FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/08/07 戦績

 2017/08/07 月曜日 戦績

USDJPY               0円

EURUSD         +22,186円

GBPUSD         +54,866円

AUDUSD         +13,122円

USDCAD         +34,075円

EURJPY         +72,100円

GBPJPY         +42,600円

EURGBP          +6,817円

TOTAL         +245,766円

 

週間戦績(当週)

TOTAL         +245,766円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +8,649,889円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +221,817,114円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +764,975,041円

 

動かないにしても、限度ってものがあると思うんですよね。

これ昨日の値動き、土日も取引してるイスラム金融イントラマーケットでの値動きよりも小さいんじゃと思うほどで、ドル円は久しぶりのゼロでした(汗)。それにしても上下に 20pips しか動かないとか(笑)。

 


 

英国がEUを離脱する事が決まってから、ずっと言われております離脱金問題。

jp.reuters.com

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英国の一般紙テレグラフの日曜版が「英国側は最高で400億円払う用意がある」と伝えまして、それに対し英国の首相府は「憶測に過ぎない」と言うコメントを出したわけです。

www.bloomberg.co.jp

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まあ、憶測に過ぎないと言うコメントがどこまで指すのか分かりませんが、金銭的に1ユーロも支払わずに終わりにしようと英国側も考えてるとは思えませんので、400億ユーロが憶測だと言いたいのでしょう。

もし、仮に英国が400億ユーロ(日本円で約5兆円)を支払う事で、現時点でのEU加盟国としての恩恵をほぼ残しEU離脱と言う目的を達成する事が出来るのでしたら、これ実はお買い得なんじゃないかと私は思ってます。イイトコ取りになるわけなので、ある程度の金銭的な負担も仕方ないでしょう。

 

それよりも、せっかくのポンド乱高下の大ネタが不発に終わった感じがありまして、少々残念な気がしてなりません(笑)。


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2017/08/07 月曜日

先週は、週の頭から欧州通貨が頑張って市場を荒らして混乱に貶めて値動きしてくれましたおかげで、米雇用統計を週末に控えた週にも関わらず随分と雇用統計以外の部分でお稼ぎさせて頂きました。

特に、あまり期待していなかった「英中銀 BOE 金融政策委員会 MPC」後の市場反応が凄くて良かった(笑)。今回の MPC 後の公表では、いつもの政策金利や議事録とは別に、3ヶ月に1回の「四半期インフレレポート」が同時に公開されまして、3ヶ月に1回のこの日はスーパーサーズデーと言われております。この「スーパーサーズデー」はカタカナ表記をしますと、何やら香港あたりでは危険な雰囲気が漂う「超級=スーパー例の感染症=SARS日=デー がやって来るのかよ」と言うガクブルな感じがいたします。もう全く本筋とは関係ありません(笑)。ちなみに香港ではスーパーマーケットは超級市場でして漢字も日本と同じこのまんまですが、もっと関係ありません(汗)。

で、木曜日があまりにも良かったので「雇用統計とかもういいや(笑)」と言ったところ、どこかで私の雇用統計をバカにした発言を聞いていたのか、今回は雇用統計後の値動きも頑張ってくれちゃいまして「こんなんだったら、毎回毎回、雇用統計前に米国バカにしておこうかな」とも思っちゃったわけです。まあ、私の発言をいちいち確認しているような人はこのブログ見てる暇な皆さんだけですけど(笑)。

 


 

さて今週の注目点は、特にありません(笑)。⇦ ここ、笑いまで含めて赤字にするのか、笑いは含めずに赤字にするのか何回かやってみまして、結果として笑いまで含めて赤字にしたわけですが、どうでしょうか?やはり、笑いは黒字のままの方が良かったでしょうかね?(笑)。

 

ええっと(汗)。今週の注目点は無いと言う事なんですが、木曜日と金曜日にアメリカの生産者物価指数 PPI と消費者物価指数 PPI が二夜連続でお送りされるわけでして、ここ注目点かとは思われるのですが、実は11日の山の日からのお盆休みで子供たちを連れてお出かけしようと言う事で、私がお休みです。

