別にどっちが先でも、相乗効果でしょうからいいんですけど。

 

東京時間からドル買いの流れは続き、特に対ユーロやポンドでは、先週からの流れが再燃した感じでして、先週末に落ち着きかけたのは "まやかし" だったようです。ただ、そんな中でも円だけは上値を伸ばす事が出来ず、ユーロやポンドの売りに流れにさらわれるような形となり、ドル円も113円を一瞬付けただけで失速。月曜日から大相場です(笑)。

ユーロ売りはカタルーニャの独立が切っ掛けのような事を書いているニュースがありましたが、あれ書いた記者は先週からのチャートとか、ユーロポンドの値動きとか見てないんでしょうかね。「社会面の記者が適当に経済面を書いてみましたテヘペロ」と言ったところでしょうか。

金融系の通信社の記者ですと、微妙な内容の記事でも、それでも嘘にはならないように「気は使って」書いてあるのは分かりますが、さすがにアレでは大嘘です。もっとも、一般紙の記者の倫理観とやらは、いつもの報道を見ててもあんなもんなんだろうと納得出来てしまうところもあるんですが。いやはや・・・・・・

  

他に指標は、英国の製造業PMIとかユーロ圏失業率とか重要そうな指標もあったのですが大波の中での発表でしたので、 英製造業PMIもユーロ圏失業率も予想より悪い数字が出たものの、指標のせいで動いたのかどうか全くわかりません(笑)。

英国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI 56.9 56.2 55.9
ユーロ圏8月 前回値 市場予想(中心値) 結果
失業率 9.1% 9.0% 9.1%

この失業率(汗)。

いつも思うのですが、日本やアメリカの失業率とくらべて、これで労働市場がちゃんと回ってるとECBは考えているのかどうなのか。アメリカは直接の金融政策として、日本も間接的な金融政策として、それぞれ中央銀行が雇用問題に取り組んでおりますが、数字だけ見るとECBはどうなってんだって感じです。ECBもやってないとは言いませんが、やはり多国籍統一通貨の金融政策には限界があるのか・・・・・・

 

日本時間で午後11時、アメリカのISM製造業景況指数が発表されまして⇩

米国9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
ISM製造業景況指数 58.8 58.0  60.8

さすがに前回値・市場予想をここまで超えてきますと、一瞬だけピコ~ンと動く程度には影響がありました(笑)。ドル円も、ユーロドルも、ポンドドルも、発表の瞬間に20~30pips ほど飛んだかと思いましたら、15分くらい掛けて元の位置までお戻りになられた行儀の良さです(笑)。まっ、指標なんてそんなもんだ(笑)。

 


 

本日はドイツが「ドイツ統一の日」と言う事で、祝日のお休みになっております。ドイツ統一の日、1990年10月3日に西ドイツに東ドイツのすべての州が加入して事実上東ドイツが消滅した日です。

たまに、ベルリンの壁が崩壊した日と思われている方がおられますが、あの有名な壁の崩壊があった日は前年の1989年11月9日でして、私もテレビで見ていて興奮した記憶がございます。あれ、実は「旅行許可証の発行制限緩和」と発表するところを、東ドイツの外相が間違って「東ドイツ国民は西ドイツへの自由な旅行を認める」とか発表してしまったのが切っ掛けで、最終的には調子に乗った市民が「だったらもうこんなの要らないじゃん」とか言って壊し始めたんだとか(笑)。

 


 

昨日、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにおきまして、非常に痛ましい事件が発生しました。発生したと言うよりも、起こされたと言うべきでしょうか。

 

www.jiji.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

www.pri.org

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ 

 

もう、掛ける言葉も見つかりません。今回の事件で亡くなられた皆さんが安らかに眠りにつけますよう、怪我を負われた方が一日でも早く回復なさいますように、心からお祈り申しあげます。 


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