FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2016/10/19 戦績

2016/10/19 水曜日 戦績

 


 

通貨ペア(10/19)
USDJPY      +144,900円
JPYUSD*     +151,906円
EURUSD       +49,226円
USDEUR*      +47,397円
GBPUSD       +78,543円
USDGBP*      +66,707円
AUDUSD       +12,083円
USDCAD       +42,232円
EURGBP       +20,592円
TOTAL       +613,496円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +1,420,293円

 

月間戦績(10月)
TOTAL    +29,886,676円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +296,711,682円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +409,297,957円

 


 

ドル買いなのか欧州売りなのか、あるいは単に円買いなのか、イマイチ判断し難い相場でして、円が買われたのは追加緩和が無いような発言説とか言われてますが、その割には対欧州通貨での円買いはさほど大きく無いような雰囲気でして、ドルに対して売られた分だけクロスで下がっているだけの感じを受けます。まあ、今現在は裁量取引には一切資金が入ってないので、その辺りはどうでもいいのですが。

一方、明らかに元気なのは資源国通貨でした。完璧に原油高に乗じて買われている感じでして、原油価格に関しては OPEC 減産合意の意味が徐々に現れて来ており、原油先物のような値動きが極端に大きく危険な匂いのする取引よりも、資源国に少し分散して通貨買った方がリスクヘッジ的にはいいんじゃ無いかと言うような気もしたり。もちろん、リスク取らないと利益にはなりませんが、そこは専門の方にお任せします。原油劇場に関しては支配人として、舞台に上がるエリックを見守るしかできませんので。

 

あの英国EU離脱を問う住民投票後の混乱で、6月後半もそうなんですが、7月中はもうずっとシステムが高負荷になる時が多く、随分と amazon さんのクラウドコンピューティングサービス AWS を使ってしまいました。

私自身の使っているシステムもそうなんですが、元同僚の皆さんにお貸ししてお金頂いている方のシステムこそ落とすわけにいかないので、AWSを起動させるまでのしきい値を若干低目にしてあるせいもあり、目ン玉飛び出るような請求が来ております。「どこのリッチコンテンツ配信業者の請求書と間違えてるんだ?」ってくらい来ております。それでも、回線使用は極端に少ないので一番高額なデータ転送料金が雀の涙ほどしか来てないのが、せめてもの救いなんでしょうけど・・・

これ、AWSで高負荷分散させるより、自前でサーバー用意した方が年間通して見たら安くなるかもしれません。当然それに対応する人員も必要ですが、タイの監視チームの皆さんが随分と成長してまして、日頃からサーバー で遊ばせて を評価させて おいた甲斐がありました。ほんと、WIndows Server や SQL Server の Evaluation License が 180日なの助かる。

 

本日のエントリー、後半はほとんどの方に意味不明になってしまったかと思いますが、考えてみたら、もともとそう言う方向性も趣旨の一つであったはずのブログだったって、忘れてました。 

2016/10/18 戦績

2016/10/18 火曜日 戦績

 


 

通貨ペア(10/18)
USDJPY       +43,300円
JPYUSD*      +41,287円
EURUSD       +39,605円
USDEUR*      +33,769円
GBPUSD      +184,603円
USDGBP*     +203,191円
AUDUSD       +35,213円
USDCAD       +31,607円
EURGBP       +45,044円
TOTAL       +657,619円

 

週間戦績(当週)
TOTAL       +806,707円

 

月間戦績(10月)
TOTAL    +29,273,090円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +296,098,096円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +408,684,371円

 


 

米CPIでも反応薄いですねえ。もう、前回値や市場予測とほぼ同じ結果では、FRBに与えるインパクトが薄く、既に織り込み済みの年内利上げ予想には反映しないと言う考えなんでしょう。

昨日は、久しぶりにポンドさまさまの日でして、トリガーは昨日発表のあった指標で英国CPIとPPIが市場予測よりも良かった事、思っていたほど小売物価が落ちてなかった事などを好感して、また英国議会関係者から「EU離脱時に、英国とEUはお互い自由に取引条件を決める事が出来るであろう」と言う発言から、ここのところ売り一辺倒であったポンドがジリジリと買われてまして、値動きが乏しい中で貴重な収入源です(笑)。 

まあ、小売物価に関しては、これだけ急に自国通貨安が来れば輸入している物に関して値上げがされるでしょうから、ある意味、当たり前と言えば当たり前なんですけど。

 


