FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/09/26 戦績

 2017/09/26 火曜日 戦績

USDJPY        +218,200円

EURUSD        +162,199円

GBPUSD        +142,983円

AUDUSD         +40,378円

USDCAD         +36,514円

EURJPY        +233,300円

GBPJPY         +75,400円

EURGBP         +18,016円

TOTAL         +926,990円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,460,050円

 

月間戦績(09月)

TOTAL      +30,768,333円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +284,434,369円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +827,592,296円

 

ハードカレンシー同士や対メジャーカレンシーとのペアで、特に大きなニュースも無くタラ~っと動いてくれた、最高の一日でした。一気に動いて "お稼ぎ" な日も嬉しいのですが、大きなニュースも無く、トラブルも無く、キレイな値動きで終わる日も精神的に楽でいいです。システムトレードと言っても、結局は数字を見てますから大きな下げとか入ると "うひょ~" くらいは思いますから(笑)。

 

昨日の指標、システムトレードには関係無いんですがニュージーランドの貿易収支が日本時間で早朝に発表になりまして、-0.825ビリオンNZDの予想に対して-1.235ビリオンNZDと言う事で、特に反応無し。東京株式市場の前場開始直前、7月の日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表になりまして、特に反応無し。 

とりあえず昨日のメイン指標(イベント)でしたアメリカの新築住宅販売件数、日本時間で午後11時に発表になりまして、前回値や事前の市場予想を下回り⇩

米国8月 前回値 市場予想(中心値) 結果
新築住宅販売件数(前月比) 57.1万件 58.5万件 56.0万件

特に反応無し(笑)。

特に反応なし 以上。

 

金融系のニュースなどでは、日本時間で日付が変わった午前1時半ころからのイエレンFRB議長とアトランタ連銀総裁の講演待ちと言う感じで報じておりました。が、実際のところ終わってみますと、講演開始直後に若干ピピッと動いておりましたが確実に仕掛けですので、講演が始まって内容が伝わりますと割りと冷静な動きでした。日付変わってからの話しですので、明日のブログでの話題に取っておきます。

 


  

そう言えば、昨日の戦績数字が間違ってまして、週間戦績の数字が先週からのそのまんま累計になってました(汗)。

以前、数字を集計するバッチを修正した際に、祝日の処理を間違えたままでして、土曜日に祝日が来るとちょっとしたエラーが発生して週間戦績の数字がゼロに戻らないままでした。いや、よくある単純なミスなんですが、これが大規模なシステムに組み込まれていたサブシステムの一つでしたら、思わぬ大惨事になる場合もあります。もっとも、大規模なシステムなら十分にデバックするでしょうし、日時を若干進めた別のシステムを並行で動かしてフォワードテストしながら本番運用なんて事もします。

他の方のブログで「みずほ統合の時のATM障害ウンタラカンタラ・・・・・・」とか書いてる場合じゃ無かった、自分の方こそシステム障害が発生してました(笑)。


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2017/09/25 戦績

 2017/09/25 月曜日 戦績

USDJPY        +103,600円

EURUSD         +81,455円

GBPUSD         +58,702円

AUDUSD         △4,920

USDCAD         △7,593

EURJPY        +161,100円

GBPJPY        +133,900円

EURGBP          +6,816円

TOTAL         +533,060円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +533,060円

 

月間戦績(09月)

TOTAL      +29,841,343円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +283,507,379円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +826,665,306円

 

ロンドンフィキシングた~いむ直前、日本時間で夜11時50分ころに「アメリカに宣戦布告された~、よ~く覚えとけよ~」と言う遠吠えが北の方から聞こえまして、ドル円が112円を切り、ユーロ円が113円を切り、ポンド円が151円を下回った上でロンドンフィキシングた~いむを越えたわけですが(汗)。 

これ、本当にタイミング図ってない?
なんか、時間計算して発言してない? 