ですから、私は注目してません。以上

とは言っても、システムトレードはそのまま稼働させておきますので、なんかこうドヴァーっとババーンと値が動いてくれる事は期待はしております。

 

ところでこの山の日、これ作った事でますます6月に祝日が無い事が目立ちます。7月に海の日、8月に山の日ですから「6月には空の日をぜひ」と言う事も最近はたまに聞きます。実際にはネットで見るのがメインなので目にします。ただ、空の日ってなかなか国民に広く根付くような何かが無いので難しいかなとも思いまして、6月にふさわしい祝日を考えてみたんですが、思いつかないので空の日でもういいです。

実は知り合いの奥さんが8月12日生まれでして「なんで11日?あと1日ズレてたら私の誕生日が祝日だったのに」と文句を言っておりました(笑)。でも、お誕生日パーティーをした翌日が仕事って言うよりも、仕事が終わってお誕生日パーティーした翌日は祝日だから毎年必ずお休みって言う方がいいと思うんです。まあ、人それぞれの考え方ですけど。

 


 

さあ、夏も本番になってきまして、日本では「お盆」がやって来ます。諸外国でも旅行業だけでなく金融に関わってる方の中でも「O-Bon」として有名です。それだけ、金融の世界で日本が与えている影響が大きいと言う事でしょう。最近、東京時間にはあまり値が動きませんけど(笑)。

 

今週は祝日もあったりして、まるまる一週間は働かない週になりますが、休む時は休んで働く時にまた頑張れるよう、休みも含めて全力で一週間頑張りましょう。

休みの日の方が、頑張っちゃったりして(笑)。


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2017/08/05 戦績

 2017/08/05 土曜日 戦績

USDJPY        +184,100円

EURUSD         +87,529円

GBPUSD        +137,608円

AUDUSD         +27,355円

USDCAD          +3,677円

EURJPY         +45,900円

GBPJPY         +16,100円

EURGBP         +21,075円

TOTAL         +523,344円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +8,908,708円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +8,404,123円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +27,670,020円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +221,571,348円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +764,729,275円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。

 


 

強い米指標を切っ掛けにドルが買われダウが史上最高値を更新し、日経先物も2万円台を回復、欧州株式市場も軒並み上昇して終わりました。原油価格も上げて終わり、米債券価格や金価格は下落。実に見事に、教科書のようにキレイな流れです。 

 

一方で教科書にまだ載ってないものと言えば、分裂騒動がありましたビットコインに代表される仮想通貨でしょう。先日ちょこっと書いたのですが、私としてはビットコインのような仮想通貨は通貨としては認識しておりません。ただ、決済手段としての有効性は十分に理解しておりまして、実際に決済手段として利用しております。

fxse.hatenablog.jp

この日、おなじみさん限定記事へ頂いたコメントへの返信で、ビットコインに関して「こうなったら、やるまでです\(^o^)/」と書いているんですが、実は先月分のとある支払いで受け取ったビットコイン、全て換金せずにそのまま持っててみました。分裂騒動で仮に大暴落してもいいやと思っておりましたが、結果としまして、何このクソ相場(笑)。

https://stat.ameba.jp/user_images/20170806/03/fx-sengyo/7e/6b/p/o0600034813998684936.png

儲かれば何でもいいと言うわけでは無く、なんか、こう、理論とか概念とか、何か武装できるものを求めてしまうのは、やはりまだ 「こうなったら、やるまでです\(^o^)/」の覚悟が足りないと言う事でしょうか(汗)。

 


 

さて、昨日のこちら、

ところで、上で赤字にしました「今月は同時に発表がありましたカナダ版雇用統計、カナダ労働力調査」なんですが、先月こんな問題を出したのを覚えておりますでしょうか?

fxse.hatenablog.jp

⇧この引用では、何の事だかさっぱりですよね(笑)。昨日の記事をご覧頂ければ分かるのですが、その「先月出した」と言う問題の部分を、再度引用しておきます。

カナダの雇用統計(Labour Force Survey)が発表される日を正確に回答出来た方には mineo の通信容量 5GBをパケットギフトを使って進呈したいと思います(笑)。分かった方は、コメント欄からご応募下さい。ちなみに、アメリカの場合は毎月12日がキーになってますが、カナダの場合は毎月15日がキーになってます。検索する際のヒントにはなるかと思います。 

fxse.hatenablog.jp

さあ、それでは始めましょうか。 

まず、あちこちに散見しております「カナダの雇用統計は毎月第一金曜日、ただし第一金曜日が月初だと第二金曜日」と言う記載は、全部嘘です。嘘は言い過ぎかもしれませんが間違っております。