 

さて、この記事を更新している最中に、こんなニュースを見かけました。

www.nbcnews.com

ニュースの内容的には、日本ではLGBTと最近呼ばれるようになった英語圏でLGBTQと言われる性的マイノリティーの皆さんのパートナー同士のドメスティックバイオレンスに関するものでして「LGBTの方でDV被害に遭われている方の救済が、通常言われるところの一般的なDV被害者の方と違ってなかなか難しいですね」と言うニュースでした。

このタイトルに入っている「 Unique Vulnerabilities 」の中で、特に「 vulnerability 」と言う単語は一般的にはあまり使われない単語でして、普通はコンピューターシステムなどの「脆弱性」と言う日本語に対応する英語です。それ以外には、一部フォーマルな用法で福祉関係でも使われまして、今回はそちらでの使用になるかと思います。ニュースの意味合いまで含めまして「 Unique Vulnerabilities 」で「特有の弱点」または意訳で「特有の危うさ」と言う感じでしょうか。

ニュースの中身自体は大した事ないのですが、少し考えれば分かる事だったとしても、こうやって意識して文字にしてくれる事によって、当事者にとっては世間に知られる良い機会であったり、何かの一歩になったりするのかなとも思ったりします。

 

日本でも、今は非常にDVに関して色々と法整備がされておりまして、公的機関だけでは無く民間の保護団体や相談出来る先なんかも多くなってきております。ただ、DVと言っても一括りに出来ないのは、それぞれの団体によって得意分野が違ったり、あるいはDVと言う本来の意味である家庭内での暴力と言う枠組みでは無く、単に配偶者間での暴力だけを捉えている事が多いのが日本のDV保護の特徴なのかなと思います。

 

たまにお話ししたりする児童保護関係の方や、それこそDV保護団体の方なんかとも話す事があるのですが、もっとトータル的に「暴力そのもの」を無くす教育や法整備が必要なのでは無いかと思います。近代になって、精神的な圧迫や金銭的な締付けなんかも暴力としてようやく捉えられるようになってきまして、もう少し踏み込んだ内容の対策や対応が出来ないものかと考えたるする事もあったりします。もちろん、一般市民である私が何か思いついても、それだけで社会が変わるわけでも、変えられるわけでもありませんが、考えないよりマシかなって(笑)。

ある種、こう言う問題の対応対策の最先端であろうアメリカでも、まだLGBTの皆さんのDV保護に関してはこの程度なのかと少々がっかりした部分と、今までは誰も気にしなかった分野にまで目を向け始めたのかと言う期待する部分と、複雑な心境です。多分、心のどこかでは一気に解決する方法を探してしまっているのでしょうね。

 

体力的な部分や、それこそ力と言う事に関しては女性は男性に敵わない事が多いかと思います。他にも、妊娠したり出産後など、経済的に男性が支えるしか無いときもあるかと思います。いくら男女平等を標榜しても、性の違いは取り払う事は不可能です。

うちの両親なんか見てて思うのですが、一般的に弱い立場になる女性の方が、家庭内ではよく言われる「かかあ天下」の状態であった方が、割りと上手くいくのかなって。同時に、ただそれに甘えて、女性の方も全てが上であると勘違いしないようにはしないとダメなのかなとも思います。つまるところ、結局はお互いにお互いを尊重、尊敬していくしか無いのかなと。そこに至るには、やっぱり何を置いても教育だよなとなるわけでして。

 

何を書いているのか、何が言いたいのか、これ以上書いても自分自身で分からなくなりそうなので、このあたりで止めておきます(笑)。アメリカのニュースを見て、感じた事でした。

2016/10/17 戦績

2016/10/17 月曜日 戦績

 


 

通貨ペア(10/17)
USDJPY      △24,100
JPYUSD*      △6,558
EURUSD       +36,281円
USDEUR*      +41,056円
GBPUSD       +29,668円
USDGBP*      +12,317円
AUDUSD       +26,482円
USDCAD        +9,031円
EURGBP       +24,911円
TOTAL       +149,088円

 

週間戦績(当週)
TOTAL       +149,088円

 

月間戦績(10月)
TOTAL    +28,615,471円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +295,440,477円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +408,026,752円

 


 