最近、朝にしろ夜にしろ、妙に "かの国" の発言なり行動に金融市場での動向を睨んでる時間帯があるような、そんな気がしてなりません(汗)。気のせい、だとは思うんですけど、25日のロンドンフィキシングであのライン切らせようとする感じだったり、タイミングいいんですよ・・・・・・

  

本日26日になる直前、深夜0時少し前に発生しました首領様ご乱心以外は比較的落ち着いた日でして、日本時間で早朝に開票が始まっていたドイツの総選挙の結果がもう少しユーロに影響出るかなと思っていたのですが、それほどユーロも下がらず、表面上は「安定してるっていいよね」と装いながら、内心「なんだよ# もっと動けよ# ボラ上がれよ#」とか思っていたのはトップシークレット扱いです(笑)。

実際の戦闘や攻撃などが伴わないなら、口先だけでの口撃はいつもの事ですし、少々ボラが上がるカンフル剤としてだったら歓迎する気持ちが無い事もないのは、もう何かが狂ってるんでしょうね。

 


 

そんで、その噂のドイツの指標が昨日ありまして、一瞬だけピッと動く素振りを見せ、5pips くらいワープしたんですがそれっきり(笑)。

ドイツ9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
Ifo景況感指数 115.9 116.0 115.2

 

ところで、このドイツの指標の Ifo ってなんですかね?以前ちょろっと書いたのですが、ミュンヘン大学と共同で経済研究を行う「Ifo経済研究所」の事を指します。

Ifoはドイツ語の「Informations- und Forschungsstelle」英語では「Information and Forschung」の略でして、省略形なのに何故か頭の1文字以外は小文字なんです。省略形って基本的には大文字を使ってますよね?例えば、FRB,EU,USA,BOE,ECB,上げればまだまだ省略形なんて唸るほどあります。じゃ、何で Ifo は頭の1文字以外は小文字なのかと言うと、ドイツ人が省略したから(笑)。

 

基本的に、ドイツ語での省略形は小文字で表記するんだそうです。と言うか、英語よりも大文字を使う原則に厳しくて、文頭や固有名詞以外ではできるだけ小文字で表記したいらしく、実際に Ifo と英語圏や英語圏からの文化が強い国(日本など)では Ifo と表記してますが、実際にはドイツ本国においては全部小文字です。

ご本人様(Ifo)のホームページを見ましても、基本的には小文字表記⇩

www.cesifo-group.de

ドイツ語版の Wikipedia でも小文字⇩
ifo Institut für Wirtschaftsforschung – Wikipedia

ロゴも ifo の部分は当然全部小文字⇩
http://www.cesifo-group.de/dms/ifoimg/logo/ci2017/CESifo_GmbH_180_png.png

ん?ロゴも ifo の部分は・・・・・・?

ん?CESって何?

ドイツ語の省略形は小文字表記が原則じゃ無かったの?

って事なんですが、ifo の上部組織である CES は本国ドイツ語でも英語でも「Center for Economic Studies」と表記しまして、ドイツ語表記しますと「Zentrum für Wirtschaftswissenschaften」こんな感じでしょうか。つまり、ドイツでの正式名称も英語表記なので CES と全部大文字なんです(なんでしょう)。

 

さて、ドイツ本国では ifo と全部小文字で書く事が分かった上で、何で Ifo は頭の1文字以外は小文字なのかと言う核心に迫りたいと思います。先程、ドイツ人が省略したからと書いたんですが、実際にドイツ人が省略すると全部小文字でした。

実はドイツ語が、と言うかドイツ人がと言う方が正しいのかもしれませんが、省略形だろうが何だろうが、文章の頭で書く時には大文字にすると言う英語圏と同じルールを厳格に適用するのもドイツ人なんだそうでして、

 

つまり、

省略形として単体で書く時は全部小文字 ⇨ ifo

省略形として文章の先頭で書く時は頭の1文字以外が小文字 ⇨ Ifo

これが正解のようです。

そして、文章で「Ifo が~~~」と書かれたものを英語圏の人が見て「ああ、Ifoってドイツ人は書いて欲しいんだな」と思ったんでしょうね(笑)。

実際、以前に勤務しておりました会社でドイツ人に聞いたのですが、そんな感じで言っておりました。ええ、実はご本人様(ドイツ人)もよく分かっておりません。本当は、もっとちゃんとした理由なんかもあるんでしょうけど。