以前は確かにそのようになる時もありましたが、現在も以前も、そもそもが第一金曜日に発表とか第二金曜日に発表とかの決まりも無く、集計した翌月の発表とすらルールに存在しておりません。ただ、集計のルールと発表のルールの合わせ技で集計した翌月の発表になり、第一金曜日になる事が多いと言うだけなんです。もちろん、結果として「第一金曜日や第二金曜日の発表になる」と言う事象を記述する事は間違っておりませんし、カナダ政府のホームページでもそのような記載はございます。

ですので、FX業者などで赤字で書いたような説明をしている業者は「他にもコピペでホームページ作ったり、適当に書いている事があるんじゃないの?」と私的には疑ってしまうわけです。

 

 

こちら ⇩ カナダ政府統計局の公式ホームページにあります「Guide to the Labour Force Survey」労働力調査のご案内ページです。

www.statcan.gc.ca

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ 

非常に長大な記載があるページなのですが、ここに「調査の歴史や目的、調査方法、計算方法」に至るまで、労働力調査に関する資料の一切が書かれておりますので仕方ありません。

 

このページの中間くらいに「Section 5: Data collection」と言う項目がございます。日本語にしますと「第5節:データー収集」となりまして、その直下の節が「Interviewing for the LFS」日本語では「 "労働力調査" の聞き取り調査(インタビュー)」となります。

Interviewing for the LFS
"労働力調査" の聞き取り調査(インタビュー)

 

Data collection for the LFS is carried out each month over the ten days following the LFS reference week.
"労働力調査" のデーター収集は、参照週が明けてから10日間に渡り行われます。

 

The reference week is normally the week containing the 15th day of the month.
参照週は、通常は毎月15日を含む週となります。

まずここで、参照週と言うのが毎月15日を含む週だと言うのが分かりました。アメリカの雇用統計において、基準週が毎月10日を含む週だと言うのと同じです。

 

続きまして。このページほとんど最後の方になりますが「Release schedule differences」と言う項目がございます。日本語にしますと「公表日の違い」となりますが、公表日の決定方法がこちらに記載されております。

Release schedule differences
公表日の違いに関して

 

The LFS interviews take place over the ten days following the reference week.
"労働力調査" の聞き取り調査(インタビュー)は、参照週が明けてから10日間に渡り行われます。

 

This is followed by nine days of processing and analysis, enabling the release of the estimates 19 days after the Saturday of the reference week.
その後、続けて9日間で処理と分析が行われ、参照週の土曜日から19日経過後に結果の公表が可能となります。

 

The release usually takes place the first or second Friday of the month.
この公表は、通常は毎月第1または第2金曜日に行われます。

はい、もうここでズバッと解決しました(笑)。

参照週である15日を含む週の土曜日から19日経過すると公表が可能になると言う事で、土曜日の19日は3週間後の木曜日なのですが、19日はまだ19日経過しておりません。よって、19日経過して公表が可能になるのは20日後、つまり「毎月15日を含む週の土曜日から3週間後の金曜日」が、カナダの労働力調査公表日と言う事になります。

 

アメリカの雇用統計発表日の説明で毎度おなじみのカレンダーにしますと、

2017年7月(~8月)
 
            1  
2 3 4 5 6 7 8  
参照週
16 17 18 19 20 21 22 1週後
23 24 25 26 27 28 29 2週後
30 31 1 2 3 4 5 3週後
6 7 8 9 10 11 12  

はい、キレイにまとまりました。 

 

ところが、ところがですね、このルールだけでは解決しない月があるんです。

例えば今年の10月から11月、このルールでカレンダーを作ってみますと、

2017年10月(~11月)
 
1 2 3 4 5 6 7  
8 9 10 11 12 13 14  
参照週
22 23 24 25 26 27 28 1週後
29 30 31 1 2 3 4 2週後
5 7 8 9 10 11 12 3週後
13 14 15 16 17 18 19