もう、昨日は全然ダメ。ダメさ具合が、日本時間で週末土曜日早朝の、一週間の終わりの終戦処理のお時間……、よりもダメ(笑)。ドル円がマイナス日計だったのって、どれくらい振りでしょうかね? さすがに、日付が変わって本日早朝時間からは、昨晩の米指標鉱工業生産が市場予想より若干悪かった事を受けてか多少のドル売りが入ってきましたが、それにしても(笑)。ごくたまにある「こんな日もあるさ」って事にしておきます。

 


 

さて、全然関係ないシリーズなんですが、最近ヤフーニュースなんかで見たくなくても目に入るニュースにお笑い芸人の方がニューヨークへ来年4月から拠点を移し、1からのスタートをされるとかの記事が出てます。

headlines.yahoo.co.jp

お笑い芸人とか、実はあまり興味が無いのですが、この「ニューヨークで来年4月から」と言う部分に興味がありまして…… 

「ステータス(ビザ)何?」

「そこ?」と言われそうなんですが、いや、気になりません?少し前にも、EXILEのATSUSHIさんがアメリカに留学と言う記事がございました。

headlines.yahoo.co.jp

こちらは、ハッキリと「留学」と書かれておりまして、多分語学学校でF-1(留学)か、あるいは何か各種学校でM-1(就学)か、そんな想像も可能でしょうし、あるいは十分お稼ぎでしょうから既に投資され又はこれから投資されて、現地で法人を管理しながら学校に通うようなスタイルでE-2(投資)と言う可能性もあるでしょう。十分知名度がありますので、非常に低いですが可能性としてはO-1(卓越技能)もありえるかもしれません。

以前から有名人の方がハワイやニューヨークに引っ越しされたりするパターンがございまして、紅白の常連さんとかのレベルですとO-1を既にお持ちの可能性もあったり、あるいは、メチャメチャお金を持っているだけで、単に滞在するだけでしたらB-2(観光)で、ほぼ無条件に入国を認めてくれる可能性もございます。あるいは、飲食店の出店でE-2なんてのは良く使われますし、規模が大きければEB-5(投資永住権)に直接アプローチも可能だと思われます。EB-5もある程度(2億円程度)お金があればさほど難しく無く、1年掛らずにいけそうです。

また、フリーアナウンサーの方でしたら、日本の報道関係の会社と契約してI(報道関係)でしょう。それこそフリーになられるレベルのアナウンサーの方でしたら、名の通った大学を卒業されているでしょうから、留学として行く中には大学院にF-1で留学したりとは別に、J-1(認定交換)で行く方法もあるかと思います。半年程度でしたら、何か文化事業でQ-1(文化交流)も全く無い事もないのでは。 

普通の方が取得するビザで、有名人の方が考えにくいのはH-1B(就労)やL-1(企業内転勤)などでしょうか。ただ以前アナウンス部におられ、ある程度知名度があるが現在は報道関連部署以外に異動されてアメリカに転勤と言う珍しいパターンの放送局勤務の方ですとL-1もあるかもしれません。あと、R-1(宗教活動)も無いかな(笑)。結婚でK-1(フィアンセ)やV-1(永住者の配偶者の特例)なんかですと、逆に結婚と言う報道が先になるのでは無いでしょうか。しかもV-1は時限発給なのでレアだし(笑)。

こう見ると、実はある程度のお金や有名度があると、アメリカに住むハードルと言うのは意外と超えられないものでは無いんです。究極には、DV-1(抽選永住権)もありますし、DV-1に当選した人と永住ビザ発給前に結婚してDV-2(抽選永住権当選者の扶養家族)って言う方法もあるでしょう。

 

今回のピースさん?綾部さん?この方の場合、記事を読むだけでは全く推測が出来ません。お仕事の内容を私はよく存じ上げませんし、収入もどれほどだったのかも。分かるのは、ニューヨークに来年4月からと言うことと、この時期に発表された事。 

全く的外れかもしれませんが、もしかしたら本当にご本人が抽選永住権に当選し、DV-1なのでは無いかとも思ってます。昨年応募の分で当選発表から面接終了まで、早い方ですと今くらいではないでしょうか?DV-1永住ビザが発行されアメリカ入国までのユーザンスは6ヶ月ですので、4月からニューヨークと言うのは良い時期です。また、それ以前に一旦渡米して永住ビザを行使、GC(グリーンカード)発行プロセスを開始して一旦戻ってから完全に引っ越しも可能です。

まあ、ご本人と近くの方しか分かりませんが、芸能記事をこう言う観点から見るのも面白いかと思います。

2016/10/17 月曜日

今日、東京は雨が降っております。1日中ずっと降る予報になってまして、随分と気温が低い1日になりそうです。

もう、秋ですねえ。そう言えば、秋の長雨と言う言葉もありますし、◯◯の秋と言う言葉は割りと多く思いつきます。何で秋だけ特別に「◯◯の秋」や「秋の◯◯」と言う言葉が多くあるんでしょうかね?