 

お酒の席での話題にでもどうぞ。興味を持って、最初から最後まで全部聞いてもらえるか分かりませんが(笑)。 


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2017/09/25 月曜日

もう、9月最終週なんですね。土曜日でちょうど一ヶ月が終わりますと、私がいつもブログで書いております戦績の数字ですが、翌月スタートが月初で週初になり、初週だけは月間と週間の累計が同じ数字になります(笑)。いや、別にだからどうって事は無いんですが、なんとなく数字が揃っててキレイじゃないですか。

それと、ごくたま~に「月間戦績の方が週間戦績より数字が小さいって、これ計算間違ってますよ」みたいなご指摘が来るんですが「先月末が今週の頭に含まれてますので、合ってますよ」と言う説明も面倒ですし、大昔アメブロ時代にそのようなメッセージが来ていた時には返信していた頃もありましたが、100%その後「勘違いでした」とか「わかりました」とかのお返事は来ません(笑)。

 

そんな理由もありまして、最近は月をまたいだ時の戦績数字には前月の数字もそのまま記載してあたったりします。気がついてました?例えば先月の8月なんて、月末月初週だけカレンダーで見てみますと⇩

2017年 7月~8月
30 31 1 2 3 4 5

と言う事で、結局は8月5日の戦績ブログ(8月6日更新分)にまで、7月の月間戦績を掲載する事になったわけです⇩

fxse.hatenablog.jp

まあ、別に大した手間や労力じゃ無いので良いっちゃいいんですけどね。だったらなんでココまで書いたのかと言えば、単に文字数稼ぎです(笑)。

 


 

昨日のブログで、いつも日曜日の恒例になっておりました CFTC の IMMポジションを書いてなかった事を思い出しました。

毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会 CFTC が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。先日から日曜日のコンテンツとして恒例化させまして、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(9月19日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 42,435 93,757 -51,322 +5,975
EUR (099741) 190,025 127,272 +62,753 -23,305
RUB (089741) 15,957 5,412 +10,545 +5,313
金Gold (088691) 330,646 94,557 +236,089 -18,671
原油 (067651) 678,156 260,082 +418,074 +43,594

 

IMMポジション前週分(9月12日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 40,642 97,939 -57,297 +15,648
EUR (099741) 191,102 105,044 +86,519 -10,251
RUB (089741) 12,919 7,687 +5,232 n/a
金Gold (088691) 351,492 96,731 +254,760 +9,462
原油 (067651) 662,650 288,170 +374,480 -7,633
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

ハードカレンシーでは、円ショートが減り、ユーロロングが減り、ポンドロングが増えまして、資源のメインでは金(Gold)ロングが減って、原油ロングが増えた。実に面白い増減です。通貨のポジション増減を見ますと投資家が見る今の世相が、資源のポジション増減を見ますと投資家が見る今後の予想が、それぞれ反映されているように思えます。あくまでも私が思う当社比です(笑)。 

そんでもって、私の中で今絶賛大ブレイク中のロシアンルーブルですが、来てますねえ(笑)。いや実際の通貨の値動きの中でも随分と良い感じでして、もっとも話題に出すまで随分と検討を重ねまして、お試しバイイングとかもしてまして、もういいだろって感じではあったんですが。FOMCを前にした新興国通貨のポジション整理にも全く反応せずと言う感じでして、結果としてFOMCの開催初日であった19日現在のIMMポジションでも前週比で大幅増を見せてくれました。 

まっ、相手が為替でしかもロシアなんで、ほんの少し気を緩めますと地獄の一丁目へご案内となりそうですので、そこは十分注意が必要です。なにしろ、ノーベル賞やフィールズ賞受賞者でも計算できなかったデフォルトを発生させ、LTCM崩壊へのトリガーを引いた国ですから(汗)。