 

でも、実際に公表されるのは11月3日の金曜日です。

カナダ政府統計局 ⇨ 2017年11月 労働力調査 リーススケジュール

 

これには、もう一つ変則的なルールが存在しておりまして、上で紹介しました「Guide to the Labour Force Survey」労働力調査のご案内ページに書かれております。

実は今回、その変則的なルールまで含めて最後まで書いたのですが、ふと「コピペされたら癪だな」と思いまして、一旦削除しました(笑)。ヒントは10月9日ですので、労働力調査のご案内ページでカナダのサンクスギビングデー「 Thanksgiving 」なんかを検索してみますと、なんか幸せな気分になれるかもしれません(笑)。

 

おなじみさんは、限定ページで幸せな気分になれるかもしれません(笑)。


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2017/08/04 戦績

 2017/08/04 金曜日 戦績

USDJPY        +289,600円

EURUSD        +467,163円

GBPUSD        +835,863円

AUDUSD         +19,057円

USDCAD         +49,251円

EURJPY        +127,200円

GBPJPY      +1,102,300円

EURGBP         +68,753円

TOTAL       +2,959,187円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +8,385,364円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +7,880,779円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +27,670,020円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +221,048,004円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +764,205,931円

 

昨日「もう今週は雇用統計とかそう言うの、もういいや」とか言って、すいませんでした~~~(笑)。雇用統計の数字が市場予想と比べまして比較的良かったため、割りと値が動きまして、なんか雇用統計で大きな動きは久しぶりでした。

とは言っても、う~ん微妙。比較的強かった数字に米ドル買いの初動こそ若干あったのですが、その先が長続きせず反落。かと思ったところで、日本電気米国家経済会議(NEC)のコーン委員長が「税制改革は、当然だが超巨大企業限定だけど企業が資金の本国還流を行いやすいように計画中」と言う発言を受け再上昇いたしました。当然、企業優遇発言を受けましてダウは上昇、史上最高値を更に更新したわけです。

米国7月 前回値 市場予想(中心値) 結果
非農業部門雇用者数 +22.2万人 +18.0万人 +20.9万人
失業率 4.4% 4.3% 4.3%

 

そして、今月は同時に発表がありましたカナダ版雇用統計、カナダ労働力調査結果ですが、就業者数こそ市場予想より落としたものの、どちらかと言えばより重要な失業率は0.2ポイントも改善しておりました。しかし、アメリカの雇用統計に押されて加ドルの買いは入らずと言った感じです。

ただ、5月から始まった加ドル買いで随分と高くなっておりましたので、今後も原油が上がるとまた加ドルが一緒に買われる可能性もありますので、先月末くらいから入っている調整の流れを継続させられて良かったのかもしれません。

カナダ7月 前回値 市場予想(中心値) 結果
就業者数 +4.53万人 +1.25万人 +1.09万人
失業率 6.5% 6.5% 6.3%

 


 

ところで、上で赤字にしました「今月は同時に発表がありましたカナダ版雇用統計、カナダ労働力調査」なんですが、先月こんな問題を出したのを覚えておりますでしょうか?

カナダの雇用統計(Labour Force Survey)が発表される日を正確に回答出来た方には mineo の通信容量 5GBをパケットギフトを使って進呈したいと思います(笑)。分かった方は、コメント欄からご応募下さい。ちなみに、アメリカの場合は毎月12日がキーになってますが、カナダの場合は毎月15日がキーになってます。検索する際のヒントにはなるかと思います。 

fxse.hatenablog.jp

【おなじみさん限定】ページではご回答頂いている方がおられたのですが、残念ながら正解にはたどり着いておりませんでした。問題を出しましてから約1ヶ月、ちょうど同じカナダ労働力調査の発表があった月初金曜日の戦績報告のエントリーと言う事で、本日回答を発表しようかと思ったのですが、思った以上に昨日の雇用統計が頑張ってくれたために文章作成が間に合いませんでした(笑)。できたら、明日発表したいと思います。

 