春、明らかに暖かくなって冬から目覚める感じが、息吹が感じられる。

夏、明らかに暑くなって夏だと疑う余地が無い。

冬、明らかに寒くなって場所によっては雪が降り、夏との違いを目でも肌でも感じられる。

秋って、意識して「今は秋」と考えないと、感じないと、夏から冬になる境目と言う分かりにくい季節なのかもしれません。だから昔の人は、あえて秋だけ特別に「◯◯の秋」や「秋の◯◯」と言う言葉を多く残したのかも。

 

 

百人一首は和歌ですので、俳句と違い季節を歌う必要はありません。恋の歌が多いのも和歌の性質上ごく普通の事で、それでも多くの歌に季節が散りばめられております。

春- 9首

夏- 4首 

秋-20

冬- 5首

秋の歌だけ突出して多いのは、春は恋の季節、夏は情熱の季節、冬は人恋しい季節、秋以外は全部色恋沙汰(笑)。秋は季節を意識する事で、色恋と言う人の性とは違った、人の知識や意識を刺激してくれる大切な季節なのかもしれません。

 

 

秋を一番感じられるのって、やっぱり紅葉ですよね。「◯◯狩り」と言われる中で、紅葉狩りだけが食べられない狩りです(笑)。

海外でも勿論紅葉はありまして、アメリカなんて特に凄い感じだったりします。 もう、それこそ山全部が燃え上がってるような、街全体が真っ赤に染まるような、そんな感じでして、ちょっとインターネットで画像を検索してもらえれば、圧倒されるような紅葉の写真が山ほどございます。

それに比べると、日本の紅葉は山や街を真っ赤に染め上げるような感じではありません。でも、とっても上品な紅葉で、「赤や黄色の、色さまざまに」と「紅葉(もみじ)」の歌にもありますように、色々な文字通り色が混ざった繊細な紅葉を見せてくれます。

一色で圧倒する( ・´ー・`)どやって言うような海外の紅葉も確かに見応えはあるのですが、紅葉の街を歩いても歩いても変わり行くグラデーションを楽しめる日本の紅葉の方が、見ていて飽きずに私は好きです。

 

 

こうやって、無理やりにでも日本人だって事を意識しておきませんと、ふと自分が何人だったのか忘れちゃう時があるんですよね。

ハーフ特有の悩みと言うのか、生まれ育った国と違う国に住む者の気持ちなのか、私の場合は良く言われるこの2つのどちらにも当てはまらないので分かりませんけど。後者の理由で言ったら、一番は香港人ですからね(笑)。

 


 

さあ、今週は月半ば過ぎまして、前月の各種数値が色々出てくる頃ですので指標が多いです。よく言う PPI CPI 週間です。19日水曜日には、英国版雇用統計である前月失業者数・失業率の発表がありまして、今回はいつも以上に注目されております。私が注目してるんですけど(笑)。

また、20日木曜日早朝には、今週の本丸である米地区連銀経済報告=ベージュブックが公開されまして、この内容が元になり「次回 FOMC どうすんべ」 と言う事になりますので、利上げ!利上げ!USA!USA! となっている現状からしますと、今回のベージュブックは相当な注目点です。期待していると言うより、ちょっと怖い感じ、ドキドキ感がある感じですかね。

 

そんな感じで、せっかくの秋ですから楽しみながら、今週もがんばってまいりましょう。 

2016/10/15 戦績

2016/10/15 土曜日 戦績

 


 

通貨ペア(10/15)
USDJPY       +28,000円
JPYUSD*      +19,726円
EURUSD       +61,543円
USDEUR*      +85,214円
GBPUSD       △7,281
USDGBP*      +14,060円
AUDUSD       +11,401円
USDCAD       +21,543円
EURGBP      △16,058
TOTAL       +218,148円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +4,540,146円

 

月間戦績(10月)
TOTAL    +28,466,383円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +295,291,389円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +407,877,664円