 

久しぶりに、本文中にこれ書いとこう⇩ブログ閲覧上のご注意 

※当ブログ閲覧上のご注意 ~投資は自己責任で~
このブログに書いてある事はブログ筆者の個人的な見解であり、投資を勧めるものでも投資判断の参考にするために提供しているものでもありません。また、このブログに書いてある事を元に取引を行った結果として損失が発生した場合でも、民事上の補償等名目の如何に関わらず一切応じる事は出来ません。この注意書きにご同意頂けない場合は、当ブログの閲覧を遠慮下さいますようにお願い申し上げます。

 

ルーブル買いを推奨しているわけではございません。
ルーブル上昇を保証しているわけでもございません。

 


 

日本時間本日未明に投票が終了しましたドイツの総選挙、出口調査や事前調査の集計結果ではメルケル首相の再選がほぼ確定したとの事でした(午前5時現在)。

www.jiji.com

朝方からユーロが値を落とすような動きもあるのですが、円やポンドも同じように売られている状況からしますとユーロ売りだけでは無く、若干ドルが買われているようです。とは言っても、いつもの週初と比べまして値動きが大きいのは、ドイツの選挙絡みだと言うのは間違い無いでしょう。

政治が安定するのが経済的にも非常に重要なのですが、なかなかそうも言ってられないのが世の常です。欧州を今一番揺るがせている難民問題、あの英国がEUを離脱する一つになったのも難民問題でして、今回のドイツの総選挙では、第一党こそメルケル首相が率いる現与党キリスト教民主・社会同盟の連立政権がそのままの座を守ったわけですが、第三党には反難民を掲げる新興のドイツのための選択肢が、なんと88議席を獲得だそうです。

 

難民問題は非常に難しいですが、もしある日、大陸側から大量に難民の乗った船が日本に押し寄せて来たらどうするのか?我々も他人事として考えておりますと、明日は我が身となりえる事を忘れてしまうことになりかねません。

この「欧州難民危機」英語では「European migrant crisis」と言いまして、2015年の地中海での難民船5隻が沈没し1,200名が犠牲になった時から使われ始めました。欧州は陸続きなので陸路からの難民が多いと勘違いされる方も多いですが、難民はある日突然海から大挙して押し寄せて来る事が多いとも歴史的に物語っています。

 


 

さあ、いろいろ暗い話題もありますが、今週を終えれば10月です。秋です。それは誰がどうあがなおうと変わりません(笑)。

実りの季節に間に合うようにしっかり稼いで、美味しいものいっぱい食べたと思います。 今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 


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2017/09/23 戦績

 2017/09/23 土曜日 戦績

USDJPY         +88,600円

EURUSD         +63,993円

GBPUSD         +42,166円

AUDUSD          +4,449円

USDCAD         +11,207円

EURJPY        +107,300円

GBPJPY         +54,600円

EURGBP         +17,247円

TOTAL         +389,562円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +9,867,209円

 

月間戦績(09月)

TOTAL      +29,308,283円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +282,974,319円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +826,132,246円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

何でもない土曜日早朝「もう今週も終わりだな~」と言う時に、突然ポンドに事件が起こりました。

jp.reuters.com

 

この格付け変更を受けましてポンドが急落、あと30分足らずで今週も終了と言う時になってからこの動きです⇩

f:id:fxse:20170924074601p:plain

 

とは言っても、実は 60pips くらいしか落ちておらず、しかも半分以上は戻って終了しております。週の終わり、非常に商いの薄い時間だったからこそ大きく動きましたが、実際にはそれほどインパクトがあったとは思えない値動きになっております。

 

今から約15年前の2002年5月、ムーディズが突如、日本国債の評価を2段階引き下げた事がありました。通常、国債の格付け引き下げが行われますと、その翌日の債券市場では債券が投げ売り状態になり債券価格が一気に下落、その影響で金利が一気に上昇するのが当たり前だったのですが、その時には特に混乱も無く翌日の取り引きを終えております。