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2017/08/03 戦績

 2017/08/03 木曜日 戦績

USDJPY         +71,200円

EURUSD        +130,086円

GBPUSD      +1,163,719円

AUDUSD         +21,328円

USDCAD         +65,434円

EURJPY         +75,100円

GBPJPY      +1,511,600円

EURGBP         +42,281円

TOTAL       +3,080,748円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +5,426,177円

 

月間戦績(08月)

TOTAL       +4,921,592円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +27,670,020円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL     +218,088,817円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +761,246,744円

 

あっ、もう今週は雇用統計とかそう言うの、もういいや(笑)。

 

もうずっと言っておりました、英中銀であるイングランド銀行 BOE の金融政策委員会 MPC が今週の水曜日木曜日の2日間に渡って行われまして、その結果が昨日午後8時に公表されました。

その結果、ほとんどの金融政策と今後の見通し予測が「現状維持」でした。2日間に渡り、英国のみならず国籍を問わずに委任された金融政策の雄たちが、寄って集(たか)って合議を尽くし「現状維持」を決めたわけです(笑)。いや、ここ笑うところではありませんが、実際そう言う事です。 

 

市場予想では、何もかもが「現状維持」だろうとなっておりました。今回、もし「現状維持」であれば「やっぱりな~、とりあえずポンド売っとこ!」になるのは容易に想像が付きまして、超事前準備に余年が無かったわけです。

余裕があれば英国の株式指数である FT100 も買っておきたかったのですが、そんな余裕の資金はありませんので、最初からお引き取り願いしました(笑)。実際のところ上がったには上がったのですが大した事無く、限られてる資金の中での運用ですので余計な事はしないでよかったです。それより、英国の利上げはまだまだ遠いであろう事と瞬間的なポンド下げで、バルチック海運指数 BDI が3%を超える上昇になっておりまして、ポンドの値動きですら足元にも及びません。

さすが、かのバルチックだけあります。ところでこの「バルチック = Baltic 」英語的な発音は全くバルチックでは無く「ボオウルテイツク」に近い発音なんでアメリカ人には全く通じません。ところが英国人にバルチックと言いますと、変にフランス語にいつも対抗意識を燃やしている英国人的にはフランス語発音の「バルテイクッ」に近いため通じてしまうところがトコロテン微妙に悲しい(汗)。私的にはバルチックと聞くと、あの色々とありましたバルチックカレーしか思い出せないのですが(笑)。

 

今回、BOEの公表を受けまして、非常にポンドが激しく動きました。まあ、ポンドはいつもと言えばいつもなんですが、ポンドは対ドルでも他の通貨に対しても値が高いため、同じポイント=pips の値動きをしますと変動率はどうしても大きくなってしまうんですよね。もちろん、今回はpips数も大きく動いたわけですが、それはやはりハードカレンシーの中では最弱と言う理由もあるかと思います。

この表⇩ 国際決済銀行 BIS の公表している資料からなんですが、左側のグラフが通貨毎の世界での取引シェアでして、右側のグラフが通貨ペアでの集計です。

f:id:fxse:20170804072332j:plain

左側のグラフですが、通貨毎の取引シェアですので必ず相対する通貨がありますから、全ての通貨のシェアを合計しますと200%になってます。ですので、米ドルは世界の為替取引シェアの約半分を担ってまして、ユーロが15%強、日本円が10%強と言う事になります。ポンドから下はグラフの目盛りが大きくなってまして、これ、もし米ドルと同じスケールで並べると見えなくなってしまう位だからです。日本円で世界の通貨取引シェアの10%強だったものが、英ポンドでは約6%ほどになってきます。

日本円の下にあります EME と言う聞きなれない通貨なんですが、これは新興国通貨と言うカテゴライズでして、よく「BRICs」とか「BRICs+Next Eleven」とか言われるのと同じとお考え下さい*1。外国為替市場において取引されるそれら新興国通貨の総合計が、日本円と同程度だと言う事です。

そして右側のグラフ、通貨ペアになっているので分かりやすいかと思います。ハードカレンシーと言われるユーロ、日本円、英ポンド、これらの対米ドルとの取引で外国為替の取引は約半分を占めてます。世界190を超える国がある中で、まあユーロは複数の国を跨いでいいるので国数で比較するのもどうかなんですが、それでも対米ドルではこの3通貨だけで世界の半分の為替取引が行われているのが異常とも言えます。