 


 

毎週の事ですが土曜日の戦績は、日本時間で土曜日深夜0時に日付が変わってから早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。

 

まあ、特に目立った何かは発生しませんでした週末のニューヨーク時間でして、FRBのイエレンおばちゃん議長が講演でちょろちょろパッパと何か仰ったようで若干の調整がありましたが、想定の範囲内です。と言うか、そもそも薄商いの中で議長講演が変な影響を与えると収拾がつかなくなるので、その前に終了させた感じです。

一部で「非常に注目」とか言うニュースを流していたメディアがあったようですが、議長の講演なんてしょっちゅうですし、イエレン議長は講演での内容を事前によく精査している方ですので、全く予想もしていなかったサプライズが発生する事は稀です。それより、タカ派な地区連銀総裁の突発的な発言の方が瞬間的な市場に与える影響は大きいでしょう。イエレン議長の講演で重要なのはサプライズよりも、むしろ内容をよく吟味した上で、今後の方向性をどう示唆しているのか推し量ることにあります。

とは言え、それでもニューヨーク金曜夕方の薄商いの中で、瞬間最大風速が高くなる事があるのは否定しませんので、 システムは止めたんですけどね。結果として、止めておいても止めてなくても、大して変わらない感じでしたけど(笑)。

 


 

さて、全然関係ないシリーズなんですが、最近ある人と非常に数学的な話しで盛り上がっております。そのある方、アレックス、エリックに次いでこのブログに登場する、私の元勤務先の同僚でして、Amelia(アメリア)さんです。あっ、ちなみに何度も何度も言ってるんですが、アレックスは日本人ですんで。日本語名は "サトシ" とか "タケシ" とかそう言うごくありふれた名前です。

アメリアと言う名前から、分かる方には分かるかと思いますが女性でして、これ分かる方には「なんで?」と思うかもしれませんが、日本人にアメリアと言って女性だと分かる方は意外と少ないんです。男性が冗談で自分の名前をアメリアと名乗っても、割りと信用されてしまいます。

 

このアメリア、私なんかよりも全然純粋な数学者でして、と言うか私は数学者じゃ無かった(笑)。ただ、コンピューターの実践と言う部分で私の方がアメリアよりも若干上位に君臨しているため、君臨しているため*1相談されるおこぼれがある程度です(笑)。 

ちなみにアメリアは結婚しておりまして、旦那さんは全然金融や数学には関係無い、レストランで働く店員さんです。ええ、よく世間であるようなレストランの経営者でも無く、アメリアが独身時代に行きつけだったレストラン、と言うかダイナー(大衆食堂)の店員さんです。そこで、今でも旦那さんは調理から給仕までする店員さんをしておりまして、家で家事の一切をしなかったアメリアは足蹴くそのダイナーに通っていた事で旦那さんに見初められ、そして口説かれ「まあ、この人でいいか」と、結婚した感じです(笑)。

もともと同業者とは結婚するつもりが無かったアメリアでして、理由は「絶対に数学や金融の事が家庭に持ち込まれるから」だそうです。ええ、おおよそ間違っておりません。ダイナーで働く旦那さんは、家でもアメリアの好きな料理をしてくれて、結婚後も大変満足しているようです。 

ちなみに、本当に普通の北米のどこにでもあるようなダイナーの店員さんですが、非常に愛想が良くて旦那さん目当ての常連客も多く、常連客である金融会社で働くバックオフィスの方と比べても悪くない収入があったりしまして、さすがアメリカ。結婚してからアメリアも知ったそうなんですが、お店で着ている洋服なんかは、あえて古着にしてるんだそうでして、理由は「メインのお客さんである金融街の人達に格下だと思わせて、愛想よくしてよりチップを弾んでもらうこと」だとか(汗)。 確かに、金融の人たちってある意味バカなので、少し愛想いい行きつけの店の店員さんにだと、ボーナス出た後とかでチップ100ドルとか平気で渡しちゃいます。そんな常連客を100人持ってたら、金融街のボーナス時期にチップだけで100人で1万ドルですからね。当然、常連客なんて100人や200人じゃ無いでしょうし、中には100ドルどころじゃ無い神様へのチップを払ってくれる人も*2

あれ?これ、なんでアメリアの旦那さんの自慢話になった?(笑)。 

 

最近何をアメリアと話してるのかと言いますと「ブロックチェーンは今後広がらないで収束するね」と言う事です。ブロックチェーン、一番有名なところではビットコインで使われている理論です。聞いたことあります?