 

実は、市場関係者の間では、

格付け会社の格付けは全く信用されておりません

世界で有名な二大格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ、ムーディーズのどちらも、信用どころか相手にもされておりません。

 

その最大の理由、

お金払ったらちゃんと審査してくれます

つまり、やってる事は食べログと一緒でして、「勝手に評価」し、「評価取り消しや訂正はしません」これを非依頼ベースの格付けと言います。そして、「内部資料での再評価はお金払って依頼してくれればします」こちらが依頼ベースでの格付けと言う事です。これって、私からしてみたら「総会屋やヤクザと一緒」です。

それでもまだ以前であれば、市場関係者との間でもある程度の持ちつ持たれつな関係でもあったんですが、それすら完全に絶たれた事件がありました。

 

サブプライムローンを証券化した
不動産担保証券(MBS)に最上級の格付け

それが理由で安心して買っていた人・組織が大損または再起不能になるほどダメージを受ける事になりました。つまり、米国のサブプライムローンを切っ掛けとするフィナンシャルクライシスは、格付け会社も共同正犯です。

そして、リーマンショックとも言われる原因であるリーマンブラザーズの破綻、その破綻当日までリーマンブラザーズに対してA3と言う「投資適格」の格付けを、ムーディーズは行っておりました。当然リーマンブラザーズはムーディーズにお金を払って内部資料を提示した上で評価をもらっていたでしょう。見られなくない資料は開示しないでおいたとしても、財務や経理の専門家が見たら一目瞭然であろう事に関しても黙認して格付けをしていたのでは無いかと言われても仕方ありません。

 

今回の英国の格付け変更、理由は「EU離脱が経済の重しになり、同国の公的財政の立て直し計画が軌道から外れる恐れがある」だそうです。これはEUが好調であればの前提でしょうが、今後EUの経済的な好調が持続する事はどこにも保証されてないんです。むしろ、課題山積と言った状況でしょう。

もし英国がEUを離脱した事で「米国や日本などとの二ヶ国での貿易交渉がスムーズに運び、今まで以上に貿易での諸問題が解決した場合」や「EUが今後経済的に厳しい状況になった際に、EU離脱していたがためにその渦に巻き込まれずに済んだ場合」こんな仮定をしますと、決まって「そんな風になるって決まってないじゃん」と言われるでしょうが、でしたら格付け会社の言う「EU離脱が経済の重しになり」の根拠であるEU経済の見通しの明るさですら「それこそ、そんな風になるって決まってないじゃん」と言いたいわけです。

専門家が大勢でそう判断したんだから信用できるだろうって?ええ、専門家って言っても「不動産担保証券(MBS)に最上級の格付けをした専門家」ですけど(笑)。

 

格付け会社が高い格付けをしていたとして、それを信じてその会社を選んでも、最終的に格付け会社が金銭的に補償してくれるわけではありません。フィナンシャルクライシス前にもサブプライムローンを小口化した MBS の適格性に疑問を思って調査し、その危険性を信じて MBS の空売り手法としてクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を買った者もおりました。CDS って日本語の定義が確定してないため日本語で書きにくいのですが、一種の保証・保険です。実際に実需上で CDS を使う場合、会計上税務上は保証料(又は保険会社が取り扱った場合のみ保険料)として扱われております。

 

本日のこのエントリー、まるで格付け会社に恨みでもあるかのような書き方なんですが、ええ恨んでます。私自身は金銭的に損を受けたわけでは無く、フィナンシャルクライシスの際には却って利益を出させて頂いた側なんですが、随分と多くの人達が落胆し嘆き、中にはお金なんてくだらないもののために命を絶つ者までおりました。

今の私は組織に所属しているわけでも無く、こうやって地道にネガティブキャンペーンをしていくしか出来ないただの一般人ですんで、だからこうやってネガティブキャンペーンを展開しております(笑)。

 