 

BISの資料を出してきたので、ついでなのでこちら ⇩

f:id:fxse:20170804072405j:plain

これは何かと言いますと、外国為替市場における取引種別毎のグラフでして、右側の2016年の円グラフ中 33%と書いてあるのがスポット取引、つまり一般的な外国為替取引です。よく、$1=110.43円とかで取引しているアレです(笑)。

外国為替証拠金取引もこの33%の中に含まれまして、そう、全体から見ると外国為替市場の33%=約1/3の中の更に何割か、いや数%しか外国為替証拠金取引の占めるウェイトはありません。ですので、外国為替証拠金取引いわゆる FX取引が占める外国為替市場での影響力はその程度しかありません。よく「個人が取引するFXの影響力が年々高くなってきて」のような記事も見ますが、仮に10年前に0.1%だったものが1%になったら10倍ですからね(笑)。それと、FXブローカーやFXブローカーの取引先金融機関がカバーしていなければこのグラフに現れない可能性もありますし*2

その先、14%と書かれているのは通貨先物取引です。通貨先物取引は読んで字の如くですので分かりやすいかと思います。さらに次の47%と言う大きなウェイトを占めているのはFXスワップ取引、そして2%とあるのが通貨スワップ取引でして、ここで言うスワップはよくFXで言われている「金利のようなもの」では無く、交換契約を意味します。FXスワップ取引と通貨スワップ取引、この非常に似ている2つの取引はどう違うのかと言いますと、超簡単に説明すると「FXスワップ取引は、将来買い戻す事を前提として行う自己取引」でして「通貨スワップ取引は、取引した時点で通貨の権利をお互いに渡してしまう二者間(あるいはそれ以上)の相対取引」です。全然意味分かりませんよね?(笑)。まあ、そう言うものだと思って下さい。そんな意味不明な取引が、外国為替市場で大きなウェイトを占めているわけです。 そんで、最後の5%がオプションと愉快な仲間たちその他の取引になってます。

 

更に、BISの資料を出してきた、ついでのついでにこちら ⇩ 

f:id:fxse:20170804072421j:plain

BISが資料中で使う通貨記号の凡例ですね。英語表記で "yen" と言う通貨が日本円以外に存在しないからなのですが、日本円だけ "yen" と言う表記でして、全通貨の説明中で一番短くなってます。国名の頭だけ大文字なので、複数国で使う euro を除き、単国通貨としては唯一小文字だけの表記かつ1語だけの表記です。「だから何?」って事なんですが、特に意味はありません。ただ、日本人としては「一番短い」とか「日本だけ」みたいな事に、若干の優越感を感じるだけです(笑)。

 

本日登場しました国際決済銀行 BIS の資料はこちら ⇩
BIS - Triennial Central Bank Survey - Foreign exchange turnover in April 2016   PDF (311KB)

 


 

最近は蛋白淡白な内容が多かったこのブログですが、随分と儲かりますと饒舌になります(笑)。昨日は随分とポンドが逝って行ってくれまして、激しかった(笑)。

 

いろいろな事情や問題がありますので、普段は個人的な通貨の先行き予想とか見解とか、あまり表のブログで書かないようにしているのですが、今回だけ(笑)。これだけ落ちたポンドですが今後はまた上を目指すと思ってまして、若干の調整が出来て良かったかな程度に考えております。個人的な見解ですので、当たるとか当たらないとかその程度の適当な思いつきを話した程度にお考えいただき、決して何かの参考にはなさらないようにお願いします(笑)。

いつも枠外に表示されている⇩コレで、お願いします。

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Thank you

 


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*1:ただし、人民元(CNY)や韓国ウォン(KRW)などはグラフ中に登場しますので除きます。

*2:なぜ可能性なのかと言いますと、NDDと言われる自己ポジションを持たないFXブローカーの場合には繋いでいる先の銀行や証券会社、通常のFXブローカーの場合にはカバー先の銀行なり証券会社が、対顧客ポジションとして外国為替取引の金額に反映している可能性があるためです。