よく、ブロックチェーンはビットコイン発祥と言われますが、これは間違いです。ビットコインが世の中に出てくるくらいまで、この理論を実践する事が可能な速度のコンピューターが、世の中に普及していなかったと言うのが正解でして、理論的には随分と昔から考えられてました。数学の世界ではこんなのゴロゴロしておりまして、私がトレードで使っている仕組みも、90年代には理論的にしか不可能なものでした。

以前、ブロ友さん限定の記事で書いたのですが、ちょっとだけ抜粋しますと

*******と言う方式でして、これ、私が英国の大学で金融工学の修士を取るべく学んでいた1990年代中頃には既に研究されていたものです。凄い大雑把に言いますと「今の値動きに似ているチャートパターンを、過去の値動きのチャートパターンから探してきて、将来を予測する」と言う事です。私の修士論文はこれでして、実は工学系の修士論文では通常はありえない「現時点では理論的にしか成立しない」と言う結論の論文です。

すいません、伏せ字の部分は論文検索すると出てきそうなんで(笑)。えっと、そう言う事でして、数学の考えと言うのはコンピューターで処理可能なレベルを遥かに超えた部分まで行っておりまして、コンピューターの能力が追いついてくると実装すると言う感じです。私のトレードシステムの場合、恐ろしいほどのマシンパワーでデータベースの高速検索が可能になった事で実現できましたが、いまは更にビックデータとして扱うようにする事で、更に飛躍的に処理が加速する可能性があります。

 

話しをブロックチェーンに戻しますと、 アメリアと私の共通した見解として「ビットコインをブロックチェーン上で改竄する事は可能」と言うものです。ええ、今のビットコインのシステムを根幹から揺るがす事態でして、善意の参加者に支えられるブロックチェーンの仕組みは将来的に安全に使う事は困難だと思われます。

10年後を予測するのは非常に難しい世の中でして、ブラックベリーが発売中止になる世の中は10年前の隆盛を誇っていた時代に誰が予測したでしょう。中学生ですらスマホを持つ時代、月額1,000円も出さずに格安SIMが持てる時代、通話料無料で何時間でも世界中でVOIP技術で話せる時代です。

ただ、先の10年後20年後の技術は、確実に現在や "一昔前" の技術を足場にして出来ていくでしょうから、仮に将来ブロックチェーンが使われない技術になったとしても、いま使われている技術や使い方、法的な問題も含めて、全く無駄になる事は無いと思います。少なくても、ブロックチェーンによるビットコインが出てきたお陰で、緩和された規制や事実上容認された取引方法など、影響は計り知れません。 

 

アメリアが考えてる理論、ブロックチェーンを使わずに、中央コンピューターも用意せずに、安全にしかも素早く真贋判定が可能な仮想通貨の理論でして、根底になるアルゴリズムや計算式も見せてもらいましたが、これはもしかしたらブロックチェーンの上に行くのではないかと、久しぶりにちょっとゾクゾクしております。ただし、今現在のコンピューターでは処理能力が遅すぎる感じでして、少なくても最近のGPUとXeonプロセッサーを積んだデスクトップパソコンと同じレベルの処理を、スマホで出来る世の中になりませんと、実現困難な理論です。

が、私の理論が20年経たずに実現可能になったように、ブロックチェーンが実現可能になったように、アメリアの考えてる理論が実用可能になる時が来るかと思います。そのタイミングで、その理論を世の中に放出するのは数学者の仕事では無く、今度はマーケッターなりコマーシャルバンカーの仕事でしょうから、タイミングよく繋げられるかどうか。

そして、必ずアメリアが考えている理論も古い考えになる時が来るはずですので、実際に最先端として使える賞味期限は限られていると思います。そこに、きっちりハマれるかどうか、少しでもタイミングを逸すると前世代の理論になってしまいます。

 

昔は数学はお金にならないとか言われましたが、今は数学が一番お金になるかもしれません。これも、世の中が変わってきた "せい" なのか "お陰" なのか。 

 


*1:ミスタイプでは無く、重要な部分なのであえて2度入力して太文字にしておきました。

*2:tips for jesus と言って、何か良い事があった時、例えば結婚したとか多くの利益を上げたとかの日に、非常に高額なチップを払う事があったりします。