どうか、格付け会社のくだらない格付けに一喜一憂して、大切なお金を失う事になりませんように。ただ、お金は大切なものですが、失ってしまったらまた稼げるものです。それを忘れないでもらいたいなと、いつも格付け会社の話題が出る度にそう思っております。 


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2017/09/22 戦績

 2017/09/22 金曜日 戦績

USDJPY        +287,900円

EURUSD        +361,229円

GBPUSD        +207,263円

AUDUSD         +26,516円

USDCAD         +50,712円

EURJPY        +153,200円

GBPJPY        +322,100円

EURGBP         +45,681円

TOTAL       +1,454,601円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +9,477,647円

 

月間戦績(09月)

TOTAL      +28,918,721円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +282,584,757円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +825,742,684円

 

昨日 鉄板通(ハードカレンシー) としては、日本時間で午後5時のユーロ圏PMIの発表が終わりますと今週の指標発表は終了と言う感じでして、恐らく日本時間で夜になります欧州時間後半からニューヨーク時間にかけては調整程度で今週の取り引きが終了するものだと考えておりました。もちろん、ハードカレンシー以外の通貨では指標が若干あったりしまして、その中ではカナダのCPIが若干注目されるでしょうから、当然カナダドルの値動きなんかはあるでしょう。それくらいは分かっております。

 

FOMC後、米ドルを基軸通貨として3つのペアを構成するハードカレンシーの中で、ポンドは何事もなかったかのようなFOMC前の価格に戻り、日本円は何事もなかったように1円高くまで行ったきり(笑)。ユーロだけは、FOMC後の米ドル高騰の中で落とした分を埋めるように、FOMC結果公表直前の値 1.2000 まで時間をかけて戻っている最中でした。そんな中での見事な欧州指標結果、

日本時間午後3時45分
フランス第2四半期GDP確定値(前年比) 前回値・市場予想ともにクリア

フランス第2四半期 前回値 市場予想(中心値) 結果
GDP 確定値(前年比) +1.7% +1.7% +1.8%

 

日本時間午後4時00分
フランス9月製造業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア
フランス9月サービス業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア

フランス9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI・速報 55.8 55.5 56.0
サービス業PMI・速報 54.9 54.8 57.1

 

日本時間午後4時30分
ドイツ9月製造業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア
ドイツ9月サービス業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア

ドイツ9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI・速報 59.3 59.0 60.6
サービス業PMI・速報 53.5 53.7 55.6

 

日本時間午後5時00分
ユーロ圏9月製造業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア
ユーロ圏9月サービス業PMI速報値 前回値・市場予想ともにクリア

ユーロ圏9月 前回値 市場予想(中心値) 結果
製造業PMI・速報 57.4 57.2 58.2
サービス業PMI・速報 54.7 54.8 55.6

 

この好結果の指標で、なんと強引に 1.2000 に乗せた(笑)。

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15分足にしたらヒゲにしかならないピッピッって感じですが、たしかに1.2000に乗っております。一瞬ですけど(笑)。

 

欧州は、どうしてここまで経済の好調をアピールし、
そして、ユーロに価値がある事を示したかったのか。
 

 

昨日、イタリアのフィレンツェにおきまして、EU首脳らに対し英国のティザー・メイ首相がEU離脱の方針を説明する公聴会が開催されました。EU首脳らとしましては、この日この時に「英国よ、EUはこの通り強い。離脱した事を、必ず後悔させてやる」と、見せつけてやりたかったのでしょう。

もちろん、指標をコントロールする事がEU加盟国のような高度に民主主義そして公平性が発達した国にできるハズが無く、単に結果論でしかありません。ただ、EU離脱を決めた英国に対する不満は日々増大しており、若干でもそれが指標を押し上げるほどの経済効果まで与える事になっていたとしても不思議ではありません。

くそっ!」その気持が人を動かすのは、上手(うま)く説明出来なくても広くあまねく人々が感覚で知っている事です。 

 

 

って事でですね(笑)。

いや、昨日ちょっとギリシャ神話の解説本を読んでおりましたら、何事にも意思が介在しているような気になりまして、ヤクザ映画を見終わったあとで映画館を出て来る人は皆んなが皆んな肩で風切って出て来るのと同じように、ギリシャ神話の解説本に感化されてユーロ指標をドラスティックにしてみたくなったわけです(笑)。

欧州指標自体は非常に好調なのは分かっておりまして、そのように市場の事前予想もなっておりました。事前予想よりもまだ大きな数字が出ましたのも、経済が伸びている時にはよくある話しでして、結局は人間ってのは自分の物差しでしか測りきれないって事です。つまり「こんなもんだろう」と言う型にハメてしまうんでしょう。

逆に不況に向かっている時には、事前の予想よりもどんどん数字が落ちて行き、それにビックリして狼狽売りを繰り返すのまでは、歴史が証明していることですから、まるっとお見通しです。不思議なのは、それでもまた何度でも繰り返すんですよ。

 

そんでもって、我らが英国のティザー・メイ首相がEU首脳らの前で何を騙った語ったのかといいますと、今までの繰り返し(笑)。いや、実際にそれしか言う事は無いんしょうけど。

若干反応がありましたのは、メイ首相が「なんも変わんないなら、別に離脱の合意なんて出来なくても勝手に離脱するし ⇦ 前から言ってる」とか「2年かけるとか言ってるけど、別になんも決まらないなら早目のパブロン離脱でも構わないし ⇦ 英国内では何度も報道されてる」が伝わりますとポンドが対ドル対円双方で急落し、かと思うと今度は急激に値を戻したり忙しい展開でした。この激しい値動きにユーロも釣られるような格好となり、せっかく指標頑張って上げたユーロには「また英国のせいで!」みたいに思われてたんでしょうねえ(汗)。

ところが、この「前から言ってる」や「英国内では何度も報道されてる」って事を思い出したのか誰かから指摘されたのか分かりませんが、どうやら市場が何かに「」となったらしく、今度はある程度買い戻したところでロンドンフィキシング以降には不動の構えとなり、微動だしない状態に。何してんだかなあ。

 


 

さて、全然関係無いお話しなんですが、こちら⇩

www.usatoday.com

これ、アメリカはアリゾナ州のフェニックス空港で、セラピー犬の活動が始まりましたって記事なんです。もともと空港で働いているワンちゃんたちも多くおり、たまにターンテーブル前で見かけたりもします。この働いているワンちゃんたちには触れてはいけないのはご存知の通りでして、もし子供なんかが触れようとしたら一緒にいる係官から「ダメ!」って言われる事は間違いないでしょう。

ところがこのセラピー犬の皆さんは、なんと、旅行者に「もふられる」そのために空港におります(笑)。写真に写ってるワンちゃんにも、ちゃんと「PET ME! かわいがれよ!」と書いてありまして、つまり「もふれよ!」って事です(笑)。

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f:id:fxse:20170923073806j:plain

 

何年か前からアメリカの空港では行っているようでして、空港ってパッと行ってパッと飛行機に乗ってパッと出るだけって感じでしたので、実は知りませんでした。記事の下の方には、サンフランシスコで「セラピーぶーちゃん(豚)」の事まで書いてありまして、日本や香港でもやってくれないかなと思った次第です。 

そうそう、セラピーニャンコは無理ってのは分かってますので、最初から期待しておりません。なんせアイツら、気分屋ですから(笑)。

 

猫と言えば、こちら⇩

www.newsweekjapan.jp

パリ第7大学のマーク・アントワン・ファルダン博士が、2014年7月に流動学協会の会報に発表された「猫の流動学について」という論文を発表しまして、それがどうやらイグノーベル財団の目に止まったらしく、今回なんと、あのイグノーベル賞を受賞と言う事になったようです。

そして、博士ご本人様は「ノーベル賞を辞退するのはカッコいいかもしれないが、イグノーベル賞を辞退するのは間違いなくカッコ悪い」と、このイグノーベル賞受賞の動機を語ったそうです(笑)。ごもっともです。


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